囮捜査 (Pixiv Fanbox)
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旅客輸送宇宙船にて発生している痴漢被害が悪質であり、それの囮捜査を行うことになったガウラ。
「君のような超一流の戦士に、こんな捜査を手伝ってもらうなんて申し訳ない」
「いつも任務のサポートをしてもらっているから気にしないでくれ」
仲間からの申し訳なさそうな通信にガウラは気遣い答える。通信はテレパシーと同じ要領で、実際に声を出さなくても行える最新鋭の装置を使用している。
「念のため、君が最強の戦士ガウラであることがバレないように認識阻害の機能も付いているから、乗客や犯人たちに覚られることはないだろう」
本来このような囮捜査に向いていない知名度抜群のガウラが、担当しなくてはいけないほど人手が足りていないのだった。宇宙は広いのだ。
そうこうしているうちに身動きがとれないほど乗客で満たされていった。
そしてさっそくガウラの周りで動きがあった。
示し合わせたかのように次々とガウラの身体をまさぐり始める複数の手。しかもその行為はかなり堂々と行われている。
(なるほど…いつの間にか犯人たちに囲まれていたわけか…)
(これならまとめて捕まえて…)
「待ってくれガウラ。この痴漢集団たちには主犯格が存在していて、そいつは用心深くてね」
「そいつが尻尾を出すまで耐えてもらえないかい」
「なに…こんな不埒な連中に好き勝手させなければいけないだと…」
「…耐えるのには慣れている。任せてくれ」
あまりにも堂々とした犯人たちに一瞬怒りを覚えたガウラだったが、作戦の主要を理解し、怒りを抑え耐えることにした。
一切抵抗しないことをいいことに、それからしばらくガウラの身体をまさぐる行為は止まらず、おしくらまんじゅう状態で体温が上がり汗ばみ始めた。
「お姉さん、こんなにされても抵抗しないなんて愉しんでる?」
「ここ湿ってきたよ」
「先っぽ固くなってきてるね」
「肉厚で触り心地最高だよ。何かスポーツやってる?」
犯人たちが好き勝手に話しかけるが、すべてを無視するガウラ。
(腹が立つが、こういう連中は反応を楽しんでいる…)
(無視して耐えるのみ…)
それからしばらく時間がたったが、主犯格はなかなか現れない。
そのまま終点へ到着する。
「まだ主犯格は現れないのか…?」
「言いにくいのだけど、もしかしたら今回は現れないかもしれないね…」
そう伝えられたガウラは、この場にいる犯人だけでも捕まえようと考えるが、騒ぎを起こすと主犯格は雲隠れしてしまうと言われ、しぶしぶ周りの犯人を見逃すことになった。
この一件以降、犯人確保のために進んで囮捜査に志願するようになるガウラだった。
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