異次元の贄 (Pixiv Fanbox)
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エナジーワイヤーを操る敵性異星人に捕らわれたアルメリア。
体を縛られ、宙吊りになったアルメリアの直下には異次元へのゲートが開かれている。
「こんな小細工して!正々堂々戦いなさいよ!」
「相変わらず生意気だね…僕が直接お仕置きしてあげたいんだけど、あちら側から依頼があってね…」
異星人は異次元側と取引を行っており、生け捕りにしたアルメリアを差し出す手筈になっていた。異次元ゲートからはあちら側の住人の触手が伸びている。
「僕もキミのこと気に入っていたんだけど仕方ないね…ほら、たくさんお迎えもきたよ」
「勝手なこと言って!」
(まずい…異次元に連れていかれたら自力で戻るのは不可能だわ…)
(なんとかこの触手を焼き払って…)
「まだ希望をもってるみたいだけど、僕のエナジーワイヤーすら切れない君の力じゃ無理だよ」
そうこうしているうちに触手は一斉にアルメリアの身体に絡みついた。
「なにこれ…!力が抜けちゃう…!」
ただの触手に見えるが、異次元の上位者の末端。
並大抵の力では一切の抵抗ができず体の自由が奪われてしまう。さらには感覚など全てを支配され都合がいいように改造されることもある。
品定めが終わったのかアルメリアの身体が触手に引き込まれ、異次元ゲートに沈んでいく。
「あちらの住人の力は圧倒的だね…」
こうなってしまったらもうおしまいだ。
アルメリアが助かる可能性は万に一つもない。
「あちらの住人がキミに何をするか想像もできないけど、きっと僕のお仕置きなんて生ぬるく感じるだろうね…」
「あ゛ぁ!!いやぁ!!」
少し名残惜しそうにする異星人の言葉はアルメリアにはもう届いていないようだった。
そして、エナジーワイヤーを引きちぎるように異次元のゲートが閉じアルメリアの姿が消える。
「さようなら、アルメリア…」
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