人生交換ゲーム (Pixiv Fanbox)
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(そろそろ寝るか~)
電灯の消えた、真っ暗な寝室。高校三年生の藤原幸一(ふじわら こういち)は、手に持っていたスマホを枕元に置くと、大きく伸びをして小さく唸った。
ただでさえデカい体の面積が増して、スチール製のパイプベッドがギシギシと悲鳴を上げる。
時計の針は夜の十時を回ったばかりだが、明日も早朝からラグビー部の朝練があるため、なるべく早く寝て体力を回復させておかないといけない。毎日グラウンド内を駆け回り、男同士でぶつかり合ってばかりだが、体を動かすのが好きな幸一にとっては苦痛ではなかった。
今年こそはラグビーの華である花園出場を狙いたいし、今のメンバーならそれも可能かもしれない。
夢うつつの状態で、幸一がウトウトとしていると、不意にスマホから通知音が聞こえてきた。
『おめでとうございます! あなたは、人生交換ゲームの対戦相手に選ばれました』
「……なんだ?」
スマホの画面には意味不明なメッセージが表示され、いくら画面をタップしてもフリーズしたかのように反応がない。気味が悪くなって電源ボタンを押してみても、電源は落ちなかった。
室内が漆黒に包まれているせいで、まるでホラー映画の世界に迷い込んだみたいになってくる。
とりあえず、明かりを付けて落ち着こう。そう思って立ち上がろうとしたとき、幸一は眩暈を起こして──、次の瞬間には辺り一面が真っ白な空間に飛ばされていた。
***
前を見ても、横を見ても、後ろを見ても……真っ白だ。何もない、そして誰もいない。おまけに見下ろすと、幸一は全裸だった。これまで鍛えまくったおかげで、盛り上がった胸板に腹筋。ぶっとい両足に、高校生にしてはデカいズル剥けのチンポ。
これまでにもこういう訳の分からない夢を見てきたことはなくもないし、きっとこれもそのうちの一つなんだろう。
自身の心を落ち着けるためにそんなふうに考えていると、幸一から少し離れた場所に、いきなり彼の父である藤原真司(ふじわら しんじ)が現れた。
「お、親父っ?!」
「……幸一か?! こりゃ、いったいどうなってんだ?! しかも、俺もお前も、すっぽんぽんじゃねえか!!」
真司の言う通り、彼も幸一同様、服どころかパンツさえ穿いていなかった。中年太りで腹回りは少し緩くなっているものの、消防士として普段からトレーニングを積み重ねて作り上げたマッチョな体は、伊達ではない。それに、幸一よりも存在感のある極太チンポ。幸一は慌てて目を逸らしたが、真司の方は全然平気そうにしている。男臭い職場で働いているせいか、裸になることに対して恥ずかしいとかはないのかもしれない。
どうやら真司も何が起こっているのか、さっぱりわからない様子だった。幸一たち親子がこの不可解な事態について首をひねっていると、さらに離れた場所に二人の男の姿が現れた。
「あっ……、お前、満じゃねえか!」
磯部満(いそべ みつる)、幸一の通う高校のクラスメートだ。同じクラスで毎日顔を合わせているものの、幸一は彼とはまともな会話をしたことは一度もない。あいさつくらいならしたことがあるが、満から返ってくる声はいつも小さくて、幸一が聞き取れたためしがなかった。
ちなみに満は、幸一より頭一つ分近く背が低いのにもかかわらず、体重があるのかかなりの肥満体型だ。そんな彼のさらに奥にいるのは、満と顔がよく似た、これまた太った中年男性だった。
満の父親なのだろうか? もしかして、この異様な状況の元凶は満か? そう幸一が満の方へと視線を向けると、満と満の父親らしき男はニヤニヤと薄気味の悪い笑みを浮かべた。犯人は満だ!そう確信した幸一が口を開こうとした瞬間、足元に巨大なすごろくのようなボードが出現し、彼の頭の中に直接何者かの声が響いてきた。キンキンと耳が痛くなるような不快な声、それでいて抗うことのできないような高圧的な声。
『これからあなた方には、人生交換ゲームを行っていただきます』
不意に幸一たち四人の頭上に、ゲームのステータス画面のようなものが表示された。
『藤原幸一 職業 : U高校三年生のラガーマン 年齢:18歳 身長 : 185cm 体重 : 98kg 特徴 : 彼女持ち』
『藤原真司 職業 : 消防士(消防士長) 年齢:42歳 身長 : 187cm 体重 : 112kg 特徴 : 性欲旺盛・巨根』
『磯部満 職業 : U高校三年生のホモ 年齢:18歳 身長 : 162cm 体重 : 105kg 特徴 : 根暗・入れ替わりフェチ』
『磯部守彦(もりひこ) 職業 : 土木作業員 年齢:45歳 身長 : 165cm 体重 : 110kg 特徴 : バイ・バツイチ・過保護』
幸一だけでなく、どうやら真司の体も言うことをきかなくなったようで、幸一たち四人はそれぞれ地面に現れた四つのボードの上に移動させられた。マス目にはイラストや文字が描かれているが、文字がやたらデカくて読みづらい。ただ困惑することしかできないでいると、上から巨大なサイコロが降ってきて、幸一はそれを反射的に受け止めた。小さめの冷蔵庫くらいのサイズはあるが、重くはない。
『それでは、人生交換ゲームスタート~~!!』
何もない空虚な空に大玉の花火が上がる。何言ってやがる。誰がこんなおかしなやつの言うことを聞いてやるものか。そう心に決めた幸一だったが、彼の心とは裏腹に手元が勝手に動いて、サイコロが地面に転がり落ちた。
【藤原幸一、三マス進む】
「あっ……、足が勝手にっ……!」
抗おうとしても、無理やり幸一の足が歩みを進める。一歩、二歩、三歩。そうして彼の止まったマス目に書かれてあった言葉は──。
【磯部満。中一の時に初めての射精。父親譲りの皮被りで、チンカスが溜まりやすい短小包茎チンポ】
そんな文章を目にして、幸一はキョトンとするしかなかった。だが次の瞬間、彼の股間が激しく蠢きだした。幸一は包茎ではない。それに日本人男性の平均よりも巨根なほうだ。それが見る見るうちに縮み始め、亀頭が包皮で覆われていく。それにつられてキンタマも小ぶりになる。自分の体の一部が急激な速度で変化していくという、あまりの光景に幸一は恐怖するしかなかった。やがてその動きが収まり、股間に手をやってみると、そこにあったのは親指くらいの小さな皮被りチンポ。さっきまでの彼のモノとは、まるで違っている。さらに恐ろしいことに、皮の中でムズムズとした感覚が芽生え始め、次第にそれは膨張していき……、やがてそれは幸一の脳天を貫いた。
「うっ……!!!!」
──ドピュッ!!! ビュルルルーッ!!!
幸一は思わず、その巨体を大きく仰け反せた。彼女との初セックスのとき以上のオーガズム。今まで感じたこともないような快感に、腰が砕けそうになる。そして、その勢いのまま皮の中に大量の精子が放たれた。小さくなった亀頭が、皮の中でビクンッビクンッと脈打ちながら、射精が止まらない。硬く窄まった皮の口から、ドロリと濃厚な白濁液が溢れ出してくる。幸一の頭の中は真っ白になり、全身から力が抜けていった。
*
『次は、藤原真司のターン』
冷酷な声が天から響く。抗おうとした真司の両手に、やはり否応なく巨大なサイコロが握らされた。屈強な腕も言うことをきかず、まるで糸で操られる人形のように振り上げ、放り投げてしまう。
【藤原真司、五マス進む】
ピタリと真司の目の前でサイコロが止まる。その瞬間、彼の身体は幸一の時と同じように勝手に動き出し、重い足どりで五歩を進めていった。
【磯部守彦。生まれた時から、大人になるまでずっと一重まぶたの悪人面。デブ男で体臭がキツイ】
「なっ……!」
驚愕の声を発した途端、真司の顔がぐにゃりと歪んだ。精悍だった彼の頬と顎のラインに肉が付き、肌は荒れ、鼻梁は潰れて広がっていく。鋭かった眉毛はぼさぼさに乱れ、唇は乾いて腫れぼったく膨らんでいく。
「か、顔がっ! 俺の顔がぁぁぁっ!!!」
その叫びも、変形していく口元からはどこか締まりのない響きに聞こえた。女性だけでなく、男性からも憧れられてきた男らしい真司の顔が、見るも無残なオヤジ面へと変わり果てていく。さらに鼻の穴が広がり、脂ぎった汗が額に吹き出した。
「ひぃっ……! やめろぉっ!! 元に戻してくれぇっ!!」
絶望の声と共に、真司の声帯も変わり始めていた。低くて渋い声は、不快な野太くガサついた響きに取って代わられてしまった。
「お、親父……」
オレの親父なのに……、これまでずっと尊敬してきた大好きな親父なはずなのに……。父親の顔がブサイクな別人のモノになってしまったという事実は、息子である幸一にとってどうしても受け入れられなかった。おまけにこれまで以上に汗の匂いや体臭がキツくなっており、そんな姿を見るだけで胸の奥に嫌悪感が湧き上がってくるほどだった。
『次は──磯部満のターン』
幸一や真司と違い、天からの声に、満は抵抗など微塵も見せない。むしろ待ち望んでいたかのように両手を差し出し、上から降ってきたサイコロを受け取った。
「ふひひっ……。来た来たキタ~~ッ!!!」
満は力いっぱい腕を振りかぶり、サイコロをぶん投げた。
【磯部満、六マス進む】
駒が進んだ先に浮かび上がった文字列を見た瞬間、満の顔が歓喜に歪んだ。
【藤原幸一。運動神経抜群で、高校一年からラグビー部でレギュラーに。誰もが見惚れる屈強な肉体】
「うっひょおおぉぉぉっ! サイコーーーッ!!!」
絶叫する満の身体が、ビクンビクンと揺れた。身長162センチ、体重105キロの通常ではデブとしか言いようのない身体。弛んだ脂肪で覆われた彼の肉体が、激しく脈打つように震え始める。
ぷよぷよと垂れ下がっていた腹が、体の内側に押し込まれるようにして引き締まっていく。筋肉が詰まった太い腕に浮かぶのは、力強い血管。肩幅はぐんと広がり、背骨がきしむ音と共に身長が伸びていく。
「ぐ、ぐひぃぃぃっ……こ、この感覚ぅ……たまんなぁぁぁいっ♥♥」
たちまちそこに現れたのは──ラガーマンとして鍛え上げた幸一と同じ、身長185センチ、体重98キロの逞しい体だった。胸板は鎧のように厚く、大腿筋が盛り上がる。筋肉が張り詰めた脚に煌めく汗の滴は、美しく見えるほどだ。丸太のような両手足は雄々しく、爪の先まで研ぎ澄まされている。
「はぁ……はぁっ……、ふひひっ……♥ これが……幸一くんのカラダ……!!」
満の表情は蕩けていた。幸一そっくりの身体を指先で確かめるように撫で回し、恍惚と息を吐く。
「すっごいなぁ……! このカラダ、ほんとカッコいい……! やっぱり幸一くんって、サイコーだよぉっ♥♥」
興奮した満は、皮を被ったままのちっさいチンポをぴくぴく震わせ、胸や腹を愛おしそうに撫で回し続けた。満の瞳は欲望に濡れ、その指先が執拗に【藤原幸一】の肉体をなぞっている。
「はぁ……はぁ……、いい……いいよぉっ! もっと……もっと幸一くんの体を、ボクのモノにしてやるんだぁ……♥」
これまでの人生で、幸一は初めて【恐怖】という感情を覚えた。こんなことってあるのか? 彼が子供のころに読んだ漫画で、主人公が敵と身体を入れ替えられる漫画があった。その時は、今後の展開が気になるだけでワクワク感しかなかったけど……実際に自分が体験すると、こんなにも不気味で怖いものなのか……!
「おいっ、そこのガキッ!! 俺らに一体何をしやがったんだっ?!」
すっかり声が変わってしまった真司が吼える。しかし満は気にも留めず、うっとりとして小さなチンポを震わせるだけだ。そうなったら、あとは満の父親らしき男に答えを求めるしかなかった。
「ふひっ……! わたしは磯部守彦、満の父親です。実はですね……わたしと満は【人生交換ゲーム】というゲームに応募しましてね」
(人生交換ゲーム……?)
「人生交換ゲームってのは何かって……? まぁ簡単に言えば、こんな感じのすごろくゲームを体験しながら、選択した相手とお互いの身体だけじゃなく、人生までもを交換できるという素晴らしいゲームのことですよ」
守彦はにんまりと笑みを浮かべながら、満の変貌した姿を愛おしそうに眺めている。それは単なる父親としての愛情ではなく、明らかに異常な執着を感じさせる眼差しだった。
「満ちゃんも大きくなったなぁ。もう高校生だもんなぁ。最近は生意気になったけど、やっぱりわたしの自慢の息子だぁ。わたしに似てチビでデブだったけど、立派な体格に育ってくれて嬉しいよぉ」
「はぁ……はぁっ……パパ、やめてよ。……僕の今の体は幸一くんのカラダなんだ……っ! パパになんて似てないんだからっ……♥」
満は顔を赤らめ、熱い吐息を漏らしながら父親に向かって訴える。しかし、その口調にはどこか陶酔したような甘さがあった。
「あぁ……そうだったねぇ。今の満ちゃんは、幸一くんのカラダだったねぇ。ふひっ……! でも満ちゃんは、わたしの自慢の息子だよぉ。わたしに似て優秀で、可愛くて優等生の満ちゃん。だからわたしも、満ちゃんに相応しい【パパ】に生まれ変わろうと思ったんだ。理想の父親像と人生を交換できるなんて、最高じゃないかぁ!」
守彦の言葉に、満はうっとりと目を細め、自分の肉体を撫で回す。その姿を見て、幸一の背筋にぞくりと悪寒が走った。満の顔には恍惚とした表情が浮かび、その目はどこか狂気を孕んでいるように見える。
『次は──磯部守彦のターン』
声が落ちた瞬間、守彦の手にサイコロが収まった。
サイコロは宙を舞い、盤上に転がる。
【磯部守彦、四マス進む】
止まった先に浮かんだ文字は──
【藤原真司。大学卒業後、消防士に。屈強な肉体。厚い胸板と広い背中、みなぎる精力】
「お……おお゛お゛ぉっ……♥♥」
守彦の喉から獣じみた呻き声が洩れる。身長165センチ、体重110キロ。太い筋肉の上に脂肪が乗った土木作業員の体型が、ボコボコとうねり始める。
腹の贅肉が押し潰されるように消えていき、代わりに浮かび上がるのは腹直筋。胸板がぐんぐん厚みを増し、肩が張り出す。太腿には鉄板のような筋肉が張り付き、二の腕は女子の腰くらい太くなった。
「ぐっ……ふふふっ……! イイ゛ッ……♥」
守彦の声が地を這うような低音へと変質していく。顔までは変わっていないが、首から下が変わったことで、真司に近い声色になったようだ。町の人たちを守るためにずっと鍛え抜いてきた【藤原真司】の筋骨隆々の体は、そっくりそのまま守彦に盗まれてしまった。
「デヘヘッ! これだぁっ……! わたしが求めていたのはこれだよぉぉっ♥♥」
興奮のあまり、守彦は汗まみれの身体を抱きしめ、鼻息荒く悶える。
「現役消防士の身体! これこそまさに、満ちゃんのパパに相応しい、男の中の男の肉体だぁっ……♥ うわはははぁっ!!」
満同様、守彦の包茎チンポも小刻みに揺れ、その皮の中からは透明の糸が引いている。【藤原真司】の肌の表面から放たれる熱気とフェロモンに当てられ、守彦もまた完全にその虜となっていた。
*
『さあ、楽しい楽しいゲームの二巡目だよぉ~♪』
無情にも、再び落ちてきたサイコロが地面に転がり、マス目の上を幸一の身体が動いていく。
【磯部満の性癖。小学四年生の時に読んだ漫画の影響で、男同士の身体が入れ替わる状況に興奮するようになる】
「な、なんだそりゃ?! あひっ……♥」
突然、幸一の脳みそが、大きな手でこねくり回されたような、優しくマッサージされたかのように気持ち良くなる。記憶によみがえるのは、さきほど幸一も思い出した、超有名な少年漫画のエピソード。主人公と敵の肉体が、敵の不思議な能力で入れ替わるというやつだ。急に幸一の中で、男同士の身体が入れ替わるという行為に、熱烈なまでの劣情が湧き上がる。興奮して、満のモノと入れ替わってしまったばかりの彼の股間が熱くなる。
「こ、幸一、大丈夫か?!」
すぐそばから濁声のおっさんの声が聞こえてくるが、全然大丈夫ではない。今の異様な状況は、まさにあの漫画の状況と酷似している。他人には自分の肉体の一部をコピーされ、自分には望まない人間の一部をペーストされる。ついさっきまでは不気味で仕方がないと思っていた今の状況が、今はどうしようもなく興奮してしまう。チンポだけじゃなく、全身を満のモノと交換してしまいたい。そんな狂気じみた欲求が抑えきれずに、幸一はその場で蹲った。
『次は──藤原真司のターン』
「も、もうやめてくれぇッ! 嫌だあぁぁぁぁっ!!」
「ふひっ、やったぞ。うへへへへ♥」
幸一が頭を抱え、欲望と理性の間で葛藤しているなか、ゲームは順調に進んでいった。二巡目の結果、真司の体は守彦そっくりになり、満の顔は幸一そっくりに。そして守彦のイチモツは真司そっくりになった。もはや真司と満は、男の象徴以外はそれぞれ、【磯部守彦】と【藤原幸一】に瓜二つになっていた。一部以外は自分そっくりになった満、巨根なだけで背の低いデブになってしまった父親を見てしまうと、幸一の短小包茎チンポがさらに疼いてくる。幸一は両手でチンポを包み、皮を剥いて擦り始めた。幸一の皮の中から、チンカスのツンとした臭いが漂い始める。
「やめろっ……! 幸一っ!! そんな汚いチンポ、弄るんじゃねえっ!!」
真司が悲痛の叫びを上げているが、もはや幸一の耳には入ってこない。いつの間にか、ターンは三巡目に入っていた。シコシコとチンポを擦り続ける幸一の体に、落ちてきたサイコロが当たって地面に転がる。センズリをこきながら、マス目を移動する幸一の巨体。
【大当たり〜♪ 一発逆転、全身交換!! 豚に似たブサイクな顔に~、低身長でおデブちゃんな磯部満のカ・ラ・ダ♥】
「んあ゛ぁぁぁぁぁぁっっっ♥♥♥」
チンポ以外は理想的な男性像だった幸一の肉厚な体が、急速に縮んでいく。目線がどんどんと低くなると、185センチあった身長は162センチとなり、みっちりと詰まっていた筋肉が脂肪へと変わっていった。おまけに顔面も一気に豚面へと変形し、男なら誰でも憧れるような姿が一瞬でブ男の小太りへと変貌を遂げた。顔に付いた肉がブルブルと揺れ、顎のラインは二重になった。
「うへっ……げへへっ……♥」
幸一の口から、豚の鳴き声にも似た声が漏れ出る。彼の頭の中は混乱していた。自分の体がどうなってしまったのか理解できないが、全身には稲妻のように快感が駆け巡っている。
「はぁ……はぁ……。きもちいいっ……♥♥」
幸一に現実を知らせるかのように、彼の目の前に全身を移す鏡が現れた。そこに映ったのは、醜悪で見るも無残な自分自身の姿。しかし【入れ替わり】に対してのフェティシズムに目覚めた今の幸一にとっては、それが堪らなく性的な興奮を掻き立てる。
「あぁ……! これが今のオレの姿♥ こんなにもデブでブサイクで……、体もくっせぇぇッ♥♥」
幸一は涎を垂らしながら、チンポの皮を弄り倒した。幸一の心と【磯部満】の肉体は、恐るべき速さで馴染んでいき、ますます敏感になっていく。乳首を引っ張ると胸全体がビクビクと反応する。その刺激に耐え切れず彼の肉棒はさらに膨張した。
「あへっ……♥ はひっ……♥」
『さあさあ! 残るは三人だよぉ! みんな〜! ラストスパートの準備はできてるかなぁ?!』
天から響いてくる声に促され、三巡目の続きが行われる。真司のチンポは守彦のモノそっくりに変わり、満のチンポは幸一そっくりになった。最後は守彦のターンだ。
【誰もが見惚れる、ダンディーな消防士、藤原真司の顔】
「こ、これでわたしも、完璧で理想のパパに……♥♥」
悪人面の守彦の顔が、ぐにゃりと歪む。でっぷりと顔を覆っていた脂肪は削げ落ち、鼻筋が通っていく。顎のラインもシャープになっていき、凛々しい眉の下に輝きを取り戻した目が現れる。あれよあれよと守彦の顔が整っていき……やがて彼の顔は【藤原真司】の顔に置き換わっていた。
「ひゃっはぁっ……!! カッコいい~~♥ これが、ボクの理想のパパの顔だぁ♥」
満は興奮して鼻息を荒くし、息子に褒められた守彦は精悍になった顔をデレデレとほころばせ、巨大な肉棒を天を突くほどに勃起させてビクビクと痙攣させていた。
「しゅ、しゅごいぃ♥ これがわたしの顔、わたしの体、わたしのおチンポぉ♥♥ 今日からこんなカッコいいパパとして生きていけるんだぁ♥ おほんっ……、俺は【藤原真司】。 町の安全を守る消防士だ! そして俺の【息子】は……」
「オレは【藤原幸一】、高校でラグビーやってる! 将来は尊敬するパパ……じゃなくて、【親父】みたいな消防士になるのが夢だッ!!」
「ふひひっ……! 満ちゃんに尊敬してるって言われるだなんて初めてで……、パパ感激ィッ!! わたしたち、これからは良い人生を送れそうだぞぉ、満ちゃ……じゃなくて【幸一】ィ♥」
彼らは【磯部満】と【磯部守彦】の人生を捨て去り、【藤原幸一】と【藤原真司】として新しい人生を歩み始めようとしている。肉体を乗っ取られ、この後はおそらく人生すら奪われてしまうのだろう。そんなことを妄想していると、幸一は自分の皮被り短小チンポが限界に達したことに気づいた。
「で、出るっ♥ オレ、満の体でイっちまうぅぅっ♥♥」
──ドプドプドピュウ!! ビュルルルーーッ!!!
幸一の股間から放たれた精液が、白い水たまりを作る。それを目の当たりにした真司の包茎チンポからも、大量のザーメンが噴き出した。全身が入れ替わった結果、【磯部守彦】の脳みそを使用する彼もまた、男同士の肉体が入れ替わるという事象に対して、強烈なまでの劣情を抱くようになってしまっているようだった。
『これで四人ともゴールして、人生交換が完了したね! ゲーム終了~♪』
いつの間にか、地面に敷かれていたボードは消え去っていた。射精の余韻で虚ろな表情の藤原親子。それとは対照的に、磯部親子は新しい己の肉体に興奮して、チンポを扱きまくっている。
「げへっ、げへへっ♥ 【親父】ぃ、オレたち新しい人生を謳歌しようぜ♥」
「もちろんだぁ、【幸一】。生まれ変わった肉体で、気持ち良くなろうなぁ!! 新しい母さんもできたしな♥」
怪しいゲームによって他人の肉体を乗っ取った二人は、幸せそうに、そして下衆な笑みを浮かべるのだった。
***
「どうだい、幸一くぅん、わたしのズル剥けのぶっといチンポを、おケツで受け止めた感触は? 今の君のアナルは、満ちゃんと君の肉体が入れ替わる前に、ぐちょぐちょおマンコになるまでたっぷりほぐしておいたから、気持ち良くてしかたないだろぉ?」
「うあ゛っ……♥ 気持ち悪いっ……、おっさんキモすぎんだろぉっ!! 早く抜きやがれっ、オレたちは男なんだぞっ!」
「ふひっ♥ そうは言ってるけど、【満】ちゃんの身体は正直みたいだねぇ……。君のケツマンコ、俺のチンポを、ぎゅうぎゅう締め付けちまってるんだもんなぁ♥ 俺も気持ちいいぞっ……♥ だってよぉ……大好きな【満】ちゃんと、こ~んな濃厚ラブラブセックスができちゃうんだもぉぉんっ♥」
【藤原真司】のマッチョな肉体が、小柄でデブな【磯部満】の肉体に覆い被さり、極太の男根がズボズボと、弄り倒されて緩くなった窄まりの中に吸い込まれていく。獣のような交尾をしている二人は、藤原家のリビングで、激しく腰を振っていた。
「や、やめろぉっ……♥ オレも親父ッ……も絶対に、お前らみたいな変態ホモ野郎なんかに、屈しないっ……んだからなぁッ!!」
幸一は必死に抵抗するが、【磯部満】の体は思うように動かない。それに加え、幸一の脳みその根っこにはすっかり入れ替わりフェチの性癖を植え付けられ、他人の肉体を乗っ取った男に犯されることに、悦びを見出す変態的な嗜好に染められてしまっていた。その結果、彼の体はかつての父──【藤原真司】の姿をした男の肉棒を拒絶することなく、むしろ自ら迎え入れるような動きを示していた。
「ふひひっ……。偉いなぁ、【満】ちゃんは……。愛する息子の肉体で抵抗するその姿が、めちゃくちゃ俺の心をアゲてくれるんだよなぁ♥ なぁ、【幸一】ィ?」
「おぅ、【親父】ィ♥ 彼女のマンコにチンポをハメるより、この新しい身体で【パパ】の見た目をしたこのおっさんとパコパコするほうが、よっぽど気持ちいいぜぇ♥♥♥」
筋肉ムキムキの【藤原幸一】の肉体を乗っ取った満が、男前の顔をだらしなく崩しながら、激しく腰を振る。尻の穴を穿たれているのは、その肉体の持ち主である幸一の父の真司だ。真司の頭の中は、怒りと快感という相反する二つの感情でいっぱいになり、もう何も考えられなくなっていた。
「最高だぜ、【親父】ィッッ♥♥ オレのチンポ、ビクビクして止まらねぇッ♥ 一緒にきたねえ豚親子のケツマンコに、ザーメンぶっぱなしてやろうぜっ!!!」
「言うじゃねえか、【幸一】ィッ! 了解だぁ!! 野郎のチンポが好きだなんて言う、キッショイ変態ホモ野郎のガバガバケツマンコの中に、俺たちノンケ親子の特濃ミルクをたっぷり注いでやろうなぁっ♥♥♥」
【藤原真司】と【藤原幸一】は、それぞれかつての息子、かつての父の姿をした男の内臓の奥深くまでチンポを捻じ込み、獣のようにヘコヘコと下半身を前後に動かし続けた。そのたびに肉同士がぶつかり合い、パンパンという卑猥な音が部屋中に響き渡る。【藤原真司】の妻が帰ってきて、この光景を目にすれば一発アウト。そんなスリル満点の状況が、ますます新しい脳内の中で快楽物質をドプドプと分泌させ、彼らの射精を促していった。
「【親父】、イックぅぅぅッ♥♥ この身体での初めての中出し……、頭ン中が……おかしくなっちまうぅッ!!!」
「俺もイクぞっ!!【幸一】、 父さんと一緒に、おかしくなろうぜぇッッ♥♥ 【満】くん、ごめんなぁ……。おじさん、君のガバガバおマンコの中に、いっぱい中出ししちまうよぉぉっ♥♥♥」
二人は声高に宣言すると、ほぼ同時に果てた。【磯部満】の腸内に、熱い液体が流れ込む。同じく【磯部守彦】の体内の奥深くにも、極太のイチモツが突き刺さり、ドプリドプリと粘っこい液体を吐き出した。かつての息子の姿をした男、かつての父の姿をした男を犯し尽くした快感の余韻に酔い痴れながら、二人はズプリと音を立ててチンポを抜き出した。射精直後にもかかわらず、そのチンポはまだ熱さと硬さを保っている。
「げへへぇ……。最高だなぁ、【幸一】ィッ! こんなのもう病みつきになっちまうよなぁ♥ 興奮しすぎて、弄ったこともねえ処女アナルが疼いてたまんねえぜ♥♥ 【守彦】さん、あんたの貧相な包茎チンポで、俺の初めてを奪ってくれよぉ♥♥♥」
「んひっ……! ボクも……いやオレも、もう我慢できねぇっ♥ オレのケツ穴は、【満】のチンカスがたっぷり詰まったくっさいおチンポで掘ってくれぇ♥♥」
【藤原真司】と【藤原幸一】は、強引にかつての己の姿をした男を押し倒し、垂直にゆっくりと、窄まった穴をそそり立った肉棒目がけて近づけた。そして一気に根元まで突き入れる。
「んお゛ぉぉっっっ♥♥♥ これだよこれぇッッッ!! これが欲しかったんだよぉォッ♥♥ 嫁のマンコにチンポ突っ込むより、きったねえ雄チンポにケツ穴をほじくり返してもらう方が気持ちいいんだぁ♥ ノンケの身体で、チンポに屈する変態ホモ野郎に堕ちていってるって感じが最高だぜぇ♥♥」
「お、おぉッ……!! すっげえッ……! オレもケツ穴ほじられるの、大好きィッ♥ 一生ホモとして生きるぅっ♥♥ んぎひぃぃっっ♥♥ おおぉッ!! 【満】ぅッ! もっと……、もっとそのチンカスたっぷりのザコチンポで、オレの尻を犯してくれぇっ♥♥♥」
「「や、やめてくれぇぇぇっ♥♥♥」」
野太い雄たちの喘ぎ声は止まらない。むしろ、ますます激しさを増していく一方だ。下敷きになった二人は、もはや舌を垂らし、アへ顔を晒して快楽に溺れるしかなかった。そんな様子を見て興奮したのか、【真司】と【幸一】はさらに強く尻を打ち付けた。肉と肉がぶつかり合う音が部屋中に響き渡り、部屋の中には汗と精液臭が混ざった匂いがありえないくらいに充満している。【満】と【守彦】の二人は白濁液を大量に放出し、相手の穴の中を満たしていった。入れ替わった者同士での性行為による興奮のあまりか、あるいは肉体の相性の良さからなのか、四人は異常なほどのペースで何度も何度も絶頂を迎え続けた。
「はぁ……はぁ……、んお゛ぉっ……。たっまんねぇなぁ……♥♥ 消防士のぶっといチンポホースから、放水が止まらねえっ……♥♥ こんなの覚えちまったら、もう普通のセックスじゃ満足できねえかもなァ……なぁ、【幸一】♥」
【真司】は肩で息をしながら呟いた。隣にいる【幸一】はというと、恍惚とした表情を浮かべながら余韻に浸っていたが、父から声をかけられて我に返ったように顔を上げた。
「だな、【親父】ィ♥ こんないいもんが世の中にあったなんてよぉ……。今まで損してたぜぇ……! 【親父】もどちゃくそエロい身体になっちまって、その顔と体見てるだけで、オレの新しいチンポがビンビンに勃起しちまう♥ おふくろが帰ってくる前に、ヤリまくろうぜェ……♥」
【藤原真司】と【藤原幸一】親子は、体液でぐちょぐちょになったマッチョな体をヌルヌルと重ね合わせ、唾液を交換するようにして激しいディープキスを交わした。その横で、【磯部満】と【磯部守彦】親子もまた互いの肉体を激しく求め合うのだった。
(了)
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