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「秀斗~、謙二郎さ~ん、お弁当持った~?」


 ドタバタという音が、ピッタリと合いそうな足の運び。忙しなく、台所内を駆け回る妻の姿を目にした片岡謙二郎(かたおか けんじろう)は、いつもの何気ないワンシーンに口元をほころばせた。仕事と家事を両立しながらも、結婚してからずっと弁当を作り続けてくれている彼女には頭が上がらない。それは息子の秀斗(しゅうと)も同じようで、ちゃんと持ってるぞとアピールするように、バッグをポンポンと叩いている。


 心温まる家族風景がリビング内で繰り広げられる中、テレビから甲高いアラーム音が流れ出した。


『緊急速報! 緊急速報ッ!! 全世界でっ、【チンポシャッフル】が、発生しています……! も、もう一度、お伝え……お伝えいたします!! 全世界で、チンポシャッフルが……』


 朝食時に天気予報や日々のニュースを見るためになんとなく合わせていた国営放送の画面には、真っ赤な帯に大きな白い文字で【全世界チンポシャッフル】と書かれている。あまりに唐突な内容に謙二郎だけでなく、秀斗も言葉を失っていると、アナウンサーは一瞬にして緊迫感溢れる表情を一転させ、股を大きく開いて自らの股間を露わにした。


『お゛っ♥ 見てくださいぃ、私のこのデカチン♥ 普段なら真性包茎の残念なおチンポなんですが……、なんとぉ……ご覧くださいっ!! 今となっては、立派な肉棒へと変わっておりますっ♥♥ そしてぇ……、私だけではありませんっ! 現在、全世界の男性すべてが、チンポ交換を体験しているのですぅっ♥ あ゛はっ、あ゛っ♥ イイ゛ッ……デカマラしこしこするの、サイコーッ♥♥♥』


 カメラ目線も忘れ、無心で自慰を披露しながら放送を続ける男性アナウンサー。体格も良く、スポーツマンタイプの誠実そうな顔は、押し寄せる快楽の波によって完全に蕩けきっている。その様子を見つめる父子ふたりは、唖然としたまま固まっていた。


「「……チンポ……交換……??」」


 テレビのニュースでモザイク無しの全裸男性が、喘ぎ声を上げながらシコっている。ドッキリ番組か何かだろうか?


 動揺する謙二郎の下半身は、じわじわと熱を持ち始めていた。股間に視線を落とせば、スラックスは小さくテントを張っており、慌てて秀斗の方を見れば、彼の学生ズボンの股間部分は、拳でも突っ込んでいるのではと疑いたくなるほど大きく盛り上がってしまっている。親子そろって朝から勃起しているという羞恥から逃れたい気持ちと同時に、謎の連帯感を覚えていると、息子が声を震わせた。


「父さん……、チンポ交換って……どういうこと?」


「それは……俺にもよく分からん……」


「どうしたの、二人とも?」


 謙二郎の妻──美沙子(みさこ)も、彼らと一緒に同じニュースを見ているのだが、彼女には何の変化も起きていないようで、不思議そうにするばかりだ。どうやらこの異様なニュースは、男性にしか認識できないらしい。謙二郎と秀斗は二人して謙二郎の部屋に駆け込むと、ズボンとパンツをずり下ろしてむず痒くなった自身の性器を見下ろした。


「なっ……!」


「えっ……?!」


 学生時代アメフトに励んだおかげで、社会人になった今でも屈強な下半身を保てている謙二郎の股間からは、解放された瞬間ツンとしたようなイカ臭い匂いを漂わせる、皮で亀頭が完全に覆われた包茎ペニスが。一方で、野球部で鍛えてはいるものの、成長期でいまだ未熟な高校一年生の秀斗の体の股座からは、ぶらりと太くて長いズル剥けのペニスが垂れ下がっていた。ふたりはお互いのチンポを確認し合うと、目を合わせた。言いたいことは一緒のようだ。


「「チンポが変わってる?!」」



***


 事態を飲み込めずにただ呆然としているしかなかった俺たちは結局、見慣れぬチンポをしばらくぶらぶらとさせた後、これが今は自分のチンポなのだと確認すると、おのおの会社と高校へと向かった。


 通勤電車の中でぼんやりと昨日までの自分のチンポと今の自分のチンポについて考えると、チンポが疼いて仕方がない。なんだか居心地が悪くて、自然と股間に手をやってしまう。

 どうやら同じ車両内にいる男性たちも、この【全世界チンポシャッフル】とかいう奇妙奇天烈な現象に戸惑っているようで、俺のように下半身をもぞもぞとしているサラリーマンたちが散見される。こんな非日常的で異様な状況下でも、日本特有の黙々と過ごす電車内の空気に馴染もうとするあたりは、国民性というものだろうか。


 あれよあれよという間に会社に着いた俺は、普段通り仕事に取り掛かり始めた。しかし、股間に妙な違和感を抱えたまま作業していると、集中力に欠けてしまう。隣の席でパソコンのキーボードを叩く同僚──、部下の小泉も、落ち着きのない様子で時折股間に手をやっているのが見えた。


「片岡課長も……あの、チンポ変わっちゃいました?」


「……ああ。小泉くんも……か?」


「はい……。まさか、朝起きたらチンポが自分のモノじゃなくなってたなんて、ビックリです……」


「本当にな……。これじゃあ、仕事どころじゃないよな」


 普段から真面目で、落ち着いた印象がある小泉くんが、ここまで動揺しているのは珍しい光景だった。それほど男性器が他人のモノと入れ替わってしまうというのは衝撃的な出来事であり、同時に俺たち男性にとっては耐え難い事実なのだと痛感した。彼との会話はそれで終わったが、男の同僚と会うたびに同じ話題で盛り上がる。気色が悪くて苦痛でたまらないというのに、男と顔を合わせるとトイレの隅に集まり、男子中学生のように互いのチンポを見せ合ってしまう。それに加えて、取引先の相手とまで同じようにしてしまう始末だった。




「これが……、松山社長のチンポ……ですか」


「ワハハ、そうだ。……ひっどいモンだろ? 君のもなかなかだが、私の【コレ】は孫のと大して変わらんくらいだ」


 自嘲気味にそう答えたのは、先日五十歳を迎えた、わが社の取引先の社長である松山猛(まつやま たけし)さんだった。最近孫が生まれたばかりだという恰幅のいい巨漢の彼は、オーダーメイドの上質なスーツを着崩しながら、堂々と股間を晒していた。小ぶりのウインナーサイズくらいの、薄ピンク色のチンポ。それを指先で摘んで、ピクピクと動かしている彼の肉体は、俺同様アメフト経験者なのでめちゃくちゃデカい。そのせいで、体とチンポの大きさのギャップが凄かった。


 本来なら松山社長は、己の男の象徴を軽々しく見せびらかすような真似などしない紳士なはずなのだが、幼児並みのチンポになった影響からか、精神年齢もそれに引っ張られているように見える。


「あの……な、片岡くん。どうか笑わないで聞いてくれ。オナニーっていうやつはどうやったらできるか教えてくれんかね?」


「……は?」


「いや、君が不思議がるのは分かる。私も孫がいる身だし、セックスの経験も恥ずかしながら山ほどあるんだ。なのに……、なのにだ。チンポがこんなにちっこくなってから、どういうわけかオナニーの仕方を思い出せなくなってしまってな……」


 アメフト部時代の鬼監督を思い起こさせるような厳つい顔をした松山社長が、秘部を晒したまま太い眉をハの字に歪めてこちらを見つめてくる。言葉にならないような色々な感情が一瞬のうちに巻き起こったが、仕事の関係上、目上の相手の要望には応えなければならない。俺は覚悟を決めると社長の背後に回り込み、彼の小さすぎるチンポを摘まんだ。


「……では……僭越ながら、私が社長にオナニーの仕方をお教えします」


「頼む。……すまないな」


 そう言って頭を下げた松山社長のチンポに、俺は指を這わせた。社長は少し驚いたような顔をしたが、すぐに気持ちよさそうな表情を浮かべた。社長の後ろから抱き着くような形になり、皮を被ったままの亀頭を指で優しく擦る。皮越しとはいえ敏感なのか、社長の小さなチンポはひくつき始めた。そのまま手を前後に動かすと、次第に硬さを増していく。さらに指で輪を作るようにしてしごいていくうちに、先端から透明な汁が溢れ出してきた。

 汗ばんだ社長の首筋から、加齢臭と香水の入り混じった匂いが漂ってくる。男同士でくっついて他人のオナニーを手伝うなんて気持ち悪いはずなのに、背徳的な感じがしてなんだか興奮している自分がいた。


 こんなこと、チンポシャッフルなんていう異常現象が起きてなかったら、絶対に御免なはずなのに……。


「っ……!? ぐっ……なんだ……これはっ……? はぁっ……んんっ……! っくぅぅ……♥♥」


 松山社長の巨体がビクビクと痙攣するように震える。直後、俺の手の中にある彼の小さなチンポが精液を吐き出した。勢いよく飛び出した白濁色の液体は、社長室の真ん中に置かれた豪奢なテーブルを汚した。そして俺はと言うと、社長のチンポをシコシコしただけでなく、自身もねっとりとした濃いザーメンを床にぶちまけていた。信じられない。チンポシャッフルにより、男に対して性的興奮を感じるようになってしまったのか……?!


 頭の中が真っ白になる中、再びあの嫌なアラーム音が室内に鳴り響いた。社長室の壁にかかった大きな液晶画面には、ふたたびニュース速報が映し出されている。【チンポシャッフルに続いて、下半身シャッフルが全世界で起こっています!】という注意喚起の文字。俺と社長はチンポ丸出しのまま硬直した。直後に俺たちの下半身がぶるりと震えだした。


 松山社長のぶっとい両足が急速に細く短くなったかと思うと、俺の両足もまた十センチ以上も縮んで短足になり、脂肪たっぷりのボンレスハムのようになってしまった。素肌の色も日に焼けたように真っ黒になると、体毛や陰毛もジャングルのように濃くなった。鍛え抜いてきた肉体が、少しずつ怠惰な肉体へと近付いている。社長もまた同じような状況に陥っているらしく、己の下半身を見て唖然としていた。とはいえそんな表情も、一瞬にして恍惚とした顔つきへと変貌した。


「……あ゛っ……ん゛っ♥ お゛ぉっ……♥♥ なんだぁ……この足はっ! まるで小学生並みではないかっ……あ゛っ!? おいっ! 待てっ! ケツまでっ?! っひぐうううぅっ♥♥♥」


 すぐ目の前で社長のデカケツがぷりんとした形のいい美尻に変わっていくのを目撃していた俺も、自分の引き締まった尻が脂肪で重く弛んでいくのを感じていた。まるで熟練したマッサージ師に筋肉を揉み解されたときのような快感が襲ってきて、全身の力が抜けていく。


「うっ……くぅっ……♥ あ゛あ゛っ♥♥」


 高級なペルシャ絨毯の敷かれた社長室の床に跪きながら、必死で声を殺そうとしたが無理だった。尻から広がっていく快楽に耐えきれず、妻とのセックスでも上げたことのないような情けない声が口から漏れてしまう。

 そんな俺をよそに、社長は好色そうな顔で自分の尻を両手で掴み上げると、割れ目を指で広げて見せた。真後ろにいたせいで、はっきりと見えてしまった。綺麗なピンク色のアナル。俺はゴクリと唾を飲み込んだ。社長のケツの穴がああも見事に変わってしまった今、俺の肛門はどんな状態になっているのだろうか?


【こんなエロい上半身に、ケツ毛だらけの汚いケツマンコが付いてたら、最高じゃねぇか♥♥♥】


「ん゛ぉっ、興奮してきたぁっ♥ あ゛~……ガキちんぽイイッ……♥ 変わっちまったケツ揉んでると、どんどんエッチな気分になってくるぅっ♥♥ う゛っ♥ イグイグッ♥♥ はひぃっ♥♥ はひぃっ♥♥ 私のキンタマの中で小坊の精子がぎゅるんぎゅるん動いてっ、出てきたがってるっ……! 射精したいっ……! ガキ精子いっぱい出したい゛ぃっ……! あ゛ひっ♥ 頭ン中までオナニー覚えたての小学生みたいになっちまうぅぅ♥♥」


 舌を出しながら涎を垂れ流し、ケツの穴に指を突っ込んではチンポから白い液体を発射し続けている松山社長を目の当たりにしたおかげで、俺はどうにか正気に戻れた。だが、一瞬だったが俺の脳裏には普段の自分らしくない、別人の思考がよぎった気がする。


 気のせいなんかじゃない。チンポや下半身なんかの体のパーツが変わるだけではなく、それに合わせて人格の一部まで、入れ替わり相手のモノに書き換えられていってるのではないか? しかも俺の入れ替わり相手は異性愛者ではなく、俺みたいなマッチョな男が好きなホモかもしれない。そしてそんな変態野郎の性癖が、俺の精神にも取り込まれ始めている……?


「社長……これ以上はマズイですっ……! 体だけでなく、頭の中身まで他人のモノと入れ替わってしまうかもしれません!! とにかく一旦、冷静になりましょう!!」


 俺は床を這いずり回りながら社長に呼び掛けたが、彼はまったく聞く耳を持ってくれなかった。それどころか社長は俺の制止を振り切って、俺の上に跨がってきた。突然のことに反応できず、俺は仰向けに倒れ込んでしまった。正気を失った目の社長はそのまま俺の下半身に馬乗りになると、かさついた唇を俺の唇に近付けてきた。甘酸っぱいような、発酵したような中年男性の口臭が鼻孔を突き抜ける。


「チュ~しようっ……片岡くぅんっ♥ 君のせいで、私はもうダメだっ♥♥ 君が私にオナニーなんか教えるから、【僕】はその先まで知りたくなっちゃったんだよぉ♥♥♥ オナニーを覚えたら~、次にすることっていったら、セックスでしょ~?」


 社長の分厚い唇が近付くにつれ、俺の心臓の鼓動が早まる。俺の意思に反してチンポがギンギンになっていくのを感じる。俺のチンポは誰のだか分からないけど、ホモ確定だ。男同士でキスなんてすると、もっと脳みその中がホモ野郎らしく改造されちまう。それだけは何としても避けないと……! 俺は顔を背けてなんとか抵抗を試みたが、松山社長は俺の頭を万力のように両手で押さえつけた。


「んむっ?! ん゛~~~~っ!!!」


 抵抗も虚しく、俺と社長の唇が触れ合った。次の瞬間、俺の理性が崩壊した。意志とは無関係に社長の体を抱き寄せると、俺は社長の口の中に自分の舌をねじ込んでいた。社長の舌は熱く、とても柔らかかった。社長もまた俺の頭を抱え込むようにして抱きしめ返すと、貪るように俺の舌にしゃぶりついてきた。


 互いの唾液を交換しながら、濃厚なディープキスを交わす。俺はいつの間にか、男同士でキスすることに抵抗を感じなくなっていた。それどころか、この行為に夢中になっていた。俺たちふたりの下半身は小学生みたいだったり、汚い中年親父みたいだったりするが、腰から上は長年アメフトで培ってきた肉体のままだ。そんな逞しい男同士で舌を絡ませ合うのは、ホモ脳になりつつある俺にとって、まるで夢のような体験だった。


 チンカス臭い包茎チンポはどんどん膨れ上がり、社長のガキチンポと擦れ合って射精寸前になっていた。しかしすんでのところで、俺は松山社長を突き飛ばし、素早くパンツとスラックスを穿くと、「片岡くぅん……」と子犬のような声で引き留める社長の声を振り切って、部屋を飛び出した。




「今日はふたりともどうしたの? なんだか疲れきったような顔して……」


 這う這うの体でどうにかこうにか家へと辿り着いた謙二郎がリビングのテーブルに突っ伏していると、妻の美沙子が心配そうに顔を覗き込んできた。謙二郎は答えに窮し、言葉を濁すことしかできなかった。チンポシャッフルに続き、下半身まで別の人物のモノと入れ替わってしまったなんて説明しても、男性ではない彼女にこの異様な状況は認識ができないはずだ。


 彼に続いて帰宅した秀斗もまた、何も言わず黙りこくったままソファに倒れ込んだ。秀斗は一体どんな下半身と入れ替わってしまったんだろうか? 気になると言えば気になるが、下手に聞くとお互いにさらに精神がおかしくなりそうで怖かった。


 帰りの電車内、謙二郎はスマホで【全世界チンポシャッフル】について検索しまくった。前代未聞の事象が発生してから、まだ半日ほど。とはいえ、全世界の科学者たちが躍起になって原因究明に当たった結果、この現象は全世界で起きているものの、シャッフルされる相手は生活圏の半径25メートル以内にいる人物のみであることが判明した。

 身体の半分は他人のモノと入れ替わってしまったが、まだ半分は自分のモノのまま。しかし、下半身が入れ替わってしまった時点で、睾丸の中で生成される精子が入れ替わった相手のモノへと変質してしまったという記述を見たときは頭がおかしくなりそうだった。これでは、妻とは生でセックスするわけにいかなくなる。万が一妻が妊娠してしまえば、他人の子を孕ませてしまうことになるのだから……。


 すべてがおかしくなってしまう前に、優秀な科学者たちがきっと解決法を見つけてくれる。だから、きっと大丈夫……。


 そう自分に言い聞かせて、謙二郎は不安を払拭しようとした。食欲などまったく湧かないものの、ぎこちない笑みを浮かべつつ、美沙子が用意してくれた夕食に箸を伸ばす。そんな時だった。あの忌々しいアラーム音がテレビから鳴り響いたのは……。


 恐る恐る視線を向けた先で彼の目に飛び込んできたのは、今朝も見たあの男性アナウンサーが、自らの胸を揉みしだいている光景だった。


『皆さん、聞いてくださいぃ……! 今度は上半身が入れ替わってしまいましたっ!! 私のこの豊満なバストを見てくださいっ……♥ 男が胸を揉みながらカメラの前でオナニーしてるなんてぇ、絶対におかしいんですけどぉ……もう我慢できませんっ……♥ どうやら私の体は、屈強な男性と入れ替わったようです♥♥ ヤバすぎますっ♥♥♥ うっ、う゛~っ……♥ ちんぽもおっぱいも、きもちいいぃぃ~……♥♥ お゛ほっ、お゛っ♥♥ マジでっ……これ、天国すぎるぅっ♥♥♥』


 画面の上部には、【下半身シャッフルに続いて、上半身シャッフルが全世界で起こっています!】のドデカテロップ。思考停止寸前になった謙二郎がその文字をボーっと見ていると、画面の端からいきなり男性が飛び出してきて、アナウンサーに飛びついた。


『阿川くんっ、私の入れ替わり相手はどうやら、君のようだッ♥♥』


『笹川局長?! 局長が、私のパートナーだったんですかっ?!』


『うむ、そうみたいだ♥ 若い君と入れ替わったおかげで、キンタマがパンパンに張り詰めているよッ♥♥ 私の体は今、君の顔が欲しくてたまらないと叫んでる……! どうだ? 一緒に楽しもうじゃないかッ!!』


 あんなにも好青年風だったアナウンサーが、局長と互いの舌を吸い合うように激しいキスを繰り広げている。マイクが二人の荒い鼻息や、ジュルジュルといった舌が絡み合う音まで拾い上げ、現場の様子を生々しく伝えてくる。爽やかタイプのアナウンサーの顔、日に焼けたごつごつとした局長の顔、その二つがくちゅくちゅという淫猥な水音と共鳴するかのようにゆっくりと入れ替わっていく。二人の男性の入れ替わりショーを観ながら、謙二郎の脳みそも溶け出したようにトロトロに蕩けていった。


(次はきっと俺たちの番だ。俺の腰から上も、これから彼らと同じように他人のモノと入れ替わるんだ──)


 そう思った時にはすでに遅かった。謙二郎と秀斗の上半身が同時に震えた。下半身が変わった時と同じように、大きく迫り出した謙二郎の大胸筋は脂肪によって膨れ上がっていき、ピンと張っていた乳首も弄りまくったみたいに肥大化しながら黒ずんでいく。六つに割れていた腹筋も、大量のビールを毎日飲んでる奴のようにブヨブヨの三段腹へと変わっていった。


 虚ろになった眼で息子の様子を伺うと、秀斗もまた変貌を遂げつつあった。彼の体つきは謙二郎とは真逆で、日々トレーニングを積んでいる現役のアスリートらしく、筋肉質でしなやかな体型。謙二郎はそんな体に見覚えがあった。彼の身近な生活圏内でそれほど逞しい肉体を持つのは、隣のボロアパートに住む体育大生くらいだ。そして、謙二郎の眼下に広がるだらしない体の持ち主はきっと──。


『おお゛ぉっ♥ イクッ♥ イッグ~~~♥♥♥』


 テレビ画面の向こうからふたりの男性のイキ声が同時に聴こえてきた。見なくても謙二郎には分かった。阿川アナと笹川局長の顔がすっかり入れ替わってしまったのだと。その直後、片岡家のインターホンの音が家全体に鳴り響いた。謙二郎と秀斗はびくんと肩を震わせた。来てしまったのだ、自分たちと入れ替わる相手が。さながら、磁石のN極とS極が自然と惹かれ合うように──。この場から離れないと。だが、どこにっ?!


 慌てふためくふたりをよそに、美沙子がパタパタと小走りで玄関へと向かっていってしまった。




「はーい! 誰かしらこんな時間に……」


 リビングの扉を開け放ったまま廊下へと出て行った美沙子は、来客と一言二言交わしたあと、すぐに踵を返して帰ってきた。


「謙二郎さんと秀斗に……、お客さんがいらっしゃってるんだけど」


 美沙子の後ろに立っていたのは、見覚えのある男たちだった。一人はさっき謙二郎の脳裏に浮かんだ体育大生の男、そしてもう一人も彼と同じアパートに住む40代くらいの土方らしき男性だった。ふたりとも服を着ておらず、チンポをぶらぶらさせながら堂々と立っている。謙二郎の体からは冷や汗が噴き出た。体育大生はニヤつきながら秀斗を舐めるように眺め回し、土方の男性は謙二郎を値踏みするような視線を送ってくる。


「お茶を入れてきますので、ごゆっくりしていってくださいね」


 変質者たちの来訪としか言えないこの状況も、女性である美沙子にとっては、大事なお客様が来ているようにしか捉えられないらしい。夫と息子が他人と全身を入れ替えられようとしているとも知らずに、鼻歌交じりにお茶菓子の支度をしている。

 美沙子がいなくなったのを確認して、謙二郎は男たちを睨みつけた。


「へへ……お邪魔しますよ。なんかワシたち、体が勝手にお宅に向かって動いちゃって♥」


 これから何が起きるのか、明らかに分かっていて告げる男のその言葉に、謙二郎の背筋がぞくりとした。理性は『入れるな』と叫んでいるのに、体は彼らを招き入れるようにリビングへの道をあけてしまう。自分のモノではない心臓が、かつての自分相手にセックスしたいと高鳴っている。ふたりの男はゆっくりと片岡親子の方へと歩み寄ってきた。


「く、来るな……っ!!」


 謙二郎は声を張り上げて拒絶したが、下半身に続いて上半身まで入れ替わったことで、彼らは完全に今の自分たちの【体】の言いなりになっていた。土方親父──、野口敏夫(のぐち としお)のモノだった貧相な包茎チンポは痛いくらいに勃起して、チンカス混じりのイカ臭い我慢汁をダラダラと垂れ流している。


 敏夫の髪はボサボサで、厳つい顔からは素行の悪さが滲み出ている。そんな男の顔の下には、逞しい肉体に雄々しくそそり立った非凡なイチモツがあった。謙二郎の口の端からじゅるりと涎が溢れ出た。気付けば、彼は自分と体が入れ替わった相手と向かい合い、蟹股になってシコシコと自分のチンポをしごいていた。隣では息子の秀斗もまた、謙二郎と同じようにオナニーに耽っている。昨日までの自分そっくりの男と相対した秀斗の顔は真っ赤に紅潮し、半開きになった唇の隙間からはもはや高校球児などではなく、欲望に忠実な獣のような唸り声が漏れ出ていた。


「んお゛……♥ あ゛~~♥♥ お前さんのチンポもキンタマも、もうすっかりワシの言いなりだ。ちょっと弄っただけで、どろっどろの濃いザーメンぶっ放しちまいやがってよぉ。それがまた、すっごく気持ち良くてなぁ~♥ あとは、これでワシらがザーメンをぶっかけ合って、お互いのDNAを摂取しあえばさっきのアナウンサーたちみたいに、全身が入れ替わり完了だぁ~~♥♥♥」


 敏夫のチンポをしごくスピードがさらに速まると、先端から大量の白濁液が飛び散った。弧を描いて飛んだそれは、謙二郎の顔面にべっとりとこびりついた。


「んん゛ンっ♥ お゛っ♥♥」


 敏夫のDNAが顔にへばり付いた瞬間、謙二郎は白目を剥き、小さく呻いた。彼のチンポからもドピュッ!と白い液体が発射される。敏夫はすかさずそれを手で受け止めると、ぴちゃぴちゃと舐めたあと、自身の全身に塗りたくった。ふたりの精液が、皮膚と粘膜を通して吸収されていく。


「あ゛っ、くる~~♥ ワシたちの顔、入れ替わるぞ~♥♥」


 髪を搔きむしりながら天を仰いだ敏夫の顔面が、ボコボコと変形していく。丸い顔からは脂肪が取り除かれ、鼻筋は通って鋭い目つきに。天然パーマで癖のついていた髪は、硬い艶々の黒髪ヘアーへ。一方で謙二郎の鼻は低くなり、太ったせいで頬は膨らみ、顔はどんどん敏夫のものへと近付いていく。




「お゛~~~っ♥♥ ワシ、カッコ良くなっちまったなぁっ♥ あ゛~~~♥♥ 気持ちいい゛ぃぃ♥♥ ワシ、片岡謙二郎になっちまったぁ~♥ へへっ……このまま、お前さんの中にザーメンいっぱい注いで、全部を交換しちゃおうなぁ~~♥♥♥」


「や、やめろぉ~~~っ!!!」


 もはやテレビやネットから得られる情報などなくとも、これから何をされれば最悪の事態が起きるかは肉体が理解していた。自分と肉体を入れ替えた相手と粘膜同士を接触させれば、顔や体といった肉体だけでなく、存在すら入れ替わってしまうということを。つまり、【片岡謙二郎】という存在が【野口敏夫】になってしまうということだ。

 だが謙二郎がどれだけ拒もうが、体は彼の言うことを聞いてくれない。謙二郎は四つん這いにさせられて、尻を高く突き出した格好をとらされた。そこへ敏夫が覆い被さる。謙二郎の尻の割れ目に、敏夫の巨大な男根が押し当てられた。


「すごいぞぉ、お前さんのケツの穴、ワシのチンポの形にピッタリだぁ♥♥ もう、何度も挿入ったことがあるみてぇな感じでよぉ♥♥ ワシのチンポが鍵で、入れ替わり相手のお前さんのケツマンコは鍵穴みたいなもんだ♥ さぁ~、ゆっくり挿入ってくぞ~~♥♥ んんん……おお゛ぉ~~ん♥♥♥」


 ズブブッという音と共に、敏夫のペニスが謙二郎の中へと否応なく入っていく。謙二郎は歯を食い縛って抵抗を試みたが、ディルドで散々馴らしてある【野口敏夫】のアナルは、あまりにも容易く男性器を飲み込んでしまった。


「んあ゛~~っ♥♥ チンポが擦れるたびに、ワシの魂が【片岡謙二郎】の肉体に馴染んでくぅ~~♥♥♥」


 敏夫が、バックから何度も何度も突いてくる。その動きに合わせて謙二郎の弛んだ尻肉が波打ち、結合部から愛液が泡立った。


「あ゛~~♥ やめ゛っ♥♥ あ゛っ♥♥ あ゛ぁぁぁぁぁぁ~~っ♥♥♥」


 謙二郎は、獣のような叫び声を上げた。低音で艶のあった彼の声は、掠れた濁声へと変わり、甘い息を漏らしてしまう。チンポを挿入られるたびに、心が変質していくのを感じる。肉体の支配権がすべて奪われる絶望的状況の中、快感だけが際限なく高まっていく。


「お゛ぉっ♥♥ イクッ♥ ワシっ……完全に【片岡謙二郎】になっちまうぅぅ~~。脳みそぐちゃぐちゃになるくらい気持ちいいっ♥♥ 中出しして、永遠に入れ替わるぞぉ~~♥♥♥」


「だ、駄目だっ……やめろぉ〜。抜いてくれぇえぇぇ~~~っ!!!」


 悲痛な叫びを上げつつも、謙二郎の肉体はザーメンを受け止める態勢を万全に整えていた。敏夫の腰の動きがさらに速まり、謙二郎は尻の穴をキュウッと窄める。硬い肉棒がゴリゴリと腸壁を擦り上げ、前立腺をノックした。


「お゛ぉっ、キツイィィッ♥♥ あ゛~~っ♥ イクッ♥ イグゥッ♥♥」


「んほぉぉ~~~~~っっ♥♥」


──どぴゅっ!びゅるるっ!!ぶぴぃ、ぶっぴゅううぅううぅっ!!!


 敏夫が果てると同時に、謙二郎も包茎チンポを激しく痙攣させ、かつて経験のないくらいの絶頂感を味わった。内臓の奥深くまで、ドクンドクンと以前の自分のDNAを注ぎ込まれ、その熱に応じるように自身も床を目がけてザーメンを撒き散らした。チンポが脈打つたびに、謙二郎の頭の中に【野口敏夫】の記憶がなだれ込んでくる。

 マッチョ野郎が好きな、ホモの土方親父。謙二郎の住む家の隣のアパートに越してきてからは、タイプである謙二郎のことを影から盗撮する日々。彼のチンポをしゃぶったり、尻の穴を犯されたいという異常な妄想を膨らませながら、ティッシュの中に何百発と精を解き放った思い出。


「ん~~……♥ くふっ……あぁ、最高だったぁ~~♥♥」


 敏夫が名残惜しそうにペニスを引き抜くと、ぽっかりと開いた謙二郎のケツマンコからブピッという下品な音と共に精液が零れ落ちた。


「ずっと憧れだった【片岡謙二郎】の肉体が、ワシのモノになるなんてなぁ……。あ~、こんないい体とチンポが手に入るなんて、夢みてぇだ♥ 今日からは俺が、片岡謙二郎だ。にしても、あんた汗とザーメン臭が酷すぎだろ。……まったく、土方の汚いホモ親父は、こんなだからノンケに嫌われるんだ♥ まあ、ホモのおっさんごときがガチムチノンケリーマンの俺とセックスできたこと、感謝するんだな」



***


「あんっ、謙二郎さん……いつもより激しいっ♥♥」


「くひっ……、すまんな、美沙子ぉ。旦那の肉体を乗っ取った男を相手に、おマンコおっぴろげるお前さんを見てたら、興奮が止まらなくなっちまってよぉ♥♥ 女相手にチンポなんて勃たねえって思ってたが、ノンケの【片岡謙二郎】に成り切って嫁の貞操を奪ってると思うと、ワシのチンポがフル勃起しちまうぜぇッッ♥♥♥」


「あぁん♥ あなたが何言ってるのか、よく分からないけど……好きっ♥ 謙二郎さん、大好きぃ~~♥♥」


「おほっ……♥ 不憫な女房すぎて、興奮させてくれやがる♥♥ 俺も愛してるぞぉ、美沙子ぉぉ~~~♥」


 片岡家では、謙二郎と肉体を交換したこのワシが、【片岡謙二郎】として妻の美沙子を犯していた。相変わらず、この【シャッフル】という現象を認識できてねぇ美沙子は、最愛の夫と愛のあるセックスをしているつもりみたいで笑っちまう。とはいえ、この体、顔、チンポ、遺伝子に至るまですべては謙二郎のモノ。これで美沙子が孕んだとしても、生まれてくるのは【片岡謙二郎】の血を引いたガキだろうから、ちょっとばかし複雑な気分だ。


「美沙子ぉぉ♥ もうそろそろイクぞっ! お前の愛する旦那の精子ィッっ、子宮にしっかり着床させてやるからなぁッ!!」


「あなたぁ、きてぇ~~♥♥」


──ぶびゅるるるるる!! ドクッドクッドクッ!!!


 美沙子の膣奥に、どっぷりと濃い白濁液を注いでやる。ワシは謙二郎が愛した嫁の胸を揉みしだきながら、イチモツの根元までを彼女の膣口に擦りつけて痙攣を繰り返すと、ゆっくりと引き抜いた。結合部からは入りきらなかったザーメンが逆流し、シーツの上はドロドロだ。


「ふぅ……最高だったぜ、美沙子ぉ♥ だがやっぱり──、ワシが本当に愛してるのはお前だ、【敏夫】さん♥♥ そのだらしない体、ブサイクな顔、鼻が曲がりそうなくらいくっさい包茎チンポをヒクヒクさせてるその姿が、愛しくて堪らねぇっ♥♥」


 ワシによってかつての自分の妻が寝取られ、種付けされている様子を見ながら勃起し、何度も射精を繰り返した謙二郎。この世の終わりみてぇな顔をした謙二郎を見ていると、チンポの先からビュッとイヤらしい汁が飛び出ちまう。ワシと無理やり肉体を交換された可哀想なマッチョ野郎。そんなこいつを支え起こすと、ワシは厳つい顔を近付けて囁いてやった。


「お前さんの肉体、人生はもう、すべてワシのモノだ♥ 嫁の美沙子も娘も大切な家族として、ちゃんと養っていくから安心してくれよ。……な、【野口敏夫】さん♥」


「そんな……、う゛っ……♥♥」


 耳元に熱い吐息を吹きかけられただけで、謙二郎はまたザーメンをぶっ放しやがった。ワシの野太い声がこいつの鼓膜を震わせ、脳に届いただけで全身が蕩けそうになってるみてぇだ。顔も体も、人生すらも奪われてしまったという事実が、悔しくて腹立たしくて……、なのに今のこいつの身体は【片岡謙二郎】であるワシにひれ伏すかのように従い、チンポを勃起させて悦んでいる。ワシに優しく撫でられるたびに、チーズくせぇ匂いを放つ謙二郎の亀頭の先からはドロッとネバネバの我慢汁が垂れ、玉袋を伝って地面へと落ちていきやがる。


「あっ♥ イクッ♥ イクぅッ♥♥」


 ワシたちのすぐそばでは、屈強な大学生の姿になった秀斗が、高校球児である【片岡秀斗】の肉体を操る大学生によって、ガンガンケツの穴を掘られながらも、死ぬほど気持ちよさそうに喘いでた。


「おお゛ぉ~~っ♥♥」


 野太いイキ声といっしょに、びゅるっ!と秀斗のチンポから練乳みてぇなザーメンが迸った。


 謙二郎の息子は、完全に他人と入れ替わっちまった。見た目は息子のままなのに、その中身は別人。そんな光景を目の当たりにした謙二郎のチンポは、死ぬほど勃起してやがる。ヤツはホモの土方親父であるワシと肉体を入れ替えられ、妻を寝取られ、息子もかつての自分の肉体に犯されて悦んでるっつうのに、チンポはギンギンに硬くなってる。極太のディルドを何発もハメまくってきた【野口敏夫】のケツマンが、愛しい愛しい【片岡謙二郎】のチンポを求めてヒクついてやがる。たまんねぇっ……♥♥


「哀れなホモ親父に、妻子持ちノンケリーマンの俺のデカマラ、もう一回ぶっこんでやるよぉ!!」


 謙二郎の両足を掴んでチングリ返しにすると、俺はいきり勃つ巨大なペニスを暗い穴へと突き刺した。バキバキに勃起したチンポは、ズボズボと腸内を押し広げながら奥へ奥へと入っていく。


「お゛っ、ひぃぃ♥♥ あぎぃいい~♥」


 俺の巨根が前立腺を直撃するたびに、謙二郎の口からは下品で情けない声が漏れた。大きなチンポに腸壁全体を圧迫されながらも快感を感じてしまい、謙二郎のチンポからは先走り汁が飛び散っている。そんな無様な姿を晒しているというのに、こいつは自分が今とても幸せだと感じているらしい。性癖はすでに【ワシ】のモノで塗り替えられ、雄のチンポで肛門の中をぐちゃぐちゃに犯されれば、快楽物質を大量に分泌して幸せで気持ち良くなれるという、歪な常識を受け入れるようになってしまっているに違いない。


「お゛っ♥ おほっ……♥♥ あひぃ~~ん♥♥」


 謙二郎の肉体がビクビクと痙攣した。白目を剥いて舌を出し、アヘ顔を浮かべている。俺はそんなことなどお構いなしに腰を振りたくり、めちゃくちゃに勃起したぶっといチンポを何度も突き入れた。雄膣と化した謙二郎のケツの穴はヒクつきながらも俺のチンポを咥えこんできて、肉襞を絡みつかせる。


 最高だっ!! 【チンポシャッフル】から始まり、ずっとオナニーのおかずにしていた相手と交わされた肉体交換。だらしなかった身体から、たったの一日で筋肉質で逞しい肉体へと生まれ変わった。漲る体力、パンプアップした筋肉、そして何より……。


「イイ゛ぞッ♥ 男のケツマンコ最高~~っ♥♥」


 この低くて色っぽい喘ぎ声だ! 俺は今、あの【片岡謙二郎】として絶頂に達しようとしているんだ!! そう考えただけで興奮が止まらないし、新しいチンポもビンビンに勃つ。それに加え、目の前でブサイクな【ワシ】の肉体に魂を閉じ込められた謙二郎が、涙と鼻水を垂らしながら掘られている様を見せつけられると、もう脳みその中ではドーパミンがドバドバと溢れ、おまけに先走りもどんどん漏れてしまう。肉体と精神が馴染み、【片岡謙二郎】の神経の一本一本までが俺のモノになっていく。キンタマの中で生成された熱い子種汁が、尿道を勢いよく駆け巡った。


「イグゥ~~~ッ♥♥♥」


 自分が野口敏夫であったことすら忘れた俺は、男前の顔になった顔を無様なアへ顔に変えて、ザーメンをドバドバとぶっ放した。脳みその血管が切れそうなほど、【片岡謙二郎】としての射精の快感は強烈で、視界が白く染まっていく感覚が長く続く。立派に実ったプラムのような亀頭の先からドプリドプリと白い液体を垂れ流しながら、俺の脳は天にも昇るような幸福感で満たされていた。


(了)

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Comments

黒竜Leo

更新お疲れ様です! 世界中に男だけの変化現象は実にいいな! チンポから体全体に変化して入れ替わって、変化の過程に徐々に変化した部位から色々影響を受けて、最後で完全に他人になった流れ、とても楽しかったです! 色んな人と部位を交換できなくて少し残念だと思いますが。

ムチユキ

コメントありがとうございます! この物語は一話完結ですが、続きを書くとしたら、二回目の『シャッフル』は入れ替わりの範囲が拡大した上に、入れ替わる身体のパーツも複数人相手になって、ガチムチボディーに包茎チンポ、頭の中身は小学生みたいなのもいいかもしれませんね~(利用規約的にはどうなんだろう(笑)

黒竜Leo

違う組み合わせも読みたいですが、やはり規約はあれですね... それと色んなパーツを手に入れた場合、その人の身分も色んな可能性になれると思いますね!