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 遠くで、午後六時を知らせるメロディーが流れている。公園内は、冬の闇によって、すっかりと深い藍色に染まっていた。街灯がまばらにしか設置されていないため、コースの半分以上が薄暗い。

 吐く息が白く立ち上り、冷たい空気が肺の奥まで突き刺さる。深見鉄平(ふかみ てっぺい)は、いつもこの時間を選んで走っていた。


 夕食前の時間帯の、閑散としたランニングコース。一般人なら、周囲を警戒するほどの暗さと人気の少なさだが、立派な体格の持ち主である鉄平は、露ほども気にしない。むしろ、この静けさが心地よかった。身も凍えるような寒さには閉口するが、ランニング中に鼻腔を抜ける鋭い冬の空気は嫌いではなかった。肺が引き締まり、血が巡っていくような感覚が、疲労の溜まった鉄平の頭の中をクリアにしてくれる。


 タイトなランニングウェアの下、鉄平の高身長マッチョな体躯は、熱を帯びて汗ばんでいた。頬を伝う汗が滴となって周囲に飛び散り、厚い胸板が上下に揺れる。どっしりとした太い脚が地面を力強く蹴り、プリッとした大殿筋がズボン越しに淫猥な曲線を描いている。LEDの薄い光が、汗に濡れた色気のある鉄平の肌を一瞬だけ照らしたが、すぐに闇に飲み込まれた。



***


(ふぅ〜、今日もいい感じだな……。このコース、今の時間帯だと静かで、集中できるぜ!)


 ストイックにペースを刻む、非番の消防士。耳に届くのはどこかで鳴く犬の遠吠えと、自分の足音、そして心臓の鼓動。それ以外の音は聞こえない。


 鉄平は気づいていなかった。木陰の奥から、いつも息を潜めて彼のことを見つめる視線を。その視線は、梅原和夫(うめはら かずお)のものだった。くたびれたダウンコートに身を包み、汗ばんでぬめった手で、奇妙な形の銃を握りしめている。

 禿げかけの頭頂部。汗で額に張り付いた前髪。腫れぼったいまぶたに、潰れたような豚鼻。顔に点々と浮いたシミが、ブ男ぶりを際立たせている。背も低く、腹の出た体型は醜いメタボリックシンドロームそのもので、その場に佇んでいただけだというのに、彼の全身からは滝のような汗が流れていた。


(あぁ……、鉄平きゅん……♥ 今日こそ……キミを、ボクのものに……)


 和夫のいる木陰の近くを、鉄平が通過した瞬間──ピカッ!虹色の光が鉄平を包み、瞬時に彼の体は小さくなり始め、変形しだした。


(な、何だこれ……!? 体が……動かねえ……!!)


 見えざる巨人の手によって握り潰されているかのごとく、屈強な鉄平の全身が粘土細工のように一瞬でぐにゃりと縮んでいく。骨などまるで最初から無かったかのようである。180cmを超える高身長と、鍛え上げられた筋肉質な肉体は、どんどん圧縮され、見るも無残な程に小さく小さくなっていき──、リアルな人間の姿ではなくデフォルメされたフィギュアのような形へと姿を変えてしまった。

 柔らかく、弾力のある手触り。筒状になった彼の肛門に当たる部分には、ちょうど男根が挿入できるくらいの穴が空いている。穴の中にはピンク色の襞があり、それはさながらオナホールのようだった。




(クソッ! 俺をこんな姿にしやがったのは誰だッ?!)


 指の一本すら動かせなくなった状態で、怒りと困惑の入り混じった感情を抱くことしかできない鉄平の前に、肥えた男がヌッと姿を現した。興奮で赤らんだ顔。ダウンコートの下は素っ裸でデブの腹がぶよぶよと揺れ、丸見えの童貞チンポは、皮に包まれたまま天を仰いでそそり立っていた。


「鉄平きゅん……♥」


 和夫は、その醜悪な見た目に相応しいネットリとした猫なで声で、オナホになった鉄平の名を呼んだ。


「ボクぅ、ずっと前からキミのことを、エロい目で見てたんだぁ……。勤務中に、小学生たちを善意で消防車に乗せたりして、優しい笑顔を振りまく姿。鉄平きゅんのかっこいいその顔と、エチエチボディを【ボクのもの】にしたいって、四六時中考えてたの……」


 身動きの取れなくなった鉄平に、脂ぎったブサイクな面がズイッと近づく。歯を磨いていないのではないかと疑いたくなるような、中年男の生臭い吐息が、筒状の鉄平ボディのあちこちに吹きかかる。


(尋常じゃないくらい臭ぇ……! お前ェッ……! 俺に何しやがった!?)


「ぬふっ♥ ボクはね……、アニメやマンガに出てくるような、魔法が使えるんだよぉ。この光線銃を使ってね♥」


 ぷにぷにとした、脂肪だらけの和夫の掌に収まった銃。鉄平の目には、おもちゃの銃にしか見えなかった。


「この銃を好きな人間に向けて引き金を引くと、その人はたちまちオナホになっちゃうんだよぉ……、今のキミみたいにね♥♥ ずっとボク……、鉄平きゅんのおマンコにおチンポ入れたかったんだぁ……」


 和夫はオナホ化した鉄平の巨大アナルに、自分のチンポをずぶりと挿入した。温かく、ぬるぬるした感触が和夫のチンポを包む。


──ズボッ! ヌップ……、ニュルニュルニュルゥッ!!!


 鉄平の内部は、生きているかのように収縮し、無防備な和夫の男根に吸い付いてしまう。


(ぐあっ……! やめろ、貴様……! この感触……俺のケツが……!)


 鉄平の意識は困惑と屈辱で震えていた。鍛え上げたマッチョな体を突然、無力なオナホールへと変えられ、頭の中は怒りよりも恐怖が勝っている。だが、和夫はそんな鉄平の悲鳴を無視し、腰を激しく前後に振り始めた。


「あっ、あ゛ぁんっ! すんごいよぉ……鉄平きゅんのケツマンコ! すっごく締まるぅうっ♥♥」



 先ほどまで引き締まっていたはずのノンケの鉄平の尻の内部が、容赦なく抉られる。オナホ化した鉄平を犯す中年男の童貞チンポは、鉄平の前立腺どころか全身を貫いて彼の脳を怒涛の如くノックを繰り返した。気持ち良すぎて、目の前がチカチカする。鉄平の鼻の穴と口からは、和夫の先走りが吐瀉物のように何度も何度も飛び出した。


(うぼぁ……、ふぬうぉおぉおおっ……! 俺……の体の中で、クソデブの汚ねぇチンポがゴリゴリ動いてりゅっ……♥♥)


 止まらない和夫の高速ピストン。鉄平は人間としての意識を持ったまま、全身性感帯となった肉体を蹂躙され続けた。今まで感じたことのない強烈な快楽に、肉体も精神も翻弄されつつある。


(だ、駄目だっ! 耐えられない……! 男のチンポで犯されて……イクッ……!!)


「ぐひっ、鉄平きゅん……イッちゃうのぉ? ……いいよぉ! 鉄平きゅんのおケツの中でぇ……、ボクも一緒によがってあげる♥」


──ぐちゅっ! ぐちゅっ! ずちゅずちゅずちゅっ! どびゅるるるっ♥ びゅるるるるるっ♥♥♥


 和夫の欲望が爆発した。鉄平の体内に、練乳のようにドロリとした精液が止まることなく注ぎ込まれていく。尋常ではない量と熱。鉄平は呼吸困難に陥りそうになりながら、粘っこい白濁液を口から吐き出した。和夫は自分の放出した濃厚なザーメンを見て、満足そうに頷いた。


「はぁ……、最高だよぉ、鉄平きゅん♥ これでキミの肉体の一部が、ボクのモノになる……お゛っ♥ 始まったァ♥♥」


 こいつは何を言っているのだ? 梅原和夫という男が、狂人だということはすでに理解したが、とうとう頭がおかしくなってしまったのか。そんな事を考えていると、急に体内に収まっている和夫の【モノ】が急激に膨張していくのを鉄平は感じた。


(ぐあぁぁぁ!! 俺の中に入ってるチンポが、デカくなっていく……)


 鉄平の感じ取った通り、彼の中に挿入中の和夫の肉棒はミチミチと形を変えた。まるでパンプアップした筋肉のように、雄々しく逞しいイチモツへと。

 ズボッと音を立てながら引き抜かれたそれは、極太で淫水焼けしていて、表面には血管がくっきりと浮かんでいた。その長さ、太さ、硬さ、色──、そのすべてが【深見鉄平】のチンポに瓜二つだったのである。


(な、なんだ……? そのチンポは……、まるで俺のとそっくりじゃねぇか!!)


「ふひひっ! 鉄平きゅん! 射精した瞬間、キミの遺伝子情報がボクのおチンチンの中に取り込まれて、鉄平きゅんのとそっくりな形に変わったんだよぉ……♥」


(何だと……? 貴様、ふざっ……?!)


 和夫は反論しようとした鉄平をダウンコートのポケットの中に押し込むと、その場をあとにした。




 視界を取り戻した鉄平は、驚きの声を上げた。


(おい、待てッ!! ここ、俺の家じゃねえか! 不法侵入だぞ、テメェ!!)


 ワンルームマンションの一室。独身男性の一人暮らしらしい、スッキリした部屋だ。床には脱ぎっぱなしの靴下や、成人向けのエロ雑誌が落ちていて、ローテーブルの上には小さな観葉植物がポツンと置かれている。昼間オナニーをした時に、ゴミ箱の中に使用済みティッシュを捨てたのを思い出して、鉄平は羞恥に身悶えた。


「不法侵入? そんなことにはならないよ。今日からはボクが、この家の主になるんだからぁ♥」


 再び鉄平の身体は和夫の手で握りしめられ、凶悪なまでのデカマラが彼の体内に捻じ込まれた。


(あひぃいぃぃい♥♥)


 またしても和夫の腰が、激しく動き出す。今度は鉄平の家というプライベート空間で、和夫に犯される。


「あお゛ぉっ♥ 鉄平きゅんの中、やっぱ気持ちいいよぉ……。次はキミの身体のどの部位が、ボクのものになるのかなぁ……デュフッ♥」


 公園で犯された時とは比にならない、圧倒的巨根チンポによる陵辱。亀頭の先端が、鉄平の頭部を突き破りそうな勢いだ。


「鉄平きゅんのケツマンコぉ! たまんないよぉおおっ!!」


 オナホ化するまでの鉄平なら、常人では理解できないような和夫の異常性癖にも、毅然とした態度で対応できただろう。だが、今は違う。強烈な快楽を与えられたことで、鉄平の理性はクモの糸と同じくらいまでに細くなっていた。もはや、抵抗することなど不可能だ。


「あ゛〜~~ん、イグイグぅっ!!」


──ビュルルルッ! どぷんどぷん……! どびゅどびゅっ! びゅるるるるっ♥♥


 熱いザーメンが、再び鉄平の中をドロドロになるまで満たしていった。まただ。また和夫によって、大切な肉体の一部が奪われる感覚を、鉄平は直感的に覚えた。


「き、キタ~~~♥♥♥ 二発目で鉄平きゅんの大切な顔をいただいちゃ……ん゛ッ♥ おほっ♥ オッ、おお゛あぁぁっ!!」


 不快で甲高かった和夫の声が徐々に野太く、うっとりとするようなバリトンボイスへと変わっていく。彼の頭が、毛根ごとモゾモゾと蠢き始めた。禿げかけの頭にどんどんと産毛が生え、すぐさま針金のように硬くなる。和夫の元の醜い顔は一瞬でのっぺらぼうのようになり、グニャグニャとこねくり回されながら、均整の取れた男前の顔に変貌し始めた。太い眉に、意志の強そうな大きな瞳。高い鼻梁に色っぽい唇。首の太さと頬骨の高さも絶妙だ。


(だ、ダメだ……やめろおぉっ!!!)


 鉄平の断末魔の叫びが、虚空に溶ける。完全にスポーツマンらしい顔になった和夫は、満面の笑みを浮かべ、鼻の穴を大きく広げた。


「おお゛……、おふっ! へっ、ふへへっ! み゛、見て! 鉄平きゅん! 今のボクの顔を! 消防士の【深見鉄平】そのものだよ! 今日からボクが、深見鉄平だ!!」


 和夫は鏡の前で、両手を広げて歓喜の舞を踊った。しかし、まだ彼の変身は終わらない。浮かれた様子を見せていた彼も、すぐさま鉄平オナホを握りしめ直し、変わり果てた自分の肉棒を、ぐちゅぐちゅと彼のケツマンコの内部に擦りつける。

 三度目の射精。熱い精液が鉄平オナホの奥深くに注ぎ込まれ、容赦なく肉体の強奪が行われる。その瞬間、和夫の下半身に異変が起きた。デブのぶよぶよした脚が、徐々に引き締まり、筋肉が膨張する。丸太のような太もも、カチカチに硬くなったふくらはぎ。そして、ケツ──プリッとした張りのある大殿筋が、鉄平そっくりに形成されていく。和夫は、恍惚の表情で変化した自分の肉体の一部を撫でた。


「うへっ♥ すごいよ……鉄平きゅんの脚とケツ、ボクのものになった……」


(いい加減にしろぉッ!!)


 無力感が鉄平の心を苛む。消防士として鍛え上げた体が、こんなデブ男に奪われていくなんて……。和夫は、鉄平そっくりの男らしい顔でニヤニヤと笑うのみ。


「今日は、ここまでしか鉄平きゅんの体を貰えなかったけど、明日は全部貰うからね♥」




 翌朝、和夫は鉄平の自宅のベッドで目を覚ました。下半身は鉄平の力強い脚、ケツはプリプリに張り、顔も鉄平そっくり。朝勃ちで硬くなった新しいチンポを見て、和夫の興奮が再燃する。


(あぁん……♥ 鉄平きゅぅん……。キミのガチムチボディは、もうすぐ全部ボクのものだよ♥♥ でも……)


「てっぺ〜きゅぅん♥ ボクね、こんな中途半端な姿じゃあ、まだ鉄平きゅんの職場には出勤できないからさ、電話番号教えてよ。あと病欠ってことで休むからさ──、それっぽいセリフ考えて?」


 冷たい床に無造作に転がされていたオナホの鉄平を拾い上げ、和夫は甘い声で囁いた。そんなセリフを聞かされた鉄平が、激昂しないわけがない。


(ハアァッ?! ふざけてんのか、テメェッ!!! 知りたかったら、俺の身体を元に戻すんだな!!)


 無断欠勤になってもいい、という鉄平の意地。だが、和夫はニヤリと笑い、オナホ化した鉄平の巨大なケツ穴に、ずぶりとチンポを突き刺した。


(なぁっ?!! んお゛お゛おぉぉぉ♥♥♥)


 鉄平の野太い悲鳴が響き渡る。オナホ化した人間の体内にチンポを挿入している間、繋がった二人は記憶を共有することができるのだ。熱い内部がガチガチに硬くなった男根を締めつけ、同時に鉄平の経験してきたすべてが和夫の脳内に流れ込む。


「おはようございます……、深見です。申し訳ありません、昨夜から熱がありまして、本日は休ませていただければ……。あっ、ハイ……。現場に穴を空けてしまってすみません」


──ビュルルルルルッ♥♥


 鉄平の同僚と電話を通じて会話をしながら、和夫は盛大に鉄平の体内に中出しをキメた。完璧に【深見鉄平】を演じきり、彼の同僚を騙し通せている背徳感で、和夫の全身に強烈な快感が駆け抜ける。


(あひぃ♥ てっぺ~きゅんの記憶と知識が、ボクの頭ン中に流れ込んでくるぅっ♥♥ 同僚にも偽物だって気づかれなくて……、ンギモチイィ゛~~~♥♥♥)


 和夫の脳細胞が、鉄平の記憶を受け止めるために活性化する。それにともなって顔と下半身だけでなく、肩や腕の筋肉、腹筋までもが、深見鉄平そっくりに作り変えられ始めた。胸筋がムキムキと盛り上がり、骨格すら変わって広い肩幅に、そして腕が丸太のように隆起する。汗まみれになった肌からは【深見鉄平】のフェロモンが溢れ出し、和夫の全身は鍛え上げられた鋼の肉体へと変貌を遂げた。


「ん゛っ♥ ……はい。書類の作成は自宅でもできるので、くぅぅっ♥♥ 回復したら、提出します……。ええ、失礼します」


 和夫は電話を切り、鉄平そっくりになった自分の肉体を確認するために、全裸で壁に掛かった鏡の前に立った。鏡に映るのは、【深見鉄平】そのものだ。筋肉質な体、精悍な顔つき。全てが鉄平の特徴そのもの。

 和夫──いや、もう完全に【深見鉄平】の肉体を手に入れた男は、興奮のあまりベッドの上でジタバタと暴れまわり、獣のように喘いだ。


 部屋の中は汗と精液の淫らな匂いで充満し、窓から差し込む朝の光が、筋肉隆々な体を妖しく照らしている。厚い胸板がパンプアップして波打ち、割れた腹筋が汗で光り、丸太のような太い腕が動くたびにシーツに深いシワを作り上げる。淫水焼けした極太のチンポには血管が浮き立ち、亀頭はテカテカに濡れ、先走りがとぷとぷと溢れ出している。和夫はオナホ化した鉄平を片手で掴むと、彼のケツ穴に自分のマラをずぶずぶと沈めていった。内部は熱くぬるぬるで、何度も中出しされた精液が泡立ち、鉄平の意識が最後の抵抗を試みるように締めつけてくる。


(やめ……、やめろ……! もうこれ以上……、俺のモノを奪わないでくれぇッ!!)


 鉄平の絶望の叫びが、チンポを通じて甘い電流のように伝わる。それが、さらに和夫を狂わせた。


「はぁっ……ハアァ……。鉄平きゅん……もうお前の全部が、【俺】のものだ♥ この極太チンポも、この筋肉も、この顔も……。あとはぁ……、ぐひっ♥ お前が経験してきた記憶をもらうだけだぜ♥♥」


 ごつい掌でオナホ化した鉄平を握りしめた和夫は、猛烈な勢いで腰を打ちつけた。巨大なケツを振って、鉄平のケツ穴を抉り、掻き混ぜ、犯す。汗まみれの体がシーツに擦れ、辺り一面が涎と精液でぐしょぐしょに濡れている。極限にまで興奮しきった和夫のチンポは鉄平の中でさらに巨大化し、鉄平の頭部を貫通する勢いで膨張していた。


「鉄平きゅんの記憶ぅ! 【俺】の脳みその中に……、全部寄越せぇぇぇっ!!」


──ぐぽぐぽぐぽぉッ!!! ドピュッ、ドピュッドピュッ♥♥♥ どびゅるるるっ!! びゅくびゅくびゅくっ♥♥


 熱い精液が、鉄平の体内に容赦なく解き放たれた。鉄平の脳が激しく震え、【深見鉄平】の記憶、性格、癖、すべてが和夫の脳内に無理やり詰め込まれる。消防士としての経験、市民を救った記憶、トレーニングで積み重ねてきた努力、女性とセックスをするときの流れ……それらすべてを吸収した和夫の脳が爆発的な快楽に支配された。


「あっ、あ゛ぁんっ♥♥ ンヒヒィッ!! すごいぃ……! 鉄平きゅんの記憶……! 消防士としての使命も、市民を守ってきた誇りも、全部【俺】のものだぁっ!!」


 和夫は哄笑しながらベッドの上を転げ回り、すっかり自分のものとなったチンポを握りしめてシコシコと扱き出した。鉄平そっくりの精悍な顔が、快楽と征服感で歪み、涎と鼻水が垂れ流される。


「へへっ……、消防士としての記憶も経験も、頭の中に全部ある……。これでもう完璧に、【俺】が深見鉄平本人だぁっ!! ははっ、はははっ!! ンハハハァッ!!」




「風邪はちゃんと治ったのか、鉄平?」


 翌朝、【深見鉄平】として消防署に出勤した和夫に、消防士長の松田雄彦が心配そうに尋ねる。和夫は、にこやかな笑顔を浮かべて、雄彦に答えた。


「松田士長! おかげさまで、すっかり良くなりました。ご迷惑おかけしました」


 表情も口調も、鉄平そのもの。深みのある声と落ち着いた話し方。筋肉質な体に、着こなされた消防服。すべてが【深見鉄平】として完成している。雄彦も安心した様子で、すぐに納得したように頷いた。


「そうか。なら良かった。さあ、訓練に入るぞ」


(ははっ! やったぜ!! 松田士長にもバレてねぇ……!)


 和夫は微笑を浮かべながら、内心では狂喜乱舞していた。自分が【深見鉄平】として生きていけることに。他人の人生を乗っ取った喜びで、和夫のチンポがズボンの中でビクビクと疼く。仕事中に勃起したり射精しても周囲にバレないように、チンポにはコンドームをハメ、ガムテープで太股に固定していた。大量の先走りが漏れ出し、コンドームの中がじんわりと濡れていくのがわかる。真面目な顔で職務をこなす傍ら、鉄平のことを信頼する同僚たちを騙した状態で、彼らの屈強な肉体を舐め回すように視姦しながら、和夫はチンポを勃起させていた。


「すみません。ちょっとトイレに行ってきます」


 消防士たちのトレーニング器具が並ぶ倉庫。トイレに向かうふりをして、和夫は【オナホ化した本物の深見鉄平】を取り出した。


(くそっ……、くそっ! 俺の身体を返せぇ……ッ!! 早く元に戻せッ!)


「ふへっ♥ まったくうるさいオナホだぜ……。訓練中だが……、そんなにチンポが欲しくてわめくんなら、お望み通りハメてやるよ!!」


 和夫はオナホ化した鉄平を手に取り、猛り狂った巨根を内部に突っ込んだ。


(んひぃいぃぃい♥♥♥)


 倉庫の中は湿気と汗の匂いが充満し、外から消防士たちの声が微かに響く。和夫は鉄平オナホを握りしめ、荒々しく腰を振り始めた。コンドームの中で、先走りと精液が混ざり合って泡立つ。鉄平の意識が、屈辱と快楽でぐちゃぐちゃに揺さぶられた。




(みんな! そいつは【俺】じゃない、偽物だ!!)


 消防署に到着後、鉄平は悲痛な叫びにも似た声で同僚たちに訴えかけたが、誰の耳にも届かなかった。


(ぐふふ、無駄無駄♥ 光線銃の所有者であるボクか、オナホになった状態のやつにしかキミの声は聞こえないよん♥)


「あれ? 鉄平、なんだそれ、フィギュア型のキーホルダーか? なんか結構デカいし、お前に似てんな」


 鉄平と同期の佐藤が、バッグに付けられた鉄平オナホに目を留めて声をかけてきた。佐藤の体は、鉄平の記憶から知る通り、細マッチョで引き締まっている。制服の下に隠れた胸筋が、軽く動くたびシャツを張らせ、腕の筋が浮き出る。和夫は鉄平の声で、穏やかに答えた。


「ああ、これな。特注品で作ってもらったんだ。俺に結構似てるだろ? 良かったら、お前にも作ってやろうか?」


(や、やめろ! 俺の同僚までオナホに変えようとするんじゃねえ!!)


 鉄平が叫ぶが、聞こえるわけもなく。和夫が内心でニヤリと笑う。この特注品──オナホとなった本物の鉄平を、堂々と見せびらかせる快感。佐藤がオナホをじっくり見つめる姿に、和夫の股間が熱くなる。


「興味はあるっちゃあるけど……、今んとこいいや」


 佐藤は軽く手を振って、去っていった。鉄平は安堵の息を漏らしたが、和夫は顔をほころばせた。まだ時間はある。今日の勤務で、もっと獲物を探してやろう。



 結局その日の勤務中、二十四時間もの間、【深見鉄平】が別人に変わっていることに気づく者は、誰ひとりとしていなかった。鉄平の記憶を完璧にコピーした和夫の演技には、一ミリの隙も無かったからだ。

 訓練中、和夫は鉄平のマッチョな肉体をフルに活用し、同僚たちとの和気あいあいとした光景を、存分に鉄平に見せつけた。そんなことをされれば当然、鉄平の心は、苛立ちと無念で震えるに決まっている。


(くそ……! みんな、そいつは偽物なんだ、気づいてくれよぉ……。俺の声を、聞いてくれッ……)


 鉄平の悲痛の叫びも虚しく、丸一日の勤務を終えた彼の同僚たちは、ロッカールームで服を着替え、帰り支度をし始めた。日々鍛えぬき、筋肉モリモリの肉体を武器に町の平和を守る偉丈夫たち。蒸し暑い空気に満ちた部屋で、制服を脱ぎ捨てる姿は、和夫にとってはまるで官能的なショーのようだった。


 佐藤の細マッチョな体。消防士としては少し心もとない筋肉量だが、顔は爽やかイケメン。太ももは引き締まり、ケツはプリッと上向き。隣でスマホに集中している小川は、佐藤とは対照的にゴリマッチョで、筋肉好きなゲイには尊すぎる見た目だ。股間のブリーフが、半勃起のチンポを包み、輪郭をくっきり浮かべている。


 和夫はそんな彼らのセクシーな裸体を、獲物を物色するような目つきで観察した。元ノンケの太マラが、興奮のあまりズボンの中で硬くなる。


(ほら見てみろよ、鉄平きゅん。お前の同僚たち、こんなエロい体してるぜ……。ど・れ・か・ら、オナホにしようかな♥)


 薄気味の悪い視線は、消防士長である松田雄彦の前で止まった。松田は三十代半ばながら、筋肉の塊のような体躯をしている。厚い胸板が制服を押し上げ、それを脱いだ今は、汗で濡れた大胸筋が呼吸をするたびに躍動し、エロさを主張している。ケツは鉄平以上にデカいうえ、ボクサーパンツの内側の極太チンポと睾丸はずっしりと重く垂れ、亀頭の形がくっきりと透けて見えている。松田の肉体は、経験豊富な男の色気を放ち、和夫の欲望を掻き立てた。


「あの、松田士長。俺、ちょっと今悩みがあって……。このあと、うちでサシで飲みながら、相談に乗ってもらえませんか?」


(なっ?! やめろお前ェッ!! 士長ダメです! こいつに着いて来たら、松田士長もオナホにされちまうっ!! 頼む、断ってくれェッ……!)


 和夫以外には誰にも聞こえない、鉄平の魂の叫び。松田は鉄平の記憶通りの豪快さで、笑顔を浮かべた。


「おう、いいぞ! 家飲みなんて久しぶりだし、ちょっと高めの酒とツマミ買っていこうぜ!」




 鉄平の心からの願いは叶うことなく、結局松田は鉄平の自宅へとノコノコとやってきた。たっぷりと買い込んだ酒とツマミの袋を床に置き、シャツの首元を緩めて一息つく松田。厚い胸筋がシャツの隙間から覗き、汗と香水の匂いがうっすらと部屋に広がる。和夫はビール缶を開け、松田と乾杯した。一口炭酸を喉の奥に流しこんだ松田は、その顔を真剣なものへと変えた。


「それで……、相談ってのはなんだ、鉄平?」


「……はい。その……、実はこれを松田士長に見てもらいたくて……」


 和夫が取り出した光線銃を目にした松田は、目を丸くして首を傾げた。


「そりゃ、おもちゃの銃か? それがなんだ? フハ……、まさかそれで俺を撃つってのか?」


 笑いながら冗談めかし、松田が両腕を上げてホールドアップの状態をとった。


「ええ、その通りっす、士長♥」


 引き金を引かれた光線銃の先端から、松田に向けて虹色の光が放たれる。


「うお゛ぉぉッ!!!」


 そこからは、鉄平の時と同じだった。


 松田雄彦の肉体が、まばゆい光に包まれ、一気に縮み始める。消防士として二十年近く鍛え抜いてきた鋼のようなボディは、空気の抜けた風船のごとく、あっという間に小さく萎んでいき、瞬時にオナホと化してしまった。

 弾力のあるゴムのような手触りの本体に、筒状の大きなケツ穴。物欲しげにクパッと開いたその入り口は、どんな男のチンポもスッポリと呑み込むことができそうだ。


(ぐおっ……! くそッ!! これは何の冗談だッ!?)


 怒りでオナホとなった自身の身体を、ビクビクと震わせる松田。だが、まな板の鯉となった今、何をしようと試みても無意味だ。和夫は恍惚の表情で、新しいオナホを拾い上げた。


「ふへっ。松田士長も、俺のコレクションに加わったぞぉ……。今夜はこれで遊ぼうかな♥」




(鉄平! こりゃ、どういうことだ?!!)


(松田士長、そいつは【俺】の偽物です! 本物の【深見鉄平】は、この俺です!!)


 松田がオナホとなったことで、ようやく彼に鉄平の声が届いた。


(どこからどう見ても、そこのそいつが鉄平なのに偽物? それで人形みたいなお前が、本物の鉄平?! いったいどうなってんだ?!)


 怒りと戸惑いの混じった松田の悲鳴にも似た声に、鉄平は共感しかなかった。消防士長として尊敬する上司が、自分と同じ無力な立場に落とされてしまった。この悪魔のような男は次に、【松田雄彦】に成り代わるつもりなのだろうか?


 そんな恐怖が鉄平の脳裏によぎる中、和夫はニヤリと笑い、唐突に光線銃を鉄平へと向けた。ピカッと怪しい光が、ふたたび鉄平の肉体を包み込む。


 ゆっくりと、力強い変貌が始まった。デフォルメされた筒状の体が内側から膨張し始め、眠っていた筋肉が目覚めるように熱く疼き、鉄平の全身が風船のように膨らんでいく。シンプルだった顔が立体的に隆起し、がっしりした顎、太い眉に大きな瞳、筋の通った鼻が、ゆっくりと再構築される。汗ばんだ肌の感触が戻り、鉄平の鼻腔に自身の体臭──消防士として鍛え上げた、男らしい汗と筋肉の匂いが満ちた。


(おぉ……戻った……、元の身体に! 永遠にオナホになったままだと思ってたのに、解放されたんだ!!)


 鉄平の心は、喜びに満ち溢れた。オナホになった状態で何もできなかった無力感から解放され、消防士らしい力強い体が戻った感動はひとしお。だが、同時に疑問が湧いた。なぜ、こんなにも早く、自分は元の状態に戻されたのか? いや、そんなことを考えている場合ではない。今こそがチャンスだ!!


 鉄平は、和夫に飛びかかろうとした。しかし──


「んぁ゛っ?! か、身体が動かん!!」


 自由になったはずなのに、指一本すら動かせない。一転して絶望が、鉄平に襲い掛かる。


「残念だったね、鉄平きゅん。この銃でオナホにされてしまった人間はね、銃の持ち主に逆らえなくなるんだよ♥」


 和夫は光線銃を鉄平のこめかみに押し当て、鉄平と同じ顔でニヤニヤと嘲笑った。


「ほら、ボクの忠実な下僕くん。オナホ化した松田士長のケツマンコに、キミの勃起チンポを挿入するんだ」


 卑劣な命令が飛ぶ。鉄平の意思とは関係なく、彼の極太のチンポが屹立し、天井を向いてビクンビクンと脈打つ。瞬く間に血管を浮き立たせて硬くなった竿の先端が、先走りでビショビショに濡れてテカテカと光る。鉄平の全身の筋肉が自動的に動き、オナホ化した松田をがっちりと握りしめ、彼のケツ穴にあたる部分にチンポを押し当てた。


「やめろ……! 嫌だ、尊敬する松田士長に……こんなこと……!!」


──ずぶりっ! ズボッ、ズボボボボッ!! ぐちゅぐちゅぬちゅぐちゅぅッ!!!


(ぬおあ゛ぁぁぁぁ!!!)


 いきり立った巨大な雄マラが、一瞬でオナホの穴の中へと吸い込まれていく。松田の内部は熱くヌルヌルで、待ち受けていたかのように鉄平の極太チンポを締めつける。数回擦られただけで、鉄平は絶頂に達した。オナホ化した松田の奥を、凶悪なまでに煮詰められた雄汁がどぷりどぷりと攻め立てる。


(や、やめてくれぇ、鉄平ェ……)


 絶望する松田に、鉄平は心の底から謝った。


「松田士長、すみません、申し訳ありません……。俺じゃない! これは、俺の意志じゃないんです……!」


 だが、鉄平のチンポはしゃくるのを止めない。彼の腰は勝手に動き、松田の内部を乱暴に掻き回し続けた。厚い胸板が汗で濡れ、割れた腹筋が収縮し、極太のマラは昂ったままで、鉄平は尊敬する上司を延々と犯す道具となっていた。




「も、もう出ねえよ……」


 ソファーにぐったりともたれかかった鉄平は、肩を激しく上下させながら荒い息を吐いていた。普段なら五回くらいはイケる精力絶倫の肉体が、今は三発で完全に空っぽ。理由は明白だった。


 松田士長を犯してしまった罪悪感と、異常な緊張状態。そして何より、このまま自分が【松田雄彦】になってしまうという恐怖と、どこかでそれを望んでいるような倒錯した興奮が、鉄平の心を蝕んでいた。


 三度の中出しで、鉄平の体はすでに半分以上が松田のものに書き換えられていた。胸板は鋼のようにカチカチになり、くっきりと凹凸のできた腹筋もまるで岩のように硬い。両腕は丸太のように太く、二の腕には極太の血管が怒張して青筋が浮き出ている。太ももも消防士長として鍛え抜かれてきた、どっしりと安定感のある大樹のようだ。それでも、まだ顔とチンポだけは【深見鉄平】のままだった。だからこそ、鉄平はどうにか理性を保つことができていた。


(明日には……俺が松田士長の全部を乗っ取って、【松田雄彦】になっちまう……。その前に、なんとか解決法を考えないと……!)


 脳内をフル回転させ、鉄平が必死に逆転の一手を考えていたその瞬間。彼は和夫に体をひっくり返され、ソファーの上で膝立ちにさせられた。背もたれにうつ伏せでもたれかかる形で、尻を高く突き出す下品なポーズ。プリプリとした【松田雄彦】のケツが、和夫に向かって無防備に晒される。


「体勢なんて変えられても、もう出ねえって言って……! ぬおああ゛ぁぁぁ♥♥♥」


──ズブリュゥッ!!!


 極太の肉棒が、一気に鉄平のアナルを貫いた。前立腺を亀頭でゴリゴリと擦られた瞬間、鉄平の目は白目を剥き、口からは涎がダラダラと垂れ落ちた。


「ひああ゛ぁんっ、あ゛っ、お゛ぉっ……♥♥」


──びゅるるるるるるるる!!!


 松田オナホとの結合部から溢れ出たザーメンが、ソファーをびちゃびちゃに汚すほどの大量射精。鉄平の尻穴は、勝手に和夫の男根に吸い付くように締まり、貪るように飲み込んでしまう。


「くっくっく……。まだまだ出るじゃないか、鉄平きゅん。一度でもオナホになったことある人はね、ケツマンコの感度が数十倍になっちゃうんだよ。キミには、今日中に【松田雄彦】になってもらっちゃうんだから♥」


(て、鉄平!! 大丈夫か?!)


 松田の心配する声が、下から聞こえてくる。だが鉄平はもう、返事すらできなかった。和夫は鉄平を四つん這いにさせると、キャスター付きの大きな姿見をコロコロと転がして、鉄平の正面に持ってきた。己の変身シーンを、鉄平自身に見せつけるためだ。


 鏡に映るのは、顔だけを【深見鉄平】のものと挿げ替えたコラ画像のような、【松田雄彦】の肉体。


「うひ♥ 鉄平きゅんもぉ、自分が完全に別人に変身する瞬間を見て、興奮したいでしょ?」


(なんて陰湿な野郎だ……!)


 松田は怒りに燃えるが、鉄平は違った。


(……見たい。俺の全部が、松田士長になる瞬間を……)


 尊敬する上司。ノンケの鉄平にとって、松田は当然、性の対象ではなかった。けれど、一度オナホへと変換されてしまった彼の肉体は、狂ってしまった。自分が憧れの男になってしまうという、背徳感。他人の存在を乗っ取ってしまうという、罪悪感。それが、今の鉄平の本能を強烈に刺激する。


「イグッ、イグイグイグ~~~ッ♥♥♥」


 鏡に視線が釘付けになる。快感で蕩けた鉄平の顔が、変わり始めた。骨格がホームベース型に変わり、頬骨がごつごつと浮き上がり、顎ががっしりとしたラインを描く。目つきは穏やかな鉄平の瞳から、猛禽類のように鋭い松田の眼光へ。鼻は鷲鼻になり、鼻孔が大きく開く。唇はセクシーな厚みを持ち、口周りに髭が濃く生えて、顔の印象をガラリと変える。


──パンッ! パンッ! パァンッ!! ずちゅずちゅずちゅっ!


 和夫の腰が止まらず、【松田雄彦】の処女アナルに、さらに肉棒が叩きつけられる。前立腺が何度も刺激されるたび、鉄平のチンポからところてんでザーメンがビュッビュッと溢れ出し、ケツマンコが悦びに震え、ますます【深見鉄平】のチンポの虜になっていく。


「うおおおおっ……、俺の顔が……松田士長の顔に♥♥♥」


 鏡の中の自分の顔が、完全に【松田雄彦】へと変貌を遂げたその瞬間、鉄平は極度の興奮で連続射精した。


──びゅるっ! びゅるっ! びゅるるるるる!!!


 そして最後の変身。極太だった陰茎が、ほんの少し細くなり、カリ高がさらに強調される。竿の表面は、セックス経験豊富な淫水焼けの赤黒い色に。睾丸が大きくなったことで玉袋が少し垂れ下がり、重く熟れた形へ。もはやその中で蠢いている精子のDNAすら、【松田雄彦】のものに書き換えられてしまった。異性を孕ませるくらいの粘度を持った、濃厚で黄ばんだ雄汁が、亀頭から吹き出してくる。鉄平は、最後までしっかりとその変貌を目に焼き付け続けた。



***


「松田士長。もどかしいかもしれませんが、勤務中はロッカーの中で待機お願いします。俺が【松田雄彦】として振舞いながら、ヤツのしっぽを掴んで、俺たちの肉体が元に戻る方法を絶対に見つけますから!」


(お前に全責任を託すのは心苦しいが、あいつに一矢報いれるのはお前だけだ! 頼んだぞ、鉄平!!)


 鉄平は松田の思いを聞き遂げると、ゆっくりとロッカーを閉じた。



「よ〜し! お前ら、今日も徹底的に鍛えていくぞ!!」


──パンッ、パンッ、パンッ!!


 消防署内のトレーニングルーム。勤務中の消防署員たちが、出動の合間を縫って肉体を鍛えるために訪れる場所だ。普段であれば、マシーンの金属と金属がぶつかり合う冷たい音が聞こえる室内に響いていたのは、肉と肉がぶつかり合う熱のこもった淫靡な音だった。


 トレーニングルーム内にいるのは、二十人近い屈強な男性消防署員たち。しかし彼らは筋肉を鍛えることなどよそに、男同士で淫らな性行為に興じていた。あちこちに使用済みのコンドームが散らばった床には、雄臭い汗と精液で水たまりができている。声が漏れないように窓を閉め切った室内は、精力たっぷりの男たちの熱気で湿度が高くなり、ムッとするような雄のフェロモンで覆いつくされている。


「消防士の身体でする、野郎同士のガチムチセックス……。やっちゃいけないことをフルコンプしてる気がして、興奮が止まんねぇよマジで♥♥」


「俺の最近のマイブーム。わざとオナホになったやつらに見せつけながらの、嫁とのセックス♥ 寝取ってる感じがバリバリして、女相手だってのにめちゃくちゃ勃起するから、お前らにもオススメ♥♥」


「く~~~♥ 何発ヤッても、キンタマの中が精子で満たされてる! すげぇぜ、消防士ィッ♥♥」


 だらしない笑みを浮かべた男たちは皆が皆、新しく手に入れたガチムチの肉体での雄セックスの虜になっていた。全身から汗を噴き出し、精悍な顔をアへ顔へと変えて、ねっとりとした濃厚なDNAを辺りかまわずに撒き散らす。そしてそんな彼らの足元には、彼らの見た目によく似たオナホが転がっていた。


 この消防署で勤務する男性署員たちは全員、和夫の持つ光線銃によってオナホへと変えられ、その肉体を和夫の仲間の同性愛者たちに奪われていたのだった。肉体を乗っ取られ、妻を寝取られ、自分そっくりに成り代わった悪魔たちに種付けまでされる。乗っ取った相手のすべてを完全にコピーしたホモたちは、消防署にいる時以外は、完全に肉体を奪った相手に成り切って過ごしているため、周囲の人間は誰も彼らの中身が変わっていることには気づかない。


 人生すら奪われた消防署員たちは、精を吐き出すための玩具として男のチンポを受け入れ、嘆くことしかできなかった。


「ああ、俺はなんてことをしちまったんだ……。松田士長の身体を乗っ取った挙句に、和夫の蛮行を見過ごし、同僚の署員たちの人生を薄汚いホモ野郎たちに売り渡すなんて……。俺はなんて……、なんてサイコーの士長なんだ! なあ、【鉄平】?」


 沈んだ表情が一変して、嬉々とした声で和夫に呼びかける【松田雄彦】。和夫もまた【深見鉄平】に成り切り、ニヤニヤと笑いながら鉄平の雄マラを丁寧にしゃぶり始めた。深みのある声で、フェラの最中でも言葉を紡ぐ。


「うっす……♥ 士長が俺のやることを見逃してくれたおかげで、署員たちの団結力は以前にもまして強固になりました……。みんな、士長には感謝してるっす! 俺らもみんなに負けないよう、男同士肌と肌でぶつかり合って、さらに強い団結力を育みましょう!!」


 【鉄平】はくるりと後ろを向くと、【松田】にプリプリのケツを突き出した。そして、そのまま【松田】の極太のチンポをケツ穴で咥え込む。【松田】は、恍惚の表情を浮かべて、一心不乱に【鉄平】のケツマンコに腰を打ちつけ始めた。筋肉質な体が汗で光り、雄の匂いが充満する中、【鉄平】も【松田】も幸せそうに喘ぎ声をあげる。


──パンッ! パンッ! パンッ! パンッ! パンッ!


「「おっ♥ お゛っ♥ おっ♥ おっ♥ お゛ぉんっ♥♥♥」」


 こうして、消防署は和夫たちによって新しく生まれ変わった。署員たちは日夜、出動中は消防士の鍛え上げられた肉体で市民を救い、消防署にいる時は身体の元の持ち主の尊厳を弄びながら、熱い雄交尾に明け暮れるのだった。


(了)

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