二人のアオイ 焼き切れた後も愛し合おう 1/? 少し短め (Pixiv Fanbox)
Published:
2025-08-31 13:37:44
Imported:
2026-06
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周囲が真っ白な壁に覆われた、わずかな汚れすら確認できないような純白な空間に、二人の女性が一糸まとわぬ姿でマネキンのように立ち尽くしていた。
一人は水樹葵。かつては生身の人間の女性だったが、強制的にスレイブドールへと改造され、今は生身が一切残されていない。機械仕掛けの人形と化した。
彼女自身はそれを自覚しておらず、自分がアンドロイドと同様の存在へ造り替えられてしまったことも認識できていない。
もう一人は水樹碧。そんな葵のコピーとして造られた、容姿から内部データまで全て複製された、元人間ではなくロボットと言える女性。
何もかも同じであり、ほぼ双子のようになっているが、人格データに改変が加えられており、自身が機械だと自覚していてかつ、葵に強い好意を抱き、どのような目的で自身が製造されているのかも認識している。
そんな彼女達は、幾度となく修理、複製されては壊され、壊れ合い、愛し合い、その記録を重ねていた。
人間では不可能なシチュエーションや、内部データの改竄、オーバーヒート、破壊、データ消去など、様々な破損行為が行われてきた。
その度に彼女達は、エラーや誤作動が快楽信号に変換されるように設定されたことで電子頭脳が文字通り弾けてしまう程の快感を浴びてはそのまま壊れていった。
今回もまた、彼女達は新たな実験とシチュエーションの為に、何度も壊れたテストルームで起動させられたのだった。
「外部からの命令を受信しました。水樹葵の起動を開始します。システムチェック、異常無し。バッテリー残量99%。各部センサー、及びボディに異常無し。システムは正常に稼働中。人格データを確認。人格エミュレートを開始します………………」
「外部からの命令を受信しました。水樹碧の起動を開始します。システムチェック、異常無し。バッテリー残量100%。各部センサー、及びボディに異常無し。システムは正常に稼働中。所有権を有する接続機体、水樹葵を確認。外部より与えられたメッセージを更新。行動ルーティンへの組み込みが完了しました。人格データを確認。人格エミュレートを開始します………………」
同じ顔、同じ口の動き、同じ音声、同じ姿勢、それぞれで微妙に内容の違うシステムメッセージを口にする葵と碧。
ほぼ誤差程度ではあるが、先に葵の人格が起動した後、少し遅れて碧が起動し、スムーズに人間のように動き始めた。
「………………おはよう碧。調子はどう?」
「……………………あら、おはよう葵。至って問題はないわりむしろそっちはどうなの?」
「私も至って健康よ。どこも悪いところはないわ」
まるでずっと寄り添ってきた姉妹のように話す二人。
軽い挨拶を交わしあった後、周囲を見渡して何も無いのを確認すると、ちょっとだけ離れた位置に立っていた碧は、少しだけ葵に近づき、いつでも抱きしめあえるような距離まで詰める。
「あら、いきなりどうしたの? そんなに近くにきて」
「ん、別に深い意味はないわ。それとも、早速始めちゃう? 今回は何も置かれてないしこの場には用意されてないから、すぐに葵と気持ち良くなろうと思うんだけど……」
先に動き出した碧に対して、一瞬だけ呆気に取られたようだったが、すぐに微笑み自分も身体を寄せる葵。
既にお互いの豊満な両乳は先端がくっついており、センサーが集まっている乳首や乳輪、乳房が刺激されて密かに快楽信号が発生している。
それに煽られた碧は、先制とばかりに背中に手を回して、早速お互いの両乳が潰れるくらいに抱きしめ、キスを始めた。
「ん……あっ、んん……そうね……私も…………そんな気分だったわ……あんっ…………」
「なんだ……それならいいわ…………今回は、こうして気持ちよくなるのが……あんっ…………大切だから……ん…………」
「ん……あっ……あんっ……ぅ…………もう、教えなさいよ……これから何をするのか…………あんっ……ぁ……あっ……んん…………」
これから何が起こるのか、何を目的に行動するのか、何が仕掛けられ準備されているのか。
それを知るのは碧側のみ。葵側はこの先どうなるのか知らないまま人間として稼働し続けるが、そんなことよりも碧と愛し合うことの方が優先的になる。
立ったまま人工皮膚同士を触れ合わせ、乳が柔らかく潰れ、樹脂製の唇と舌がくっつき絡み合い、全く同じ成分で無味無臭の人工唾液が混ざり合う。
立ったままの交接は、徐々に快楽信号が蓄積し、お互いの電子頭脳を少しずつ痺れさせていく。
同じ声の嬌声を漏らし、ほぼ同時に少量ずつ人工愛液が女性器ユニットから溢れてくる。
「ん……あんっ…………葵ぃ……気分はどう……? あんっ……ん…………」
「あ、あっ……ぁ……ん…………ええ、とっても気持ちいいわ……碧ぃ……大好きよ、碧……あっ…………ん…………」
そこにまだ激しさは無いが、少しずつ少しずつ快楽信号が蓄積していく二人。
床に人工愛液のしずくがぽたぽたと溢れる頃になると、二人はその気持ちよさから徐々に身体が震え始めた。
このままもっとひとつになっていたい。気持ちよくなりたい。そんなことをお互いに思考し始めたところで、碧が先に、葵の女性器ユニットに指を入れ、膣肉を軽く指でひっかきながら、陰核を指で転がし始めた。
「あああああっっ!! あっ! あ、ああっ! あお、いぃ……あんっ! そん、な……いきなりそんなに……激しくされたら…………あああっ!!」
不意打ちのようにほとばしった快楽信号に、思わず室内に響くほどの嬌声を上げる葵。
お返しに同じようなことをしようとしたが、彼女の手は震えて上手く動かず、碧から与えられる快楽をただただ享受するだけになっていた。
電子頭脳内の処理が快楽信号に傾き、動作制御へのリソースが減り、膝がカクカクと崩れそうに震える。
碧はゆっくりと彼女に力を加えてわざと床に倒すようにして、葵を仰向けの状態で床に寝かせた。
まるで地面に倒れた昆虫のように、気持ちよさそうに振動する葵。
さらに片方の乳首を摘みつつ揉みしだいて、同時に女性器ユニットへさらなる刺激を加えると、葵はまたもや大きく仰け反った。
蕩けてしまいそうな声で喘ぎ声を上げ、碧に責め返す余裕もないくらいに快楽信号に身悶えする葵。
そして、もう間もなく絶頂に達してしまいそうになったその時、彼女に突如変化が起きた。
「あっ、あっ、あっ! あ、あ、あ、あ、ああんっ! 碧、碧ぃ……あんっ! あっ! 私、わ、私も、もう、もうイッちゃイッttttttいくいくいくイクイクイクイクイクkkkkkkkkkkk」
葵の喘ぎ声は途中まで普通だったのに、突如音声付きで倍速再生された動画ファイルのように、高速かつ高音で加速し、葵自身も違法改造したバイブが激しい振動を起こしたかのようにガタガタと高速で揺れ、自分の身体で自分の乳を跳ね上げていた。
そうして絶頂に達し、人工愛液の潮が床へ噴き出した後、彼女はひとりでに床の上で震えていたが、徐々に落ち着きを取り戻した。
「あ、葵、わ、私、わわ、わた私、私、気持ちいい、気持ちいいよか、よかったたたた……ねえ、ま、ままだまだしシシシ。した、シタい、した、したいしたいしたいしたい気持ちいいのきもちちちちち碧いいいぃぃぃ…………」
それはあまりの気持ちよさからではなく、明らかに動作そのものに異常が起きている痙攣と言動の変化だった。
絶頂前後で、葵は身体がカクカクとどこか緩慢な動作になり、眼球の動きにも柔軟性が無く、少し動いては止まり、動いては止まりを繰り返している。
音声と唇のリップシンクが微妙にズレ、音声がやや先走っている上に、ひとつの発言内でのピッチがめちゃくちゃで、発言の意味こそかろうじて通じはするが発言そのものがややぐちゃぐちゃになってしまっていた。
両手両足が、不規則なタイミングでぴくん、ビクンと跳ね、まだもっと快楽信号を求めているかのように、割れ目がぱくぱくと開閉を繰り返し、勃っている陰核がぴくぴくと揺れ動いていた。
乳首が固く勃っており、先端からは乳液タンク内の液体を吐き出す為の機構が動作し、空気が噴き出し空撃ちを繰り返している。
一瞬にして、酷い誤作動を起こしたセクサロイドのような有様になった葵。しかしこれは、碧が既に知っていることだった。
「ええ、私も同じ気持ちよ葵。もっと一緒に気持ちよくなりたいし、まずか葵のこと気持ちよくしてあげるわ」
今回二体に組み込まれた仕掛け。それは、葵が発信した快楽信号の量に応じて、電子頭脳で使用されるバッテリーからの電圧が急上昇し、彼女の電子頭脳を狂わせるというものだった。
そのスイッチとなるのが、一度目の絶頂。これ以降彼女は、まるで推奨される電圧を大きく超えて動かされ、めちゃくちゃな動きをする玩具の人形のように、めちゃくちゃな挙動をすることが決定づけられたようなものとなった。
当然葵には、そのようなスイッチが入ったというような自覚はなく、とてつもない高音で絶頂の声を上げたという自覚もない。今自分が、あられもなく無様な姿を晒していることにも気づかないし気づくこともできない。
一瞬にして、人間らしく動いていた姿から、オリジナルなのに人間性を著しく損ない、淫らな性人形のような有様になった葵を見て、碧は思わず子宮ユニットを疼かせながらうっとりと見つめていた。
「はぁぁ…………いい感じよ葵…………いい感じにおかしくなっていってるじゃない…………でもね、まだ始まったばっかりだから……このくらいで機能停止しても面白くないでしょ……葵にはいつもみたいに、もっと気持ちよくなってほしいし、一緒に快楽信号を処理したいの……」
碧はそう言いながら、カタカタと揺れ動く葵の上に重なり、再び乳あわせが起きるような体勢となる。
それから無線で命令を送信し、少し首を上に動かすと、葵の後頭部カバーが開き、電子頭脳が姿を現した。
人間として産まれた頃から現在までの全てのデータが詰まっている、生身ではなく電子部品の集合体。今までもこれを何度も破壊され、潰され、オーバーヒートを起こされ、ショートが発生して快感を覚えていた。
彼女達にとっては、人間と同じく大切な器官である脳も、性感が大量に浴びて淫欲を満たす道具でもある電子頭脳。
触れてみると、既に人間の体温よりも明らかに熱くなっており、指先の人工皮膚が間もなく焦げそうな温度になっていた。人間ならば、一気に手を引いてしまうだろう。
だが、それすらも小さな快感に感じつつ、碧はここからさらに葵を壊し愛せることに幸せを感じていた。
「ふふ、葵、今からもっと気持ちよくさせてあげるから……」
碧の中には、この仕掛け以外にも今回使用可能となっている機材や、クライアントに組み込まれた要望などがインストールされている。
彼女はそれに忠実に従い、お互いが壊れるまで官能的な信号に満たされようとする。
それを全て満たすべく、碧は再び同じように身体を重ね、今度はぽかんと力なく開いた唇にキスをしながら、右人差し指を突き立てて左耳の奥まで強引に挿し込んだ。