異形と機械お姉さん達の性的な日常 3話 1/? 棄てられていた元人間の大量コピー品 少し短め (Pixiv Fanbox)
Published:
2025-02-28 14:08:50
Imported:
2026-06
Content
ある日の深夜。場所はアルゴビットが所有する超巨大研究実験施設の一角に存在する、そこらの廃棄場とは比べ物にならない程に広く作られた廃棄場。
そこは、施設そのものが人里から隔絶された場所にありながらも、周囲からの侵入者すらも拒むように高い壁が建てられている。
その上でさらに、壁の外には複数台の監視カメラも設置されており、侵入者や部外者が発見され次第通報が行われる。まさにそこは、堅牢な穴とも言える場所だった。
そのような場所に、ある存在が密かに侵入しようとしていた。
それは、アメーバのように溶け出した銀色の身体ながらも壁の色に擬態しながら壁をよじ登っていた。
隙間なく仕掛けられているように見える監視カメラの死角を突くような位置と移動法。仮に発見されるような位置だとしても、それはハッキングを行い無力化することもできる。
壁をよじ登り終えると、それは自ら廃棄場の中へと飛び降り落下した。そして、残骸の上に衝突すると、徐々に形が歪み始める。
ただのスライムでしかなかった銀色のそれは、少しずつ全身を変化させ、しなやかな体型をした女性の形へと変わっていく。
そして、体表面が色白な肌の色となった直後、それは全身を軽く震わせ、美しく魅力的で、無表情な女性の姿へと変化し、変化が収まった。
彼女はキリエ。現在非人間の女性4体で、ひとつ屋根の下で共同生活を行っている女性のうち一体である。
彼女はアルゴビット製の液体金属製アンドロイドであり、本来は世間には一切存在しないはずの代物だが、アルゴビットから脱走し、表の人間世界で生活するようになった。
そんなキリエがなぜ、逃げたはずのアルゴビットにわざわざ戻り、しかも廃棄場にいるのか。それは、そこにあるものが関係していた。
「…………周辺に監視の影は無し。調達を開始します」
女性器も両乳房も丸出しな、あられもない姿で廃棄場の中を歩く。しかしそこはただの廃棄場ではない。
アルゴビットの実験によって破棄された、大量のアンドロイドや元人間、またはそのコピーの残骸が積み上げられた場所なのである。
「電子頭■脳がはそンしてイます。交換またはしゅうリしテください。正常な動作が動作がおこなわレなイ! おそれガあります。でんシずのウが破損しててていま、いま、いま、す」
ぺたんと不安定な地面に座り、虚ろな瞳と笑顔で首を空に向けたままエラーメッセージを吐き続ける、女子高生程の年齢を想定して造られたであろうアンドロイド。
「おはようございます。IDカードを提出してください…………………………おはようございます。IDカードを提出してください…………………………おはようござ提出を確認しました。読み取り中です……………………すみません。よく読み取れませんでした。おはようございます。IDカードを……」
ラフどころかボロボロのサマースーツを身に着けているが、上半身だけしか造られていない上に身体はうつぶせになっており、ずっと同じメッセージを喋り続けては、時折視界に入っている部品をカードと誤認している、おそらく受付用として造られたであろう成人女性型の低性能受付アンドロイド。
「お願い早くそれ挿れてよー。そういう実験なんでしょ? 気持ちよくなりたたたたた………………お願い早くそれ挿れてよー。そういう実験なんでしょ? 気持ちよくなりたたたたた………………お願い早くそれ挿れてよー」
地面に横たわりながらも、カタカタ動く左手を女性器ユニットの前まで持ってきたまま、まるで割れ目を開くようなジェスチャーを続けて膣内への挿入を求める音声を繰り返す、お金目的でやってきた元人間。
「………………よ……siよ、シ、いい、イいいい………………子、いい、いい、いい、ここここ……ね、ねね、ねえ…………名前がと、登録されてい、ませ、ませ、登録してくだサい。ちゃ、ん…………お、っppppい、ほ、しいの?」
今にもバッテリーが切れてしまいそうな、架空の赤子を愛でて、誰かも知らない金属骨格剥き出しの頭部を撫でながら育児プログラムを実行している、半身の人工皮膚が剥がれて剥き出しになっている元人間。
かろうじて動作している機体は複数存在しているが、どれもいずれはバッテリー切れを起こし機能停止することは確実。
むしろそうなった機体の方が圧倒的多数であり、まるでオブジェのように動作途中のポーズや座り込んだままバッテリー切れを起こし動かなくなったモノや、地面に突っ伏したまま機能停止した機体など、多種多様な停止の仕方をしている。
たとえ工場で量産製造された機体でも、それが元人間であっても関係ない。必要ないと判断されたら全てここに捨てられる。それが、アルゴビットの廃棄場だった。
そんな残酷極まりない場所になぜキリエがやってきているのか。それは、自身の質量と同居している二体の換え部品を確保するためである。
「………………内部構造の解析を開始」
キリエは、廃棄場内を堂々と全裸で歩き回る中で目をつけた女性型の残骸に近づく。
右手の擬態を解除し、液体金属の状態にしてから体内に侵食し、どのような部品が使用されているか、どのようなデータが入っているか、これは同居人の部品として転用できるか、などの情報を取得していく。
「美咲、またはミレイに近い構造のアンドロイドだと確認できました。解体し、予備パーツとして保管します」
ミレイは早速、条件に該当する機体を一体発見すると、指を鋭利なナイフへと変形させ、色も肌のそれから光沢がよく生まれる銀色に変えた。
彼女が目をつけた機体は、まるで幸せの中で停止したように恍惚な笑顔で停止しており、開いたままの眼球には砂埃が溜まっている。
変形ナイフをその機体の身体に突き立て、まるで食材を取り扱うかのごとく切れ目を入れて、人工皮膚を引き剥がしていった。
樹脂の皮が千切れる音が鳴り、取られていくごとに、倒れた機体の人間らしさが失われていく。
恍惚な表情をしている顔も、髪がぱさついてしまっている人工頭皮ごと剥がれたことで、表情もなく個性が全く見えない金属骨格の機械人形へと変わり果てた。
色あせた乳首と豊満な乳房も、その下にあるシリコンが露わになり、下半身の皮も剥がれると、内側から穴が空いている女性器ユニットの姿が見受けられた。
どうやらセクサロイドとしての試験が行われてほしいその機体に、ミレイは擬態を解いてから覆い被さり、まるでスライムが対象を捕食しているかの如き動きを見せた。
かちゃかちゃと金属同士が擦れる音が響き、時折何かが破損する音も聞こえる。
そして、ミレイが元の姿に戻ると、腹部がまるで妊娠しているかのように膨れており、その後には身を剥がれた焼き魚のような人工皮膚と摩耗パーツのみが残されていた。
その後、膨れた腹に手を突っ込み、何かを掴むように握る。すると、その一部が本体から離れ、まるでバッグのような形状となって、剥ぎ取った予備パーツを保管していた。
「美咲の予備パーツを確保しました。回収を続行します」
ミレイは他にも様々な機体を物色し、その度に吸収またはパーツの解体回収を行い、手持ちと己の容量を増やしていった。
彼女の目利きもあって、状態の良い部品を大量に手に入れられた。あとは戻るのみと判断したミレイ。
しかしその時、彼女は偶然にもある残骸の山が視界に入り込んできた。
「…………確認しましょう」
この廃棄場には、到底数え切れない程の女体が転がっており、どれも当たり前のように美女や美少女ばかり。
プロのデザイナーがデザインした容姿や、人間だった頃から優れた容姿をしていた女性など、個性は様々で体型も多種多様。
そんな中、まるで同じ色、同じ髪、同じ体型、同じ顔の女性型が散らばった地点が存在していたのを、ミレイは初めて認知した。
時々単独かつ独断でこの廃棄場を利用しているとはいえ、その全域を知っているわけではない。来る度に彼女にとっても新たな発見がある。
故に、同じ容姿をした女性型が大量に転がっている様は初めての記録となったのだった。
「………………容姿のみで判断すると、全て同一機体です」
ミレイは近づいて、より近距離で何か違いはあるか確認する。だが、破損箇所の違いはあれど、その機体はどれも全く同じ容姿をしていた。
黒のロングヘアーに、どこかわずかに可愛らしさが宿っているが全体的には大人びた美貌を持つ、推定20歳頃の顔立ち。
肌は髪の黒が映える色白で、両胸は正面に突き出し主張している程にハリがあり、軽く身体を揺らせばそれに釣られて揺れ動く程に弾力がある。
キリエ達4体程ではないものの身長も高くスタイルも非常に整っており、スラッとした体型が、地面に倒れている姿でも芸術品のような魅力を醸し出していた。
そんな女性型が何十体。下手すれば百を超えるほどの数で倒れていた。彼女達の破損している箇所も、非常にバラエティに富んでいる。
自ら左手で顔の人工皮膚を破りながら胸に手を突っ込み、バッテリーを握り潰し恍惚な表情で停止している個体。
頭部と足だけでブリッジの体勢を作り、両目を見開きながら膣口が開き、己の電子頭脳を握り潰している個体。
取り外された女性器ユニットを口に加えたまま、歯型が残る程に強く噛みつつ、股間に空いた穴の中に水を注ぎショートした形跡が残っている個体。
後頭部カバーが開放されているが、電子頭脳が明らかに焦げ付いており、股間や胸の人工皮膚が融解しながら気持ちよさそうな顔で停止している個体。
ほぼ全ての個体が例外なく、どこかしるに破損箇所が存在し、大部分が夢心地な表情を残している。
壊れ方にもいくつかパターンがあり、女性器ユニットへの過度な刺激と電子頭脳の破損、熱による人工皮膚の融解が特に多く見られた。
キリエは思考した。結果、おそらく彼女達は大量生産された上で壊れたコピーだが、同時に快楽信号を得ることそのものが稼働目的として設定されている可能性があると考えた。
身近にも、壊れることを厭わない、むしろ壊れたほうがより気持ちよくなれるという加藤美咲という元人間の女性が一緒に暮らしている。ならばありえないことではない。
キリエは、彼女達の中で一番状態が良いであろう個体に目をつけ、早速自身の中の電力を分け与えつつ、電子頭脳への侵食を開始。残されているデータを確認し始めた。
「…………水樹碧が、この機体の名称ですか」