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ある王国の街の領主が中央地区に構える庭園つきの巨大な洋館。 商人から身をおこして財を成し、領主にまで成り上がった男はその過程で数々の財宝を手に入れた。 当然、国中の盗賊たちからはトレジャーハントの機会を虎視眈々と狙われているのだが……なかでも彼らが垂涎する1番の宝は"天使の涙"。 売れば日本円にして8億円にもなるとされる、雫の形に切り出された拳サイズの美しい宝石である。 だがそれゆえに警備は厳重を極め、過去にも名だたる盗賊・大泥棒たちが侵入を試みるも……挑戦者は皆、生きて帰らないか、あるいはたちまち檻の中、という難攻不落ぶりを誇る。 そして今、そんな天使の涙に挑もうという女が1人。 彼女の名はクレア。 世界各国を旅しながら行く先々で豪商、大地主、果ては貴族たちから金銀財宝を盗み出し…… 武器を持たず、身体能力や美貌を活かし素手のみで仕事を成し遂げることから "神腕(しんわん)"の二つ名がつく、名うての女盗賊である。 現在は件の街から少し外れにある密林にアジトを構え、同業者たちからも超難関で有名な領主邸の攻略をするべく機会を伺っているのだ。 そしてある日、領主が王への謁見で街を留守にするという情報を極秘裏に入手したクレアは 来たる当日、天使の涙を手にするべく屋敷へ向かう……つもりなのだが アジトで留守を命じられ不満気な少女にジャケットの裾を掴まれていた。 彼女はアン。 冒険家として旅をするなかでクレアと出会い、そのカリスマや実力に惚れ込んで盗賊へ転身する形で弟子入りしたうら若き少女である。 「なんでですか師匠!?単独なんて無茶っす、私も連れてってくださいよ!」 「アン……あの屋敷は未だ誰も宝を盗み出すどころか生還者すらいない魔窟。お前ではまだ早いのだ、それに…アジトを守るのも立派な仕事だぞ?」 「安心しろ…ワタシが帰らなかったことなどあるか?今回も必ず戻る」 「…………はいっす……」 「ふふ、良い子だ」 口を尖らせ、納得できないっすと言いたげな顔をしながらもアンはクレアを送り出す。 しかし1時間、2時間と経っても師は戻らない。 アジトから屋敷へは往復30分、屋敷図を元にした予測では彼女の腕なら10分もあれば天使の涙を奪取して敷地内を抜けられるはずだった。 「師匠……」 心中によぎる不安は時計の秒針が回るごとに募っていき、いても立ってもいられなくなったアンはついに領主邸に駆け出す。 そして彼女が宝物庫の手前の廊下を屋根裏から覗いたとき、その判断が正しかった…否、正しくはあるが遅かったことを痛感することになる。 「んお"っ♡♡ん"んんんっ♡♡♡ひぅうっ!?♡♡」 (っ!?!?!?し、師匠……!?) 「へっへっへ…宝が手に入ったのはオレたちの方だったな盗賊女ァ!!」 「んふぅ……あぁ、たまんねえぜこの尻…確か"神腕のクレア"っつったか?」 「へっ、なんでも有名人らしいが……とんだ大マヌケだよなぁ!!宝物庫の周りの屋根裏が回転床になってるとも知らずに尻もちついて落っこちてきやがってwww」 (えっ……!?) 「ぶっははは!!wほんっと……いけすかねぇ領主サマだが用心棒やってて良かったぜ!金払いは良いし、こんなイイ女を好き放題できるんだからなぁ!!」 「ふっ……ふざけるにゃあっ…♡♡♡おまえたひっ♡♡♡ん"ほっ!?♡んっ♡あっ♡あっ……♡」 「はっw大盗賊も大したことねえな!もうヘナヘナになってやがるw」 「アァ、だがよ…上玉には違ぇねえ…何発ぶち込んでも収まんねぇ……!マジでたまんねぇよこの女……♡」 「んぐぅぅぅううう♡♡💢💢ひぐっ♡♡お"♡お"っっ♡」 (そんな……あの、師匠がっ………) クレアには誤算があった。 領主邸に仕掛けられたギミックは膨大で、家主である彼と事故を防ぐため説明を受けている使用人、2人の用心棒らでなければその全容は把握しきれるものではなかったのだ。 クレアが引っかかった回転床のトラップもその1つ。 一定の重さ、つまり成人ほどの体重が床板にかかるとクルリと裏返って上に潜む者はそのまま用心棒たちが守る廊下に転落するという罠だったのだ。 アンは小柄な少女ゆえ、領主が想定していないトラップ不作動ギリギリの体重であるため今もこうして身を潜めていられるのだが、クレアはそうはいかなかった。 天使の涙は、すぐそこにあるようで遠かったのだ。 「オラッ!!出すぞ……♡♡またさっきみてぇによ……このでっけぇケツ肉引き締めながら悦ベよエロ女!!♡♡」 用心棒のひとりがクレアの尻を引っぱたきながら、その秘穴にありったけの精〇を流し込む。 バチィィィィン!!という渇いた音と共に、尻肉をすぼめ脚をバタつかせながら…… 「あお"お"おおおぉぉぉおおぉおっ!?!?!?♡♡♡♡♡♡♡」 クレアも同時に何度目かの絶頂を迎えた。 「はぁっ…はぁっ……♡♡あぁ、最高だ……もう1発……♡」 「おい待てよ、次は俺だろ?なあ、"デカ桃のクレア"さんよぉ…♡」 そう言うと、傍らに立つもう1人の男が黒いペンでクレアの尻に絶頂の証である1本の線を引くと、よろしくなとの意を込めぺちぺちと、だらしなくたゆんだ尻をからかうようにはたく。 だがその尻頬は小刻みに虚しくぷるぷると揺れるばかりで返答はない。 「あ……?おぉ、おいおいw見てみろよ、コイツ今ので白目ひん剥いて失神しやがったぜw」 「はっはっは!!w構わねえ!このまま続けてやろうぜ!」 (っ…!!や、やばい…師匠が……) 回転床は作動せず、分厚く頑丈な床板は蹴破れそうにもない。 だがこの場から一刻も早くクレアを助け出さなければ、彼女はまた彼らに弄ばれてしまう。 (ど…どうしたら…………そうだっ!) アンは腰に差した短剣で目の前の柱を手際よく斬り取ってその肩に担いだ。 自身の体重に木材の重さを加えれば、下に降りられると踏んだのだ。 その予測は当たり、ガタンという大きな音を立てて床板が回転する。 用心棒たちの前に、大量の土煙と共に柱を担いだアンが華麗な着地を決める。 「師匠っ!!すいません遅れました!今助けます!!」 「んあ?なんだこのガキ……師匠…てこたぁ、このエロ桃の弟子かよ」 「助けに来たってことか…チッ、イイとこで邪魔しやがって!」 「まあいいさ、コイツが大したことねぇんだ!弟子の実力もタカがしてれる、さっさとやっちまおうぜ!」 男たちは2人がかりで殴りかかる。だが… (遅いっ…!) アンは即座に柱を投げ捨て、顔面めがけて襲いくる二対のストレートパンチをかがんで避けると、手にした短剣の柄を力いっぱい男のみぞおちにめり込ませた。 「かはっ……………」 1人目の用心棒は腹を抑えながらその場に倒れ込む。 「っ!?てめえ……まぐれで図に乗るなよ…!!」 「よっ…おりゃぁあーーっ!!」 刹那、繰り出された2人目の足払いをジャンプでかわしたアンはそのまま男の側頭部に飛び蹴りを叩き込む。 攻撃がクリーンヒットした男は横に張られたガラスの窓まで吹き飛ばされ、窓に大きなヒビを入れながら跳ね返され、その二度の衝撃で気を失い、倒れた。 「ふうっ……コイツらが疲れてなきゃ私もやばかったかも…万全ならあの師匠にだって勝てちゃうんだから…」 実際は冒険家時代に鍛え上げられた肉体と、幾度の危機を乗り越えいくうちに身についた格闘センスで、単純にクレアよりも戦闘力が高いのだが… 彼女を尊敬してやまないアンは自分を低く見積もり、そのことにはまだ気づいていない。 「師匠……この屋敷は危ないっすね…宝物庫の手前でこれなら、天使の涙の周りにはどんなトラップが仕掛けてあるか分かりません、一旦撤退して情報を集めましょう!」 尻を丸出しにして白目をむいた師を、その肩に担いで屋敷のエントランスをあとにする。 「あっ、そうだ…なにか履かせてあげないと…」 「おい!!正面入口に誰かいるぞ!!」 「へぁっ!?」 「こっちだ!あの身なり、盗賊だ!!」 「まずい、別館の後詰だ…やっぱり本館だけ手薄なんて変だと思ったっすよ…!!」 「師匠、すいません!!しばらくオシリ丸見えっすけど、どうせこっからは密林なんで我慢してくださいね!」 たった今出てきた正面入口から左手に見える別館の窓から、警備の兵がこちらを指さす。 気づかれたアンはクレアを担ぎながら、それでも驚異的なスピードで庭園を駆け抜け、そして密林に逃げ込んで木々の間に隠れながらアジトに戻って行った。 「はぁっ………あーっ……流石に疲れました……師匠、やっぱ領主邸にひとりで挑むなんて無茶っすよ」 「今度はふたりでやりましょう?私ら、チームじゃないっすか!」 「絶対お役に立ちますから…"神腕のクレア"にも、懐刀くらいあったほうが良いでしょ?」 「あれ…まだ気失ってるっすね…おパンツ履かせて、しばらく寝かせてあげなきゃ」 この数週間後、屋敷にトラウマを抱え、本件について悔い改めたクレアはアンを加えて再度、天使の涙を奪取するべく領主邸に潜入した。 見事、アンの活躍もあって念願の獲物は手に入った のだが、「神腕のクレアが屋敷の用心棒に敗れて弟子に助け出され、その弟子の力を借りて雪辱を果たした」という噂は街中で持ち切りとなったほか 廊下で脱がされそのまま放置された彼女の靴は、領主が自らお抱えの用心棒たちの強さを喧伝するために「神腕の忘れ物」として高値で競売にかけ…… 恥辱のあまり国にいられなくなったクレアは、アジトを引き払ってアンを連れ遠い異国を次なる仕事場にするべく旅立った。 程なくして、その地でもアンが自身より倍ほども高い懸賞金をつけられた手配書が出回ることになるのだが、それはまた後の話である。 【終】

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1103

救出もできたぐらいだからアン一人で行けば成功してそう😂

アオミドロ

『涙』じゃなく『汁』を手にしたって事だね♪www