尻を振り、砕け散るプライド③ (Pixiv Fanbox)
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前々作
尻を振り、砕け散るプライド

"姉が強いか、妹が強いか" 国内最大手の女子プロレス団体・BZMには羽山麻里香(21)と河合モカ(20)からなる「マリモカ」というユニットがある。 プロレスラーでありながらTikTokerとしても活動しており、可愛らしいルックスとリングでの荒々しいファイトが醸すギャップがウケて、実力とはまた別の人気・影響力もあわせ持っ...
前作
続・尻を振り、砕け散るプライド

滝沢海子(たきざわ みこ)は20歳の女子大生。 実家から通学しているのだが、同じ屋根の下に目の上のたんこぶがひとつ。 2つ年上の姉・海咲(みさき)だ。 幼少期から何かにつけて海子をこき使い、偉ぶり、当然のように家庭内で我儘な女王として君臨していた。 「みこ、アンタあの服貸してよ」 「買い物行くならついでに郵便...
※過去作が未見の方は先にお読みいただくと、より作品を楽しむことができます✨
【本編】
麻里香「みんなー!!お正月から私たちのために集まってくれてありがとう!!」
モカ「最後までモカたちのカワイイ姿…たーーっぷり見ていってくださいね♡♡」
BZM女子プロレスの本社に併設されたスタジアム。
普段は試合を行うための会場なのだがこの日、いつもはその中央にそびえるリングはなく。
代わりに巨大な特設ステージが設置され、天井からの煌びやかなライトアップに照らされて2人の美少女がいかにもアイドルらしい衣装に身を包んで歌い・踊っていた。
2人は羽山麻里香(はやま まりか)と河合モカ(かわい もか)からなるBZMの人気タッグチーム・マリモカ。
女子プロレスラーでありながらSNSを巧みに使いこなすインフルエンサーとしての顔も持ち、マルチに活躍する現代的なカリスマであった。
また、その傍らでプロの作曲家から楽曲の提供を受けて音楽活動もしており、ひとたびライブを開けば会場は専業のアイドルも顔負けの盛況を見せる。
そして…その後ろではバックダンサーとしてこの日を共に盛り上げた女性たちも2人。
麻里香「お姉ちゃんたち……’’デカ尻エンジェルズ’’も、まだまだ踊れるよねっ?」
蘭子「はいぃっ♡♡もちろんです麻里香様ぁっ♡♡♡♡♡♡おふたりの最高のステージを盛り上げるお手伝いができて姉として最高の幸せですぷりぃぃぃっ♡♡♡♡」
モカ「腐ってもプロレスラーなんだからバテたらダメだよぉ?おっけー?」
エミリ「はいっっ♡♡♡最後まで精一杯、かわいいかわいいモカ様の引き立て役をお務めさせていただきますぷりぃぃぃっ♡♡♡♡♡♡」
彼女たちは羽山蘭子と河合エミリ。
名前から察せられる通り、麻里香とモカの姉にあたる。
それぞれ幼少期から姉妹の上の子として暴君のように振る舞い君臨してきたのだが、マリモカの2人が下克上とバズり狙いで仕掛けた【姉チームvs妹チーム】のタッグマッチにて大敗。
知られざる格の差があったことを骨の髄まで思い知らされ、現在は妹たちに全面服従している。
語尾の”ぷり”も先の試合後に”ケツ振り子”というダンス動画を撮らされた際のもの。
それだけでも赤面ものの屈辱だったが、今夜のライブではさらに、サンバを思わせる羽の意匠と露出度を持つ滑稽なコスチュームで、アイドルらしさ全開の可愛い衣装で踊る妹たちの引き立て役として”デカ尻エンジェルズ”という名のバックダンサーを務めていた。
もちろんこれは蘭子とエミリが自ら進んで買って出た役目ではないが、楽屋で麻里香とモカに着替えさせられ、逆らうこともできないため顔から火が出そうなほどの恥ずかしさを堪えながらステージに立っている。
麻里香「じゃあ最後…今日は私たちのオリジナルソングもたっくさん歌ったけど、私たちがTikTokで初めにバズった、私たちにピッタリなあの曲を歌わせてもらおうかなって思いますっ♡」
モカ「色んな人がカバーしてるけど、モカたちがいっちばん似合ってるよね♡みんな?」
客席からはその言葉を肯定する声援が飛び交い、空気がビリビリと揺れるほどのボルテージが高まる。
麻里香「それじゃ…いくよーーーっ!!’’可愛くてごめん’’っ♡♡」
ポップで聞き馴染みのあるイントロが流れる。
ステージの周り、360°を囲む数千人の観客が一斉にペンライトを振り、「まーりっ!!」「もーかっ!!」と2人の名を呼びコールする。
2人のオリジナル曲はすべてこのコールをしやすいリズムで作られているのだが、奇しくもこの”可愛くてごめん”も同じようにマリモカコールができる。
……と、同時に、麻里香とモカの後ろでそのコールに合わせるように2人の負け女たちもペンライトの代わりにその大きな尻を振る。
蘭子・エミリ「「ぷーりっ♡♡♡ぷーりっ♡♡♡♡」」
動きに合わせてコスチュームに付けられた天使の羽がパタパタと揺れる。
あまりに情けなく滑稽な姿。
だが一定のテンポでみっともなく大尻を振り、前方でアイドルとして輝く”麻里香様”と”モカ様”のために全力で踊るのがこの日与えられた使命……コールのテンポを崩すことは絶対に許されない。
蘭子・エミリ「「ぷーりっ♡♡♡ぷーりっ♡♡♡♡」」
麻里香「大好きなお洋服♪大好きなお化粧で♪」
モカ「お決まりのハーフツイン巻いてお出かけしよ♪」
女の子としての可愛さを前面に押し出した歌詞を歌い、踊り、観客からの声援を全身に浴びる妹と
その後ろで”デカ尻エンジェルズ”として情けなく媚びるように巨桃を振って前方で舞うアイドルの可愛さを際立たせる姉。
同じステージ・同じスポットライトにあたりながらその扱いはまったく対照的であった。
もちろん、客の目当てはマリモカである。
曲も盛り上がってきたころ、歌いながら麻里香とモカは姉たちの尻をぺちっと叩いてステージのキワまで向かう。
「一緒にきなさい」の合図だった。
そして、求められたウィンクやハートポーズをして前列の客にファンサービスをする。
それが終わるともう片側の客席の元へと、空いているほうの手で姉の豊満な尻肉を鷲掴みにして引っ張りながら移動し、再度表情で要望に応える。
『モカちゃんカワイイーーっ!!大好きぃーーっ!!♡』
『こっち見てーー!!♡♡』
『キャーー〜!!モカちゃーーーん!!!♡♡♡』
『麻里香ちゃーーん!!ウィンクちょうだーーい!!♡♡』
『こっちにもーーー!!♡♡』
『やばーーいっ!!カワイイっ!!♡♡』
麻里香「Chu♡可愛くてごめん♪Chu♡
生まれてきちゃってごめん♪」
モカ「Chu♡あざとくてごめん♪
気になっちゃうよね?ごめん♪」
むぎゅぅぅっ♡♡♡♡
蘭子・エミリ「「っっっ/////////////////」」
モカ「あはっ♡みんなたくさんの声援とうちわもありがとねっ♡♡♡はいどーぞっ♡」
ひときわ目立つファー付きのうちわを持った少女に投げキッスを飛ばす。
『え!?!?ウソッッ!?きゃーーーーーー!!!モカちゃーーーーーんっっ大好きーーーっ!!!♡♡♡♡♡♡♡』
それを見届けるとちょうど間奏に入ったため麻里香とモカはもう一度、姉たちの尻を鷲掴みにしてステージの中央まで引っ張って歩き
蘭子とエミリもマリモカコールに合わせて尻振りを再開する。
蘭子・エミリ「「ぷーりっ♡ぷーりっ♡♡」」
だがライブで20を超える曲のバックダンサーをした疲れから、ふたりとも少し声量が落ちる。
それをすかさず見抜いた麻里香とモカは姉たちに罰を与える。
麻里香「お姉ちゃんたち?」
モカ「声が小さいよ?」
蘭子・エミリ「ひっ………!!」
麻里香「オシオキだよっ♡」
モカ「そーーーれっ♡♡」
「「ぱーーーーーんっ!!!♡♡」」
バッチィィィィィィィン!!!!
蘭子・エミリ「「いっっっやぁぁぁぁぁぁん♡♡♡♡♡♡♡♡♡」」
艶やかな悲鳴をあげ、2人同時に叫ぶ。
これも、公演中にパフォーマンスが落ちたら尻を叩くからそう叫ぶようにという麻里香とモカの指示が前もってあったためである。
当然、蘭子とエミリは受け入れた。
断ればこの数倍は恥ずかしいオシオキが待っているかと考えると、恐ろしさのあまり従うしかなかった。
だがこの一連の流れにも声援が飛ぶ。
この日、客席の大半を占めていたのが”自身も妹という立場である”女の子たち。
強大な存在として家庭内で幅を利かせてきた”姉”を実力でやっつけ従わせているマリモカは、そのルックスやカリスマ性も相まってファンからは多大な尊敬を集めており
その”やっつけ”の一環である尻叩きも彼女たちにとっては小気味良いものであったのだ。
ステージで行われるすべてに盛り上がるスタジアム。
そうして、公演を締めくくる曲が終わった。
麻里香「はぁっ……楽しかったぁぁーー!!!」
モカ「みんな、1年のはじまりに最高のライブだったね!まだまだお別れしたくないなぁ…♡」
麻里香「あっ、モカちゃんもみんなも待って!まだ、やってないことあった」
モカ「えっ?」
蘭子・エミリ(い、いったいなにを…………)
麻里香「デカ尻エンジェルズ…お姉ちゃんたちさ、さっき声小さくてオシオキされたじゃん?」
「その後もお姉ちゃんテンポずれてたし、蘭子さんも動揺して動き一瞬止まったよね?」
蘭子「っっ!!///////」
エミリ(やばいバレてるっ………////////////)
姉たちには心当たりがあった。
先ほどの一件の後も蘭子はわずかにテンポを崩し、それを見て万が一モカたちに見られていたらと焦ったエミリもつられて一瞬フリーズしてしまったのだ。
モカ「あ〜!たしかにぃ♡その罰がまだだったねぇみんな?♡」
麻里香「最後にぃ…お姉ちゃんたちにオシオキして終わろうと思いまーす!!」
モカ「あっ、じゃあさ…今日お客さんでお姉ちゃんいる人〜!!」
モカが問いかけると客席からは次々に手が伸び、『はーーーいっ!!!』と返事をする。
その声は前後左右、2階席にまで及び、来場したファンの多くが次女・末っ子であることがよくわかった。
モカ「2人を自分のお姉ちゃんだと思ってね〜?♡♡オシオキは、なにが良いと思う〜っ???♡♡」
麻里香「おー、良いねそれ!!wほらみんな、案ちょうだいっ!」
『カンチョー!!w』
麻里香「んー試合でやったことあるしなぁ〜」
『電気あんまーーっ!!w』
モカ「それもお茶会のときにやっちゃったもんね〜w」
『裸踊りーーーっ!!w』
麻里香「ここで全裸にひん剥いたら流石にまずいかもw」
『お尻ペンペーーーンっ!!w』
麻里香「あはwやっぱりそうなるよね〜!!wwいつもやってるし〜w」
モカ「でも良いかもwこのままできるしさ…じゃ、ファンのみんなにお尻ペンペンされてるとこ見てもらおうね、お・ね・え・ちゃ・ん?♡♡♡♡」
蘭子「ひぃぃぃぃっっ……………!!そ、それだけはぁっ………//////////////////」
エミリ「お、お慈悲をっ…////////////モカ様おねがいですぷりぃぃぃっ♡♡♡♡♡♡♡」
先ほどのように尻をぶるんぶるんと振って許しを乞う。
プロレスラーとして自分たちをも凌ぐ実力を持つ2人の平手は、小柄ながら飛び上がるほどに痛く……
日頃から粗相のたびにその威力を尻と記憶に叩き込まれている2人は懸命に見逃してくれるよう懇願する。
その脚は、無様にもガクガクと震えていた。
麻里香「聞こえな〜い♡バックダンサーもまともにできないダメお姉ちゃんたちは…」
モカ「みんなの前でたっぷり叱ってあげなきゃねぇ♡」
そう言うと祈るような手で許しを乞う姉たちを無慈悲にも小脇に抱え込んで、2人の大きな尻が客席を向いて突き出すような体勢にする。
蘭子「ーーーーーーーっっっっ//////////////////」
エミリ「は、恥ずかしいっ………////////////」
麻里香「じゃあみんなっ!今からお姉ちゃんたちにお尻ペンペン百叩きのオシオキをはじめまーーーすっ♡♡」
モカ「ほらふたり共っ♡いつもお尻叩かれる前に言ってることあるでしょー?♡」
エミリ「っ////////////し、親愛なるモカ様ぁぁっ♡♡このお尻に愛のムチをお願いしますぷりぃぃぃっっ♡♡♡♡」
蘭子「麻里香様ぁぁっ♡♡♡♡お願いですぷりぃぃ♡♡♡このデカデカお尻にたっぷりのオシオキをくだひゃぃぃぃっ♡♡♡♡」
麻里香「良いでしょうwいつもより強めにあげるね♡」
モカ「みんなも1回ごとにカウントしてあげてねーっ♡♡せーーのっ」
『いーーーーちっ!!』
バッチィィィン!!!
蘭子・エミリ「「ひぃぃいぃいいっ!?!?♡♡♡♡♡♡♡」」
『にぃーーーーいっ!!』
バッチィィィン!!!
蘭子・エミリ「「いやぁあぁぁっっっ♡♡♡♡♡♡」」
『さーーーーーんっ!!!』
バッチィィィン!!!
蘭子・エミリ「「あぉぉぉぉおぉぉおぉぉ!?!?♡♡♡♡♡♡♡♡」」
『しーーーーーーぃっ!!!』
バッチィィィン!!!
蘭子・エミリ「「おごぉぉぉぉおぉぉぉおっ!?!?♡♡♡♡♡♡」」
『ごーーーーーーおっ!!!』
バッチィィィン!!!
蘭子・エミリ「「ひぎゃぁあぁぁぁあっ!!!♡♡♡♡♡」」
麻里香「ほら、もうお尻下がってきてるよ〜?がんばれーw」
モカ「この程度で足バタつかせてほんとよわよわなんだから♡まだ95回もお尻ペンペンは残ってるんだよぉ?♡」
さながら1日遅れの除夜の鐘のように、会場が一体となって蘭子とエミリの尻叩きの数を数える。
鋭く渇いた音とスタジアムに反響するカウントはその後も止まず……
2人の“デカ尻エンジェル”は、尽くすべき”アイドル”たちに嫌というほどしつけられてしまうのだった。
【続】
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