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 《Ⅶ組・特務科》のメンバーがユミルに到着する日の朝。

 すでに新婚旅行に来ていたマカロフ、ナイトハルト、アラン達は鳳翼館に泊まっていた。


「う……いつの間にか寝ちまったみたいだな……」


 日差しが差し込んでくるとマカロフが目を覚ます。

 昨日は当然最愛の妻であるメアリーと肌を重ねたのだが、行為が終わった後に飲み物をもらいそのまま眠ってしまったらしい。

 もう少し余韻というかピロートークを楽しみたかったのだが、旅行で疲れていたのだろうか。


「メアリーさんは……」


 同じベッドで寝ているはずのメアリーがいない事に気が付いたのと、部屋に備え付けられている浴室へと続く脱衣所のドアが開いたのは同時だった。


「あら、マカロフさん。目を覚ましたんですね」

「ああ、メアリーさん。シャワーを浴びて――!」


 バスタオルを巻いただけで出てきた彼女を見て思わずマカロフは言葉を失った。

 芸術品のように美しい彼女の身体のラインがはっきりとわかり、胸などは今にも零れ落ちてしまいそうだ。

 胸にはキスマークがいくつも付けられているが、無意識の内に自分がつけてしまったのだろうか?

 それに表情がどことなくうっとりとしており、全身から色気を発しているのがわかる。


「シャ、シャワーを浴びてたんですね。ん? 昨晩浴びてませんでしたか?」


 メアリーとは何度もセックスしているが、彼女は事が済んだ後に必ずシャワーを浴びる。

 なので昨日もシャワーを浴びてから飲み物をくれたのだ。


「ね、寝汗がひどかったものでして……」


 メアリーが頬を染めて顔を逸らす。

 そもそも彼女は寝汗をかくタイプだったろうか?

 ベッドを共にした際に朝からシャワーを浴びることなど今まで一度もなかったはずだ。

 もやもやしたものを抱えながら、ここは旅先だから仕方がないかとマカロフは納得する。


「すいませんね。いつの間にか寝ちまったみたいです」

「ふふ、気になさらないでください。昨日は頑張ってくださいましたし疲れてしまったのでしょう」


 そう言ってメアリーが自分の下腹部を撫でる。


「最もマカロフさんの精子はレックス君の精子と違って、いくら頑張っても私の子宮に届いたことはありませんが……」


 メアリーが何かを呟いた気がしたがマカロフには聞き取れなかった。


「メアリーさん、いまなんて?」

「いえ……昨日は絶対に赤ちゃんができたという確信があるんです♡ ふふ、産まれてくるのが楽しみですね♡」


 その言葉と表情に今すぐに襲い掛かりたい気持ちになったがぐっとこらえる。


「身だしなみを整えてきますからマカロフさんはもう少しゆっくりしててくださいね」


 そういうならメアリーが浴室に戻っていく。


「父親になるからにはもっと頑張らないとな……ん?」


 テーブルの上にメアリーの指輪が置かれている。

 メアリーは風呂に入る時も外すタイプではないはずなのにいつのまに外したのだろうか。

 自分でも理由は分からないがもやもやしたものを感じながらマカロフはメアリーを待つのだった。



「これは……やってしまったな……」


 ナイトハルトは自分の横で眠っているフィオナを見て頭を抱えていた。

 フィオナは生まれたままの姿で、しかも全身キスマークだらけで髪もボサボサ、膣からは大量の精液を垂れ流した状態で寝ているのだ。

 昨日は当然彼女と肌を重ねたのだが、自分はいつの間にか眠ってしまったらしい。

 旅行ということで興奮していたのか2回も中出しをして、シャワーを浴びた後にフィオナに飲み物をもらったのだが、そこから先の記憶がない。

 とはいえ眠る前に何をしてしまったのかは想像がつく。おそらくは我を忘れてフィオナを思い切り犯してしまったのだろう。

 飲み物を差し出す際のフィオナは何かに期待しているような顔で、ナイトハルトが見たこともないほど色気に満ちた顔をしていたからだ。

 元々美人であり極上の身体を持つフィオナとのセックスにナイトハルトはいつも夢中になってしまうのだが、昨日はその顔を見た時に理性が完全に切れてしまったのだろう。


「ん?」


 床に指輪が落ちているので拾うとそれはフィオナの指輪であり、彼女の左手を見ると指輪が外れている事に気が付いた。

 まさかこれも行為の最中に取れてしまったのだろうか。

 今まではこんなことは一度もなかったので、流石に申し訳ないことをしたと反省しているとフィオナが動き始める。


「ん……あぁ……♡」

「フィ、フィオナ? その、すまない。昨日は……」

「あ……ふふ……♡ とってもすごかったわ♡ ん……私の中に……何回も……♡」


 まだ半ば放心状態なのか会話は成り立たっておらず、ナイトハルトではなく年下の誰かと話すような口調になっていた。

 フィオナが母性に満ちた愛おしそうな表情で下腹部を撫でる。


「絶対に……デキちゃったわね……♡ その後も……4人で、明け方まで……♡」


 やはりまだ意識が混濁しているようだ。

 4人でなどしたことがないし、するわけがない。

 かつてオーラフとエリオットも交えて4人で食事と酒を夜遅くまで楽しんだことがあったが、おそらくその時の事と記憶が混ざっているのだろう。

 とりあえず身体を拭いてあげるべきだとナイトハルトが立ち上がってタオルがある脱衣所に向かう。


「んぅ……わかってるわ……♡ 何人でも産んであげる……レックス君……♡」


 寝言でフィオナが何かを言っていたようだが聞き取れない。

 他の男の名前を呼んだような気もしたのだが、そんなことはありえないだろう。

 だが我を忘れて犯してしまったというのに、フィオナは見たこともないほどに満たされており幸せそうな表情をしている。

 まるで自分が知らないところで彼女が幸せになったように感じてナイトハルトにとっては複雑だった。



 アランが目を覚ますとブリジットの姿が見えない事に気が付く。

 昨日は愛を確かめ合いながら肌を重ねた。終わった後に学生時代の想い出でも語り合おうと考えていたところで彼女から飲み物を差し出されたのだが、それを飲んで急に眠気が襲ってきたのだ。


「ブリジットは……ん?」


 テーブルに彼女の指輪が置かれている事に気が付く。

 ブリジットはこの指輪を大事にしてくれており、風呂に入る時は変色の可能性を気にして必ず外しているのだ。

 セックスが終わってシャワーを浴びる時も必ず外しているので、今もきっとシャワーを浴びているのだろう。


「だけどブリジットは外す時はいつもケースにちゃんと入れているんだが……」


 テーブルの上の指輪を見ると、まるでそこに投げ捨てられたように感じてしまう。

 そういう時もあるかと思いながら脱衣所に向かうと、浴室から物音が聞こえてきた。


「ブリジット?」


 最愛の妻に声をかけると物音が大きくなる。

 何事かと思ったが扉が僅かに開いて、ブリジットが顔だけを見せてきた。


「ア、アラン……目を覚ましたのね♡ んっ♡」


 ブリジットは朝になってもセックスの余韻が残っているのかまだ顔が赤い。

 顔だけではなく肌も赤く、胸などにはキスマークがいくつも見えている。

 どうやら自分でも無意識の内にかなりつけてしまったようだ。


「ブリジット、シャワーを浴びてたんだな」

「え、ええ……♡ んっ♡ 昨日は浴びれなかったから……っ♡」


 確かに昨日はシャワーを浴びる前に寝てしまった。


「そうか……俺も入っていいか?」

「っ♡ ぜ、絶対にダメっ♡ ~~~~~~っ♡」


 大声で拒否されてアランが思わずたじろいでしまう。


「そ、その……んっ♡ 昨日はすごく激しかったから色々と……ね? 私も女だから今はアランに見られたくないのよ♡ 悪いけど温泉の方に行ってくれないかしら……♡」

「あ、ああ。そういう事か。確かに昨日は激しかったからな。はは、元々俺達は身体の相性がばっちりでいつも最高に気持ちよくなれるのに、昨日は旅行先ってことでさらに燃えたからな」

「んっ♡ んっ♡ そ、そうね……すごく燃えたわ♡ 絶対に赤ちゃんができたわね……♡ わ、私そろそろ身体を洗いたいから、その……っ♡ ~~~~~~っ♡」


 絶対に妊娠したなどと嬉しいことを言われてアランは飛び上がりそうなほど嬉しかったがなんとか冷静を装う。


「わかったよ。それじゃあまたあとでな」

「え、ええ……ちょっ♡ レックス♡ いい加減に……っ♡」


 浴室の扉を閉める瞬間にブリジットが何かを言いかけたがアランには聞こえなかった。

 ブリジットと結婚して本当に良かったと晴れやかな気持ちでアランは温泉に向かうのだった。

 しかし、そのブリジットはというと……


「んっ♡ あんっ♡ レックス♡ 激しいっ♡ ふああああっ♡」


 浴室で壁に手をついた立ちバックでレックスと一つになっていた。

 アランと会話をしながらのセックスは背徳感も合わさって何度もイってしまったのだが、彼は全く気が付かなかったようだ。


「へへ、アランって努力家でいい奴だけどやっぱり鈍いよな。身体の相性は本当に抜群なのか?」

「んっ♡ ふあああっ♡ ぜ、全然ダメよ♡ アランとのセックスは全然気持ちよくなれないの♡ だからいつもセックスが終わった後に、ふああっ♡ 指輪を外してレックスの女に戻って、お風呂であなたを思い出しながらオナニーしてるわ♡ ひああああ♡ すごいっ♡ 一晩中してるのにまだ硬いっ♡ ああああっ♡」

「メアリーさんとフィオナさんにも内緒でオレとセックスしたいなんて悪い女だなブリジット」

「んっ♡ 悪い人なのはレックスでしょう♡ あんっ♡ 私もメアリー教官もフィオナさんも、寝ている夫の隣で妊娠させるなんてっ♡ ふあああっ♡ ああああっ♡」


 彼女たちはそれぞれの夫とセックスした後に睡眠薬入りの飲み物を渡して、ぐっすり眠る夫の隣でレックスに孕ませてもらったのだ。

 その後は4人で明け方まで乱交していたのだが、ブリジットは他の二人には内緒でこっそりとレックスを部屋に誘った。


「んっ♡ また大きくなってる♡ 出してレックス♡ あああっ♡ ごめんなさいアラン♡ レックスに中出しされてイッちゃう♡ ふああああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「ひああああっ♡ ふあああああああっ♡」


 すでにパンパンのブリジットの子宮に無理矢理精液が詰め込まれる。

 壁をずりずりとつたって床に倒れこむとレックスが肉棒を抜く。


「はぁ……♡ はぁ……♡ レックス……♡ もう絶対に妊娠してるのに、また妊娠しちゃいそうよ♡」

「おいおい、そんなにオレの子供が欲しいのかよ?」

「当たり前よ♡ 昨日も言ったけど、あなたの子供だったら10人でも20人でも産むわ♡ アランの事は愛しているけど、子供を産みたいのはレックスだけよ♡ メアリー教官とフィオナさんだって同じ気持ちよ♡ 結婚して人妻になっても、子宮を捧げるのはレックスだけ♡ だってアランとする時はザーメンを受け取り拒否するみたいに子宮口がぴったりと閉じちゃうんだもの♡ 私達の身体は貴方以外の赤ちゃんを作る気がないんだってはっきりとわかるわ♡」

「嬉しいこと言ってくれるじゃん。お望み通りこれからも孕ませてやるよ」


 レックスの言葉にブリジットの子宮が悦びに震える。

 肩を抱かれて写真を撮った後、二人はアランが戻ってくるギリギリまで肌を重ねるのだった。



メアリーと特別な想い出を共有した!

レックスの好感度♥♥♥♥♥♥

マカロフの好感度♡♡♡♡♡


フィオナと特別な想い出を共有した!

レックスの好感度♥♥♥♥♥♥

ナイトハルトの好感度♡♡♡♡♡


ブリジットと特別な想い出を共有した!

レックスの好感度♥♥♥♥♥♥

アランの好感度♡♡♡♡♡



 卒業を控えた《Ⅶ組・特務科》のメンバーは、思い出作りと言うことで温泉郷ユミルに2泊3日の旅行に来ていた。

 以前来た時にはゆっくりできなかったので今度こそ6人は羽を伸ばして、心行くまでユミルを満喫していた。

 鳳翼館の料理に舌鼓を打ち、足湯や温泉にお土産選びなど1日目はあっという間に過ぎ去ってしまった。

 そして明日も満喫すべく男性陣が寝入った頃。

 ユウナ・クロフォード、アルティナ・オライオン、ミュゼ・イーグレットはこの旅行の最大の目的を果たすためにこっそりと別室に移動するのだった。


「ひあああっ♡ レックスさん♡ んっ♡ もっと激しく動いてください♡ あああっ♡ んあああああっ♡」


 アルティナが四つん這いでレックスに犯されて喘いでいる。

 彼女の小さな体を壊す勢いで激しく腰を振るレックスの両側には、ユウナとミュゼが抱かれていた。


「ちゅっ♡ れろぉ♡ レックスさん♡ ひあっ♡ あたしのおっぱいももっと揉んでください♡」

「ちゅるるうう♡ ずるいですよユウナさん♡ 私の胸もお願いします♡ 今日は一日中レックスさんの事が頭から離れなかったんです♡」


 服をはだけているユウナとミュゼの胸を直接鷲掴みにして弄びながら、レックスはアルティナの膣内を蹂躙していく。

 あまりの快楽にアルティナはベッドに両手を突いていたのに支えきれず、肘をついて尻を上げる格好になってしまった。


「おいおいアルティナちゃん。情報局のエージェントがこんなに感じまくるなんて情けないぜ」

「ふあっ♡ そ、そんな事を言われても困ります♡ あああっ♡ レックスさんのオチンポ様を入れられてしまえば感じすぎてしまうのは、今までのデータで証明されています♡ ああああっ♡ んああああああっ♡」


 今のアルティナはかつて着ていた黒兎の特務スーツを身に纏っている。

 ユウナはテニスウェアでミュゼは女学院の学生服。これはレックスがリクエストして3人が持ってきたものだ。


「ちゅっ♡ わざわざ衣装までリクエストするなんて、レックスさんって本当に困った方ですね♡」

「ミュゼちゃんとはその制服であまりした事ねーからな。ユウナちゃんは取材に行った時によくその恰好でするけど」

「うう……せめてシャワーを浴びさせてくださいよ♡ 部活終わりで汗をかいてるからすごく恥ずかしいんですからね♡」

「アルティナちゃんとは二人でする時に時々この格好でしてるよな。それ着て抱かれるのが好きか?」

「あん♡ ああああっ♡ す、好きです♡ 情報局の《黒兎》もレックスさんには勝てないと思い知らされている感じがたまりません♡ あああっ♡ んっ♡ レックスさん――ちゅっ♡ れりゅううう♡ じゅるるううう♡」


 後背位から抱えどりにして彼女に唇を重ねる。

 強弱をつけて唇を押し付けた後、舌を絡めてお互いの唾液を交換し合う。

 そのまま子宮口をグリグリといじめながらアルティナの下腹部を撫でると、その手にアルティナの右手も重ねられた。


「れりゅうう♡ ちゅっ♡ レックスさん♡ ここに出して下さい♡ エマさんの薬は飲んでいますから、今日は絶対に妊娠できます♡ ちゅっ♡ レックスさんのおちんぽミルクで私をママにしてください♡ あんっ♡ ふああああっ♡」


 アルティナをベッドに押し倒して、寝バックの種付けプレスで一気にラストスパートをかけていく。

 一方的にオスに蹂躙されるメスの悦びを感じながら、アルティナはあと少しで自分が母親という存在に生まれ変わることを確信していた。


「レックスさん♡ ちゅっ♡ 好きです♡ レックスさん♡ 好きっ♡ ああああっ♡ ふああああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「んあああああっ♡ ふあああああああっ♡」


 全体重をかけた寝バックの種付けプレスでアルティナの子宮に熱い精液をぶちまける。

 オスの欲望を注がれる感覚を堪能しながらアルティナが絶頂して、膣が少しでも多くの精液を搾り取ろうと収縮している。

 腰をぐいぐいと押し付けて射精を続けるレックスが、アルティナの顔を横に向かせて唇を重ねた。


 ――ぷちゅ♡


(っ♡ レックスさん……♡)


 キスと同時に受精したと確信したアルティナの全身にかつてないほどの多幸感が広がっていく。

 自分の身体も女としての役割を果たせたという喜びと、それを教えてくれたレックスへの愛が溢れ続けて止まらない。

 ねっとりとした唾液の糸を作りながら二人の唇が離れると、アルティナは半ば放心状態になっていた。

 しかし孕ませたという確信があったレックスの欲望は収まるどころか加速していき、アルティナが孕まされる瞬間を見ていた二人の内ユウナに襲い掛かる。


「きゃっ♡ ま、待ってくださいレックスさん♡ お、落ち着いて――んああああああっ♡」


 正常位で挿入すると彼女の胸を鷲掴みにして腰を振り始めた。

 アルティナとのセックスを見ていたユウナの膣はすでに愛液が溢れており、レックスの巨根をやすやすと咥えこんでしまう。

 仰向けになっても形の崩れない巨乳に指を食い込ませて、野獣のようにレックスはユウナを犯し続ける。


「あんっ♡ あああああっ♡ すごい♡ 激しいですレックスさん♡ もっとして♡ もっと激しくしていいですから♡ あたし、頑張ってレックスさんの全部を受け止めますからぁ♡」


 性欲処理に使われていると言ってもいい扱いだったのだが、ユウナは悲しむどころか喜びを感じていた。

 初めて抱かれた時からレックスに女として求められると喜びや安心感を感じるように調教されてしまっているからだ。

 愛する男が自分に夢中になってくれているのは嬉しいし、汚い欲望も全て受け止めたいと思えるようになっている。

 それはミュゼも同じなので、彼女はアルティナの介抱をしながら二人のセックスを羨ましそうに見て秘部を弄っている。


「へへ、ユウナちゃんの身体はセックスすればするほどエロくなるよな」

「ひあああっ♡ ぜ、全部レックスさんのせいじゃないですか♡ んっ♡ こんな体にされちゃって、もうレックスさんなしじゃ生きていけないよぉ♡ ふあああっ♡ んあああああっ♡ せ、責任取ってこれからも抱いて貰いますからね♡ あんっ♡ 卒業してもエッチしてください♡ セフレでも愛人でもペットでもいいですからぁっ♡ ふあああああああっ♡」


 ユウナの身体を起こして正常位から対面座位に移行すると、彼女の柔らかくて温かい身体を抱きしめながら子宮口をイジメていく。

 豊満な胸が潰れる感触も心地よいが、ユウナは全身が柔らかさを増しているので、力を籠めると腕がどこまでも沈んでいきそうだった。

 快楽で蕩けきった表情のユウナに唇を重ねる。

 唇がぴったりを重なるように顔の位置を調節して動きを止めると、お互いが一つに溶け合うような感覚をじっくりと堪能する。


「ちゅっ♡ ちゅうう♡ レックスさん♡ 好きです♡ 大好き♡ ちゅっ♡ 赤ちゃんください♡ あたしもⅦ組の先輩たちやお母さんみたいに赤ちゃん欲しいです♡」

「へへ、そんなに急がなくてもいいんじゃねーの?」

「意地悪な事言わないでくださいよ♡ アリサ先輩なんてもう二人目も妊娠したらしいじゃないですか♡ お母さんだって喜んでましたよ♡ いきなりレックスさんの子供を妊娠したなんて言われてビックリしましたけど、あんなに幸せそうな顔を見たら文句なんて言えません♡」

「リナさんにはマシューさんより多く産んでもらいたんだけどなぁ。目指せダブルスコア」

「あんっ♡ ああああっ♡ トリプルスコアを狙ってもいいって言ってましたぁ♡ ひあっ♡ 次は絶対に三つ子とか双子を妊娠するからって♡ あんっ♡ あたしもその内双子が欲しいです♡ んっ♡ 10人でも20人でも、レックスさんが産ませたいだけあたしに産ませてください♡ あんっ♡ ああああっ♡」


 ユウナの膣の中で肉棒が一回り大きくなって震え始めると、お互いにきつく抱きしめあって唇を重ねて舌を絡めあう。

 淫らな水音をわざと立てて、口元から唾液が溢れるのも気にしないでお互いを求めあい、一緒に絶頂へと駆け上がっていく。


「れりゅうう♡ じゅるるううう♡ レックスさんのが大きくなってる♡ 出して下さい♡ 赤ちゃんください♡ レックスさん♡ あああっ♡ ふあああああああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「ふあああっ♡ レックスさん好きですっ♡ 好きいいいいいいいいいいいっ♡」


 子宮に精液を注がれてユウナが絶頂した。

 対面座位でキスをしながらのラブラブセックスによる種付けは、ユウナにかつてないほどの多幸感を与えていく。

 オスに愛される悦びと幸せが全身に広がっていき、子宮にレックスという存在を植え付けられる感覚。

 今までのセックスとは何もかも違うオスの遺伝子を受け入れる行為にユウナの絶頂が収まらない。

 やがて射精の勢いが弱くなっても二人は抱き合ったままキスを続けていたが、どぴゅっと最後の一滴が放たれた瞬間にギュッとお互いを強く抱きしめあう。


 ――ぷちゅ♡


(あぁ……デキちゃった♡)


 子宮にあった大切なものとレックスの遺伝子が一つになった感覚をうけて、ユウナの身体がぶるっと震える。

 一秒前の自分とは別の存在に生まれ変わり、自分はレックスの子供を産むために生きているんだと思えてしまう。

 愛おしさがこみあげてきて唇を離した瞬間に自分の子宮の位置をそっと撫でた。


「はぁ……レックスさん……ちゅ♡」


 最後にもう一度キスをしてユウナがぐったりしてしまったので、レックスは肉棒を抜いて彼女をベッドに横にすると、自分もベッドに仰向けになった。

 そして二人のセックスを見ていたミュゼが無言でレックスに跨ると、びりっとタイツを破いてショーツをずらす。


「はぁ♡ はぁ♡ レックスさん……失礼しますね♡ ん――ひあああああああっ♡」


 二回出しても全く硬さが衰えない剛直をミュゼは一気に根元まで受け入れる。

 それだけで甘イキしてしまったが、レックスが目だけで動けと命じているのがわかったので、背筋にゾクゾクしたものを感じながら腰を振り始めた。

 自分で女学院の制服のスカートを持ってめくりあげて、結合部をしっかりと見せつけながら動き始める。

 精液と愛液まみれの肉棒が出入りするのがはっきりと見られてしまい恥ずかしいが、ミュゼは羞恥心すら快楽のためのスパイスになっていた。


「あんっ♡ レックスさんのペニスがようやく私の中に入って来てくれました♡ んあああああっ♡」

「アストライア女学院のお嬢さまが男に跨ってはしたなく腰を振ってるなんてなぁ。取材に行くたびにしょっちゅう抱いてるけど、ミュゼちゃんもユウナちゃんと同じでエロすぎだぜ」

「ふあああっ♡ 今の私はレックスさんの女ですから♡ あんっ♡ んひいいいっ♡ そ、それにようやく私もレックスさんの子供を授かれると思うと、いつも以上に興奮してしまいます♡ あああっ♡ そ、それと♡ んっ♡ 取材のたびにごまかすのは大変なんですからね♡ ああああっ♡」


 第Ⅱ分校に取材に行くたびにレックスは必ず分校の誰かとセックスをしているが、ミュゼがバレないように手回しすることも少なくないのだ。


「それじゃあもう少し自重したほうがいいのかよ?」

「け、結構です♡ レックスさんが自重しても誰も喜びません♡ 私やトワ教官で何とかしますから、レックスさんは心のままに私達を取材して下さい♡ あっ♡ ふあああああああっ♡ そ、それに前にも言いましたが、子供が何人いても私が何とかしますから♡ ああああっ♡ んあああああっ♡」


 たわわに実った巨乳を激しく揺らしながら腰を振っていたミュゼだったが、快楽が大きすぎてはしたない表情になってしまう。

 そんな顔をレックスに見られるのが恥ずかしくて、彼女はレックスに背中を向けて背面騎乗位で腰を振り始めた。

 スカートをめくってタイツを履いた尻を突き出す形で腰を上下に動かし、膣で肉棒に奉仕していく。


「んっ♡ ふああっ♡ あああっ♡ 気持ちいいですレックスさん♡ あんっ♡ きゃっ♡」


 しかしレックスに腕を引かれて彼の身体の上に倒れてしまった。

 そのままレックスはミュゼを抱きしめると密着した背面騎乗位で自分からミュゼの膣内を蹂躙していく。


「ああああっ♡ レックスさん♡ あんっ♡ 今は顔を見ないでくださ――ちゅっ♡ れりゅう♡」


 唇も奪われて舌を激しく絡めあう。

 本当にレックス相手だと何もかもが思い通りにいかないことを感じながら、ミュゼは腕をレックスの首に回して自分からも抱き寄せる。

 レックスは右手でミュゼの胸を、左手でクリを抓みながら一気にスパートをかけていく。


「んちゅっ♡ れりゅうう♡ レックスさん♡ 私にも赤ちゃんをください♡ 必ず大切に育てます♡ レックスさんのモノだという確かな証が欲しいんです♡ ちゅっ♡ あなたという存在を私の中に刻んでください♡ ふああっ♡ んああああっ♡」

「へへ、任せとけっての。ミュゼちゃんが望むなら何人だって孕ませてやるよ」

「ちゅるるうう♡ はい♡ セックスフレンドでも愛人契約でもペット扱いでも構いません♡ 一生あなたのお傍に置いてください♡ 愛していますレックスさん♡ ふああっ♡ ああああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「ひあああああっ♡ 熱いザーメンが出てます♡ レックスさん♡ んああああああああっ♡」


 ミュゼを抱きしめながら欲望を注ぎ込み、彼女の子宮を完全に自分のモノにしていく。

 全身を震わせながらミュゼは絶頂して、レックスと激しく舌を絡ませあいながら快楽を貪る。

 子宮を起点に全身にメスの悦びが広がると同時に多幸感も広がっていき、レックスがクリを抓んでいた手を子宮の位置に持っていき優しく撫でるとそこから温かい感覚も広がっていく。

 子宮口にぴったりと密着させながらの射精がだんだんと弱まると、ミュゼは無意識の内にレックスの手に自分の手を重ねた。


 ――ぷちゅ♡


(あ――レックスさんを刻まれてしまいました……♡)


 子宮をレックスに完全に攻略されて、自分が女として生まれた意味を果たせたことを確信する。

 ねっとりとした唾液の糸を作りながら二人の唇が離れると肉棒も抜けて、ごぽっと大量の精液が膣からあふれてきた。


「ふぅ……そろそろ写真も撮り始めるか。全員立ってならべよ」


 レックスの命令が聞こえたユウナとアルティナの身体が動き、ベッドから降りると全員が立って並ぶ。

 ユウナとミュゼはスカートを、二人の間に立つアルティナはスーツの裾をめくって秘部をレックスに見せつけると、そこから大量の精液が滝のように溢れてきた。


「はぁ♡ はぁ♡ あたし達、レックスさんに妊娠させてもらいました♡」

「卒業する前に母親になってしまいましたね♡」

「ふふ、これからも私達には種付けし放題ですよ♡」


 パシャっと記念写真を撮ると、三人がベッドにいるレックスになだれ込んでくるのだった。



 セックスが始まって数時間が経過したころ。

 三人はまだ服を着たままだったが、ソファに座って一休みしていた。

 ユウナが右から、ミュゼが左から抱き着いて寄り添い、アルティナがレックスの膝に座っている。


「ちゅっ♡ レックスさん♡ 好き♡ 大好きです♡ ちゅ♡」

「オレもユウナちゃんのこと好きだぜ」

「わ、私もレックスさんの事が好きです♡ 世界で一番大好きです♡」

「アルティナちゃん。そんなに必死にならなくても、オレはアルティナちゃんのことだって愛してるぜ。もちろんミュゼちゃんの事も好きだぜ」

「ふふ、レックスさんの愛する人はいったい何人いるのでしょうね♡」

「ミュゼちゃんだってリィンの事好きなんだろ?」

「で、ですから違います! 私はリィン教官に恋愛感情なんて一切存在しません! 何度言えばわかってもらえるのですか……」


 ミュゼがムスッとしたが、レックスが額にキスをすると照れたような顔になって彼に寄りそう。

 ただ少し意地悪を言っているだけであり、ミュゼがレックス以外を男性として見ることができないのはレックス自身もわかっているのだ。


「ふふ、あたしもようやく妊娠かぁ。アリサ先輩たちやお母さんが、すっごく幸せそうな顔でレックスさんの赤ちゃんを抱いているのを見て羨ましかったから嬉しいなぁ」

「同感です。そもそもどうしてもっと早く妊娠させてくれなかったんですか。ティータさんが羨ましかったです」

「私達の事を考えてくださったのは嬉しいのですが、レックスさんが望むのでしたらいつでもOKでしたからね。愛する殿方の子供なのですから嫌なはずありません」

「そうだったのかよ。そこまで言うならこれからは毎年孕ませちゃおっかなー。生まれたらすぐに二人目仕込んでやるよ」


 二人目と言われて今受精したばかりなのに三人の子宮が疼き始める。


「約束ですからね♡ あたし楽しみにしてますから♡」

「私達三人でどのくらい子供を産むことになるのか楽しみです♡」

「いいじゃありませんか♡ 大切な家族をたくさん作りましょうね♡」


 三人がレックスに寄り添って四人で記念写真を撮るとセックスが再び再開される。

 その後も部屋の中には彼女たちの喘ぎ声が響くのだった。



ユウナと特別な想い出を共有した!

レックスの好感度♥♥♥♥♥♥

リィンの好感度☆☆☆☆☆


アルティナと特別な想い出を共有した!

レックスの好感度♥♥♥♥♥♥

リィンの好感度☆☆☆☆☆


ミュゼと特別な想い出を共有した!

レックスの好感度♥♥♥♥♥♥

リィンの好感度☆☆☆☆☆



 《Ⅶ組・特務科》がユミルに旅行に来た二日目の朝。

 リィンは日課である早朝の鍛錬を終えて、汗をかいたので鳳翼館の温泉へと向かった。


「ふぅ……流石にこんなに朝早くから入っている人はいないだろうな……」

「リ、リィン教官!?」


 湯船から聞き覚えのある声がしたのでそちらを向くと、温泉には先にユウナが入っていた。

 いや、彼女だけではなくレックスとユウナも一緒に入っている。


「よぉリィン。お前も入りに来たんだな」

「あ、ああ……三人で入っていたのか?」

「はい。偶然会いまして……その、リィン教官。ひとまず汗を流したほうがよろしいのでは?」

「そ、そうするよ」


 戸惑いながらもリィンは身体を洗い始める。

 レックスを挟むようにユウナとミュゼが肌を密着させて寄り添っていたのは気のせいだろうか?

 というか湯着を着ていなかった気がするがそれも見間違いだろうか。

 鍛錬で疲れているのかもしれないと彼は頭を洗い始める。


(んっ♡ レックスさん♡ 今は駄目です♡)

(教官にバレていまいます♡)


 頭を洗うリィンにバレないように、レックスは左右の二人を抱き寄せて胸を揉んでいる。

 湯着をずらして直接揉みしだき乳首も摘まんでいるので、二人は声を漏らしてしまいそうだ。


(あんっ♡ 朝までたっぷりとしたではありませんか♡ アルティナさんなんてまだ動けないんですよ♡ あああっ♡)

(念のため湯着を着ててほんとによかった――んっ♡ ダメですってばぁ♡)

(だって湯着が邪魔で二人の綺麗な裸が見れないんだぜ? 今からでも裸になれって)

(こんなキスマークだらけの身体を教官に見られたらどうするんですか!)

(それにレックスさん以外に裸を見られるなんて死んでも嫌です! この身体は全部レックスさんだけのモノなんですからね! 本当は混浴も嫌だからすぐに出たいくらいです……)

(そうですね……お部屋でゆっくりと入りなおしませんか?)

(もう遅いみたいだぜ)


 身体を洗い終えたリィンがレックスたちから少し離れた場所に入る。

 レックスは今度は両手をお湯の中に入れて、彼女たちの太ももや秘部を弄り始めた。


(んっ♡ レックスさん♡ ホントに……あぁ♡)

(も、もう……私達はどうなっても知りませんからね♡)


 二人が諦めたようにレックスに身体を預ける。


(なんだか仲良く話してるな……邪魔したら悪いか)


 リィンはレックスたちに話しかけられずどこか気まずい雰囲気で温泉に浸かるのだった。

 ジロジロ見るのは失礼と思いながらもチラチラと見てしまい、二人に虫刺されがあるのが少し気になった。

 


 昼頃にリィンはユミルの者達に挨拶をして回っていた。

 元々2日目は自由行動なので、この時間を使って挨拶を済ませておきたかったのだ。

 教会に挨拶に向かう途中、教会の隣の倉庫の扉が開いて、中からレックスとシスター・リサが現れる。

 レックスは何やらご機嫌だが、リサは恥ずかしそうに修道服を直していた。


「リサ姉」

「え……っ! リ、リィン!? お帰りなさい。昨日から旅行に来ていたようですね」

「はい。挨拶が遅れて申し訳ありません。リサ姉はレックスと知り合いだったんですか?」

「え、ええ……レックスさんは何度も里にいらしてますから……♡」


 なぜかリサは頬を染めている。こんな彼女を見るのはリィンも初めてだった。


「ちょっと頼まれて倉庫の整理をしてたんだよ」

「そうだったのか? だったら俺も――」

「もう終わったから安心しろよ。いやー、それにしてもリサさんってスタイルがいいし美人だよな。リィンの姉みたいな人なんだって? 羨ましいぜ」

「はは、そうだな。昔からとてもお世話になってるよ。ん? リサ姉。首のところ虫に刺されてますよ」

「っ♡ い、いつのまに刺されたのでしょうね。それよりもリィン。挨拶の途中なのでしょう? 早く済ませて生徒達との時間を作ってあげなさい。レックスさんは片付けのお礼にお茶でもいかがですか? その……お土産のお礼もしたいですから♡」


 リサがそっと自分のお腹を撫でる。


「へへ、それじゃあお言葉に甘えるっす。それじゃあなリィン」

「あ、ああ……」


 二人が教会に入っていくとリィンもその場を後にする。

 レックスがずっとリサの尻を撫でていたことには最後まで気が付かなかった。



 夕飯前。

 一度シュバルツァー男爵家に帰ってきたリィンだったが、キッチンの方で物音がしたのでそちらに向かう。

 中に入るとアルティナが料理をしており、レックスがそれを見守っていた。


「アルティナ、レックス。料理をしているのか?」

「リ、リィン教官? あ、あの……その……」


 なぜかアルティナが慌てている。

 何かあったのかとリィンが近づこうとしたその時……


「リィン、挨拶は終わったのですか?」


 レックスの隣からルシアが現れた。

 リィンの位置からは見えなかったが彼の隣にいたらしい。しゃがんで道具か食材でも探しいていたのだろう。

 口元をハンカチで拭いているが、なにかを味見でもしたのだろうか?


(ん……?)


 ルシアはなぜか服が乱れており、ハンカチをしまうと慌てて直し始める。

 よく見ると髪も少し崩れているのでルシアにしては珍しいと感じてしまう。


「リィンもいい匂いに釣られてきたのか」


 そしてなぜかニヤニヤしているレックスがベルトを締めなおしていた。

 味見でもして腹がきつくなったのだろうか?


「いや、変な物音がしたと思ってね。料理をしていただけなんだな」

「主に作っているのは私です。レックスさんは邪魔しかしていません」


 アルティナがレックスにジト目を向ける。


「オレはルシアさんと一緒にアルティナちゃんを見守る役目だぜ」

「ふふ、そうですね。レックスさんに食べてもらいたいと張り切っていましたから」

「気のせいです……」


 気のせいと言いながらもアルティナが照れているので、本当にレックスのために作っているのだろう。

 てっきり自分たちの夕食かと思ったが、リィン達は鳳翼館で食べるのでアルティナが作らないのは当たり前だ。

 もっとも、鳳翼館に泊まっているのはレックスも同じなのに、彼の夕食を作っているのだろうかと思うともやもやする。


「そういえば母さんはレックスと知り合いなんですか?」

「ええ。レックスさんはユミルに何度も来ていますし、私以外にもいろんな人達と顔見知りでしょう。あなたの働きぶりなども教えて下さるので本当に助かっています。そういう意味ではエリゼと似ているところがありますね」


 レックスは何度も分校に取材に来ているので、リィンの働きぶりもよく知っているはずだ。

 とはいえ自分の知らない間にそんな縁が生まれていたことに少し驚く。


「あれ? 母さん、首のところは虫に刺されたんですか?」

「っ♡ そ、そうかもしれませんね……」


 頬を染めながらルシアが左手で首元を隠す。

 どうして自分の位置からは見えない虫刺されの位置が分かったのだろうか?

 アルティナも刺されているようだが、料理に集中しているので話しかけにくい。

 そしてもう一つ。ルシアの左手にあるはずのモノがないことにリィンは気が付いてしまった。


「母さん。指輪を外しているんですか?」

「……っ♡ え、ええ……最近は料理をする時は外すことが多いですね」

「ああ、なるほど」


 衛生面を考えると外したほうがいいという意見も確かに聞く。


(だけど母さんは見ているだけだったはずじゃ……)


 どうしても違和感が消えないまま、リィンはキッチンを後にするのだった。



 三日目の朝。リィンは鳳翼館のレックスの部屋に向かった。

 旅行中に写真をたくさん撮ってもらったのでそのお礼に来たのだ。

 ノックをすると返事が来たので中に入ると、そこにはレックス以外にメイプルとパープルもいる。


「おはようさんリィン。どうしたんだ?」

「いや、写真を撮ってもらったお礼をと思ってね。メイプルとパープルさんは……」

「へへ、おもてなししてもらってたんだよ。な?」

「そ、そうそう。ほら、あたしってルーレの一流ホテルでも接客してたから!」

「はい……そんなところです」


 二人はなぜか慌てて服を直している。

 首元を虫に刺されているが、今のユミルには虫が多くなっているのだろうか。


「前に泊まりに来た時もおもてなししてもらって、スッキリして大満足で帰れたんだぜ」

「スッキリ?」

「レ、レックスさん!」

「リィン坊ちゃん! 実はあたしマッサージが得意なの!」

「ああ、なるほど」

「こんなステキなメイドが二人もいるなんて流石は鳳翼館だぜ。パープルさんなんか何人も手紙をくれる人がいるんだろ?」


 そういえば以前そんなことを言っていた。それをメイプルにも内緒にしていたので、気まずくなっていたが、和解できたようで何よりだ。


「そんなお誘いをお姉ちゃんが受けるわけないでしょ♡ この隠れ爆乳はとっくに大本命のモノなんだから♡」

「メ、メイプル!?」


 大本命という言葉にリィンが驚く。

 まさかパープルには心に決めた人がいるのだろうか。

 クロスベル再事変のころ手紙で悩んでいた時には、そんな人物がいる気配は全くなかったのに。

 しかも姉が里の外に嫁ぐことを不安に思っていたメイプルが全く悲しんでいないということは、里の中の誰かなのだろうか?

 しかもとっくにと言うことは、すでにパープルはその人と身体を重ねているのだろうか。


「リ、リィン様! 今のはその……」

「は、はは……聞かなかったことにしておきますね」

「い、いえ、違うんです! あ、違わないのですが……」


 リィンは気まずい空気に耐えきれなくなり部屋から出ていくのだった。



 帰る時間になった頃。

 リィンは最後にユミルを一回りしようと思い外に出ると、レックス、ユウナ、アルティナ、ミュゼがベンチに座っているのを発見した。

 声をかけようと近づくとリィンは信じられないものを見てしまう。

 アルティナとミュゼがそれぞれレックスの右と左にぴったりと身体を密着させており、ユウナはベンチの後ろに立ってレックスの首に腕を回して後ろから抱き着いているのだ。

 三人とも自分の胸を押し付けているかのような光景にリィンは足を止めてしまう。


「あれ、教官。もう支度は済んだんですか?」


 ユウナが話しかけてくるがレックスに抱き着いたままだ。

 羞恥心なども見当たらずに、まるでそうするのが当たり前とでもいった雰囲気である。


「あ、ああ……みんなは何をしているんだ?」

「レックスさんとデートをしていました」


 アルティナの言葉にリィンは雷にでも撃たれたかのような衝撃を感じた。

 彼女が口にするとは思えないような単語が出てきたからだ。


「デ、デート?」

「はい。レックスさんには写真をたくさん撮って頂いたでしょう? 何かお礼が必要だと思ったんですが、デートをしてほしいと頼まれたんです」

「嫌がることなんてなんて何もしてないぜ」

「い、いや……あのなレックス。デートって……」

「はぁ……リィン教官。デートくらいでなに驚いてるんですか? 一緒にユミルを回ってこうして写真を見てるだけですよ」


 ユウナがため息交じりにそう言ってくるが、リィンとしては本当にそれでいいのかと思ってしまう。


「リィン教官。この程度のことが不純異性交遊に含まれるはずがありません」

「教官だって学生時代に女性と遊んだことくらいあるでしょう? おそらくは不埒なことに発展したこともあるはずです」


 アルティナの言葉にリィンは何も言い返せない。


「へへ、オレもカワイコちゃん達と思い出が欲しくてさ。みんなが嫌がることなんて女神に誓ってしてないから許してくれって」


 確かに嫌がることなどすればレックスが返り討ちにあうだけだろう。

 三人とも虫刺されが増えているような気がするのだが、そんなことまでレックスのせいにするのは流石に理不尽だ。

 くっついているのは気になるが、本人たちが気にしていないのだから今の学生はこのくらいは当然なのかもしれない。

 そういえばレックスが取材に来た際には、分校の女子生徒はよく彼に密着している事を思い出す。


「そ、そうか……まぁそう言うことならいいか。三人とも、旅行は楽しかったか?」


 三人の頭の中に思い出が浮かぶ。そのほとんどがレックスに関係することだ。

 彼女たちが今見ている写真も孕まされた時に取った記念写真。

 一人ずつレックスに肩を抱かれたツーショットに、四人全員で撮った写真も何枚もある。


「ふふ、もちろんです。最高の想い出になりました♡」

「お土産もたっぷりといただきましたしね♡」

「第Ⅱ分校に入学して……Ⅶ組の一員になれて本当に幸せです♡」


 ユウナ、アルティナ、ミュゼの三人がなぜか頬を染めて下腹部を撫でる。

 その仕草が妙に色気を感じてしまい、リィンが反射的に視線を逸らした。

 もうすぐ卒業の彼女たちだが、なんだか手が届かないほどとても遠くに行ってしまったような……自分よりも遥かに大人になってしまったように思えてしまう。

 言葉にできないもやもやと寂しさを抱えながら、リィンは一度鳳翼館に戻るのだった。

 


QUEST REPORT


〇ユウナが妊娠した               AP10

〇アルティナが妊娠した             AP10

〇ミュゼが妊娠した               AP10

〇全員が二人目以降の約束を取り付けた      AP10

〇リィン達に最後までバレなかった        AP10

〇レックスとデートできた。           AP10

〇レックスに外でセクハラしてもらった      AP10

〇レックスと写真を百枚以上撮影した       AP10

〇レックスに満足してもらえた          AP10

〇四人で最高の想い出を作った          AP10


獲得AP:100

評価S



 七耀歴1208年1月。

 シュバルツァー一家はカルバード共和国東端の龍來にある高級旅館《碧山楼》に招待されて家族旅行に来ていた。

 しかしリィンにとっては目的がもう一つあり、自分の師であるユン・カーファイを探しに来たのだ。

 目撃情報をもとに南の山脈に入ることを決めたリィンだったが、エリゼを一人にするわけにもいかないのでどうしようかと悩んでいた。


「お、リィンじゃねーか。こんなところで会うなんてスゲー偶然だな」


 そんな彼は聞き覚えのある声を聴いて振り返ると、そこには見覚えのある男性が立っていた。

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