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 マーシア孤児院に久しぶりにクローゼとエステルが遊びに来ることになった。

 テレサはいつも通りの笑顔で二人を迎え入れるとさっそくお茶の用意を始める。

 クローゼがアップルパイを焼いている間エステルが子供たちを日曜学校に送っていき三人のティータイムが始まる。

 二人の最近の出来事をテレサは母親のような優しい笑みを浮かべて聞いていた。


「それで今はヨシュアとは別行動で、帝国から来たカメラマンの取材を手伝いながらリベールを回ってるんです。なんだか準遊撃士時代に戻ったみたい」

「そうなのですか。エステルさんも頑張っていますね。そのカメラマンさんというのが以前聞いたレックスさんという方ですか? マノリア村で子供たちが会ったようですが……」

「本人も会ったって言ってましたよ。今日はルーアンにいますけど明日改めて来るって言ってました」

「帝国から研修で来ているそうですね。私もお会いしたことがありますけど明るい人ですよ。それに私の素性を知っても変わらずに接してくれるのは嬉しいです」


 クローゼが素性を話したと聞いてテレサは驚いてしまった。彼女はそれほどまでにレックスという男を信用しているのだろうか。

 子供たちから話を聞く限りでも悪い男とは思えない。そもそもそんな男にクローゼとエステルが心を許すわけがないのだろう。


「話しやすい人なので先生もすぐに仲良くなれると思いますよ」

「そうね。色々と相談にも乗って貰ってるし……」


 エステルがなぜか歯切れが悪くなりテレサとクローゼが首をかしげる。

 そう言う事ならばテレサも取材に協力したいのは山々なのだが、何をすればいいのかわからないという気持ちもあった。


「正直に言って取材に来られてもなにを話せばいいのかわからないのですが……」

「レックス君は写真を撮るのが好きだから、普通に写真を撮らせてやればいいと思います……流石にあたしみたいに変な写真は撮らないだろうし……」

「エステルさん? 何か言いましたか?」

「な、なんでもないわ! それよりクローゼも写真を撮られたわよね。どこでも写真撮らせろって言ってくるのは勘弁してほしいわ」

「ふふ、ですが仕事は真面目にこなす方ですよね」


 どうやらレックスという男は写真を撮るのが好きらしく、二人も沢山撮られたようだ。


(写真……それもどうなのかしら……)


 被写体が良ければ問題ないのだが、テレサは自分が被写体に相応しくないと思っている。

 子供たちの世話をすることを辛く感じたことはないのだが、自分を磨く時間などは一切持てていないのだ。

 女としては下り坂であり、ジョセフに先立たれてからは女としての自分はとっくに死んでしまったとすら思っている。

 それとは正反対に目の前の二人はますます美しくなっているのだが、その事は自分のことのように嬉しい。


(クローゼもあんなに小さかったのにすっかり綺麗になったわね……それにエステルさんも……)


 クローゼがどんどん美しくなっているのはわかるのだが、それ以上にエステルが最後に会った時と比べて別人のように美しくなっている。

 美しさだけではなく色気も醸し出しており、より女性らしさが増したと言ったところだろうか。

 その色気はクローゼにはないものであり、まちがいなく恋人であるヨシュアが関係しているのだろう。

 男に抱かれたことで色気を増して、本当の女になったのだ。

 十年近く男に抱かれておらず女として下っていくばかりの自分とは真逆で、これからどんどん綺麗になっていくのだろう。


「先生? どうされましたか?」

「いえ、ハーブティーのお代わりを淹れますね」


 女としての自分に思う事がありそれが表情に出てしまったのかもしれない。

 それをごまかすようにテレサはハーブティーのお代わりを用意するために席を立った。


(取材……自信はないけれど頑張ってみようかしら)


 テレサから不安は消えなかったが、ひとまず今はクローゼたちと楽しい時間を過ごすのだった。



 そして翌日。

 とうとうレックスが取材に来る日なのだが……


「ようこそいらっしゃいました。私は――」

「はじめましてテレサ院長。帝国時報社の研修でリベールを回ってるカメラマンのレックスっす。とりあえず記念に一枚どうっすか?」

「は、はい?」

「エステルさんとクローゼさんから話は聞いてたんすけど、こんなに綺麗な人だなんて思ってなかったっすよ。これはもうカメラマンとしては写真を撮るべきっす。どの道取材で写真は必要っすからね」

「そ、そうですか。それではその……どうぞ」


 どうぞと言いながらもテレサは苦笑いだが、レックスは気にすることなく写真を撮影する。

 しかし彼自身も納得できなかったのか首をひねっていた。


(困ったわね……少し苦手な人かもしれないわ……)


 チャラついた雰囲気を纏っておりとても記者には見えない。

 エステルはともかくクローゼはよく仲良くなれたものだと疑問を覚えてしまう。

 少なくともテレサはレックスのようなタイプが苦手だった。


「うーん、ちょっと表情が硬いっすね。まぁ撮り続けてればなれると思うっす」

「あー、レックス兄ちゃん。先生に何してるんだよ!?」


 大声を上げて近づいてきたのは孤児であるクラムだった。他の子供たちはまだ二階にいるのだろう。


「お、クラム。お前も撮ってほしいのか?」

「先生の写真を撮るならオレの許可を取れって言ったじゃん!」

「こんなに綺麗な人がいるんだから写真をお願いするのは当然だぜ」

「先生をナンパするなっての! この前会った時も村の奴らに片っ端から声をかけてただろ!」

「おう。アメリアさんにサティさんにカーラさんと沢山撮らせてもらったぜ。それにナンパなんてしてないし、テレサさんにやったとしても無駄だろ。クローゼから話を聞いてるけどテレサさんはしっかりした人だからナンパになんて引っかからねーよ」

「あ、あったりまえだろ! オレ達の先生なんだからな!」


 クラムが得意気に胸を張る。

 テレサからすれば怒っているというよりもじゃれあっているように見えて、二人がすっかりと打ち解けているのがわかった。

 以前マノリア村で会ったらしいが一度会っただけでここまで仲良くなったのは正直驚いてしまった。


「あ、綺麗だから写真を撮りたいって思ったのはもちろん本当っすからね」

「ふふ、ありがとうございます」


 綺麗と言われてもテレサはそれがお世辞だとわかっているので動揺することはなかった。

 自分は女として終わっているという自覚はあるし、何より年齢が離れすぎているレックスに言われてもなんとも思わない。


「そういえば村で撮った写真もちゃんと持ってきたぜ。マリィちゃん達も呼んでこいよ」

「え、マジかよ。すぐに呼んでくる」

「クラム。転ばないように気を付けなさい」


 クラムが二階に駆け上がっていくのをテレサが見送ると、再びレックスと二人きりになった。


「改めて今日はよろしくお願いするっす。話を聞くのは後にしてまずは写真を撮る方向でいいっすか?」

「はい。こういう事には慣れていないのでお任せします」

「まだ少し硬いっすからね。オレもテレサさんみたいな美人を撮るのは緊張しますけど、子供たちも交えて写真を撮って慣れていきましょう。そうすればテレサさんも慣れると思うっす。せっかくなんて子供たちと写真を撮りまくって思い出作りましょうよ。ほら、これとかこの前撮った写真なんすけど、みんないい顔してるじゃないっすか」


 そう言ってレックスが見せてきたのはマリィ、クラム、ダニエル、ポーリィがマノリア村のルシアと遊んでいる写真だった。

 そのほかにも様々な写真があるが、どの写真も子供たちは楽しそうに笑っている。

 この写真を見ているだけでテレサは自然と笑顔になってしまう。


「まだまだあるんであとでまとめて渡しますね。あ、もちろんミラとかは撮らないんで安心してくださいっす。オレはまだ研修中の身なんて、練習で撮らせてもらえるのは逆にありがたいんすよ」

「まぁ……ありがとうございますレックスさん。あの子たちも喜びます」


 子供たちの写真がもらえるのは純粋に嬉しいので、テレサにとっては最高のプレゼントだった。

 その後マリィ達が降りて来てレックスと再会し、改めて取材がスタートした。



 取材が始まったと言ってもレックスはテレサに話を聞いたりはせず、子供たちと遊んでいるだけだった。

 クラム達も楽しそうにしているのでテレサとしてもありがたいのだが、取材とはこれでいいのかとも考えてしまう。

 とはいえ本職のやり方に口を出すのもどうかと思い、レックスが子供たちと遊んでいる間にテレサは仕事をこなしていく。

 かと思えばレックスはマリィと一緒に孤児院の手伝いを始める。やはり助かるのだがこれで取材になっているのだろうか。

 空いた時間でテレサが趣味でやっているハーブ畑の手入れをしていると、レックスはそれも手伝い始めた。


「これがクローゼさんの言ってたハーブ畑なんすね」

「はい。私が趣味で栽培しているものなので大したものではありませんけどね」

「なに言ってるんすか。マノリア村の木蓮亭が仕入れるくらいなんで売り物になるくらい立派なものってことっすよ。カーラさんがウチの名物だって言ってたっすよ。オレも飲んだけど最高だったっす」

「そんな……ご好意で仕入れて頂いているだけですよ」


 そう言いながらもテレサは内心嬉しさを感じていた。趣味でやっているものとはいえ褒められるとやはり嬉しいのだ。


「そういえばマリィも言っていたのですが、レックスさんは宿酒場のご主人とお名前が同じですね」

「女将のカーラさんにも言われたっす。でも同じなのは名前だけで全然似てないって呆れられちゃったすよ。カーラさんは旦那さんと合作料理を作るのが趣味みたいっすけど、オレは料理は全然できないっすからね……もっとも身体の相性はオレの方が抜群みたいだけど」

「え?」

「いやいや、なんでもないっす」


 最後の方は聞き取れなかったが、主人が一番だという気持ちはテレサにもわかる。

 自分にとってもジョセフ以上の男性など二度と現れないだろう。


(少し軽薄な所はあるけれどやっぱり悪い人ではないのかしら? 子供たちもすっかり心を開いているものね……)


 ハーブ畑の世話をしながらテレサがそんなことを考えていると、突然レックスがシャッターを切った。


「きゃっ!? レ、レックスさん?」

「へへ、いい写真が撮れたっす。やっと自然体で綺麗なテレサさんが撮れたぜ」

「お、お世辞は結構です!」


 畑仕事をしているので汗をかいているし手は土で汚れてしまっている。

 そんな状態の自分を綺麗と言われてもお世辞だとしか思えないのだが、テレサは少し嬉しさを感じていた。

 レックスは出会った時からずっと自分を綺麗だと言ってくれる。一日にこんなにたくさん綺麗と言われたのは間違いなく初めてであり、最初は何も感じなかったのにだんだんと嬉しくなっている自分に気が付いたのだ。

 もしもレックスの事を完全に軽蔑していれば話は違ったかもしれないが、クローゼたちや子供たちとも仲が良いレックスをテレサは苦手だと思いつつも嫌いにはなれない。


「でもいきなり撮るのはマナー違反だったっすね。前にも似たようなことがあったけど、最高の被写体がそばにいると我慢できなくなっちゃうんすよね」

「……に、似たような事ですか?」


 照れるので最高の被写体の部分には触れずに質問すると、なぜかレックスが寂しそうな表情になった。


「レックスさん?」

「学院の先輩に園芸部の人がいたんすよ。ちょっとあの頃を思い出してしんみりしちゃったみたいっすね。オレは写真部だったんすけどいろんな奴らの写真を沢山撮って……帝国のみんなは今頃何してるんだろうな……」


 レックスが懐かしむような顔になるが、その先輩とのことを思い出しているのだろうか。


(クローゼとエステルさんは何も言っていなかったけれど、もしかして寂しいのかしら? 考えてみれば帝国から一人でリベールに来ているのよね。寂しさを感じるのも当然だわ……)


 レックスのコミュニケーション能力が低いとは思えないが、それでも寂しいと感じてしまうのだろう。

 帝国でも数多くの友人に囲まれていたのは想像にたやすい。彼はその友人たちとは今は会えないのだ。

 今はエステルと一緒に居るようだが、彼女には気づかれないように空元気で振舞っている可能性もあるだろう。


(せっかくなら力になってあげたいけれど、私ではどうすることもできないわね……)


 心優しいテレサはもしもレックスが元気をなくしているのなら元気づけてあげたいと考えながらハーブ畑の手入れを続けるのだった。

 それが終わるとすっかりと日が暮れてしまったので、テレサはレックスを夕食に誘う事にした。

 いつもよりにぎやかな夕食を取った後は子供たちとレックスがマノリア村で撮った写真を眺めはじめたので、テレサはその間に後片付けを済ませてしまう。

 そしてレックスが帰る前に食後のハーブティーを飲んでもらおうと準備を始めた。


「先生。あの……レックスさんが眠っちゃいました」

「え? あら……疲れていたのかしら?」


 レックスはテーブルに突っ伏している。肩がゆっくりと上下しているのでマリィの言う通り眠っているのだろう。

 クラムたちが体をゆすっても起きる気配はないので、このまま寝かせてあげたいとテレサは考え始めた。


「もう少し眠らせてあげましょう。みんなはそろそろ休む準備をしましょうね」

「はーい」


 テレサはお茶の用意を中断すると、風邪をひかないようにレックスの肩にブランケットをかける。

 マリィ達は入浴を済ませて「おやすみなさい」と静かに挨拶をして二階に上がっていった。

 子供たちを休ませたことでテレサは手持ち無沙汰になってしまうが、ちょうどレックスの身体が動き始めた。


「うーん……あれ? ここは……」

「ふふ、お目覚めですかレックスさん」

「テレサさん……オレもしかして寝ちゃってたんすか?」

「はい。今お茶の用意をしますね」

「いや、もう夜遅いですし申し訳ないっすよ」

「疲労回復効果もありますので、せっかくですからこれだけ飲んでいってください」


 テレサが微笑みながらハーブティーの用意を始める。


「なんかすんません……これテレサさんがかけてくれたんすか? なんか安心してスゲーぐっすり眠れたっす。安眠効果でもあるんすかね」

「ふふ、ただのブランケットですよ。はい、用意が出来ました」


 テレサが二人分のハーブティーを用意すると、レックスがゆっくりとそれを飲み始めた。


「はぁ……落ち着く。木蓮亭でも飲みましたけどテレサさんが淹れてくれた方が美味いっすね。エステルさんがお茶を淹れる達人って言ってたのも頷けるっす。それにしても眠っちまうなんて……」

「子供たちの相手に私のお手伝いまでしていただいたのですから疲れるのも無理はありません。もしくは最近疲れが溜まっていたのでしょうか?」

「うーん、自分じゃわからないけどそうかもしれないっすね。最近は悩んでることもあって――あ、いえ何でもないっす」


 レックスが口を滑らせてしまったという顔になる。テレサの予想通り彼には何か悩みがあるのかもしれない。


「それより今日はすんません。取材もろくにしないでこんなに迷惑かけて……ほんとにオレは駄目っすね」

「そんな風に自分を卑下しないでくださいな。レックスさん。悩み事があるなら私に話してみてくださいませんか? 身近な人……エステルさんやクローゼには話にくいこともあるでしょう」

「う……テレサさんみたいな人にそんな事言われたら……流石はみんなのお母さんって言われてる人っすね」


 それもおそらくはエステルが話したのだろう。


「ほんとに大したことじゃないんすけどね。帝国を離れてリベールに来て、仲がいい人はできましたけどやっぱり寂しいっつーか……情けないっす」

「親しい人たちから離れて寂しいと思うのは当然のことです。情けなくなどありません」

「カメラの腕も全然上達しないし、リベール通信社のドロシーさんとかが天才過ぎて妬んじまうのも嫌になるっす。エステルさん達に心配かけないように表には出さないようにしてたんすけど……もしかしてなにか聞いてるんすか?」

「いいえ。クローゼとエステルさんはレックスさんが悩みを抱えている事は知らないはずです」

「じゃあバレてないんすね。テレサさんの前でだけは我慢できなかったみたいっす。自分でも不思議っすけど、テレサさんといると安心してなんでも話しちゃうんすよね……」


 そう言ってもらえるのは嬉しいがレックスの力になれるかどうかは別だ。特にカメラのことなど全くわからないのでどんな言葉をかけても無意味だろう。

 今のレックスはとても弱々しい姿をしており、クローゼたちが話していたイメージとは全く違う。

 こんな一面を隠していたとなると随分と無理をしていたのだろう。


(一人でリベールに来て頼れる相手もほとんどいないのなら不安にもなるはずよね……こんなに心優しい人が苦しんでいるのだから、どうにかして力になりたいわ)


 子供たちと遊んだり孤児院の手伝いをしてくれたり、彼がどういう人間なのかテレサは知っているつもりだ。

 きっとエステル達も正直に悩みを打ち明ければ支えになってくれるはずだが、同年代相手には頼りにくいのだろう。


「私は話を聞くことしかできませんが、悩み事や辛いことがあるなら私に吐き出してもらって構いません。もちろんクローゼ達には内緒にしますから」

「テレサさんって……ほんとに優しいし包容力の塊みたいな人っすよね。こっちに来て弱音を吐ける人なんていなかったんで甘えちまいそうで怖いっす」

「ふふ、お母さんにはなれませんが思う存分甘えてください。クローゼもレックスさんは仕事を真面目にこなす人だと言っていたので大丈夫ですよ。話を聞くかハーブティーを淹れたりくらいしかできませんが、私にできる範囲でなら力になりますからね。あら、カップが空ですね。おかわりはいかがですか?」

「それじゃあお願いするっす」


 おかわりの用意をするためにテレサが台所に向かうが、レックスの表情が頭から離れない。

 昼間の彼とはまるで別人でありこのまま壊れてしまうのではないかと思うほど。どうやら彼はテレサの想像以上に大きな悩みを抱えていたようだ。


(クローゼとエステルさんに……いえ、ダメね。これは言うわけにはいかないわ)


 一体どうすればいいのだろうと考えながらテレサがお茶の用意をしていると……


「テレサさん……」

「レックスさん? どうしました――か?」


 テレサがポカンとした表情になってしまった。

 自分が何をされているのかが上手く理解できず、背後から抱きしめられているのだと気が付くまで数秒ほどの時間を必要とした。

 そしてレックスに抱きしめられている事を理解したテレサは、戸惑いながらも背後のレックスに声をかける。


「レ、レックスさん? 突然どうしたんですか――んっ!」

「テレサさん……もう少しだけ甘えさせてほしいっす」

「な、何を言って――」

「はっきり言うと……テレサさんに心も身体も慰めてほしいっす」


 レックスが耳元で囁いてきて、テレサの背筋にゾクゾクしたものが走った。

 しかし彼女は慰めるの意味を理解した瞬間に、彼の腕から逃れようとする。


「な、何を言っているんですか!? 流石にふざけすぎですよ!」

「あんまり大きな声を出すと子供たちが起きてくるっすよ」


 テレサがハッとして声量を抑える。

 こんな場面を子供たちに見られるわけにはいかないのだ。

 テレサの声量が下がったのを良い事にレックスは彼女の乳房をエプロン越しに揉み始めた。


「ふあっ! レックスさ――んっ! や、やめてください……!」


 服越しとはいえ夫以外の男に触られるなど初めての事でテレサの身体がレックスを拒絶しようとするのだが、彼の力は思った以上に強くて振りほどけない。


「お願いっすテレサさん。拒まないでほしいっす」

「そ、そう言うわけにはいきません! こんなことは――んっ! ゆ、許されるはずがありません!」

「甘えていいって……自分にできる範囲でなら何でもするって言ってくれたじゃないっすか」

「これはできる範囲を超えていま――あ……んむっ! ちゅっ! れりゅうう!」


 レックスはテレサの身体を反転させると、彼女を正面から抱きしめて唇を奪った。

 強弱をつけて唇を押し付け、舌を差し込んで絡め取っていく。


(い、いや――キスまで――んっ! ご、ごめんなさいあなた……!)


 テレサは両腕に精一杯力を込めてレックスを突き飛ばそうとしているのだが、男の力にはかなわない。

 何よりレックスのキスで彼女は全身の力が抜け始めていた。


「テレサさん。ほら、もっと舌を絡めてくださいっす」

「ちゅるるうう! れろぉ! いけませ――ちゅっ! んむっ! ん――んむうううううううううううっ♡」


 テレサは未亡人なのでキスの経験もあるのだが、ジョセフに先立たれてから十年近くキスなどしていない。

 そして彼女の身体が僅かに覚えているキスと、今レックスがしているキスは何もかもが違い過ぎた。

 唇を貪られるような激しいキス。身体が壊れるのではないかと思うほど強く抱きしめられて、お前が欲しいと全身で求められながらのキスをされて、テレサは何も考えられなくなってしまう。


「んちゅうう♡ れりゅうう♡ い、いけませんレックスさん♡ ちゅうう♡ これ以上は――ちゅっ♡ ちゅるるるううう♡」


 テレサの両腕はいつの間にかレックスの胸に添えられているだけになり、さらに時間がたつとだらんと垂れてしまった。

 足がガクガクと震えているのでレックスが抱きしめて支えてくれなければ倒れてしまっているだろう。

 テレサの抵抗の意志と力をキスだけで全て奪うと、レックスはねっとりとした唾液の糸を作りながら唇を離した。


「はぁ……♡ はぁ……♡ ん……はぁぁ……♡」

「テレサさん……実はオレもう限界だったんすよ。帝国に来て一人で不安だし、カメラの腕も上達しないし……このままじゃいろんなものに押しつぶされちまいそうなんす。だけどテレサさんのおかげで少しだけ重荷が無くなった感じがして……もしここでテレサさんに拒まれちまったら、オレはもう完全に潰れちまうっす」

「ん……そんな……♡」


 テレサは思考が上手く働いている状態ではない。

 先ほどのレックスの言葉を聞き何とか力になりたいと思い、今のレックスの言葉を聞き自分が拒めばレックスが潰れてしまうと考えてしまう。

 自分のせいでレックスが駄目になってしまうかもしれないと考え始めてしまうのだ。


(私のせいで……♡ 今、レックスさんの力になれるのは私だけ……♡ ダ、ダメよ♡ でもやっぱりこんなことはいけないわ……♡)


 性に奔放的な性格ならばレックスを身体で慰めることもできたのだが、テレサは夫であるジョセフに操を立てているので彼以外に肌を許すつもりなどないのだ。


「はぁ……♡ れ、冷静になってくださいレックスさん――ちゅっ♡ れろぉ♡ わ、私の身体ではレックスさんを慰めることなどできません……ちゅっ♡ が、がっかりさせてしまうだけです……ちゅるるう♡」

「そんなことないっす。ほら、もうこんなになってるんすよ」

「ちゅるるうう♡ れりゅうう♡ こんなにとは――ひっ♡」


 いつの間にかレックスが肉棒を露出していたのだが、すでにガチガチに勃起していたのだ。

 なによりもその大きさに言葉を失ってしまう。間違いなくジョセフのモノより倍以上は長く、太さも二回り以上はある。さらにはカリ首が深くなっており形も全く違う。

 そんな凶悪な肉棒が反りかえっており、まるでテレサが欲しいと言っているようだ。


(あの人と全く違う……それにあんなにも大きく……本当に私が欲しくて大きくなったというのかしら……♡)


 自分は女として下り坂。夫に先立たれてからは女として死んでいる。

 そう思っていたテレサは、自分が欲しくて勃起している肉棒から目が離せない。


「最初からずっとテレサさんの事を綺麗だって言ってるじゃないっすか。お願いっす。テレサさんに慰めてほしいっす」

「あ……あぁ……♡」

「テレサさんが軽い女じゃない事はわかってるつもりっす。旦那さんに操を立ててるんでしょ? それをわかった上でテレサさんが欲しいっす。今夜だけでいいからオレを受け入れてほしいっす」

「レックスさん――ちゅっ♡ れりゅう♡ じゅるるううう♡」


 もう一度テレサを抱きしめて唇を重ねる。

 その瞬間、テレサの中で何かが壊れた音がした。

 レックスを慰めてあげたい。レックスが潰れるのを防ぎたい。

 なにより……自分を女として求めてくれた男に応えたい。


(あなた……ごめんなさい……♡)


 もう一度ねっとりとした唾液の糸を作って二人の唇が離れると、テレサは照れくさそうに視線を逸らした。


「はぁ……♡ はぁ……♡ あ、あの……今日はハーブ畑の手入れなどもして……汗をかいているので……」

「へへ、それじゃあ風呂に行こうぜ」

「が、がっかりしても知りませんからね……♡ んむっ♡ ちゅるるうう♡ れりゅううう♡」


 自信のなさそうなテレサを抱きしめると、レックスはキスをしながらゆっくりと移動していく。

 服の上からテレサの胸を揉みしだく。先ほども感じたが想像以上のボリュームであり、服とブラジャー越しなのに柔らかさを感じる。


(ああ……す、すごい♡ こんなキスは初めて♡ それに……男性に求められて、私の身体が喜んでいるわ♡)


 テレサはキスで舌を絡めることも上手くできず、レックスにされるがままになっていた。

 男に身体を預けるという安心感も久しぶりに感じており、身体が少しずつ男という存在を思い出していく。

 二人はキスをしながら脱衣所に入ったが、レックスはテレサの服を脱がせることなく彼女を洗面台の前に立たせた。


「へへ、自分の顔がどうなってるのか見てみろよテレサさん」

「はぁ……♡ はぁ……♡ あ……♡」


 洗面台には当然鏡があって、テレサの顔が映っている。

 テレサはとろんとした表情になっており、キスのせいで口元から涎が垂れてしまっていた。

 一目で快楽に溺れているとわかる表情。自分がこんな顔をしているなど信じられない。

 レックスは背後からテレサを抱きしめると、エプロンの中に手を入れる。


「あんっ♡ レックスさん――んっ♡ なにを――ふあああああっ♡」


 エプロンを脱がさずにテレサの上着のボタンを外すと、今度は服の中に手を入れる。

 更にはブラジャーもたくし上げると、テレサの乳房を直接揉み始めた。

 そのボリュームとしっとりと手に吸い付いてくる感触に、レックスは思わず声を漏らしてしまう。


「すっげぇなこれ……揉み心地が良すぎるぜ。こんな爆乳を隠してたなんてテレサさんは悪い女だな。オレがしっかりとお仕置きしてやるぜ」

「ひああっ♡ あ、あまり触れないで下さ――んっ♡ ふあああっ♡ 乳首を摘ままれたら――ああああっ♡」


 テレサは自分の胸に自信がなかったが、レックスからすれば極上の乳房だった。

 汗ばんで手に吸い付いてくる感触を楽しみながら、餅でもこねるかのように何度も捏ね回して柔らかさと温かさを楽しんでいく。

 指に力を入れるとどこまでも沈み込む乳房を直接見るのが今から楽しみだが、最初の一発は服を着せたまますると決めているのだ。

 レックスは右手で乳房を揉みしだいたまま左手を服から抜き去ると、スカートの中に手を入れて下着越しに尻を撫で始める。

 そちらも肉付きのが良いのでいつまでも揉んでいられそうだったが、股間に手を伸ばしてショーツの上から秘部を刺激していく。


「あ――んひいいいいっ♡ ふあああっ♡ レックスさん♡ んっ♡ もっと優しく――ふあああっ♡ そ、それに汗を流させてください♡ ふあああああっ♡」

「メスのいい匂いがして興奮するぜ。それにテレサさんのマンコもびしょ濡れじゃねーか。もう入れてほしくて我慢できないんだろ?」

「そ、そんなことはありません♡ ふあああっ♡ 私は――っ♡」


 私はそんな女ではありませんとテレサは否定したかったが、目の前にある鏡を見て何も言えなくなってしまった。

 胸と秘部を刺激されて快楽で喘いでいる浅ましい女がそこには映っていたからだ。


「ひあああっ♡ あんっ♡ も、もう――んっ♡ ふあああっ♡ そんなに指を激しく動かさないでください♡ あああっ♡」

「へへ、そろそろイキそうになってるだろ? でもどうせならこいつでイカせてやるぜ」


 レックスがテレサから手を離すと、テレサは洗面台に手をついて何とか身体を支えた。

 荒い呼吸を整えているうちにレックスがテレサのスカートをめくる。


「はぁ……♡ はぁ……♡ レックスさん、避妊具を――んっ♡ つ、付けてください……♡」

「直接がいいんだけどなー?」

「ダ、ダメです♡ それだけは――いけません♡」

「わかったっす。心配しなくてもゴムは用意してるっすよ」


 レックスはポケットからコンドームの束を取り出して一枚開封する。

 ポケットにこんなものが入っていたという事は最初からセックスをするつもりだったという事なのだが、テレサはそのことに気が付いていない。

 しかしゴムのサイズがジョセフの使っていたものよりも遥かに大きいことだけは気が付いてしまった。


「ま、待ってください……んっ♡ こ、ここでするのですか――あんっ♡ そもそも肌を重ねる場合はベッドで――あああっ♡」

「へへ、そんなお堅いセックスだけじゃつまらないぜ。こういう刺激的なセックスも経験しておかないとな」

「け、結構です♡ ふあっ♡ スカートをめくらないで下さ――ふあああっ♡」


 レックスはテレサのスカートをめくると、彼女の尻をショーツ越しに両手で何度も撫でまわした。

 そして飾り気のないショーツをずらして亀頭を秘部に当てる。


(ほ、本当にしてしまうのね……ごめんなさいあなた。だけどレックスさんのために――あんっ♡ あ、熱い♡ こんな体勢で服を着たままするなんて――♡)


 セックスとはお互いに裸になりベッドでするもの。

 それがテレサの常識だったのだが、たった今その常識が崩れ去る。

 服を着たまま洗面台に手をついての立ちバック。それが久しぶりに行うテレサのセックスだった。


「それじゃあ入れるぜ。未亡人マンコをいただきまーす」

「ん――あんっ♡ は、はいって――ひぎいいっ♡」


 メリメリッと嫌な音がテレサの頭に直接響き、凄まじい痛みが秘部から全身に走っていく。

 処女を失った時よりも遥かに痛身を感じてしまい、つま先立ちになって口をパクパクさせてしまっていた。


「あああああっ♡ レックスさ――んぎっ♡ む、無理です♡ 入りません♡ こんなに大きなペニスは――あああっ♡」

「く……いくら何でもキツすぎだぜ。やっぱ長い間してなかっただけはあるな。だけどもう少しで――!」

「んひいいいっ♡ も、もう入りません♡ 入らな――んああああああああああああっ♡」


 ずんっと凄まじい衝撃が走り、テレサの一番奥まで肉棒がたどり着いた。

 亀頭と子宮口が完全に密着した瞬間に、テレサの全身に今まで感じたことのない痛みと快楽が駆け巡る。

 テレサは久しぶりのセックスで挿入された瞬間に絶頂してしまったのだ。


「あ――ひあっ♡ い、痛いです――あんっ♡」

「ふぅ……流石は長い間使ってなかった未亡人マンコはキツキツだぜ。奥の方は処女みたいに硬いし、オレのでしっかりとほぐしてやるからな」


 レックスはテレサの乳房を直接揉みしだきながら腰を振り始める。

 何年も使用されていなかった膣内を極太の巨根でかき回して解し、カリ首で膣壁をガリガリと削っていく。


「あんっ♡ あああああっ♡ こ、こんなに奥まで――ふあああっ♡ んっ♡ んひいいいっ♡ 硬いペニスが暴れています♡ ふああっ♡ んああああああっ♡」


 テレサは痛みが急速に消えていくのと同時に、甘い痺れに変わっていくのを感じていた。

 レックスのモノを入れられた瞬間に、身体に何かしらのスイッチが入ったように思えてしまう。


(う、嘘でしょう♡ んっ♡ あの人とはぜんぜん違って――ふあああっ♡ 一番奥に当たるなんて――んああああああっ♡)


 久しぶりのセックスに戸惑うというよりはテレサは自分の知るセックスと全く違うので混乱していた。

 レックスは奥の方が固いと言っていたが、それはジョセフの肉棒が奥まで決して届かなかったからだ。

 つまり子宮口にまでたどりつたいのはレックスが初めてという事になる。

 腰を打ち付けられるたびに身体の芯まで快感と衝撃が響き、膣内がレックスの形に変えられているのがわかってしまう。


「ふあああっ♡ んああああっ♡ レックスさん♡ もう少しゆっくりと――んっ♡ んひいいっ♡ 胸もそんなに強く触られると壊れてしまいます♡ あああっ♡ ふあああっ♡」

「テレサさんのマンコが気持ちよすぎて止まらないんだっての。それにこんな爆乳をぶら下げておいて揉むのを我慢できるわけないぜ。へへ、もっと激しくしてやるよ」

「ま、待ってくださ――ふあああっ♡ んああああああああああああっ♡」


 レックスは動きを緩めるどころか高速ピストンで膣内を蹂躙していく。

 女性として完全に成熟しているにも関わらずどこか硬さが残っている乳房の感触を両手で楽しみ、乳首を摘まんで強い刺激を与えていく。

 テレサがあっさりと絶頂しそうになり、膣がキュッと締まって肉棒に絡みついた。


「へへ、マジでいいマンコだぜ。それに反応もいいし、喘ぎ声もチンポにくるよな。こんな最高の女が長い間セックスしてなかったなんてもったいなさすぎるっての。今日はトコトン楽しもうぜ」

「んひいいいっ♡ レックスさん♡ んっ♡ ああああっ♡ ふあああっ♡」


 レックスの欲望を受け止めながら流石のテレサも彼の変化に気がついていた。

 先ほどまでは弱々しかったにもかかわらず、今の彼は余裕をもって女を手玉に取っている。

 服を着たまま立ちバックでのセックスなどどう見ても女慣れしているとしか思えない男であり、弱々しい態度など演技だったのではないかというのも察しがついていた。

 そこまで気がついていながらも抵抗できない理由はいたってシンプルだ。

 レックスとのセックスが気持ちよすぎるのだ。


「あんっ♡ ふああああっ♡ 奥に当たっています♡ んっ♡ そんなところを突かれるのは初めてです♡ んあああっ♡ ふあああっ♡」

「テレサさんもノリが良くなってきたな。ほら、鏡を見てみろよ。気持ちよさそうな顔をしてるのがわかるだろ?」


 洗面台に手をついて立ちバックをしているので、正面の鏡で自分の顔が見えてしまう。

 言い訳できないほど快楽に溺れた顔をしている女。それが自分だとは思いたくなかったが、レックスは現実だとでも言うようにスパートをかけた。

 肉棒が一回り大きくなって震え始めると、乳房を握りつぶすほど強く揉みしだきながら亀頭を子宮口にぐりぐりと押し付けていく。


「まずは一発目だ。ゴムハメなのが残念だけどテレサさんもイカせてやるよ」

「んあああっ♡ また大きくなって――ちゅっ♡ れりゅううう♡ 私も一緒に――んああああああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!! 


「んむううううっ♡ んっ♡ んうううううううううっ♡」


 テレサに唇を重ねながらセックスが射精を行う。

 ゴムの先端に大量の精液が溜まっていき、膣の中で膨らんでいるのがテレサにも伝わっていた。

 足をガクガクと震わせて視界を真っ白にしながらテレサが絶頂する。

 口、胸、膣と三ヵ所同時に責められたことにより、今まで感じたこともないほどの多幸感と快楽に溺れていた。


「おお……まだ出るぜ……うっ! 動かないでくれよな……!」

「ちゅっ♡ れりゅうう♡ ちゅるるううう♡ じゅるるう♡ ああああっ♡ ふあああああああっ♡」


 ようやく射精が終わると二人の唇が離れる。

 快楽のあまり濁った目になっているテレサから肉棒を抜くと、彼女は立っている事すらできなくなってその場にへたり込んでしまった。


「はぁ……♡ はぁ……♡ んぅ……はぁぁぁぁ……♡」


 大きく息を吐きながら快楽の余韻に浸る。

 心地よい疲労感と達成感のようなものを感じる。これはジョセフとのセックスでは一度も感じることができなかったものだ。


「ふぅ……想像以上に気持ちよかったぜ。テレサさんも良かっただろ?」

「レックスさん……♡」


 やはり彼の弱った態度は演技だったようだが、 久しぶりに自分が女だという事を思い出してしまったテレサは、怒りの感情が余り湧いてこない。

 むしろ女としての役割をまだ果たせたことに安心感すら覚えている。


「テレサさん。続きをするからゴムを外してくれよ」

「続きとはいったいどういうことで――っ♡ な、なんですかそれは……♡」


 レックスが自分の肉棒をテレサに見せつける。

 射精したばかりだというのに勃起したままのそれに驚くと同時に、コンドームの先端に溜まっている精液の量にも驚いてしまう。

 夫の3倍以上の量が間違いなく詰まっており、むあっとした熱気も感じてしまった。

 射精された時にゴム越しなのに膣に熱さを感じたが、どれほどの熱を持っているのだろうか。

 うっとりとした表情で自分の肉棒に見惚れるテレサを、レックスがパシャっと写真に収めた。


「っ♡ な、なにを撮っているのですか♡」

「はやくゴムを外してくれないとまだまだ撮っちゃうぜ」

「わ、わかりましたから撮らないでください……♡」


 テレサがおそるおそるレックスの肉棒に手を伸ばすと、不慣れな手つきでゴムを外し始めた。


(す、すごく熱くて固いわ……♡ 出したばかりなのにこんなに逞しいままで……っ♡ ザーメンも熱いだけじゃなくゼリーみたいに弾力があって……本当にあの人と全然違うのね♡)


 ゴムを外す間もレックスは何度も写真を撮っているが、テレサは肉棒とコンドームに夢中で気がついていない。

 ジョセフとレックスのオスとしての性能差をたっぷりと見せつけられてしまった彼女は、ゴムを外すと端を結んで精液が漏れないようにした。

 掌にゴムを乗せてずっしりとした重さや熱さを感じ、指でゴムを何度も突いてしまう。


「テレサさん。それに興味津々なのは嬉しいけど、オレをほっとかれると寂しいぜ。次は風呂でやるから早く服を脱いでくれよ」

「ま、まだするのですか?」

「当たり前だっての。テレサさんみたいな最高の女相手に一発で終わるなんて男じゃねーよ。旦那さんとだって何発もヤリまくってたんだろ?」

「あ、あの人は……その……」


 ジョセフはいつも一度で終わっていたし、テレサもあまり絶頂した事がなかった。

 それに比べるとレックスとの行為はまさに別物だ。


「オレが脱がせてやろうか?」

「じ、自分で脱ぎます♡」


 これ以上続ける必要性がないという事にテレサは気がついていない。

 むしろ無意識のうちにセックスに期待しており、女として求められることに悦びを感じていた。


(うぅ……裸を見せることになるなんて……♡)


 自分の身体に自信を持っていないテレサは裸を見せることに抵抗があるのだが、レックスの言葉に従って服を脱ぎ始める。

 レックスはカメラを構えてテレサが服を脱ぐたびに撮影をしていく。


「服を脱ぐと爆乳が飛び出していい感じだぜ。肌も綺麗だしがっかりするどころかチンポがギンギンになってきやがった」

「は、恥ずかしいです……♡」


 自信のない身体でも今は褒められると嬉しい。

 レックスの肉棒を見ると彼が興奮しているのは真実だとわかるのだ。

 服を脱いで下着だけの姿になる。色気の欠片もない下着だが、それもレックスは「普段のテレサさんって感じがする」と大喜びだ。

 そしてとうとうテレサはレックスの前で髪だけは結ったままで全裸になると、彼はこれまで以上に大喜びで様々な角度から撮影を開始した。


「レ、レックスさん……♡ そんなに撮らないでください……♡」

「撮影はカメラマンの仕事だっての。それにしてもなんでこの身体で男ががっかりするって思えるんだよ……」


 実際のところ、テレサは非常に魅力的な身体をしている。

 露わになった爆乳は少し垂れているが皺などは一切なく、若い女性には出せない色気や揉み心地を盛った極上の乳房だ。

 手入れなどはほとんどしていないにも関わらず肌荒れなどもほとんど存在しない。

 手作業が多いので僅かに手荒れが存在するのだが、それすらもレックスは「テレサさんが毎日頑張ってる証だぜ」と褒めてくれる。

 相変わらず肉棒も勃起したままであり、テレサはここでようやく自分の身体はまだ魅力的なのかもしれないと思い始めた。


「へへ、それじゃあ一緒に風呂に入って続きをしようぜ。心配しなくてもゴムはまだまだあるから安心しろよ」

「は、はい……♡」


 二人で一緒に浴室に入る。まだまだあると言って見せつけたゴムの束は明らかに5個以上あったのだが、まさかすべて使うつもりなのだろうか。

 そもそもセックスをする前にシャワーを浴びるという話だったのだが、洗面台で犯されてしまったのだ。

 ハーブ畑の世話もして汗をかいているのでそれをまずは流したい。もしくは自分がレックスの身体を洗う事になるかもしれない。

 そんな事を考えながらテレサはシャワーに手を伸ばしたのだが、急に背後から肩を掴まれてしまった。


「きゃっ♡ レックスさ――んあっ♡」


 そのまま乱暴に壁に押し付けられてしまう。

 レックスの目は先ほど以上に欲望を露わにしており恐怖すら感じてしまうのだが、子宮が疼いて悦びを感じている自分がいることにも気がついた。


「ごめんテレサさん。やっぱ我慢できないから、あと2,3発くらい抜いてくれよ」

「い、いけません♡ ちゅっ♡ れりゅうう♡ 先に汗を流させてくださ――れろぉ♡ じゅるるうう♡」


 レックスがテレサの乳房を揉みしだきながら唇を重ねてくる。

 舌も絡められて力が抜けてしまい、テレサは抵抗の意志も力も奪われてしまった。

 いつの間にかレックスはゴムを装着しており、テレサを壁に押し付けたまま挿入しようとしていた。


「ああっ♡ 待ってくださいレックスさん♡ こんな格好で――ふああああああああっ♡」


 テレサの右足を抱えた対面立位で一気に肉棒を挿入していく。

 先ほどまでのセックスでテレサの足にはあまり力が入らなくなっているのだが、背中を壁に預けることができたので何とか倒れずに済んだ。


「はぁ……♡ んああっ♡ ど、どうして立ったままするのですか……♡ ふあああっ♡ あん♡ ひああああっ♡」

「別にこのくらい普通だぜ?」


 レックスは左手でテレサの右足を抱えて、右手では彼女の乳房を揉みしだきながら突き上げていく。

 テレサに唇を重ねて舌を絡めるだけではなく、首元やうなじ、頬や額にもキスの雨を降らせていく。


「ひああっ♡ ふ、普通ではありません♡ あんっ♡ こういう行為をする時は――んっ♡ 身体を清めてから寝室で――あああっ♡」

「もちろんそう言うのもありだけど、いい女を前にすると我慢できなくなる時もあるんだよ。そんなに気持ちよさそうな顔をしているテレサさんをほっとくなんてできないしな」

「ちゅるるるうう♡ れりゅううう♡ ふああっ♡ んああああああああああああっ♡ 頬を舐めないでください♡ んっ♡ 耳も――ふああああああああっ♡」


 レックスはテレサの頬を舐め上げて、耳もしゃぶるように唇で甘噛みしていく。

 腰はあまり激しく動かすことはなく子宮口を亀頭でぐりぐりとイジメていき、テレサの反応を楽しみながら絶頂へと導いていく。

 胸を揉む際にも強弱をつけて感触を楽しみ、乳首を引っ張って伸ばすなどの行為も織り交ぜていく。


「ほーら、こんなに伸びるデカパイを持ってる女なんてそうそういないぜ?」

「あんっ♡ い、言わないでください♡ ふああっ♡ ひああっ♡」

「さっきも言ったけど感じてる声もチンポに来るんだよなぁ。普通にセックスしてるだけで男を喜ばせる女って感じだ。チンポがどんどん固くなってるのがわかるだろ?」

「ふあああっ♡ は、はい♡ わかります♡ レックスさんのペニスがどんどん固くなっています♡ ふあああっ♡ んあああっ♡」


 レックスが興奮しているのがわかり、テレサは女としての自信がどんどん回復していく。

 それに比例して感じすぎて足がまた震えてきており、立っていることが厳しくなっていた。


(ふあああっ♡ あなた、ごめんなさい♡ ごめんなさ――ひあああああああっ♡)


 内心でジョセフに謝った瞬間に、まるで自分のことだけを考えろとでも言うようにレックスが唇を重ねてくる。


「ちゅっ♡ れりゅうう♡ レックスさん♡ あああっ♡ 私はまた――んむううっ♡」

「へへ、もうイキそうなのかよ? じゃあイクときはそう言えよ。オレもイキそうだから、今度は口に出してやるから全部飲めよ」

「ちゅるるうう♡ ちゅっ♡ く、口ですか♡ あんっ♡ ああああっ♡ ザ、ザーメンを飲むなんて――ふああっ♡」

「フェラくらいはしたことあるだろ?」

「はぁ……♡ はぁ……♡ あ、ありますが……んっ♡ 飲んだことはありません……ふあっ♡ 口で受け止めることがありましたが、飲まずに吐き出していいと言われたので……んっ♡ ザーメンの味が苦手でして……ふあっ♡ ああああっ♡」


 飲んだことがないと言われてレックスが興奮してしまう。

 テレサに精液を飲ませたいと念じながら彼女を突き上げて絶頂へ誘っていく。


「オレのはちゃんと飲めよ! わかったか!」

「あんっ♡ ふあああああああっ♡ そう言われましても――んああああああああああああっ♡」


 ビクンっと体を震わせてテレサが絶頂した。

 同時にレックスが肉棒を抜くと、壁をずりずりとつたってへたり込んでしまう。

 そしてテレサが顔を上げると、レックスがコンドームを乱暴に取って先走りが漏れている肉棒を見せつけた。 


「あ――♡」


 本能的にテレサが目を閉じて口を大きく開くと、レックスが彼女の口に肉棒を突っ込む。


「全部飲みやがれ――うっ!」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!! 


「んぶうううううううううっ♡ んむうううううううううううっ♡」


 テレサの口の中でドロッとした熱いものが弾けた。

 レックスの亀頭はやすやすと喉奥に届き、まるで熱いゼリーを直接胃の中に流し込まれているような感覚だった。


(な、なんて量なの♡ あの人と全然違う――く、苦しいのに――っ♡)


 ジョセフの水っぽい精液とは違うのは先ほどわかっていたが、口で受け止めるとますます違いを理解してしまう。

 飲み切れない精液が口元から零れてテレサの乳房や膝の上に落ちて、付着した部分が疼くように熱くなる。

 セックスで絶頂したばかりだというのに、テレサは口内射精をされただけでもう一度絶頂してしまった。

 レックスは左手でテレサの頭を掴んで腰をグイグイと押し付け、右手では写真を撮りながら気持ちよく射精を続ける。

 やがてどぴゅっと特別濃い精液を出すとレックスの身体がぶるっと震えて射精が止まった。


「ふぅ……テレサさんの初めてをゲットしちゃったぜ。口を窄めて吸い取るようにしてくれよ」

「ん……ちゅるるううう……ちゅぽんっ♡」


 テレサは言われた通りに尿道に残った塊のような精液も綺麗に吸い取る。

 吐き出してしまう事も可能だったのだが、メスの本能がそれを拒絶して何度も咀嚼しながら飲み込んでいく。


「はぁ……♡ はぁ……♡ の、飲みました……♡」

「旦那さんのと比べてどうだった?」

「……あの人のモノを飲んだことはありませんが……レックスさんのザーメンはとても熱くて濃いですね♡」

「それはよかったぜそれじゃあもう一発だ」

「っ♡ ま、まだできるのですか……あんっ♡」


 レックスはテレサを押し倒すと、ゴムを付けて今度は正常位で挿入する体勢になった。


「ま、待ってくださいレックスさん♡ もう限界です♡ もう――ふああああああああっ♡」


 テレサの叫びも虚しく、彼女はまだまだレックスに欲望をぶつけられるのだった。



「ん……はぁ……♡」


 心地よい疲労感に包まれながらテレサが目を覚ました。

 寒いような暖かいような不思議な感覚、どこか懐かしさすら覚える感覚を味わいながら視界がはっきりとしてくる。


「なぜかしら……妙にスッキリした気持ちに――っ♡」


 そこで初めてテレサは自分が置かれている状況に気がついた。

 テレサは自分の部屋のベッドで眠っていた。それ自体はいつものことなのだが、寝間着を着ることなく裸で眠っていたのだ。

 それどころか隣にはレックスが同じように裸で眠っており、自分は彼の腕枕で眠っていたのだ。

 温かかったのはレックスに抱き着いて眠っていたからであり、寒かったのはレックスに触れていない部分のせいだろう。

 気だるさは残っているし長時間眠ったわけではないのだが、ぐっすり眠れた気がするし非常に目覚めがいい。

 レックスに抱かれて眠ったことで安心できたのかもしれないと思うと自己嫌悪に浸ってしまう。


(あぁ……私は何という事を……)


 今更ながら自分がしてしまった事と、亡き夫であるジョセフを裏切ってしまった罪悪感がのしかかってくる。

 マーシア孤児院は一度火事で燃えているので、この部屋で夫と過ごしたことはなくこのベッドで一緒に眠ったこともない。

 それをレックスとしてしまったのだが、どこか満たされた感覚もある。


(それに……あんな夢を見てしまうなんて……)


 テレサは眠っている間に夢を見ていた。

 忘れてしまう夢なども多いのだが、今回見た夢ははっきりと覚えている。

 それがますます恥ずかしくて顔が赤くなってしまう。

 レックスの腕から逃れようともしないテレサが彼の顔を見つめていると、ようやくレックスが目を覚ました。


「ん……あー……テレサさん? そう言えば昨日は泊ったんだっけ」

「レックスさ――ちゅ♡」


 いきなり唇を重ねられてしまう。避けられたのかもしれないが、テレサは避けることができなかった。

 セックスの時とは違う軽いキスだけをして二人の唇が離れる。


「サンキューテレサさん。おかげで元気が出たぜ」

「それは嘘だったのでしょう……♡」

「あ、テレサさんとセックスしたかっただけだってバレてたのか。でも一目見た時からどんなことをしてでもヤリたくてたまらなかったんだよ。それにテレサさんも楽しんだだろ?」


 その言葉をテレサは否定できない。

 夫に操を立てていたというのに今日会ったばかりの男に抱かれてしまった。

 はじめは罪悪感もあったが、途中からはそれすらも快楽のスパイスになってしまった。

 最終的にはセックスに溺れてしまったのだ。

 部屋には使用済みのコンドームが7つも散らばっているが、レックスの射精回数はもっと多い。


「マンコも最高だったけど他も良かったよな。なにしたか覚えてるか?」

「は、はい……口でするのと、あとは……その……胸でも……♡」

「旦那さんにした事なかったんだっけ。テレサさんのパイズリ処女をゲットできたなんて嬉しいぜ。あとは授乳手コキもしてくれたよな。テレサさんは母性の塊だから絶対にやらせたかったんだ。あれは癒されたし、今度から疲れた時にはテレサさんに会いに来るぜ」

「い、いけません♡ これっきりにしてください――んっ♡」


 レックスがテレサの子宮の位置を優しく撫で始める。


「ここに出せなかった事だけが心残りだぜ」

「そ、それだけは……♡」


 生ハメだけは何とか拒絶することができたが、もっと続いていたら拒めなかったかもしれない。

 レックスに抱かれることで女としての自信がどんどん回復した。オスの欲望を受け止めるという女としての役割を果たせている事に安心感すら覚えた。

 それを教えてくれたレックスの精液を子宮で受け止めたいという気持ちもテレサには存在するのだ。


「あの、レックスさん。子供たちが起きてくる前に……その……」

「へへ、何言ってるんだよ。その前にこれをどうにかしてもらわないとな」


 レックスが自分の肉棒をテレサに握らせる。

 昨日何度も射精したというのに勃起している肉棒を握らされて、テレサがうっとりした表情になってしまう。


「ど、どうしてこんなに大きいのですか……♡」

「朝起ちくらい知ってるだろ? テレサさんのエロい身体のせいでこうなったんだから、ちゃんと責任はとって貰うぜ。それと記念写真もしっかりと撮らないとな」


 テレサの肩を抱いてパシャっと写真を撮る。

 その後テレサは口と胸で速やかにレックスの朝起ちを処理し、こっそりと部屋から出て風呂で速やかに体を清め始めた。

 この際にテレサはレックスの身体を洗ったのだが、命令されたわけでもお願いされたわけでもなく彼女が自然とそうしたのだ。

 二人の間に上下関係が刻まれてしまっており、テレサ自身がレックスに尽くしたいという気持ちが芽生えている事なのだが、その事にテレサはまだ気がついていない。

 タオルで身体を拭くだけではなく着替えまで手伝うと、帰るというレックスを見送ることになる。


「それじゃあテレサさん、また来るぜ」

「は、はい……どうかお気をつけて――んむっ♡ ちゅうう♡ れりゅうう♡ レ、レックスさん♡ 本当にも子供たちが起きてきますから――ちゅっ♡」


 帰り際にレックスが抱きしめてキスをしてくる。本当に時間がないのにテレサは抵抗できない。

 自分の身体がレックスを主だと認めてしまったかのようだ。

 やがて満足したのかレックスが唇を離すが、テレサの顔は蕩けきっており口元から涎も垂れてしまっていた。


「次は絶対に中出しキメてやるから覚悟しておけよ」


 耳元でささやかれて子宮がありえないほど疼き始める。

 レックスはテレサを解放するとあっさりと帰ってしまったが、テレサはその場から動くことができないでいた。


「おはようございます先生。なにしているんですか?」


 どのくらい立ち尽くしていたのかはわからないが、背後からマリィの声が聞こえてきたのでテレサが正気に戻る。


「お、おはようマリィ。なんでもありませんよ」

「それならいいんですけど……あ、そう言えばレックスさんはどうしたんですか?」

「レックスさんなら夜遅くに目を覚ましてそのまま帰りましたよ」


 本当の事を言えるはずがないテレサがとっさに嘘をつく。


「そうですか……?」

「マリィ、どうかしましたか?」

「いえ……なんだか先生がいつもよりすごく綺麗に見えて……」

「あら、そんなお世辞を言わなくてもいいのですよ」

「あ、それと首のところ虫に刺されてますよ」

「っ♡ そ、そうですか……♡」


 それは間違いなく虫刺されなどではなくキスマークだろう。


「さぁ、他のみんなが起きてくる前に朝ごはんの準備をしましょう」

「お手伝いします」


 朝食の準備を始めながらもレックスの事が頭から離れない。

 部屋にある使用済みコンドームも子供たちにバレないように処分する必要もある。

 まるでここにいない男に自分の全てを支配されてしまったような感覚だった。


「レックスさんまた来てくれるといいですね」

「……え、ええ……次はいつ来るのかしら♡」


 テレサは自分がレックスを忘れられなくなってしまった事を確信し、次に来た時も身体を許してしまうという予感があった。

 そして彼女が見た夢。それは自分とレックスの子供を抱いている夢を見てしまったのだ。

 言葉では言い表せないほど幸せだったあの夢。それがただの夢であってほしいと思いながら朝食の準備を始めるのだった。



 テレサと特別な想い出を共有した!

 レックスの好感度♥

 ジョセフの好感度♡♡♡♡♡


「マーシア孤児院の院長でみんなのお母さんのテレサさんとヤッちゃいました! ちょっと弱ったふりをすれば優しく慰めてくれたけど、もしかしたら普通に押すだけでヤラせてくれたかもな。なぜか自分の身体に自信がないみたいだったけど一晩かけて自分が魅力的な女だって教えてやったぜ。中出しキメられなかったのは残念だけど次で完全に堕とせそうだから次回のお楽しみってことにしておくか」



 クロスベル再事変が終わってしばらくたった頃、レックスは久しぶりにリベール王国にあるマーシア孤児院を訪ねることになった。

 しかし尋ねた時間帯は夜であり、そもそも取材の予定なども一切ない。

 そんな時間にもかかわらずレックスは孤児院の入り口をノックすると、中からすぐに足音が聞こえてきた。

 そして扉を開いた女性――テレサ院長は満面の笑みを浮かべている。


「レックスさん。いらっしゃい。よく来てくれました」

「テレサさん久しぶり。へへ、また綺麗になったみたいだな」

「あら……照れてしまいますね♡」


 初めてレックスに会った時は軽く流していたテレサだが、今では頬を染めて嬉しそうな表情になっている。


「子供たちの様子はいかがでしたか?」


 レックスを招き入れてテレサが上着を預かりながら訪ねた。


「みんな元気だったぜ。今日はカーラさんの所で世話になるから、夜遅くまでルシアちゃんと遊べるって喜んでたな」


 子供たちは今夜マノリア村の木蓮亭で預かって貰う事になっている。

 女将のカーラが夫のレックスと新しい創作料理を作ったので、それを試食してほしいと頼んできたのだ。

 そのままお泊り会ということになったが、テレサだけは孤児院に残っている。

 その理由はもちろんレックスを招き入れるため。より正確にはレックスと二人きりになるために、カーラが提案してくれたのだ。


「あ――んちゅっ♡ れりゅうう♡ ちゅるるううう♡」


 レックスがテレサを抱きしめて唇を重ねる。最初から舌を絡める激しいディープキスに、テレサの身体も急速に疼き始める。


「レックスさん♡ ちゅう♡ お食事は済んでいるのですよね♡ ちゅるるうう♡」

「カーラさんのとこで食ってきたぜ。他のみんなが飯食ってる時にオレだけはカーラさんを美味しく頂いちゃってたけど、旦那さんは全然気がつかなかったな。料理を一緒に創作できない代わりに別のモノを作りたがってたから、ちゃんと作ってきたんだけどヤリたりなくてさぁ。早く相手をしてくれよ。今日は絶対に孕ませてやるぜ」

「あんっ♡ も、もちろんです♡ ちゅっ♡ ちゅるるうう♡ レックスさんの愛人としての務めを果たさせてください♡ あああっ♡」


 テレサはもはや身も心もレックスに堕とされて彼の愛人になっていた。

 そして今夜は彼の子供を授かるべく、孤児院に招き入れたのだ。


「はぁ……♡ はぁ……♡ お風呂の用意はできていますが――んっ♡」

「無理。チンポがイライラしすぎてもう我慢できないぜ」

「わ、わかりました♡ 寝室の用意もできています――んあっ♡ はぁ……♡ はぁ……♡」

「へへ、それじゃあオレ達の寝室に行って愛の結晶を作るとするか」


 レックスがテレサの腰を抱き寄せて歩き始めた。

 今からレックスの子供を授かれると思うとテレサは幸せすぎてどうにかなってしまいそうだ。

 テレサが自分たちの寝室にレックスを招き入れる。

 するとレックスはテレサを離すとカメラを構えたので、テレサはゆっくりと服を脱ぎ始めた。


「もう……本当にレックスさんは服を脱ぐ際に写真を撮るのがお好きですね♡」

「こういうのは何枚撮っても興奮するからな。うーん、それにしてもどんどん男好きする身体になってるのがわかるぜ」


 テレサは褒められて喜びを覚えながら服を脱いでいく。

 実際にテレサは元々美しかったが、今では女としてますます魅力的な身体になっていた。

 乳房や尻の大きさは変わっていないが揉み心地が良くなっている。

 なにより変化したのは肌の調子だろう。レックスの女であることを自覚するようになったテレサは、今までないがしろにしがちだった肌の手入れも真剣に行うようになった。

 趣味で栽培しているハーブからハーブオイルを作り、それを使って毎日手入れを行っている。

 今では手荒れなども全くなくなっており、髪の手入れも行い艶も増しているので、美しさにますます磨きがかかっているのだ。


「こんなに美人だといろんな人から声をかけられてるんじゃねーのか?」


 テレサの裸の写真をニヤニヤしながら撮っているレックスがそう尋ねる。


「そう……ですね。最近はマノリア村の方々だけではなく、ルーアンに赴いた際にも声をかけられることが多いです。その……私の身体が欲しいと顔に書いてあるのもわかりますが、もちろんすべてお断りしています。私はレックスさんのモノですからね♡」


 テレサの答えにレックスは満足気な笑みを浮かべた。

 誰もが抱きたがっている極上の女を独り占めというのは非常に気分がいいのだ。


「さーて、まずは胸で挟んでくれよ」

「かしこまりました♡」


 テレサがレックスの正面にしゃがむと、彼女は挨拶代わりに髪をかき上げると亀頭に口付けをした。

 久しぶりにレックスに奉仕できることを嬉しく感じながら、爆乳で優しく肉棒を包みこんでいく。

 熱い肉棒を挟んだ瞬間、彼女は思わず甘い声を出してしまう。


「ん……れりゅううう♡」


 肉棒に涎を垂らすと乳房を動かして滑りを良くしていく。

 そのまま上目遣いで見上げたまま重量感たっぷりの胸で肉棒を扱き始めた。

 挟み心地抜群の爆乳は肉棒にぴったりと吸い付いてくるようであり、レックスが思わず声を漏らしてしまった。


「それでは動かしますね♡ ん――んっ♡ あんっ♡ んううっ♡ いつ見てもステキなペニスですね♡ こうしてご奉仕させていただくだけで、身体がどんどん疼いてしまいます♡」


 テレサは乳圧を強くして左右別々に動かして胸で扱いていく。

 レックスの肉棒は挟んでいるだけで火傷しそうなほど熱く、濃いオスの匂いで頭がクラクラしてしまう。


「あー……やっぱテレサさんのパイズリ最高だぜ」

「ふふ、他の人にもそう言っているのでしょう♡ んっ♡ ふああっ♡ 今日は何人とお楽しみだったのですか♡ あんっ♡」

「そんなに多くはないぜ。マノリア村のアメリアさんと花屋のサティさん。あとはやっぱりカーラさんだな。旦那さんのチンポよりオレのチンポの方がずっと気持ちいいってさ」

「はぁ……♡ その気持ちはわかります♡ 私にとってもレックスさん以上の男性はいません♡ ふあっ♡ あの人には申し訳ないと思いますが、レックスさんに可愛がっていただくのも奉仕させていただくのもとても幸せです♡」


 テレサがさらに乳圧を強めるだけではなく。乳首も使って肉棒を擦っていく。

 極上の乳房に挟まれているだけで肉棒は脈打ち暴れ始める。

 そして胸が擦られてテレサも感じてしまうので、じっとりと汗も浮かんできた。

 吐息が甘さを帯びていき、トロンとした表情になっていく。

 快感以上にレックスという強いオスに奉仕できるのが嬉しくて、メスの部分が疼いているのだ。

 もっと愛する男に尽くしたいという一心で胸を動かし、テレサの吐息が肉棒をくすぐってレックスにこそばゆい快感を与えていく。


「んっ♡ ふあああっ♡ 震えてきました♡ 私の乳房で気持ちよくなってもらえて嬉しいです♡」

「オレも気持ちいいぜテレサさん。毎日挟んでほしいくらいだ」

「ひあっ♡ この身体がレックスさんのモノなのですから、いつでもご自由に使ってくださいな♡ ですがそれも他の人に言っているのでしょう♡ たくさんの女性に手を出すような悪いペニスはお仕置きです♡」


 興奮のあまりトロンとした表情でテレサはレックスを見上げており、そのまま彼と目を合わせながら乳房を動かしていく。

 唾液や先走りでクチュクチュといやらしい水音が周囲に響き。テレサの羞恥心を煽っていく。

 谷間で肉棒が一回り大きくなって震え始めると、テレサは射精させるべく一気にスパートをかけていった。


「んああっ♡ あんっ♡ 出してくださいレックスさん♡ ああっ♡ 私の胸をあなたのザーメンで真っ白に染め上げてください♡」


 テレサも興奮しているので息がどんどん荒くなり、レックスも自分から腰を動かしてしまう。

 

「テレサさん……出る……うっ!」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!! 


「ふああああっ♡ あ、熱いです♡ レックスさん……♡」


 テレサの谷間で熱い精液が大量に弾けた。

 谷間から精液が噴き出して乳房を汚していき、濃いオスの匂いを嗅いだテレサがうっとりした表情になる。


「んっ♡ す、すごいです♡ こんなに濃いザーメンがたくさん……ふあっ♡ 今日は他の方たちともしてきたのではないのですか♡」

「いい女が目の前にいると男はいくらでも出せるっていつも言ってるだろ? テレサさんのパイズリで少ししか出ない方がありえないっての。それとも水っぽくて少ししか出ない方がいいのか?」

「はぁ……♡ はぁ……♡ いえ、そんなことはありません♡ レックスさんのザーメンが一番素敵です♡ 逞しい殿方に奉仕できて幸せを感じます♡ ん――あんっ♡」


 射精が止まるとテレサは乳圧を強めて、肉棒についた精液を拭うようにして抜き去った。

 乳房にはべっとりと精液が付着しており、レックスに写真を撮られながらテレサが直接精液を舐めとっていく。


「ちゅるるう♡ れりゅう♡ はぁ……♡ レックスさぁん♡ ちゅう♡ れろぉ♡」


 テレサは甘い蜜でも舐めるような顔で精液を全て舐めとると、裸になったレックスの指示を受けてベッドに四つん這いになった。

 愛撫など全くしていないというのに秘部から愛液が溢れており、尻をはしたなく振ってレックスを誘う。


「レックスさん♡ もう我慢できません♡ 逞しいペニスをお恵みください♡ 熱いザーメンを注ぎ込んで、私に子供を授けてください♡」

「へへ、ジョセフさんとは生ハメしてたけど子供はできなかったんだっけ?」

「は、はい♡ あの人では無理でした♡ ですからレックスさんにお願いしたいんです♡ あんっ♡ 熱いのが当たって――ふあああっ♡ ん――ひああああっ♡ んああああああああああああっ♡」


 テレサの尻を指が食い込むほど強く掴んでレックスが肉棒を挿入していく。

 亀頭が子宮口までたどり着くと、テレサは背筋をピンっと伸ばして絶頂してしまった。


「ふあああっ♡ いきなり奥まで――あんっ♡ すごいですレックスさん♡ んっ♡ 本当に熱くて逞しくて――ふあっ♡ あああっ♡ あの人とはぜんぜん違います♡ んあああっ♡」 


 レックスはテレサの両手を持って後ろに引っ張りながら高速ピストンでイジメていく。

 腰を打ち付けるたびにテレサの爆乳が激しく揺れるのが後ろからでもわかる。

 肉棒に絡みついてくる膣内は早く精液が欲しいと全力で媚びるように絡みついており、その期待に応えるべくテレサの身体を激しく犯していく。


「んひいい♡ ふあっ♡ 奥をグリグリと――んっ♡ ああああっ♡」

「旦那さんはここまで届かなかったんだよな?」

「はい♡ 届きませんでした♡ そこに触れてくれたのはレックスさんが初めてです♡ ふあああっ♡ 私の一番気持ちいい部分なんですよ♡ あの人も見つけられなかった性感帯をレックスさんに見つけていただきました♡ んひいいいいいっ♡」

「もうテレサさんの身体のことは旦那さん以上に知り尽くしてる自信があるぜ。例えばこういうのが好きだとかな」


 レックスはテレサを引き寄せると、両手を後ろに引く後背位から膝立ちの後背位になって彼女の乳房を揉みしだきながら腰を突き上げていく。

 揉み心地抜群の乳房を餅のように捏ね回し、唇を奪って舌を絡めていく。

 全身でテレサの身体の柔らかさと温かさを楽しみながら、恋人同士のようなキスをして二人で高まっていく。


「ちゅるるう♡ れりゅうう♡ あああっ♡ 胸が潰れてしまいます♡ んっ♡ ですがレックスさんにでしたら潰されても構いません♡ ちゅるるうう♡ 愛する男性に身体を使っていただけで幸せです♡」

「オレの事そんなに好きなのか?」

「もちろんです♡ ちゅるるううう♡ じゅるるうううう♡ ふあああっ♡ 女神に誓って嘘ではありません♡」

「それって旦那さんよりも?」

「はい♡ んあああっ♡ もちろん今でのあの人の事は大切に思っていますが、あの人よりもレックスさんを愛しています♡ ちゅるるうう♡」


 悩むことなくテレサが即答する。

 今のテレサにとって愛する男はレックスだけなのだ。


「チンポひとつで堕とされるなんて悪い奥さんだぜ。おらっ、旦那さんに謝れ!」

「ああああっ♡ ごめんなさい♡ レックスさんの事を好きになってごめんなさい♡ ですが本当に愛しているんです♡ ちゅっ♡ ちゅるるううう♡ あの人だって気っと許してくれます♡」「テレサさんがそう言ってくれるなら安心だ。オレもテレサさんの事は他のみんなと同じように愛してるぜ。ここに出してやるから二人の愛の結晶を作ろうな?」


 レックスに子宮の位置を撫でられて、テレサの身体がありえないほど疼き始める。

 この男の遺伝子が欲しいとメスの本能が叫んでいるのがわかった。


「授けてください♡ ちゅるるう♡ 愛するレックスさんの子供を産ませてください♡ ちゅっ♡ れりゅううう♡」


 レックスは一度唇を離すと、繋がったまま器用にテレサの身体を回転させて体位を変更していく。

 膝立ち後背位から正常位へ、そして屈曲位になると、自分の身体でテレサを押しつぶすように腰を打ち付けてラストスパートをかけていく。


「ちゅう♡ れりゅうう♡ レックスさん♡ 愛しています♡ このまま出してください♡ ああああっ♡」

「オレも愛してる……うっ! そろそろ出してやる。特別濃いので一発で孕ませるからな」

「れろぉ♡ じゅるるうう♡ お願いします♡ レックスさん♡ ふあああっ♡ 愛しています♡ 愛して――んああああああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!! 


「んひいいいいいっ♡ 熱いものが私の中に――ふあああああああああああっ♡」


 キスをしながら全体重をかけた種付けプレスでレックスが精液を放出していく。

 まるで放尿でもしているように思えてしまうほどの大量の精液をテレサはだいしゅきホールドで受け止めながら絶頂していた。


「まだ出る……! 孕め! 孕みやがれ――!」

「ちゅるるうう♡ ちゅっ♡ あああっ♡ また大きな波がきます♡ ふあああっ♡ んああああああああああああっ♡」


 子宮に精液をびゅるびゅると注がれる感覚が気持ちよすぎて、テレサは何度も絶頂して最高の多幸感を味わう。

 精液の量が少しずつ少なくなっていき射精が止まっても二人はキスを続けていた。

 テレサがだいしゅきホールドで絡めている足にきゅっと力を入れると、どぴゅっと特別濃い最後の一滴が放たれる。


 ――ぷちゅ♡


(あぁ……授かったわ♡)


 女の本能でテレサが受精したと確信する。

 最愛の男の遺伝子を受け取り、自分が別の存在に生まれ変わったような感覚だった。

 やがてねっとりとした唾液の糸を作りながら二人の唇が離れる。


「はぁ……♡ はぁ……♡ レックスさん……授かりました♡」

「へへ、それじゃあこれでやめておくか?」

「ふふ、それこそ御冗談を♡ レックスさんはまだ硬いままではないですか♡」


 今まで何人もの女を孕ませているレックスもテレサを孕ませたという感覚があり、その興奮で肉棒はますます大きくなっているのだ。

 ギラギラした瞳のレックスと目が合い、まるで捕食される草食動物の気持ちになる。

 レックスは肉棒が抜けるギリギリまで腰を引くと、それを勢いよく打ち付けた。


「ふああああああっ♡ あんっ♡ レックスさん♡ ちゅっ♡ じゅるるう♡ んああああああああああああっ♡」


 テレサはその後もずっとレックスの欲望を受け止めるのだった。



「あんっ♡ レックスさん♡ そんなに胸を吸わないでください♡ あああっ♡ んっ♡ もう……本当に困ったお方ですね♡ 先ほどはあんなにも逞しかったのに、今は小さな子供のようですよ♡」

「へへ、テレサさんみたいな母性とエロの塊みたいな未亡人を前にすると誰でも甘えちゃうぜ」


 二人のセックスが一段落したころ、レックスはテレサの胸に顔を埋めていた。

 テレサは母性的な笑みを浮かべて彼を胸に抱いている。まるで母親が子供を甘やかすような光景だが、二人は裸でベッドに寝転びながらそうしている。

 度重なるセックスでシーツは汚れきっており、部屋の中にはいやらしい匂いが充満している。

 テレサの胸もキスマークだらけで手入れをしている髪もボサボサ、秘部からは大量の精液が溢れていた。

 子宮がみっちりと内側から広げられる感覚を覚えるほどに大量に出された精液を感じながら、レックスに甘えてもらうことが幸せすぎてテレサは自然と笑みをこぼしていた。


「好きなだけ甘えてくださいね♡ お仕事でお疲れでしょうし、ここでは存分に癒されてください♡」

「あー……テレサさんの優しさが身に染みるぜ。ほんとにみんなのお母さんって感じだな」

「ふふ……母親にこんなことをするなんて、レックスさんはいけない人ですね♡ んっ♡ レックスさんの愛人として寵愛を頂けるのは嬉しいですが、女の身体を使う以外でもできることがあれば何でもおっしゃってください♡ ふあっ♡ これも女の身体を使うという事なのかしら♡」


 レックスがテレサの胸に顔を埋めながら、彼女のお腹を優しく撫でる。


「オレ達の愛の結晶がここにいるって思うと感慨深いぜ。この前クローゼにも種付けしたから、時期的に二人そろってボテ腹だな。へへ、その時は3Pするか」

「クローゼと一緒というのは少し恥ずかしいですが、レックスさんのお好きなようにしてください♡ あの子も同じ考えのはずです」

「二人目もすぐに孕ませるからな」

「っ♡ は、はい♡ お待ちしています♡」


 テレサは女としての残りの人生は全てレックスに捧げると決めているので、子供をもう一人産むことにも何のためらいもないのだ。


「今更白状しますが、実はレックスさんに初めて抱いていただいた夜に、あなたとの子供を抱いている夢を見たのです♡ あれは私の願望だったのかもしれませんね」

「へへ、オレも初めて会った時からテレサさんを孕ませたかったぜ」

「それもたくさんの女性に言っているのでしょう♡ 本当に仕方のない人ですね♡ ですが……そんなレックスさんを愛しています♡ 今後ともお好きなように私を使ってくださいな♡」

「もちろんだっての。さっそく写真撮ってから再開と行こうぜ」


 肩を抱いたままの写真は先ほど撮ったので、今度はテレサの胸に顔を埋めたままパシャっと写真を撮ると、二人のセックスは再開した。



 テレサと特別な想い出を共有した!

 レックスの好感度♥♥♥♥♥♥

 ジョセフの好感度☆☆☆☆☆


「テレサさんの子宮を完全攻略して種付け完了だぜ! 未亡人を愛人にして孕ませるとかスゲー燃えたぜ。それにジョセフさんでもできなかったことを俺が成し遂げたって思うと興奮するわー。綺麗になってエロさが増しても母性は変わらない……どころかそれもますます増してるからつい甘えちまうんだよなー。とはいえ女として最高なのも間違いないから、二人目も絶対に孕ませてやるぜ!」



「なるほど……それで夢が現実になってしまったのですね」

「もう……まだ生まれていませんよ」


 幸せそうな顔で自分のお腹を撫でるテレサを見つめるクローゼも幸せそうだった。

 今日は孤児院に久しぶりにクローゼが遊びに来たのだが、その際にテレサはレックスの子供を授かったことを伝えたのだ。


「クローゼもなのよね?」

「はい。以前アルフィン殿下――アルフィンさんとリーヴさんのお二人とご一緒する機会がありまして、その時に授かりました♡」

「まぁ……」


 クローゼはリベールの王太女。アルフィンは帝国の皇太女でリーヴはレミフェリアの姫。レックスはその三人をまとめて妊娠させたという事だ。

 そんな事が出来る男は他には存在しないだろう。


「私のような女がレックスさんの子供を授かってよかったのかしら……」

「テレサ先生。レックスさんはそのようなことを気にしていません。身分や血筋など関係なく、私達は等しくレックスさんの女なんです。レックスさんが欲しいと望んた時にこの身を捧げるだけです。それに……レックスさんの事を愛してらっしゃるんでしょう?」


 クローゼの問いにテレサが照れくさそうに頷く。


「この年齢であの人以外に愛する人ができるなんて自分でも驚いています」

「私もあの方を愛していますし、そのおかげ毎日が幸せです」

「ええ……私も同じです。子供たちの事やレックスさんの事を考えるだけでとても幸せなの」

「テレサ先生が幸せならきっとジョセフおじさんも許してくれますよ。確かにレックスさんの周囲には魅力的な人が多いので、不安になってしまう気持ちはわかりますが……別に王族や高貴な身分の女性にしか手を出さないというわけではありませんから」

「そうよね。私が知っているだけでもマノリア村のカーラさん。それとサティさんとアメリアさんもです。あとは遊撃士のカルナさんね」

「ジェニス王立学園のミリア先生とウィオラ先生もです。あとは受付のファウナさんもですね」


 更にはジェニスの元学生などにも手を出している事をクローゼは知っている。

 先輩のルーシーにルームメイトだったジル。小説家志望だったパープルに同じクラスだったセルマ。アーチェリー部だったモニカと吹奏楽部のティラ。

 二人一緒に居ることが多かったレイナとフラッセ。後背のニキータとリチェルもレックスと関係を持っている。

 おそらくは全員がレックスの子供を授かっているはずだ。


「本当にたくさんの女性と関係を持っているのね……でもレックスさんなら仕方がないわ♡」

「ええ、困った人です♡ どうして私達はあんな人を好きになってしまったのでしょうね♡ 機会があれば先生と一緒にレックスさんにご奉仕させてもらいたいです♡」


 テレサとクローゼが母性的な笑みを浮かべながらお腹を撫でる。

 クローゼと同じ男を愛して尽くせるようになったことを嬉しく思いながら、生まれてくる子供にも愛情を注ぐことを誓うのだった。



 七耀歴1206年8月31日。

 世界大戦の前日であり《黄昏》も最終局面に迫った日に、ミシュラムで壮行式が行われることになった。

 数多くの者達がミシュラムに集まって楽しい夜を過ごしていたが、その中には当然Ⅶ組の関係者も含まれている。

 ユウナの母親であるリナ・クロフォードもユウナ、ケン、ナナの子供たち三人と一緒にみっしぃショーを楽しんでいた。

 この後は全アトラクションを制覇すべく回るつもりなのだが、楽しむ子供たちと比べてリナの表情はどこか暗い。


(明日はユウナが危険な作戦に参加するなんて……)


 リナは幻想起動要塞に乗り込む娘を止めることなどできないが、リナは心配でたまらなかったのだ。


「お母さん、どうかしたの?」


 浮かない顔をしている母に娘のユウナが気付かないはずがなく心配そうに声をかけてくる。


「いえ、なんでもないわ。飲み物でも――」

「お、ユウナちゃん。こんなところで会うなんて奇遇だな」

「え――あ、レックスさん」


 男の声がしてユウナが振り返り、つられてリナも振り返ると、そこには見たことがない男性が立っていた。


「レックスさん。相変わらず女の子を追いかけているんですか?」

「もちろんだぜ。カワイコちゃんを激写し放題だからな。あ、リナさんっすよね? 初めまして。帝国時報社に務めてるカメラマンのレックスっす」

「え、ええ……初めまして」


 カメラマンでユウナの知り合いらしい。

 ユウナはショーをそっちのけでレックスと楽しそうに話している。

 なんだかチャラついた印象があるレックスはユウナの嫌いなタイプだと思っていたので、リナは驚いてしまった。


「それじゃあユウナちゃん。またあとでな」

「っ♡ は、はい……♡」


 レックスがその場から去っていくとユウナの顔がどこか赤くなる。

 リナはそのことに首を傾げながらみっしぃショーに視線を戻すのだった。


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