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こちらの続きです。






 七耀歴1208年9月27日。

 現在はタイレル通信社に出向中のレックスは映画祭前のサルバッドに来ており、ベガスフィルムへの取材は何の問題もなく終了した。

 取材が終わったのは昼頃でありそこからは現地のセフレと会いカワイコちゃんを探すなどして自由に過ごしていたのだが、夕方になると伝統地区の広場で踊り子の姉妹を発見した。

 遠目から見てもレベルが高いその二人をレックスがほっとくはずもなく、当然のように彼は二人に声をかけたのだった。

 そして声をかけられた二人。姉のサァラ・エルトゥールは少々困惑している。

 興行を終えて引き上げようとしていた矢先に、見知らぬ男から声をかけられたので当然と言えるだろう。

 何か目的があって近づいてきたのかもしれない。それならば妹だけは守る必要がある。

 そんなサァラの心配とは裏腹に、妹のシャヒーナ・エルトゥールは笑顔でレックスと話していた。


「へぇー。首都の記者さんなんだ。そんな都会の人に声をかけられるなんて思いませんでしたー」

「へへ、共和国でも絶賛売り出し中のカメラマンのレックスだ。よろしくなシャヒーナちゃん」

「共和国でも?」

「帝国のヘイムダルってとこにある帝国時報社ってとこから、共和国の首都イーディスにあるタイレル通信社ってとこに出向中なんだぜ。あ、サァラさんもよろしくっす」

「え、ええ…‥よろしくお願いします」


 チャラついた男を警戒するサァラだが、シャヒーナは記者に声をかけられたとあって喜んでしまっている。

 用がないのならば早く妹を連れて帰りたいのだが、レックスは中々会話を打ち切らない。

 一応名刺なども渡されており記者というのは間違いないと思うのだが、写真を撮られるのは勘弁してほしいというのがサァラの本音だった。


「あ、そうだ。シャヒーナちゃんって伝統地区に住んでるんだろ? サルバッドは何回か来てるんだけどまだ伝統地区はさっぱりなんだよ。良かったら案内してくれないか?」

「今日の興行は終わりで予定はないし別にいいんじゃない? あたし都会の記者さんの話とかいろいろ聞いてみたいし」

「えっと……そうね、そのくらいなら構いませんよ」

「マジで? いやー、助かるぜ。実は市場の方を見てみたいんだけどさー」


 レックスとシャヒーナが歩き出したのでサァラが慌てて後をついていく。


(シャヒーナってばはしゃぎすぎよ。レックスさん……失礼だけど浮ついた人みたいだし、姉として私が注意しておかないと)


 楽しそうに話しながら歩くシャヒーナとは違い、サァラは警戒心を緩めることなく二人についていく。

 シャヒーナに危害が及ぶようなことがあればすぐにでも案内を打ち切らせてもらうつもりだ。

 案内と言っても最低限のものでいいはずだし、冷たい言い方だが熱心に案内する義理もないし、夕食の準備もあるので30分ほどで切り上げさせてもらえばいい。

 サァラがそう思ってから2時間が経過した。

 日がすっかりと沈んでしまった頃、サァラとシャヒーナは家に帰って夕食の支度をするのではなく、レックスと共に市場でテイクアウトした食べ物を休憩スペースのテーブルに広げていた。


「わぁ、美味しそう! レックスさん、本当に奢ってくれるの?」

「もちろんだぜ」

「あ、あの……やっぱり悪いです。私達の分は――」

「気にしないでくださいっす。サァラさんとシャヒーナちゃんには案内してもらったし、踊りもすごかったんでそのお礼ってことで。ほら、冷めないうちに食べてくださいっす」

「レックスさん……それではお言葉に甘えて……」


 サァラたちはレックスを案内していたのだが、当初サァラが予定していた1時間をあっという間に過ぎてしまっていた。

 その理由は非常に簡単であり、レックスと話しながら歩くのが楽しかったからである。

 話し上手であり聞き上手でもあるレックスと話しているうちにサァラも警戒心が解けてしまい、いつの間にかシャヒーナと共に楽しく案内をしていたのだ。

 シャヒーナもレックスに対する敬語が完全になくなっており、心を許しているのがわかる。

 そして2時間ほどたって日が沈んだ頃、お礼ということでレックスと共に夕食を食べる事になった。


「今日は助かったっす。サァラさんもシャヒーナちゃんもここに住んでるだけあって詳しいんすね」

「レックスさんはサルバッドにあまり来たことないんだっけ?」

「何回か来てるけど取材ばっかしてるからなー。カメラマンは忙しいんだぜ」

「えー、本当は可愛い女の子を追いかけてるんじゃないのー?」

「シャ、シャヒーナ! 失礼でしょう!」

「そりゃ歓楽街にだって行くけど七耀寺院とかにもよく行くから、ここの寺院のジャミーレさんとかよくお祈りしてるフェトとかも知り合いだぜ。二人に出会えたのも女神様のおかげ――っと、こっちの方じゃ呼び方が違うんすよね」

「ええ。ですが同一存在とされていますね」


 西方と中東の文化の違いや踊り、レックスが今まで取材した場所などを話しながら楽しい食事は続く。

 サァラとシャヒーナにとってとても新鮮で楽しい時間であり、サァラはこの時間がもう少し続いてほしいと感じていた。

 しかし楽しい時間ほどあっという間に過ぎてしまう。


「っと、もうこんな時間だ。そろそろお開きにするか。そうだ。最後に一枚いい?」

「もちろん。お姉と一緒に撮ってよ」

「そうですね。ではよろしくお願いします」


 嫌がっていた写真の撮影も了承してしまい、二人はレックスにツーショットを撮って貰った。


「うーん、美人姉妹の写真ゲット。オレはもう少しサルバッドにいるから、どこかで会ったらまたメシでも食おうぜシャヒーナちゃん」

「今回みたいに奢ってくれるなら大歓迎だよ」

「シャヒーナってば……それではレックスさん、今日はごちそうさまでした」

「気を付けて帰ってくださいっす」


 家が近いので見送りは結構とあらかじめ言っておいたので、レックスはその場で姉妹と別れて去っていった。


「サァラ姉、なんだかおもしろい人だったね。しばらくいるみたいだしまた会えるかなぁ?」

「ふふ、そうかもしれないわね」


 楽しい時間の余韻に浸りながらサァラは帰宅するのだが、彼女はすでにこの後の予定について考えていた。


(楽しかったけれど少し時間が無いわね……帰ったらすぐに支度をしないと……)


 この後の仕事について考えているサァラは、自分を心配そうな表情で見ているシャヒーナには気づくことができなかった。



 サァラと特別な想い出を共有した!

 レックスの好感度☆


 シャヒーナと特別な想い出を共有した!

 レックスの好感度☆☆


 コレクション追加


 ・サァラとシャヒーナのツーショット。サァラは柔らかい笑みを浮かべておりシャヒーナは元気いっぱいの笑顔でピースサインをしている。レックスへの警戒心は完全に消えているのがわかる。



 七耀歴1208年9月28日。

 今日の興行は休みなので、シャヒーナは気分転換を兼ねて一人で外を歩いていた。

 最近は映画祭の影響で収入も多いので、今日は美味しいモノでも食べ歩こうと考えている。


「さーて。今日はどうしよっかなー」

「あれ、シャヒーナじゃん。今日はサァラ姉ちゃんと一緒に踊らないのか?」


 シャヒーナに声をかけてきたのは、近所に住んでいるティムルという男の子だった。

 シャヒーナたちがこの町に来た時から彼の兄であるマフディ共々付き合いがある。 


「えへへ、今日は休みで――てゆーかあたしもシャヒーナ姉ちゃんって呼べ―!」

「ニシシ、シャヒーナはシャヒーナだし。遊ぶのはいいけど無駄遣いしてサァラ姉ちゃんに怒られるなよなー」


 そう言ってティムルは手を振って去っていく。


「全くあいつは……はぁ、やっぱりあたしって子供っぽいのかな……」


 シャヒーナが大きなため息をつく。

 ティムルは自分に対して呼び捨てで呼んでくるのだが、姉のように大人っぽくなれば違うのかと思い始めていた。


(サァラ姉って妹のあたしから見てもすごい美人だもんね。それにスタイルも抜群だし……)


 姉は巨乳と言っていいが、妹のシャヒーナはほとんどふくらみが無くぺったんこと言っても過言ではない。

 体型で焦りを感じるような年齢ではないのだが、シャヒーナは早く大人になりたいというのが本音だった。


「大人になればサァラ姉ももっとあたしを頼ってくれるのかな……」

「あれ、シャヒーナちゃんじゃん。今日は一人なのか?」


 俯いているところにまた声をかけられて顔を上げると、今度は昨日出会ったばかりのレックスが立っていた。


「レックスさん? どうしたの、今日も取材?」

「取材しながらカワイコちゃん探しってとこだぜ。そしたらとびきりのカワイコちゃんを見かけたから声をかけたってわけ。そうだ、暇ならデートしようぜ」

「テ、デートって……今サァラ姉はいないよ?」

「え? シャヒーナちゃんを誘ってるんだぜ。シャヒーナちゃんみたいなカワイコちゃんとデートしたいって思うのは普通だろ」


 当然のように言い放つレックスを見て、思わずシャヒーナはドキッとしてしまった。

 明らかにナンパであり今までも声をかけられたことくらいはあるのだが、踊り子の衣装を着ている時であり常に姉のサァラ目当ての男ばかりだったのだ。

 今のシャヒーナのように一人で私服を着て歩いている時にナンパされた経験などないので、初めて姉ではなく自分目的でナンパされたと気付くと嬉しくなってしまう。


「しょ、しょうがないなー。レックスさんも一人で寂しそうだし、あたしが少しだけ一緒にいてあげる」

「マジで? いや~、声をかけてみるもんだぜ。シャヒーナちゃんみたいなカワイコちゃんとデート出来るなんて、それだけでサルバッドに来たかいがあるってもんだ」

「もう、ちゃんとお仕事しないとダメでしょ」


 すっかり気分を良くしたシャヒーナはそのまま人生初のデートをレックスと経験することになった。

 昨日とは違って新街区の方にも足を延ばし、甘いモノなども食べながら楽しい時間を過ごす。

 1時間ほど歩いてから二人は少し疲れたので、駅の休憩スペースで冷たいものを飲むことにした。


「シャヒーナちゃん、疲れてないか? 今日は熱いから水分はしっかり取らないとダメだぜ」

「サルバッドに住んでるんだからそのくらいわかってるってば。それにしても楽しかったー。でもレックスさんは仕事しないで遊んでばっかりみたいだけどいいの?」

「こう見えてちゃんと取材はしてるんだぜ。今度のタイレル通信でも俺の取材した内容が記事になる予定だしなー。だから今は仕事よりもシャヒーナちゃんの気分転換の方が大事だぜ。なんか嫌な事とか悩み事でもあるんだろ?」

「え、どうしてわかっ――あ」


 シャヒーナが口をふさいでももう遅かった。


「カメラマンは人の表情をよく見るのが仕事なんだよ。なにか悩みがあるなら聞くぜ? シャヒーナちゃんみたいなカワイコちゃんにはいつも笑っててほしいしなー」

「もう……可愛いって言って貰えるのは嬉しいけど、あたしはまだまだ子供だって自覚くらいあるから気を使わなくていいよ」

「なに言ってんだよ。シャヒーナちゃんは十分魅力的な大人の女だろ?」

「でも……お姉はあたしに隠し事してるみたいだし……レックスさん、ちょっと相談してもいい?」

「もちろんだぜ」

「実はね……サァラ姉が夜に出かけることがあるんだけど……何をしてるのかわからないの」


 サァラは彼氏に会いに行くようなそぶりで夜中に出かける事がある。

 付き合いの長いマフディなどが相手ならある意味安心だし、そうではなくてもサァラならばろくでもない男に引っかかったりはしないだろう。

 しかし恋人と会っているにしては違和感があり、悪い想像ばかりが働いてしまうのだ。


「なるほどな……サァラさんが何してるのかわからなくて心配って事か……シャヒーナちゃんの言うように彼氏と会ってるだけならまだしも、違うなら気になるな……誰にも相談できなくて辛かっただろ。相談してくれて嬉しいぜ」

「うん……話せて少しスッキリしたかも」

「わかった。そう言うことならオレもちょっと調べてみるぜ。こう見えて記者だから調べるのは得意だしな」

「え? い、いいの?」

「任せとけって。なにかわかったらシャヒーナちゃんにも教えるぜ」

「レックスさん……うん、ありがとう!」


 悩みを聞いてくれただけではなく力になって貰えて、シャヒーナは満面の笑みになっていた。


(レックスさんに相談してよかったぁ……なんか、思ってたよりも頼りになる人なのかも)


 レックスは昨日二人とお近づきになるために伝統地区に慣れていないと言ったが、実際は伝統地区と歓楽街に何人もセフレがいる程度には慣れており、サァラの夜の行動についてもある程度は察しがついている。

  シャヒーナはその後レックスと別れて帰宅すると、レックスはさっそく調査を開始するのだった。



 シャヒーナと特別な想い出を共有した!

 レックスの好感度☆☆☆



 七耀歴1208年9月28日 23:30

 深夜にナイトクラブ《ルルーシェ》の裏口から仕事を終えたサァラが出てきた。


「ふぅ、シャヒーナはもう寝ているかしら……」


 サァラは両親の残した借金を返済するために、妹のシャヒーナには黙ってナイトクラブでポールダンスをして働いている。

 今更借金のことも仕事の事も言えないと黙っているのだが、最近は感づいているような気もするのだ。


「シャヒーナにはなんとか隠し通さないと――」

「サァラちゃ~ん」


 ボーっとしていたサァラは見知らぬ男が近づいてきていた事に全く気付かなかった。

 声をかけられて顔を上げると、そこにはいやらしい笑みを浮かべた中年男性が立っている。


「え? あ、あの……どちらさまでしょうか?」

「いつもサァラちゃんの踊りを見てるファンだよ。いやぁ今夜の踊りも最高だった」

「そ、そうですか……」

「ところでサァラちゃん……アフターはやってないの?」


 男の笑みにサァラの背筋に寒気が走る。

 中にはアフターを許可しており客にお持ち帰りされるダンサーもいる。

 サァラはその美貌とポールダンスのテクニックで客を魅了し、サルバッドに舞う夜の蝶とまで呼ばれているので、店に出るたびにアフターの誘いが来ているのだが、サァラはそれらすべてを断っていた。

 この男は店を通さずにサァラを誘うために裏口付近で待ち伏せしていたのだろう。


「あの……そういうお誘いは困ります」

「いいからいいから。もちろんただでとは言わないからさぁ。サァラちゃんはそこらの風俗嬢とは比べ物にならないほどきれいだから奮発しちゃうよ。お小遣いほしいでしょ?」


 ニヤニヤしながら男がサァラに手を伸ばしてくる。

 ここまでされるのは初めての事であり、サァラは思わず体が強張ってしまった。

 恐怖のあまり助けを呼ぶこともできないし、そもそも歓楽街の裏路地に助けなど来るわけがない。


「あ、いたいた。おーい、サァラ」


 このままどこかのホテルに連れ込まれると思った瞬間に、サァラはもう一度名前を呼ばれて声の方を振り向いた。

 そこにはなぜかレックスが居て、彼はにこやかに手を振りながら近づいてくる。


「え? レックスさん……?」

「帰る前に見つけられて良かったぜ。実は来週のシフトに関してなんだけど――ってあれ? その人誰?」


 どうしてここにレックスが居るのかわからずに、サァラは恐怖と混乱で何も言えなくなってしまう。


「あれ、ひょっとしてお客さん……店を通さずにアフターに誘おうとしてたんすか? そういうのってマジで困るんすよねー」

「い、いや違う! ただ今日のダンスも良かったと声をかけただけだ。だ、だいたいサァラちゃんは難攻不落で有名だろう? お持ち帰りなんて無理に決まってるじゃないか」

「はは、それもそうっすね。無理矢理ホテルに連れ込もうとした迷惑な客も前にいましたけど、結局あとでバレてボコボコに――っと、お客さんには関係ない話っすね」

「もももちろんだとも。それじゃあサァラちゃん、また見に来るからね!」


 逃げるようにその場から去っていく男をサァラはポカンとした顔で見送った。

 そしてレックスと二人だけになるが、彼になんと声をかけていいのかわからない。


「レ、レックスさん……その、ありがとうございました」

「とりあえず場所を変えようぜ。どこか落ち着けて安全な場所で休んだほうが良いだろ?」

「え? で、ですが……」

「そんな真っ青な顔で家に帰ったらシャヒーナちゃんが心配するって」


 妹に心配をかけることだけは避けたいサァラは何も言えなくなる。

 まだ混乱しているがコクリと頷くと、レックスに手を引かれて歩き始めた。


(どうしてここにレックスさんが……いえ、これって連れ込まれる相手がレックスさんに変わっただけじゃ……)


 身の危険はいまだに感じているのだが、混乱しすぎており落ち着かないと帰れないというのも事実なので、サァラはおとなしくついていく。


「もしもし。マゥアさん? 今夜は泊まるけどその前に部屋じゃなくてラウンジの方で……うん、よろしく。あ、それとダイアンさんに言って何か温かい飲み物でも用意しといてくれよ。へへ、少し遅くなりそうだけど特別サービスの準備もよろしく」


 歩きながらレックスはXiphaでどこかに連絡を取っている。

 女性に何かを頼んでいたのでサァラは少しホッとしたのだが、目的地にたどり着くと彼女は今まで以上に混乱してしまった。

 レックスがサァラの手を引いてたどり着いたのは、サルバッドで最も有名な六つ星ホテルであるアルジュメイラホテルだったのだ。

 訳も分からぬままサァラは2Fのラウンジまで通される。

 ため息が出るほど豪華な内装に場違い感を感じていると、女性スタッフが飲み物を持ってきてくれた。


「サンクス、ダイアンさん。この後のサービスもよろしくな」

「かしこまりました……♡ それではごゆっくり。レックス様、なにかあればすぐにお呼びください」


 ダイアンと呼ばれた女性が丁寧に頭を下げて去っていく。


「落ち着くまでここでゆっくり休んでいこうぜ」

「は、はい……」

「いきなりこんなとこに連れて来てごめんな。だけどここなら安全だし、男と二人きりの部屋よりもサァラだって気が楽だと思ったんだよ」


 確かにここならば妙な客が来てもすぐに対処してもらえるので安全だろう。先ほど男に襲われかけたので、それを助けてくれたレックスといえども部屋で二人きりになるのは気まずい。

 飲み物を持ってきてくれたダイアンという女性スタッフはこちらの会話は聞こえない位置にいるが見えてはいるので、サァラとしても安心できていた。

 アルジュメイラホテルという場所には驚いてしまったが、サァラは飲み物を口にしながら少しずつ落ち着きを取り戻していく。


「ふぅ……だんだん落ち着いてきました。レックスさん、先ほどはありがとうございました。ですがその……どうしてあそこに?」

「正直に言うとナイトクラブで楽しんでたんだよ。そしたらサァラが出てきてビックリしたぜ。ショーが終わって帰ろうとしたらおっさんに声をかけられてたから、店員の振りをして声をかけたってわけ」

「そうだったんですか……」

「ああいうことってよくあるのか? もしあるなら――でもギルドのジブリールさんや警察のバーニヤさんにも相談しにくいか」

「い、いえ。ああいった事は初めてですし、今後もめったにないと思います」

「そっか……サァラがあの店で働いてることをシャヒーナちゃんは知ってんのか?」

「いいえ……レックスさんには助けていただきましたし、全てをお話します」


 サァラは自分達の事を話し始めた。

 こことは別の場所に住んでいた事。両親が死んだ際にここに移り住んできたが借金があること。

 それを返済するためにナイトクラブで働いている事と、シャヒーナには仕事や借金のことは黙っていた事。

 全てを話し終えるとサァラは今までため込んでいたものを吐き出せて少しだけスッキリできた。


「そういう事情があったのか……シャヒーナちゃんを守るためにスゲー頑張ってるんだな。尊敬するぜ」


 こういう仕事で借金を返していることで軽蔑されてしまうかと思ったが、レックスはそんなことを言わなかったのでサァラはホッとしていた。


(初めて会った時は軽薄な人だと思っていたから、こんな形で話を聞いて貰うなんて思ってなかったわ。それにさっきは助けてもらったし……)


 それどころか真剣に話を聞いて尊敬するとまで言ってくれたレックスに対して印象が変わっていく。

 恐怖も薄れたのかようやくサァラの顔色も良くなって落ち着いてきたようだ。


「だいぶ顔色が良くなったな。家まで送るぜ――っと、そういえばもう店員の振りしなくていいっすね。サァラさん、家まで送るっす」

「あ――ありがとうございます。それと普通に話してもらって構いませんよ」

「それじゃあお言葉に甘えて。サァラとはもっと仲良くなりたかったんだよなー」


 レックスの口調が敬語に戻った瞬間、なぜか寂しさを感じてそのままでいいとサァラは言ってしまった。


(思っていたよりもずっといい人だったみたいね……ふふ、私よりもシャヒーナの方がずっと人を見る目があるわ)


 その後レックスはサァラを自宅の近くまで送っていった。

 心が軽くなったサァラは去っていくレックスの背中が見えなくなるまで見送った後にシャヒーナの待つ家に入っていくのだった。



 サァラと特別な想い出を共有した!

 レックスの好感度☆☆☆



 七耀歴1208年9月29日 13:00

 シャヒーナはレックスの調査結果報告を聞くためにアルジュメイラホテルへ向かった。

 別世界と言っても過言ではないホテルの内装に戸惑ってしまい、案内された部屋に本当に入っていいのか躊躇ってしまったが、話を聞くためにソファに腰かける。

 レックスはシャヒーナの隣に座ると、わかったことを全て彼女に伝えた。

 サァラが内緒にしていたので伝えるかどうかは悩んだのだが、シャヒーナは自分でも薄々察していたのが話す決め手になった。


「そっか……やっぱり彼氏じゃなかったんだ。せめてそんな人が本当にいてくれればよかったのに……」


 サァラが秘密にしていたものを知りシャヒーナはショックを受けてしまう。

 話してくれなかった寂しさもあるが、自分が姉に苦労を掛けて何一つ力になれなかったと思っているのだ。


「サァラはシャヒーナちゃんを守るために一生懸命頑張ってるんだぜ。あんなにいい姉ちゃんは他にいねーよ」

「うん……自慢のお姉だよ。だけどあたしじゃまだお姉の力になれないんだなって……あ」


 レックスが隣に座っているシャヒーナを優しく抱きしめる。

 男に抱かれるなどシャヒーナにとっては初めてなのだが、慌てるどころか想像以上に安心できていた。


「レックスさん……」

「シャヒーナちゃん、オトナのやり方で今だけ辛いことを忘れさせてやろうか?」

「え? それってどういう――っ!」


 レックスの目はシャヒーナにすらわかるほどオスの情欲が燃えていた。

 オトナのやり方で今だけ辛いことを忘れさせるという意味を本能的に理解して驚くが、それ以上に自分の身体が女として求められている事に驚いてしまう。


「え? ええっ!? で、でもあたしなんてサァラ姉と違って胸も色気もないよ!?」

「シャヒーナちゃんは十分オトナの女だろ? 辛いことを忘れられるってのもあるけど、サァラに近づくためにも少しだけ大人になってみようぜ」

「サァラ姉に近づく……」


 レックスがゆっくりと顔を近づけて来る。

 避けようと思えば避ける事が出来たが、シャヒーナは慰めてほしいことと大人になりたいという思いからそれをよけずに目を閉じた。


「ん――ちゅ♡」


 唇を重ねて十秒ほどしてようやくファーストキスを奪われた実感がわいてくる。

 レックスは強弱をつけて唇の感触を楽しんだ後に唇を離すと、シャヒーナを立たせてベッドにエスコートした。


(う、うわぁー! あ、あたしキスしちゃったー! ってゆーかこれから本当にレックスさんとエッチしちゃうの!? まだこんなに明るいし、少し前に出会ったばかりなのに……! ああ、もう! 訳がわかんないよー!)


 シャヒーナは内心大慌てなのだが、レックスに抵抗しようとはしない。

 ベッドまで行くとレックスは彼女の服を脱がせていく。


「レ、レックスさん! 自分で脱ぐから――あんっ♡」

「へへ、オレに脱がせてやるぜ。着替えが無いから汚したらマズいだろ?」

「で、でも――っ♡ だ、だめ……」


 レックスはあっという間にシャヒーナの服を脱がせて彼女を裸にすると、彼女をベッドに優しく寝かせた。

 一糸まとわぬ姿にされてしまったシャヒーナは恥ずかしさのあまり胸と秘部を腕で隠してしまう。


(裸にされちゃった……ガッカリされないかな……)


 自分がどんな体型なのかはシャヒーナも自覚している。踊り子の衣装を着ている時ならば衣装にも目が行くのでごまかせるし、私服でもないよりはマシだと思っているのだが、レックスは裸にしてしまった。

 着替えが無いので汚れるとまずいというのは確かなので帰りを考えると助かるのだが、こんな体ではガッカリされないかと不安になってしまう。


「へへ、スゲー綺麗だぜシャヒーナちゃん」

「き、気を使わなくていいってば……」

「なに言ってんだよ。こんな嘘ついてもどうしようもないだろ。オトナのやり方でシャヒーナちゃんを慰めるって言っても、そもそも抱きたくない女をこういうやり方で慰めようとは思わないぜ。シャヒーナちゃんは魅力的な女なんだから自信を持てよ」

「っ♡ そ、そんな事はじめて言われた……♡ ティムルとかいつもバカにしてくるのに……」

「それって案内してもらった時に見かけた子供か? そんなのシャヒーナちゃんが可愛すぎるから照れてるだけだっての。それじゃあ触っていくぜ」


 レックスは右手でシャヒーナの腰を撫でまわし、左手は乳房に指を食いこませていく。

 膨らみなどほとんど存在しない未成熟な乳房だが、強弱をつけて揉みしだくと指や掌には確かな柔らかさを感じられた。

 腰を撫でると踊りで身体が引き締まっているために無駄な肉は全くと言っていいほどついていないのがわかる。


「んあっ♡ あああっ♡ レックスさ――んっ♡ 胸は小さいから――あんっ♡」

「小ぶりで可愛いし、肌のハリもあるから触ってるだけで気持ちいいぜ。踊ってるだけあって身体は引き締まってるな。シャヒーナちゃんが可愛いのは知ってたけど、正直ここまで魅力的な身体だとは思ってなかったぜ」

「あんっ♡ そ、そんな――ふあっ♡ ああああっ♡ 乳首、舐めちゃダメだよー♡ んああっ♡ くすぐったい――んっ♡ ふあああっ♡」


 レックスはシャヒーナの乳首を交互に舐めながら、腰や胸、太ももや頬などを撫でまわしていく。

 初めて男に触れられてシャヒーナの身体は固くなっているので、その硬直を解すように優しく触れていく。


「痛くないだろ?」

「ふあああっ♡ 痛くないけど――んっ♡ なんだか変な感じ――あんっ♡ こ、これって気持ちいいって事なのかな――あああっ♡」


 シャヒーナも自慰行為くらいはした事があるのだが、姉と二人暮らしなのでする暇がほとんどなく、ほんの数回くらいしか経験がない。

 なので快感というものをイマイチ理解できていなかったが、レックスの手によって急速にそれを覚えていく。

 レックスが自分の身体に夢中になってくれている事がわかり、シャヒーナは自分の心がどんどん満たされていくのがわかった。


(あああっ♡ レ、レックスさんがあたしの胸を舐めてる♡ んっ♡ あたしの身体って本当にレックスさんにとっては魅力的なんだ♡)


 服や踊りの衣装で着飾っていない自分の身体が魅力的と言われると、シャヒーナはどんどん女としての自信が芽生えていくのがわかる。


「乳首が硬くなってきたし、ここも濡れて来たな。こんなに早く濡れるなんてシャヒーナちゃんは感じやすいのか?」

「ひあああっ♡ わ、わかんないよー♡ んっ♡ レックスさんが上手――ふあああっ♡ そ、そこはダメ♡ んあああああっ♡」


 レックスは秘部に指を入れて、浅い部分をかき回していく。まだ濡れておらずぴったりと閉じている入り口の部分を何度も指で刺激し、少しずつ解して挿入の準備を整えていく。


「あああっ♡ 指でそんなに弄らないで♡ あんっ♡ お、おかしくなっちゃう♡ あっ♡ レックスさん♡ な、なんだかこわいよ♡ ああああっ♡」

「いいから全部オレに任せとけっての。ちゃんと気持ちよくしてシャヒーナちゃんをオトナにしてやるぜ。こんな魅力的な身体に触ってると理性が吹き飛びそうだから、これでも我慢してるんだぜ?」

「~~~っ♡ そ、そんなに魅力的って言わなくていいからぁ♡ ふあああっ♡ んあああああっ♡」


 身体を褒められてシャヒーナは嬉しすぎてどうにかなりそうだったが、それはもちろんレックスの計算の内だった。

 彼女が自分の身体に自信ないことくらいは見抜いていたので、生まれたままの姿を褒めてシャヒーナに自信をつけさせるとともに心と身体を自分に預けるように仕向けているのだ。

 着衣セックスも捨てがたかったが、それはまたの機会にすればいいだけだろう。

 レックスがシャヒーナの乳房と秘部の三ヵ所を同時に責めていくと、シャヒーナはシーツを掴んで何度も背筋を仰け反らせた。


「あんっ♡ あああああっ♡ す、すごい♡ こんなの初めて♡ あんっ♡ レックスさん♡ 気持ちいい♡ 気持ちいいよっ♡」

「感じる事が出来るのはシャヒーナちゃんがオトナの女だって証拠だぜ」

「う、うん♡ あたしもっとオトナになりたい♡ あんっ♡ レックスさんがオトナにして♡ あああっ♡」


 レックスがシャヒーナに快楽と女の自信を同時に与えていくと、彼女の身体は面白いほど簡単に男を受け入れる準備を進めていく。

 肌が紅潮し秘部からは愛液が溢れて、シャヒーナの吐息も色気に満ちた甘いものに変化していた。

 精神的にも肉体的にも未成熟な少女に、女の悦びを教え込んで自分好みに染め上げていく。この感覚は何回味わってもたまらない。

 ちゅぽんっとわざと大きな音を立ててレックスがシャヒーナの乳首から口を離すと、シャヒーナはもじもじと股を擦り合わせながら悶え始める。

 表情はすでに蕩けており、もっと大きな快楽が欲しいと言っているような彼女に、レックスは服を脱いで裸になるとガチガチに勃起している肉棒を見せつけた。

 それを見た瞬間にシャヒーナは一気に我に返る。


「ひ……お、大きい♡ ちょ、ちょっとまって……む、無理だよ♡ そんなの絶対に入らない……」


 あまりの大きさに恐怖を覚えてしまうがレックスは気にも留めず、正常位でシャヒーナに挿入しようとしていた。

 コンドームも付けずに肉棒でペチペチと秘部を叩くと、シャヒーナの身体が何度も跳ねてしまう。


「あんっ♡ ふあああっ♡ レックスさん――んっ♡ コ、コンドーム付けてっ♡ ふあああっ♡ ってゆーか入んないってばぁ♡」

「初体験なのにゴムなんて使うわけないっての。それに女は男のコレを受け入れる様に出来てるんだから入るに決まってるだろ。シャヒーナちゃんなら大丈夫。オレを信じろよ」

「うう……♡」


 恐怖心は消えないがレックスになら任せられるという思いも存在する。最初は投げやりになっていた部分もあるのだが、今のシャヒーナはセックスに対しての好奇心も込みあがっていた。

 そして自分を女として見てくれるレックスになら初めてを捧げたいという気持ちも無意識の内に感じている。


「へへ、シャヒーナちゃんの処女、いっただっきまーす」

「あ――んあっ!? ひあああっ!!」


 頭の奥まで響くような鈍い音がしてシャヒーナの中に肉棒が入ってくる。

 ぴったりと閉じられていたそこを無理矢理レックスの肉棒がこじ開けていき、シャヒーナは今まで感じたことのない激痛に襲われた。


「ふあああっ! レックスさん――い、痛いっ! 痛いよ――あああっ!」

「流石にキツイな。少しずつ入れていくぜ。ほら、痛い所以外に集中してろ」

「無理――ちゅっ! れりゅうううううう! じゅるるうう! あんっ! ふあああっ! キス――ちゅるるううう!」


 レックスがシャヒーナに覆いかぶさってディープキスで舌を絡めていく。

 少しでも安心させるように右手でシャヒーナの頭を撫でて、左手は彼女の右手と恋人繋ぎにして少しずつ腰を進めていく。

 シャヒーナの力が抜けていき亀頭に処女膜が触れた瞬間、一気に一番奥まで肉棒を突き入れた。


「あああああっ! んあああああっ! い、痛い――ふああああああっ!」


 ぶちっと何かが切れる音がしてシャヒーナの中が肉棒で埋め尽くされてしまった。


「ふぅ……シャヒーナちゃんの処女ゲット。やっぱり処女の締まりは最高だぜ。大丈夫か?」

「あ――んひっ! レックスさ――んあっ!」


 シャヒーナはまだ上手く思考が働いておらず、視界の隅で火花が散っている状態だった。

 レックスの肉棒は全て入っていないが、未開発の膣ではこれが限界なのだろう。膣内の具合を確かめるように、レックスはゆっくりと腰を打ち付けていく。


「あんっ! ふああああっ! い、痛い――んっ! 痛いよぉ! ふあっ! セックスがこんなに痛いなんて――ああっ!」

「今は痛いかもしれないけどその内気持ちよくなってくるぜ」

「ホ、ホントに……? んっ! さ、裂けちゃうかと思った――あんっ! レ、レックスさんのおちんちん、大きすぎるよー……んあっ!」

「へへ、それは誉め言葉だからそんな事言われるともっとデカくなっちゃうぜ。ほーら、デカいチンポでシャヒーナちゃんの中をたっぷり味わっちゃいまーす」

「ふあああっ! ダメ! もう大きくしないで――んっ! んひいいいっ! んあああああっ!」


 シャヒーナの子宮口に亀頭をこすり付けて、円を描くように腰を動かしていく。

 彼女の表情はまだ苦痛に染まっているが、膣内の弱点を探しながら少しずつ快楽を与えていく。

 更には乳首を指でつまみ、痛みがまぎれるようにしていくと、だんだんと彼女の声が甘さを帯びてきた。


「ふあっ! ああああっ! ん――あんっ! はぁ……んあっ♡ 乳首――ああああっ♡」

「シャヒーナちゃんの乳首は敏感だな。可愛い声が出るしもっと触りたくなるぜ」

「ひあっ♡ う、うん♡ いいよ♡ そこは痛くないから――んっ♡ その……おまんこはまだ痛い――あんっ♡」


 レックスはシャヒーナの身体を抱き起こすと、正常位から対面座位に体位を変更した。

 顔が近くなってドキッとしたシャヒーナはすぐに唇を奪われてしまう。


「ちゅっ♡ れろぉ♡ はぁ……♡ キ、キスってこんなにエッチだったんだ……ちゅっ♡ れりゅううう♡」

「もっと舌を絡めてこいよ」

「う、うん……れりゅうう♡ じゅるるううう♡ ちゅっ♡ こ、こうかな? ちゅるるうう♡」


 シャヒーナはレックスに抱き着いて舌を絡めていき、レックスも彼女の口内を舐めまわしながらゆっくりと腰を突き上げていく。

 左手はシャヒーナの小ぶりな尻をがっちりと掴んで揉みしだき、掌で柔らかさと弾力を堪能し、右手は背中に回してハリのある肌を撫でまわしていく。

 身体を密着させているので腰を突き上げるたびにシャヒーナの乳房が胸板に擦れて柔らかさを感じ、それがレックスをますます興奮させる。


「あんっ♡ ふああああっ♡ レ、レックスさん♡ ギュっとしたままだと、胸が擦れて――んっ♡ んあああああっ♡」

「気持ちいいだろ?」

「あああああっ♡ き、気持ちいい♡ それにおまんこも痛くなくなってきた――ああああっ♡ で、でも恥ずかしいよ♡ こんな恋人みたいな――ふああああっ♡」

「今だけはオレがシャヒーナちゃんの彼氏だぜ」


 彼氏と言われてシャヒーナはドキッとしてしまう。



(ああ、もう♡ そんな事言われたらドキドキしちゃうよー♡ それに――んっ♡ あたしのなかでおちんちん暴れてる♡ 本当にあたしなんかの身体で気持ちよくなってくれてるんだ……なんだか嬉しい♡)


 自分の身体が女としての役目を果たせているという自信がシャヒーナに生まれ始めると、膣内が絡みつくように肉棒を締め付けて来る。

 レックスはシャヒーナの身体を抱きしめながらスパートをかける。すでに彼女は痛みを感じておらず、膣内を蹂躙される悦びを覚え始めていた。

 男に抱かれることで急速に女として開花していき、もっとしてほしいという意志をこめてレックスに抱き着きながらキスをしている。


「あんっ♡ ふあああああっ♡ 気持ちいい♡ おちんちんすごい♡ ちゅっ♡ もっと♡ もっとして♡ ああああっ♡ すごいよぉ♡」

「もう痛くないのか?」

「い、痛くない♡ レックスさんの大きなおちんちんが入ってるのに気持ちいい♡ ふあああっ♡ も、もう何も考えられなくなっちゃう♡」

「気持ちいいことだけ考えてればいいんだぜ。オレに全部任せろ――くっ! ますます締め付けてきやがる。シャヒーナちゃんは踊りだけじゃなくてセックスの才能もあるぜ」


 肉棒が一回り大きくなって震え始めると、レックスはシャヒーナの身体を潰すほど強く抱きしめる。

 シャヒーナはキスをしながらの対面座位でお互いが溶け合うような感覚に陥り、全身に多幸感と快楽を感じながら今まで感じたことのない何かがこみあがってくるのがわかった。


「そろそろ出そうだ……シャヒーナちゃん、中に出すぜ」

「ちゅっ♡ ちゅるるううう♡ レックスさん♡ あんっ♡ 中はダメ♡ あ、赤ちゃんできちゃう♡ ふあっ♡ んあああああっ♡」

「へへ、シャヒーナちゃんの身体はそう言ってないぜ?」


 シャヒーナはレックスにだいしゅきホールドで抱き着いているので、レックスが肉棒を抜くことなど不可能だった。

 そして中に出されてしまうとわかっているのに、シャヒーナの身体はレックスを離そうとしない。

 自分に女の悦びを与えてくれたレックスの全てを受け止めたいとメスの本能が叫んでいるのだ。

 彼女の本能に応えるべくレックスは亀頭を子宮口に完全に密着させて射精の体勢に移る。


「ちゅっ♡ れろぉ♡ レックスさん♡ ああああっ♡ おちんちんが膨らんでる♡ な、なにか来ちゃう♡ んあああああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!! 


「ふあああっ♡ 熱いっ♡ な、なにこれ――んあああっ♡ ひああああああああっ♡」


 子宮に精液をぶちまけられてシャヒーナが絶頂した。

 始めて精液を注がれた子宮が歓喜し、一瞬で全身を包んでいた多幸感が格段に上がる。

 レックスはシャヒーナを離さないという意志をこめて抱きしめながら、腰をグイグイ押し付けて精液を放出していく。

 シャヒーナは強く抱きしめられて痛みを感じてしまうが、それほどまでにレックスが自分を求めてくれている事が嬉しくなっていた。

 男を気持ちよくすることができて、精液を子宮で受け止める事が出来たという事実が、シャヒーナに女としての自信を与えていく。

 やがてどぴゅっと特別濃い精液を出して射精が止まると、シャヒーナの身体がぶるっと震えた。

 舌と舌にねっとりとした唾液の糸を作りながら二人の唇が離れると、シャヒーナは半分ほど意識が飛んでしまっている。


「はぁ……♡ はぁ……♡ レックスさん……ちゅ♡」


 無意識の内にキスをしてくるシャヒーナを可愛く思いながら一度レックスは彼女から肉棒を抜くと、ごぽっと大量の精液が膣からあふれてきた。

 シャヒーナを腕枕して寝かせて彼女の頭を撫でていると、数分ほどでシャヒーナの意識がはっきりしてくる。


「ん……まだお腹に入ってる気がする……♡」

「へへ、沢山いれたんだから間違ってないぜ。シャヒーナちゃんのここでオレの精子が元気に泳いでるんだからな」

「も、もう♡ そういう事言うなコラー♡ あんっ♡ お、お腹撫でないでよー♡ ふあっ♡」


 子宮の位置を撫でられてシャヒーナが怒ったような顔になるが、その光景は恋人同士がじゃれついているようにしか見えなかった。


「うー……こんな人とエッチしちゃったなんて、お姉に怒られちゃう……♡」

「シャヒーナちゃんが可愛すぎるのが悪いんだぜ。シャヒーナちゃんの内側からあふれる色気を前にして我慢できる男なんていねーよ」

「っ♡ そ、そんなことレックスさんしか言ってくれないよ……♡」


 自分を子ども扱いしないで一人の女として見てくれたことが嬉しい。そして自分の身体がとっくに女としての役割を果たすことができたということも教えてくれた。

 レックスに腕枕されながら、シャヒーナは達成感と安心感に浸ってた。


「ほら、シャヒーナちゃん。記念撮影しようぜ。その後はもう一回な」

「え? もう一回って――ひっ♡ ど、どうして大きいままなの? 男の人って一回出したらお終いなんじゃ……♡」


 レックスの肉棒がすでに固さを取り戻しており、見ていると子宮が疼いてしまう。


「オレはカワイコちゃん相手に一発で終わるほど情けない男じゃないぜ。今日はシャヒーナちゃんにオレの良さをたっぷりと知ってもらわないとなー」

「うう……何回されちゃうんだろ……て、手加減してよねレックスさん♡」


 シャヒーナの肩を抱いてパシャっと写真を撮ると、二人のセックスは再開する。

 その後数時間の間レックスはシャヒーナを離さなかった。



 シャヒーナと特別な想い出を共有した!

 レックスの好感度☆☆☆☆


「エルトゥール姉妹の妹シャヒーナちゃんの処女をゲットしちゃったぜ! サァラ程育ってないから自分の身体に自信がないみたいだったけど、カワイコちゃんだってことを思う存分教えてあげました! 踊ってるだけあって締まりが良いしこれからもっと具合がよくなりそう! やっぱ若い子の処女を喰う時のオレがこの子を女にしてる感は何度味わってもたまらないっす! 今回は裸だったけどいつか踊り子衣装でもセックスと撮影会がしたいぜ!」


 コレクション追加



・放心状態のシャヒーナがベッドに仰向けで倒れている写真。三回目の直後に撮影。秘部からは精液がドロッと溢れており、三回目は外に出したのでシャヒーナのお腹に精液が付着している。放心状態のシャヒーナは無意識の内にお腹に着いた精液を指で弄んでいる。


・行為後にシャワーを浴びたシャヒーナが身体にバスタオルを巻いて部屋に戻ってきた写真。着替えを部屋に忘れたのでタオルを巻いてきたのだが、照れくさそうな表情をしていたのでレックスが激写。我慢できずに立ちバックでもう一発中出しをキメた。



SEX FRIEND Data



・ジャミーレ


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・プロフィール

 サルバッドの七耀寺院の司祭。中東文化に興味を持ってもらえるのは嬉しい。


・セフレになった経緯

 レックスがサルバッドに来た際にカワイコちゃんを探すため寺院に寄った(シスターや司祭は若い子から熟女までレベルが高い時が多いので、レックスはよくチェックしている)際に目を付けられる。しかしナンパされているのがわかり帰ってもらった。目に余る観光客には退出してもらう事があるとヴァン達に話していたがレックスもその一人。しかし二度目の来訪では中東文化の事を尋ねられて仕方なく教えたのだが、純粋に聞いて貰えて嬉しくなって心を開いてしまう。もっと詳しく知りたがる彼のために仕事が終わった後も食事を交えて教える事になるが、その際に宿に連れ込まれてあっさり処女を奪われた。その日からレックスのセフレになる。


・セフレになってから

 中東文化に興味を持ったのは自分に手を出すための手段だとわかっているが、初体験の衝撃がすごすぎて何も言えなくなった。中東では女性の肌を見ていいのは旦那だけであり、肌を見られて処女を奪われたことでレックスを最低の男と知りつつも異性として意識し始めており、子供を産むのも悪くないと思い始めた。何度かセックスした後のピロートークでレックスが他にも数多くのシスターや司祭に手を出していること、そして子供を産んでいる者までいる事を知り自分だけではないのだと少し気が楽になる。外国にはレックスの子供を預かる施設が作られている事を知り、七耀寺院では子供を預かることが多いのでもしもサルバッドに作られたなら自分が世話をしたいと思っている。


・フェト


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・プロフィール

 七耀寺院でよく祈りを捧げている女性。伝統と文化を大切にしている。


・セフレになった経緯

 寺院に来たレックスがジャミーレに中東文化を学んでいる時に出会う。その時は熱心に話を聞く人だと思っており(レックスが以前ジャミーレに追い出されたことやチャラ男が本性だという事は知らない)最初から好感を持っていた。ある日無節操な観光客にナンパされているところをレックスに助けられて、落ち着くまで一緒にいて貰ったのだが、巧みな話術で食事をすることになり気がつけばホテルに連れ込まれていた。レックスもまた無節操な観光客の一人だと気づいた時にはもう遅く処女を奪われて、その日からレックスのセフレになった。


・セフレになってから

 レックスや自分をナンパしてきた観光客を見て最近の観光客は無節操だと思うようになった。伝統を大切にしているので中東では女性の肌を見ていいのは旦那だけという考えを持っており、レックスに一度抱かれただけで完全に虜になってしまった。女としてレックスに尽くすことに喜びを感じており、フェラチオなどの奉仕も積極的に行うようになる。レックスが自分以外の女性とも肉体関係があることは知っているがそれでもレックスを嫌いになれず、多分自分はこの先レックス以外の男とはセックスしないと思っている。子供を産むのは大歓迎だが、レックスに迷惑を掛けたくないので避妊の薬を飲んでいる。



・ダイアン


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Topics


・プロフィール

 アルジュメイラホテルの主任でフロアマネージャー。


・セフレになった経緯

 レックスが宿泊した際に出会う。アルジュメイラホテルはエルザイムとBOEを筆頭に複数の出資者により成立しているが、実は帝国のRFグループとカイエン家、リベール王家やレミフェリア大公家なども出資している。そのスポンサー権限でいつでも使える部屋を一つ確保しているのだが、使うのは出資者達ではなくレックスだと聞いてかなり驚いていた。何かあるのではないかと探るためにダイアン自ら話し相手となるが、いつの間にか酒を飲んで酔わされてしまいそのまま従業員の休憩室に連れ込まれて一線を越えてしまう。その日からレックスのセフレになった。


・セフレになってから

 仕事が充実していたので女としての自分をないがしろにしていたが、レックスに抱かれてメスの悦びを知り女として完全に返り咲いた。他の女性従業員に手を出していることも知っているが、特に問題は起きていないので何も言わず、むしろ出資者に恥じない最高のサービスをするという心がけがあるので、女性従業員を集めてレックス限定のサービスをすることもある。フロアマネージャーとして指示を出すことが多いが、レックスに指示されて奉仕するプレイの方が好き。レックスさえよければ子供を産ませてほしいのだが、産休を取るとフロアが回らなくなるのではないかと不安に思っている。


・マゥア


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Topics


・プロフィール

 アルジュメイラホテルの受付嬢。


・セフレになった経緯

 レックスが宿泊した際に出会う。アルジュメイラホテルの受付嬢が美人じゃないわけがなく、初めて来た時からレックスに目を付けられていた。休憩時間中にレックスとダイアンのセックスを見てしまい、いつもは頼れるダイアンがメス犬のように乱れている姿を見てしまう。取材で受付としての心構えを聞かれた時もレックスの顔をまともに見る事が出来ず、ダイアナとのセックスを見たことを話してしまいその場で一線を越える。その日からレックスのセフレになった。


・セフレになってから

 レックスがアルジュメイラホテルを利用する時に彼が女連れではなく一人でやってきた場合は抱かれることを期待している。今まで何人かと付き合った事がありセックスも人並みに好きだったが、レックスとのセックスは今までの男と比べてスゴすぎたので一発でハマってしまった。ホテルの部屋を常に一部屋確保できるレックスは何者なのだろうと最初思っていたが、きっと数々の女性をモノにした結果なのだろうと察している。レックスがサァラを家まで送ってホテルに戻ってきた際には、ダイアンとマゥアを含む女性スタッフ5人でレックスに特別サービスを行った。レックスに夢中であり生ハメ中出しOKだが、ホテルの女性職員が一斉に妊娠したら仕事を回せなくなるのではないかと悩んでいる。


・ジブリール


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Topics


・プロフィール

 遊撃士協会サルバッド支部の受付をしている女性。


・セフレになった経緯

 レックスがサルバッドに取材に来た際に出会う。チャラい男で好きにはなれなかったが総支部と色々情報を共有しているので、彼が情報交換などができる相手だと知り受付として最低限うまく付き合っていこうと考えていた。しかしある日2階の休憩スペースでレックスが女性遊撃士(常に2階にいるポニーテールの女性遊撃士)とセックスしているのを目撃。処女ではないが自分の知るセックスと違い過ぎるので戸惑ってしまい、感じている女性を見てメスの部分が疼いてレックスをオスとして意識してしまう。それがレックスにバレてしまい仕事終わりに食事に誘われてそのままホテルに直行。数時間抱かれた後に一緒に風呂にはいりレックスのセフレになった。


・セフレになってから

 レックスのセフレが遊撃士協会に数えきれないほどいる事や、市民にも手を出している事を知って頭を抱える。しかし遊撃士協会は直接的に民間人に被害が及ばない限り動きにくいとヴァン達にも言っているように、レックスに抱かれた女が被害届などを出さないので何もできないが、むしろそれでよかったと思っている。初めて抱かれた時はゴムをつけていたが生の方が絶対に気持ちいいと言われてからは安全日だけは生でするようになった。受付の際には仕事着をキッチリと着こなしているが、実はスカートの中には使用済みコンドームが括りつけられている時がある。




・バーニヤ巡査


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・プロフィール

 サルバッド出身の警察官。真面目な正確な不真面目な同僚が悩みの種。


・セフレになった経緯

 勤務中にレックスに写真を撮らせてほしいと声をかけられて出会う。明らかなナンパであり勤務に不真面目なケルビン巡査を思い出したので第一印象は最悪だったが、取材を受けた際には真面目なのでキチンと対応した。しかしレックスの誘導でいつの間にか自分の愚痴を話すことになり、真面目に勤務していた裏でストレスをため込んでいたことに気付く。気分転換もかねて仕事終わりに夕食に誘われて、酒を飲まされてそのままお持ち帰りされる。流されるままに初体験を迎えてその日からレックスのセフレになった。


・セフレになってから

 真面目な性格なので恋人でもないレックスとセックスしたことに自己嫌悪するが、気持ちよかったことも忘れられずその日からオナニーが日課になった。レックスが多くの女性に手を出していることを知りつつも文句を言えないくらいにはレックスに夢中になっており、ストレス発散にもなるので割り切った関係を続けているつもりなのだが、サルバッド出身で中東の価値観が根付いているので肌を重ねたレックスに心まで惹かれている事に気付いていない。レックスに抱かれてから女性としての魅力が大幅に増したのでヴァン達の目に留まりフォクシーパレードのキャストにも選ばれた。好きなプレイはマフィアや半グレに捕まって身体を嬲られるイメージプレイ。レックスもその際にはノリノリでやっている。



 七耀歴1208年9月29日 17:30

 シャヒーナはホテルでレックスに抱かれた後、彼に家まで送ってもらって帰宅していた。

 姉のサァラはもういない。恐らくはシャヒーナにヒミツの仕事に出かけているのだろう。

 レックスから「知らない振りをしていたほうが良い」とアドバイスをもらったために、サァラの仕事や借金のことは知らない振りをするつもりだ。

 だが今のシャヒーナは悲しさや寂しさよりも充実感や安心感に満たされている。


「はぁ……あたし、本当にエッチしちゃったんだ……♡」


 そっと自分のお腹を撫でると、子宮にレックスの精液がたっぷりと詰め込まれているのがわかる。

 限界まで中出しされたので子宮が内側からミチミチと広げられているようであり、身動きするだけでタプタプと波打つので先ほどのセックスが頭から離れなくなっているのだ。


「ん……お腹がすごく重い♡ レックスさんってば出しすぎだよー……嬉しかったけど♡ えへへ、またしてもらえるかなー♡」


 シャヒーナは自分のお腹を撫でて精液を感じながら、次はいつレックスに抱いて貰えるのだろうかと期待するのだった。



 七耀歴1208年9月29日 21:30

 サァラは昨日と同じく仕事を終えてナイトクラブ《ルルーシェ》の裏口から出てきた。

 と言っても今日は昨日よりもだいぶはやい時間帯だ。というのも昨日客に絡まれたのが店の近くだったので、ダンサーの一人が絡まれるサァラを見ていたらしい。

 店に報告してサァラが踊る時間帯から早めにずらしてくれたおかげで昨日の客は来ておらず問題なく仕事を終える事が出来た。

 サァラに声をかけてきた客は出禁も検討されているそうだが、サァラとしてはもう一人の客に迷惑が掛からなかった事の方が嬉しい。


「おーい、サァラ」

「あ……レックスさん」


 昨日自分を助けてくれて、今日も踊りを見てくれた客であるレックスが声をかけて来る。


「今日はあのおっさんは大丈夫か?」

「はい。ああいうことは元々めったにありませんから」

「へへ、でも油断したらダメだぜ? 元々サァラみたいなカワイコちゃんが夜に一人で歩くのが危ないんだからさ。つーわけで今夜もオレが送っていくよ。疲れてるならどこかで休憩してもいいぜ?」

「……は、はい。それでは……お言葉に甘えて」


 レックスとサァラが並んで歩きだす。

 “お持ち帰り”は難攻不落と噂されているサァラは、そのままなぜか自宅のある伝統地区とは真逆の方向に歩いていくのだった。


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