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最近、長らく放置していた『ドラゴンクエストXI S』を、ようやくクリアしました。

ドラクエ11自体は、11Sが発売される以前に3DS版・PS4版ともにクリア済みでした。そのため、11Sはデラックス版を予約購入し、発売日にすぐプレイしたものの、各仲間の追加ストーリーを一通り楽しんだところで満足してしまい、そのまま止まってしまっていたんですよね。

地味に進めてはいたのでキラゴルドまでは終えているくらいで放置してました。

というのも、PS4版をクリアしたのがSwitch版発売のほんの1年ほど前だったため、ストーリーの流れをかなり鮮明に覚えていて、ボイス付きとはいえ「もう一度最初から最後までやり切るぞ!」という気持ちになれなかったのが正直なところでした。 それから気づけば、約5年。ようやく再開する気になりました。

再開の動機は、実に不純な理由がふたつあります。 ひとつは、11Sではエマ以外、つまり仲間キャラクターとの“結婚(幸せになりたい)イベント”が追加されていると知ったこと。 私は当時から筋金入りのカミュ推しで、「絶対にカミュと結婚したい!そのイベントを見たい!」という欲望に抗えませんでした。 そしてもうひとつが、私の大好きな実況者であるジャック・オ・蘭たんさんが、ドラクエ11Sの実況動画を投稿していたことです。


https://youtube.com/playlist?list=PLilypEVBBl1XQfawp_cs_1Ab3_aT95X3l&si=SUier3ZVUPkLA6Ej

私は「面白そうと思ったゲームは自分でプレイしてからじゃないと実況を最後まで見られないタイプ」なので、このままだと一生蘭たんのドラクエ11S実況を完走できない……それだけは嫌だ……!と一念発起しました。

数年ぶりの再開でしたが、意外にも操作や流れに困ることはなく、かなりスムーズに進められました。 もっとも、逃げ癖が染み付いているせいで、そこそこ低レベル進行にはなりましたが……。

久しぶりにプレイして、いちばん驚いたのは自分の好みが変わっていたことでした。 以前プレイしていた頃は、もう本当にカミュ一択。 頭の中はカミュのことでいっぱいで、「ここ主人公×カミュすぎる……!」などと考えながら遊ぶ、立派なお腐れプレイヤーでした。 特に、世界崩壊後に再会する記憶喪失で弱々しいカミュが本当に性癖(ヘキ)ど真ん中で、あの頃の私は完全にカミュしか見えていなかったと思います。

ところが今回、改めて時を跨いで11Sをクリアした結果―― グレイグ将軍が、とてつもなく刺さる存在になっていました。 不器用で、超がつくほど真面目で、堅物。 それでいて、むっつりスケベで、虫が苦手で、猫アレルギーで、妙なダジャレを言う。 このギャップの塊のような人物像に、今さらながら強烈にときめいてしまったのです。 なにより、仲間を守る“盾”として前に立つ姿勢が本当に格好いい。 背が高く、がっしりした体格も含めて、「守る男」の完成形すぎる……と気づいたときには、すっかりグレイグファンになっていました。

そして、それと同じくらい強く心を掴まれたのがセーニャでした。 以前は「ぽやっとした、ふわふわ可愛い子」という印象しかなかったのですが、改めてプレイすると、彼女の芯の強さがこれでもかというほど伝わってきます。

その中でもやはり印象的なのが、ベロニカへの追悼として髪を短く切るシーン。 ラムダの風習では、故人への想いが強いほど、長く髪を切って燃やすとされています(確か…)。 それを踏まえたうえで見ると、「セーニャがどれほどベロニカを想い、その意志を背負って生きていこうとしているのか」が痛いほど伝わってきて、涙が止まりませんでした。

PS4版ですでにクリアしていたはずなのに、フルボイス化された11Sでは、感情の重みがより鮮明に胸に刺さり、改めて心を打たれました。

そして決定打になったのが、11Sで追加された仲間との“幸せになりたい”イベントです。 もともとカミュ目当てで再開した11Sだったので、真っ先にカミュのイベントを見ましたが、せっかくなので他の仲間のイベントもすべて回収することにしました。 そのため、憤怒の海獣さんには何度も犠牲になってもらいました(低レベルでも比較的倒しやすかったので……)。 その中でも、セーニャのイベントがあまりにも良すぎたのです。 「過ぎ去りし時を求める」前の記憶が、うっすらと残っている描写。 過去をやり直したからといって、あの時間軸が“完全になかったこと”にされていないのが、本当に嬉しくて……。 セーニャが涙する場面で、私も一緒に号泣してしまいました。 ヒロイン力が高すぎる。 これはもう、正妻だ……と心の中で頷くしかありませんでした。

そこから先は、低レベルながらもなんとか進めていましたが、ニズゼルファ戦を目前にして装備を整え始めたところ、力の種集めにハマってしまいました。 気づけばレベルが一気に上がり、「そういえば昔、ドラクエ8と9で死ぬほどメタルキング狩りしてたな……」という記憶が蘇ります。 スペクタクルショーとスーパールーレットを駆使した結果、レベルはカンスト。 勇者とカミュのちからも、種ドーピングで爆上がりし、ニズゼルファはほぼ瞬殺でした。 真エンディングを見終えたあとは、もう言葉にできないほどの充足感。 その勢いのまま、念願だった蘭たんさんの実況も、ついに全話完走しました。

つまり、何が言いたかったのかというと―― ドラクエ11は、やっぱり最高だったということです。 ただ、あまりにもボリュームがあるので、人に勧めるのが難しいのも事実ですね。 途中で一度離脱してしまう人が出るのも、よく分かります。

……何を隠そう、私自身が一度放置した側なので。 それでも、時間を置いてでも、最後まで辿り着いて本当に良かった。 そう心から思える一本でした

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