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pixiv様に投稿したものに追加シーンを加えた版です。



「なるほど……帝都で起きたことはわかりました」

「あと詳しい情報はこの記録結晶にも入ってるってさ」

「ありがとうございます」


 クローディア・フォン・アウスレーゼがレックスから記録結晶を受け取る。

 レンの言っていた協力者が彼だったのは予想外で戸惑ってしまったが、自分の役目を果たすために彼女は人目が付かないように彼の取っている宿の一室に移動した。

 そして情報を言伝で聞き終えて記録結晶も受け取りすぐに立ち上がる。


「本日はありがとうございました。レックスさんもどうかお気を付けて」


 優雅に一礼して去ろうとしたが、レックスがその手をつかむ。


「待ってくれよクローゼ。久しぶりにに会えたんだからもう少し――」


 クローゼとは彼女の愛称であり、それを使うということは彼女と親しい人間であることを表している。

 レックスとクローゼも親しい関係なのだが、クローゼはどこか事務的な対応をしていた。


「いえ、あまり時間もありませんので」

「今日はこの後休みをもらってるってレンちゃんに聞いたぜ?」

「そ、それは……」

「……もしかしてあの日の事を後悔してるのか?」


 あの時のこと、と言われて思わずクローゼがレックスから顔を逸らした。


「あれ以来全然会ってくれないからもしかしたら嫌われたのかと思ってさ。もしそうなら――」

「ち、違います! レックスさんは悪くありませんし、嫌いにもなっていません! ただ、その……これ以上レックスさんに甘えてしまいますと……ん♡」


 レックスがクローゼを背後から抱きしめる。

 久しぶりに彼に抱きしめられただけで心臓が強く鼓動する。なのにとてつもなく安心してしまう。


「レックスさん……」

「オレはずっとクローゼに会いたかったんだぜ?」

(そんなの……私だって同じです)


 クローゼがレックスの腕に自分の手を重ねた。


(でもダメ……忘れないとダメよ……)


 クローゼがレックスを忘れようとする理由は、彼の言ったあの日が関わっている。

 彼に初めて抱かれた、忘れられない日の出来事が。



 クローゼが初めてレックスと会ったのは、彼がリベールに研修に来た時の事だった。

 エステルなども交えて会っており、クローゼの素性もレックスに話している。

 その時の反応が「ドレス姿を写真に撮らせてくれ!」だったので思わずポカンとしてしまった。

 そんな彼の研修の終わりが近づいてきた日の事。クローゼやエステルの休暇もかねてヴァレリア湖に向かうことになった。

 他の旅行者などと一緒に街道を歩いて向かっていたが、その時に事件が起こってしまった。

 突然地震が起きたのだ。

 それと同時に複数のアビスワームが出現して旅行者たちは大パニックになってしまった。

 不幸中の幸いはエステルがいたこと。

 彼女が魔獣を相手にしている間クローゼとレックスが避難誘導して旅行者を逃がし始めた。

 しかし、パニックに陥った旅行者の中には素直に二人の言うことを聞いてくれない者もいる。

 数人が「きっとこっちが魔獣が居なくて安全だ!」と言って街道からそれて勝手に険しい山道のほうに行ってしまったのだ。

 そちらは魔獣が居るかもしれないし、何よりろくに鋪装されていない道なので危険すぎる。

 二人はすぐに追いかけたが、案の定その旅行者は魔獣に襲われていた。

 自分たちが引き受けて旅行者を逃がしたが、複数の魔獣に囲まれてしまい元の道に戻れなくなってしまった。

 そして仕方なく山の中に入り、道なき道を進む羽目になったのだ。

 だが、クローゼには頼もしき護衛が付いていた。


「お、あれじゃないのか?」

「はい、間違いありません」


 山の中の少しだけ開けた場所に小屋が一つが立っている。

 大きくはないがつくりは頑丈そうであり、雨風は十分防げて暖炉も使えそうだ。


「周りに魔獣除けまであるけど何なんだろうなこれ?」

「避難小屋かもしれませんね。ありがとうジーク。おかげで助かったわ」

「ほんとありがとな」

「ピュイ☆」


 空からジークが見つけてくれたおかげなので、二人で彼にお礼を言う。

 クローゼが手帳とペンを取り出して状況を書き連ねると、ページをちぎってそれをジークの足に結び付けた。


「それじゃあ私達の無事をエステルさんに伝えてくれる? それとここは安全みたいだから、無理して戻ってこなくていいわ」

「ピューイ!」


 ジークが飛んで行ったのを見送って二人も休みたかったが、すぐに暖炉に火をつけるための薪を集めた。

 これも幸い十分な量がすぐに集まり、二人で暖炉に火を付ける。

 その瞬間、クローゼが危惧していたことが起きた。天気が崩れて大雨になってしまったのだ。

 さらには風も強くなってきたので、外に出るのも危険だ。

 もともと今晩はここで過ごすつもりだったので、二人はおとなしく並んで座り暖炉のそばで休む。

 避難小屋には毛布があったが、暖炉があるから必要なかった。


「やっぱり雨が降ってきたか……」

「はい。小屋に避難できたと知らせることができて良かったです。そうでなかったら夜のこの天気の中で捜索隊が出される事になったかもしれませんから。あ、レックスさんにはご迷惑をおかけしてしまいますが……」

「迷惑なんかじゃねーよ。それにクローゼと一緒だから心強いしな」

「レックスさん……」


 クローゼはリベールの王太女なので、避難できずに危険な状態だとなればこの悪天候でも捜索が続けられたかもしれない。

 そうなれば二次災害の危険性もあるので、それを防げて彼女はホッとしていた。

 暖炉があるから寒くもなく、レックスがいるので寂しくもない。

 彼も自分がいて心強いと言ってくれているが……それは自分が王太女だと知っているからだろう。


「クローゼ? 朝になれば助けが来るって」

「は、はい。それは信じています……」


 彼女の元気がないのは先ほどの非難時の旅行者の言葉だった。

 避難誘導するクローゼに対して、旅行者は「お前みたいな小娘に従えるか!」ということをなかなか聞いてくれなかったのだ。

 旅行者たちはクローゼの正体を知らないので仕方が無かったのかもしれない。

 レックスが一緒に説得して何とか従ってくれたが、結局混乱した数人を止めることができなかった。

 あげくにレックスを巻き込んでこのありさまだ。

 リベールの王太女という肩書きがなければ自分は無力であることを思い知らされた。

 いや、だけど……


「お祖母様ならきっと……」

「アリシア女王様がどうしたんだ?」

「あ、いえ……」

「……なんか悩みがあるなら聞くぜ?」


 今自分が抱えているものなどちっぽけな悩みかもしれないが、それでもクローゼは誰かに聞いてほしかった。


「お祖母様ならばさっきのような事態になっても、上手く皆さんを避難誘導できたんだろうなと思いまして……自分が未熟なのは十分理解しているんですが、それを踏まえてもあまりにも……」

「女王様と力の差を感じちまうってことか?」

「……はい」


 自分に少しでもできることがあればと王位を継ぐことを決意した。

 困ったときはエステルやヨシュアに助けを求めるつもりだった。

 しかし、今日のエステルを見て彼女がどれほど成長しているかをはっきり感じ取れて。

 逆に自分はどうなのだと思ってしまう。


「私はあまりにも未熟すぎるというか、全く成長できていない気がするんです。ユリアさんなどはお祖母様も最初からできていたわけではないと言ってくれるのですが……」

「そう言ってくれるのは嬉しいけど、それが本当かどうかはわからないもんな」

「そう……なんです。ふふ、レックスさんには全部お見通しですね」

「クローゼの身近にいる人なら誰でもわかると思うぜ。王位を継ぐ時ももちろん覚悟してたんだろうけど、王太女としての重圧とかは想像以上だったろうしな。弱気になったり怖くなっちまうのも仕方ないと思うぜ」

「あ…………」


 誰にも言っていなかったことまで言い当てられて、思わずクローゼの涙腺が緩みそうになる。


「いい機会だからさ、吐き出したいことがあったら全部吐いちまえよ」

「で、ですが……」

「エステルちゃんたちみたいに仲が良すぎると逆に話せないことだってあるだろ? それでクローゼが少しでも楽になるなら何でも聞くぜ」

「レックスさん……」


 クローゼ自身ため込んでいるものもあるので、そう言われると嬉しくなってしまう。

 だがそこまで甘えてしまっていいのだろうか。


「あ…………」


 悩んでいるとレックスがそっと手を重ねてきた。

 暖炉の火以上の心地よい温かさを心身共に感じながら、頑なな彼女の心が氷解していく。


「本当によろしいのでしょうか?」

「ああ」

「……それでは……少しだけ……」


 クローゼがゆっくりと言葉を吐き出していく。

 ユリアが昇進するのは嬉しいが、そばにいる時間が減ってやはり寂しい事。

 臣下であり、親友であり、姉でありたいと思ってくれるのも嬉しいが、自分にそこまで言ってもらう価値があるのか。

 歩き方や立ち居振る舞いのようなほんの些細なことまで彼女にそっくりでも、彼女のように優秀にはなれないのではないかという不安。

 祖母の代わりに参加したクロスベルでの西ゼムリア通商会議でなにもできなかったこと。


「《不戦条約》に変わる枠組みを模索しなければいけなかったのに、私は何も……」

「でもテロが起きたんだから無事でよかったよ。クローゼに何かあったらこうして会えなかったわけだしな」

「……はい。あの場にいた皆さんのおかげです。ですが……オズボーン宰相とロックスミス大統領の考えにも全く気が付かず、何もできずに会議を終えてい待ったのは事実です。だから……」


 そのことで影で心無い言葉を言われたこともある。

 思い出して悲しい気持ちになった瞬間。


「レックスさん……」

「辛かったな……」


 重ねられていた手を離して、レックスがクローゼを抱き寄せた。

 優しい力なので離れるのはたやすいが、クローゼはそのまま言葉を続ける。

 どれくらい時間がたったのかはわからないが、気が付けば少しどころかため込んでいたものを全てレックスに吐き出していた。

 無意識のうちにクローゼのほうから体重をかけてレックスに寄り添っている。


「ありがとうございます。だいぶすっきりしました」

「そっか。自分じゃ納得できないと思うけど、クローゼが頑張ってるのはオレには十分伝わってきたぜ。力不足を感じて、成長したいって思ってて、重圧とかも感じてて、それでも頑張るって決めてんだろ? だったらクローゼはそのままでいいと思うぞ」

「そう……でしょうか?」

「ああ。クローゼは間違いなく自分が思ってる以上に頑張ってるよ。だから周りのみんなも支えたいって思うんだ。もちろんオレもな。だからクローゼはそのままでいい」


 今の自分のままでいいという言葉自体は何度も言われてきた。

 だけどレックスには弱い部分を見せたからだろうか。聞いたことのある言葉なのにクローゼの心に響いてくる。


「もう……そんなに甘やかさないでください」

「クローゼは自分に厳しすぎるんだよ。なんなら今夜くらいはオレに思う存分甘えてくれていいんだぜ?」


 今夜だけ。

 本当に今夜だけならいいかもしれない。


「それなら……今夜だけ甘えていいですか?」

「ああ……」


 今度は何を話そうか。

 子供のころの思い出話などもいいかもしれない。

 レックスの話も聞いてみたい。

 こうして寄り添っていたい。


「え?」


 そう思っていたが、突然レックスに抱きしめられる。

 それだけではなく彼の顔が近づいてきて――


「あ、あの――ちゅ♡」


 二人の唇が重なった。

 クローゼは目を開けたまま動くことができなかったが、しばらくして自分が何をされているのか気が付く。


(き、キス? キスされて――初めてっ。え? どうして……あ、甘えるって、そういう意味だったの?)


 二人の唇が離れてもクローゼはポカンとしていた。

 振り払おうにも力が入らず、もう一度唇を重ねられる。


「――ちゅ♡ ちゅう♡ ……ちゅっ♡」


 身体を硬直させながらクローゼが目を閉じた。

 レックスは顔を動かしているが、やがて二人の唇がぴったりくっつく位置を見つけたようだ。

 その位置のまま唇を強く押し付けられて、それだけでクローゼは思考が溶かされてしまう。

 唇という境界線が無くなって一つになってしまいそうな感覚だったが、そうなる前にレックスがもう一度口を離す。


「今夜は辛い事全部忘れさせてやるからな」

「あ……その……」


 勘違いしてしまったというのは簡単だが、レックスに恥をかかせることになる。

 なにより、クローゼ自身がそういう事に興味があり、彼にならいいかなと思っていた。


「はい……優しくしてください」


 最初に二人とも裸になった。

 しかし山小屋なので床は木で、毛布もあったが埃っぽかったので、レックスの提案で彼の上着などを下に敷いてクローゼが横になる。

 そこにレックスが覆いかぶさって彼の匂いに挟まれている感じがして胸が高鳴る。

 だがこんなことになるとは思いもしなかったので、クローゼは緊張のあまり身体が硬直していた。


「レックスさん――ちゅ♡ ちゅうう♡ れりゅうう♡」


 キスをして舌を絡めあいながら、レックスがクローゼの胸に触れる。

 ビクッと彼女の体が震えたが抵抗の色はなく、形のいい胸を優しく揉みしだいた。

 桜色の綺麗な乳首を人差し指と中指で挟みながら、手を押し付けて胸の柔らかさを味わう。


「あっ……んっ! あぁっ……」

「クローゼの身体……ホントキレイだよな。こういうことするのは初めてか?」

「は、はい……」

「王族だからそう言うのは厳しいか。でももう止まれないからな。こんな魅力的な女が裸で目の前にいて我慢できるほど紳士じゃないんだ」


 クローゼは今まで恋人などもいたことがない。

 初恋はヨシュアだが彼はエステルが好きなので自分を性的な目では一切見なかった。

 なのでこんなに素直に女として求められるのは嬉しさを覚える。


「ひあっ。ああっ。くすぐったいです……ん♡ ああっ♡ ふあああっ♡」


 くすぐったさがすぐに快感に変わった。

 乳首をしゃぶられながら胸全体を舌で舐められる。


「れ、レックスさんっ! あっ♡ な、舐めるのは――汚いですからっ! ふあああっ♡」

「汚くなんかねーよ。それにどうせシャワーも浴びられないんだからな。今日頑張ったありのままのクローゼを抱きたいんだ」

「っ♡ もう……し、仕方ないですね♡ ふあっ♡ ああああっ♡」


 音を立てて乳首をしゃぶられて思わずクローゼの背筋がピンと伸びた。

 舌がそのまま胸元を上って首筋までたどり着く。

 耳を唇で甘噛みされて思わず身をよじったと同時に、クローゼの秘部に指が触れる。


「あ……」

「大丈夫だって。怖くないからオレに任せろ」

「はい……ん♡ んあっ♡ あぁ……♡」


 秘部をなぞっていた指がゆっくりと進入してきて、浅い部分をほぐすように動いている。


「ああっ♡ ふあっ♡ ん……レックスさん……あぁ♡」


 全身を優しく触れられながら、クローゼはだんだんと夢見心地になっていた。

 そもそも現実感がないのだ。

 自分は王族なのだから、いずれは誰かと結婚する必要がある。

 そうなればこういう事もするのだとわかっていた。

 しかし自分の場合はそれを行う場所は豪華な部屋のベッドの上だとばかり思っていたのだ。

 体を綺麗にして、香を焚いて、肌触りのいい服を着て抱かれることになるのだろうと。

 ヨシュアへの想いが吹っ切れておらず、たとえ相手が誰であろうと、王族としての務めは果たさなければいけないのだから。

 だが今クローゼがいるのは、ボロボロの小屋の床の上だ。

 身体も綺麗にしておらず、汗の匂いがして、ここに来るまで汚れてしまった服を下に敷いて抱かれている。

 想像していたシチュエーションとは真逆なのに、身体がレックスを受け入れ始めている。

 王族としての務めとは完全に無関係なのに、クローゼ自身が彼に抱かれたいと思い始めていた。


「ちゅう♡ れりゅう♡ れろぉ♡ ちゅるるう♡」


 舌で優しく口の中を犯してもらい、クローゼの固く握られていた手が開いていく。

 硬直していた身体がだんだんとほぐされてきて、彼女の身体の準備も整ってきた。

 キスをしながら胸を揉み、秘部も指でかき回す。

 やがてそこが十分濡れたことを確認したレックスがキスをやめる。


「そろそろいいか?」

「はい……お任せします♡」


 キスだけでレックスに夢中になってしまっていたクローゼが彼に支えられて体を起こす。


「あの、レックスさん……私が上になってもいいでしょうか?」


 初めての時は女性が上になったほうがいいと聞いたことがある。

 それが本当かどうかなど些細な事であり、クローゼは本来の初夜ならありえなかったであろう事をしてみたかったのだ。

 本来ならば正面から純潔を奪われていただろうから。

 なにより……


「でも自分で入れられるか?」

「お願いします……自分の意志でレックスさんに純潔を捧げたいんです♡」


 そう言うと彼は満足そうに床に横になる。

 改めてみるととても大きな肉棒だが、恐怖よりも期待のほうが大きかった。

 彼にまたがって腰を上げると、秘部に肉棒の先端を当てる。


「クローディア・フォン・アウスレーゼの初めて……どうかお受け取り下さい♡ ……ん……あっ! んあああああっ!!」


 覚悟を決めて一気に肉棒を挿入し、クローゼの背筋がピンと伸びて天井を仰ぐ。

 あまりの痛みに涙が出そうになり、結合部から血が出ているのを見るとますます痛みを感じてしまう。

 けれどちゃんと捧げられたという達成感も感じていた。


「ふああっ! ん……! レックスさんの……大きくて逞しいです……っ!」

「クローゼの処女、確かに貰ったぜ」

「は、はい。捧げられて嬉しいです♡ ん――んあっ! ああっ!」


 気持ちよくなってほしくてクローゼが腰を振り始める。

 動くたびに肉棒のカリの部分でガリガリと膣を擦られる感覚が彼女を襲った。

 子宮口に先端が触れるたびに動きが止まってしまう。


「ふあっ! んっ♡ レックスさん、胸は――あっ♡ ふあああっ♡」


 レックスが手を伸ばしてクローゼの胸を揉みしだく。

 特別大きいほうだとは思わないが、彼が夢中になってくれるのは嬉しいし、愛撫でそこの感度が上がっているので痛みもまぎれる。

 レックスの手首をつかんで自分から彼の手を胸に押し付けた。


「へへ、そんなに胸を触ってほしいのかよ?」

「はいっ♡ ふあっ! んぐっ! ああっ♡ 胸を触ってもらうのが、すごく気持ちいいんですっ♡ ああっ♡ ひあああっ♡」


 だんだんと膣の痛みも薄れてきてぎこちないながらも動けるようになってくる。

 腰を落とすたびにすさまじい痛みと衝撃を感じていたが、それが甘い痺れに変わりもっと欲しくなってきていた。

 動くたびにレックスの形に変えられているような気がするのも嬉しくて、夢中になって腰を動かしているうちに痛みが完全に消える。


「ああっ♡ あああっ♡ んああああっ♡ すごいですっ♡ 私の中を広げて、んあっ♡ んうううっ♡ こ、これが男性のっ♡ いえ、レックスさんの――ふああっ♡」


 乳首を摘ままれた瞬間にクローゼの身体が痙攣する。

 流石に動き疲れたのか彼女の動きが止まった。


「クローゼ。入れたまま反対になれるか?」

「はぁ……♡ はぁ……♡ こうですか?」


 言われた通り反対になって、次にレックスのほうに倒れた。

 騎乗位から背中をレックスに密着させた背面騎乗位になって彼に抱きしめられる。

 クローゼの柔らかな体を堪能しながら、今度はレックスが腰を動かし始めた。


「ひああっ♡ あっ♡ レックスさんっ そんなに――あああっ♡」


 右手で胸を揉み、左手はクリを弄りながらのピストン。

 背中で感じるレックスの体温に安心感を感じながら、性感帯を複数同時に愛撫されて快感も感じてしまう。


「クローゼが頑張ってくれたから今度はオレにさせてくれよ。ほら、ここも気持ちいいだろ?」


 左手で下腹部の肉棒が入っている位置を撫でる。


「んああああああっ♡ それはダメですっ♡ あああっ♡ 感じすぎちゃいますからぁっ♡ あああっ♡」


 クローゼの喘ぎ声が小屋の中に響く。

 汗をかいて密着しているので肌がこすれるだけで気持ちいい。

 クリを摘まむと膣が収縮して肉棒を締め付ける。

 やがて彼にも限界が近くなり、クローゼの中で肉棒が一回り大きくなった。


「ひあっ♡ 大きく……んっ♡ あああっ♡」

「クローゼ……そろそろ出そう……くっ。このままでいいよな?」

「んっ♡ な、中はっ♡ ああっ♡ それはっ♡ んううっ♡」

「生でやってるんだから外に出しても今更かわりねーよ。だったらクローゼの中に出したいんだ。ここにな……」


 子宮の位置を撫でられて自分も出してほしいと望んでしまった。

 自分の王族という立場を全く気にしないで一人の女として扱ってくれる彼のモノを注いでほしい。


「は、はいっ♡ 出してくださいっ♡ レックスさんのを沢山っ♡ ああっ♡ ふあああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「んああああっ♡ んむっ♡ ちゅるるうっ♡ んううううううっ♡」


 熱い精液を注がれた瞬間に唇を重ねられた。

 ゼリーのように濃い精液が子宮に注がれていく感覚を味わいながら、舌を絡めあう激しいキスで口の中を犯される。

 唾液を交換しあうようなキスを続けるたびに膣が収縮して射精を促す。


「んむっ♡ じゅるるう♡ れりゅう♡ ちゅるるるうう♡ ああっ♡ ふああっ♡ れろぉ♡ じゅるるううう♡」


 クローゼを抱きしめながら精液を出し切ったレックスがようやくキスを中断する。

 舌と舌にねっとりと唾液の糸ができて、放心状態のクローゼがもっとしてほしいと強請るように舌を伸ばしていた。

 やがて我に返った彼女は顔を赤くして目を逸らす。


「ふぅ……どうだった?」

「どうって……す、すごかったです♡ それにレックスさんの、まだ硬くて――ん♡」

「クローゼ相手に一発で終わるわけねーだろ。暗い顔じゃなくなったしまだまだやるからな」

「ま、まだまだって……♡」


 膣に入ったままの肉棒からして嘘ではないとわかる。

 自分は今夜どうなってしまうのだろう。


「さて、記念撮影と行こうぜ」


 レックスが自分のカメラに手を伸ばしてそれを構える。

 繋がったまま彼の身体の上に寝て、胸を揉まれながらの記念撮影。

 恥ずかしかったがクローゼも今日の想い出になるものが欲しかった。


「もう……特別ですからね♡」


 写真に写ったクローゼは悩みなどなさそうな良い表情だった。



「ん……朝?」


 クローゼが目を覚ますと外はもう明るくなっていた。

 昨日初体験をしてレックスに寄り添って眠ったのだが、小屋の中とは思えないほどぐっすり眠れていたようだ。

 このまままどろんでいたいが、そろそろ救助が来るかもしれない。


「レックスさん、そろそろ……レックスさん?」


 隣で寝ているレックスの呼吸が荒いことに気が付く。もしやと思い額に手を当てると熱が出ていた。


「そ、そんな……っ!」


 すぐにクローゼが動き始める。

 昨日のうちから雨水を溜めていたのでそれでレックスの身体を綺麗にして、自分も身だしなみを整えた。

 幸いすぐに救助が来てレックスも治療を受けることができて大事には至らなかった。

 けれどクローゼはそのことに責任を感じてしまっていた。

 自分が甘えたせいで彼に負担をかけてしまったのだと。

 これ以上甘えるのは迷惑だと考えてしまったのだ。

 だから彼とはもう会わないと決めていた。


「レックスさん……ありがとうございました」


 救助が来る直前に彼にキスをして、その夜の事は想い出にすると彼女は決めた。



 救助されたクローゼは一人でシャワーを浴びた。

 身体を綺麗にしたかった以上に、お湯が身体からレックスの痕跡を完全に消してくれる気がしたのだ。

 何度も注がれた精液が出ていくたびに切なさを覚えた。

 シャワーを浴び終えるころには、もう彼に会わない決心はついていた。


「ふあああっ♡ あっ♡ レックスさんっ♡ ああああっ♡」


 なのにどうして。

 自分は今浴室でレックスと肌を重ねているのだろうか。


「へへ、クローゼの中久しぶりだぜ。やっぱ締りがいいし――くっ、ますます具合が良くなってるじゃねーか」


 宿の浴室でクローゼは立ちバックでレックスと繋がっていた。

 あの後レックスに頼まれて最後に一度だけセックスをすることになった。

 クローゼは今回はシャワーを浴びさせてほしいと頼んだのだが、浴びている最中にレックスが入ってきたのだ。

 壁に押し付けられてキスされて、胸と秘部を触られてすぐに挿入された。

 そして会わなかった理由も洗いざらい言わされた。


「オレに迷惑が掛かるとか思ってたのかよ。んなもんむしろ大歓迎だっての。嫌われたかと思って寂しかったんだぜ?」

「ち、違いますからぁっ♡ 全部私が悪いんですっ♡ ああっ♡ んううっ♡」


 尻をがっちりと掴まれて腰を打ち付けられる。

 あの時の小屋よりも声が反響してクローゼの羞恥心が煽られた。


「あっ♡ ふああっ♡ これ以上、レックスさんに迷惑をかけたくなかったんですっ♡ あっ♡ で、ですがそんなっ♡ 大歓迎だなんて言われたらっ♡ ああっ♡」

「言われたらどうなんだよ? それにオレとセックスしたかったんじゃねーのか? おら、正直に言え!」

「ふあっ♡ ああっ♡ あ、甘えたいですっ♡ レックスさんにもっと頼りたいですっ♡ それに、セックスも――んああっ♡ もっと抱いてほしいですっ♡ あっ♡ んああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「ひあああっ♡ 熱い精液が、入って――ふあああああああああっ♡」


 大量の精液を子宮に注がれてクローゼが絶頂した。

 結合部からぼたぼたと精液が漏れる。

 レックスは一度肉棒を抜くとクローゼの向きを変える。

 壁に手をついての立ちバックから背中を壁に預けた対面立位で挿入しなおした。

 彼女の胸を揉みしだきながら腰を打ち付ける。


「ん……はぁぁぁ♡ ひあっ♡ ああああっ♡」

「それにしてもクローゼ……ますます綺麗になったよな? それに前に抱いた時よりも柔らかくなってるっつーか……もしかして誰かとしてたのか?」

「え? そ、そんなことありえませんっ♡ んっ♡ 私がレックスさん以外に身体を許しはずがないですっ♡ ひあああっ♡」

「じゃあもしかして……オナニーしまくってるとか?」

「っ♡ そ、それは……あっ♡ ふああっ♡」


 子宮口をイジメられてクローゼが痙攣した。


「当たりか。どのくらいしてるんだ?」

「…………だいたい三回です」

「一週間で?」

「……ま……毎日です♡」


 顔を真っ赤にしてそう告白する。


「おいおい。リベールの王太女様は毎日三回もオナニーしてんのかよ」

「し、仕方ないじゃないですか♡ 毎日毎日レックスさんの事を思い出してしまうんですからぁ♡ ふあっ♡ んあああっ♡」

「最近だとリベールの至宝って言われてるらしいけど、オレとセックスして男を知ったからかな?」

「それは……そうかもしれません♡ 貴方に恋焦がれて、自分を慰める日々を過ごすうちに呼ばれるようになりました♡ 周囲からも綺麗になったと……んあっ♡ あっ♡ きゃっ♡ シャワーをっ♡ ふわああああっ♡」


 シャワーのお湯でクローゼの胸をイジメると膣が締まる。

 セックスで敏感になっているのでお湯が当たるだけで感じてしまう。


「てっきりヨシュアさんとかとしてるのかと思ってたぜ」

「ふあっ♡ 誤解ですっ♡ レックスさんだけなんですっ♡ ふあっ♡ ヨシュアさんの事はもう完全に吹っ切れましたからっ♡」

「でもオレの事は忘れられなかったんだろ?」

「はいっ♡ 忘れられませんでしたぁっ♡ だから甘えていいって言われて、嬉しくて――あっ♡ も、もう我慢しなくてもいいんですよね♡ 本当のことを言っていいんですよね♡」


 クローゼが真っ直ぐにレックスの目を見る。


「……私…………レックスさんの事が好きです♡」


 そう言ってレックスにキスをした。

 一番しっくりくる位置で十秒ほど唇を重ねてから離れる。


「…………………………♡」

「ヨシュアさんの事が好きなんじゃなかったっけ?」

「もう……意地悪ですね♡ ヨシュアさんの事を忘れさせてくれたのはレックスさんじゃないですか♡」

「イケメンで性格もいい将来有望な遊撃士のほうがいいんじゃね?」

「もちろんヨシュアさんは素敵な人です。ですがヨシュアさんの事は忘れることができましたが、レックスさんの事を忘れることはできませんでした♡ これからも沢山甘えちゃいますからね♡」


 王族らしからぬ我儘だが、レックス相手にはそれが許されるのだ。

 レックスがもう一度肉棒を抜いて床に座り、今度は背面座位でクローゼに挿入した。

 それだけではなく、二人の正面には姿見が備え付けられている。

 クローゼの胸を両手で弄びながら腰を動かし、感じている彼女の表情もしっかり写っていた。


「ああっ♡ レックスさんっ♡ か、鏡に映ってますっ♡ は、恥ずかしいですっ♡」

「いいから見ろ。自分がどれだけエロいかをしっかり見せてやるからな」

「あっ♡ ダメっ♡ ダメですってばっ♡ ああっ♡」


 顔を背けようと思えば簡単に背けられるのに、鏡に映る自分から目が離せない。

 レックスに抱かれて悦び、女の幸せを味わっている自分自身。

 まるで鏡に映る自分からこれが本当の貴女の姿だと言われている気がした。

 もっと気持ちよくなりたくて自分でオナニーをしていた時のようにクリも弄る。


「ふあああっ♡ あっ♡ んあああっ♡」

「自分でもクリ弄ってるのかよ。まぁ締りがよくなるからもっとしてくれ」

「はいっ♡ あっ♡ ああっ♡ レックスさんっ♡ レックスさんっ♡ 好きっ♡ 好きですっ♡ 愛してますっ♡ んむっ♡ ちゅうう♡ れりゅう♡」


 背後に腕を回してレックスに唇を重ねる。

 クローゼのほうから舌を差し込んで激しく絡めると、膣の肉棒が一回り大きくなった。


「ちゅるるう♡ んむっ♡ れりゅううう♡ レックスさんっ♡ あっ♡ 私も達しそうですっ♡ ああっ♡」

「どうせなら一緒にイこうぜ。今日こそクローゼの子宮がパンパンになるまで出してやるからな」

「はいっ♡ たくさん出してくださいっ♡ ああっ♡ 私ももうっ♡ ああっ♡ ふわああああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「ひあああっ♡ 精液が、またぁっ♡ ふああああああああああああああっ♡」


 マグマのように熱い精液が再びクローゼの中に放たれた。

 子宮が悦んでそれを飲み込んでいき、クローゼは途方もない快感とメスの悦びに包まれる。


「ちゅっ♡ ちゅうう♡ 好きですっ♡ レックスさんっ♡ ちゅう♡ 好きっ♡ 大好きです♡ れりゅうう♡」


 舌を絡めあいながら唇も強く押し付けあうキス。

 射精が終わってもキスはなかなか終わらず、二人の唇が離れた時には口元が唾液でべとべとになっていた。


「リベールの至宝に中出しってたまんねーな……」

「ふふ、この体はレックスさんのモノですから、いつでも使いに来てくださいね♡」


 リベール王国の王太女の言葉とは思えないが、クローゼが本気で言ってるのがわかるのでレックスはゾクゾクしていた。


「じゃあ記念撮影……クローゼが取れよ」


 防水使用のカメラを手渡して、クローゼは鏡に映った自分にカメラを構える。

 背面座位で繋がったまま。結合部からは精液が漏れており。胸を揉まれて、肩に手を置かれ。耳を甘噛みされて。

 お前はオレのものだと言われているようで悦んでいる自分が写っている。

 その鏡に向かって自己紹介するように。


「私の名はクローディア・フォン・アウスレーゼ……レックスさんのセックスフレンドです♡」


 鏡に映る自分が「ようやく素直になったのね」と言ってくれた気がした。



 翌日。クローゼはレックスを見送ると昨日の喫茶店に行き、迎えに来るユリアを待っていた。


「ん――レックスさん♡」


 見送ったばかりの彼の事が頭から離れない。


(昨日は本当にすごかったわ……♡ 何度私の中に出してくれたのかしら? 抱き合って眠るのあの時みたいにぐっすり眠れたわね♡)


 下腹部にそっと手を当てると、注がれた精液を感じる。


(キスマークは服で隠れているわよね? ん♡ 朝起きて部屋を出る直前に、服を着たままセックスしたから、まだ体が敏感で……あぁ♡ 思い出したら……♡)

「殿下」

「は、はいっ! あ、ユリアさん?」


 いつの間にかユリアが迎えに来ていたようだ。

 ジークは流石に店の中に入ってこれないので外で待っているのだろう。


「お迎えに上がりました。ゆっくり休めましたでしょうか?」

「え? え、ええ……そうですね」


 実際は休むどころが激しい運動をしたようなものだ。

 身体にはまだだるさが残っている。

 けれど非常に充実した……幸せな時間だった。


「……クローゼ、なにかいい事でもあったのですか?」

「え?」

「いえ、そんな嬉しそうなあなたを見るのは久しぶりですから」


 良いことはあった。

 だけど。


「ふふ……内緒です♡」


 当然話すことなどできない。

 内緒ですと言った時のクローゼの表情は、ユリアが見たこともないほど幸せそうな表情だったという。



 七耀歴1206年8月7日。

 白亜の旧都セントアークの大聖堂から一人の女性が出てきた。


「エリオット……」


 フィオナ・クレイグが弟の名前を呟く。

 彼も一人前に成長しており《Ⅶ組》という頼れる存在がいるのだからきっと無事でいてくれると信じていた。

 だが気丈にふるまいつつもどうしても不安を感じてしまう自分がいる。

 せめて居場所がわかっている父親の声だけでも聴いて安心したい。

 もしくは愛する人の声を……


「あら?」


 ARCUSⅡが鳴った。どうやら通信が来たようだ。

 相手を確認して通信に出る。


「もしもし……ええ、久しぶりね」


 通信相手と話すたびにフィオナの表情に笑顔になっていく。

 道行く人たちは彼女を見て恋人とでも話しているのだろうと思っていた。


「ええ……列車で来るのね? わかったわ。ええ。待っているわね……レックス君♡」


 通信を切って、フィオナは待ち合わせのホテルに向かった。



 ルーアン地方にあるマーシア孤児院。

 かつて火事で焼けてしまったが新しく立て直され、毎日子供たちの元気な声が絶えない。

 そんな子供たちも夜になれば寝静まるので、孤児院は静寂に包まれていた。


「ふああっ♡ んあっ♡ ふあああああっ♡」


 孤児院の院長であるテレサの私室を除いて。


「ああっ♡ レックスさんっ♡ あっ♡ ふあああっ♡ 激しすぎますっ♡ んっ♡ んあああああああっ♡」

「テレサさん、そんなに声出しちゃったら子供たちが起きちゃいますよ?」

「そんなことを言われても――んっ♡ ダメですっ♡ 奥を突いてはぁっ♡ ふわああああっ♡」


 テレサの両腕を後ろに引いてバックで激しく腰を打ち付ける。

 彼女の胸が揺れて乳首がアーチを描きベッドが激しく揺れた。


「んああっ♡ わ、私は、こんなことをするつもりでは――ああっ♡ ふあああっ♡」

「じゃあどんなことするつもりだったんだよっ! 前にセックスした男をもう一回部屋に招くって、どう考えても期待してたんだろうが!」

「ふあああっ♡ ひあっ♡ それはっ♡ ふわああっ♡」


 レックスとテレサが肌を重ねるのはこれで二回目だ。

 前回孤児院に取材に来た時に初めて彼女とセックスして、今回もこうしてセックスしている。


「ち、違いますっ♡ 私は取材内容の確認を――ふあああっ♡ 大きくなってっ♡ い、いけませんっ♡ そんなにされたら私も――んああああああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「ふああああっ♡ 熱いですっ♡ あっ♡ んあああああああっ♡」


 ゴム越しに精液の熱さを感じながらテレサが絶頂した。

 前回も今回もコンドームは使用しており、二人が直接つながったことはない。


「ああ……なんて……熱いのでしょう……♡」


 しかし直接精液を注がれた時よりも大きな絶頂感を感じていた。

 レックスが肉棒を抜くとコンドームを外してテレサの顔のそばに投げる。


「あ……まだ、こんなに……♡」


 ベッドには使用済みのコンドームが4つも散らばっていた。

 レックスがテレサを仰向けにして覆いかぶさり、挿入せずに彼女の胸を揉みしだく。


「あっ♡ ああっ♡ な、なぜこんなに何度もできるのですか♡ ふあっ♡ ああっ♡」

「テレサさんがいい女だからに決まってんだろ? 旦那さんはしてくれなかったのかよ?」

「あ、あの人とは、大体一回か二回で……ん♡ あぁ♡ だ、ダメです♡ そんな触り方――あ♡」


 レックスのすることを亡き夫であるジョセフと比べてしまう。

 肉棒の大きさ。セックスのテクニック。そして性欲。

 そのどれをとっても夫をはるかに上回っていた。


「はぁ……はぁ……♡ も、もう限界です♡ 身体がおかしくなりそうで――ん♡」


 乳首を優しくしゃぶられる。

 若さというものをそのままぶつけられるような激しいセックスに、テレサの身体はもう限界が近かった。

 こうしてみるとやはり年齢というものが出てしまっているのだろう。


「まだまだいけんだろ」

「そ、そんな……ん♡ 考え直してください♡ 私なんて、もういい年なんです♡ あっ♡ ひあっ♡ も、もうおばさんなんですよ♡ んああっ♡」

「だーかーら。まだまだいけるって。女盛りで性欲が強くなってるくらいでしょ? オレが発散させてやるぜ」

「む、胸だって垂れてますし――んあああっ♡」

「形のいい柔らかい良い胸だぜ。いつまでだって触っていられるくらいだ」


 ちゅぱちゅぱと乳首をしゃぶられながら胸を揉まれて、勃起した肉棒を太ももにこすりつけられた。

 テレサの中で眠っていた女としての部分が目を覚まして、レックスの欲望を全て受け止めてあげたくなってくる。

 しかしそれでは、夫に申し訳が立たない。


「つーかテレサさんだって期待してたんだろ? 前に来た時と違うってすぐにわかったぜ?」

「……な、なんのことですか?」

「栽培してるハーブで香水作ってつけてるだろ? いい匂いがして興奮する」


 言い当てられてビクッとする。


「それだけじゃなくて化粧の仕方も変わってるよなぁ? 男に見られることを意識してるのがまるわかりだ」

「あぁ……それは……♡」


 ばれてしまった恥ずかしさと、気が付いてもらえた嬉しさが半々だった。


「テレサさん……生で入れていいよな? 女としてもう一花咲かせようぜ?」

「い、いけません……それだけは――んちゅ♡ ちゅう♡ れりゅうう♡ じゅるるうう♡」


 唇を重ねられて舌を絡め取られる。

 犯されていると言ってもいいほど激しくテレサの口の中は蹂躙されているが、それを彼女は喜んで受け入れていた。

 ねっとりと唾液の糸ができて二人の唇が離れるころには、テレサの表情は完全に蕩けきっていた。


「あぁ……あなた……ごめんなさい……もう、抵抗できません……私……レックスさんを受け入れたがっています♡」

「ならこのまま入れていいよな?」

「……はい♡ 来てください♡」


 許可をもらって、レックスが生の肉棒を奥まで挿入した。


「あ――ふあああああっ♡ 熱いっ♡ お、大きいっ♡ んあああああああっ♡」


 入れられただけで軽くイキかけたテレサだったが、レックスは彼女の胸を揉みながら正常位で激しく腰を振り始める。


「んあああっ♡ すごいですっ♡ ああっ♡ んあああああああっ♡ ダメっ♡ 感じすぎてしまいますっ♡ ふわああああっ♡」

「やっとテレサさんと生ハメできたぜ。ずっとこれが欲しかったんだろ?」

「はいっ♡ 欲しかったですっ♡ 初めてレックスさん抱かれた日から、あなたの事を毎晩思い出していましたっ♡ ずっと避妊具なしで入れてほしいと思っていましたっ♡」


 一人になってからのテレサは女というよりは母という存在だったが、レックスの前では女に戻る。

 自分を明確に女として認識して、男の欲望を隠すことなくぶつけてくれる存在に、テレサの心と体が急速にレックスに傾き始めていた。


「ふあっ♡ んあああっ♡ レックスさんっ♡ ああっ ダメっ♡ それ以上されたら――あっ♡ ああっ♡」

「されたらどうなるんだよ?」

「あ、愛してしまいますっ♡ 私の子宮と女の部分が、レックスさんを愛してしまいますからっ♡ ん♡ こんなおばさんに夢中になられても、レックスさんが困るだけでしょう♡ で、ですから――あ♡」


 腰をゆっくりと、肉棒が抜けるぎりぎりまで引いて。

 なぜかジョセフの顔が頭に浮かび。


「んあああああああああああっ♡」


 全体重を乗せてテレサに打ち付けた。

 その瞬間、彼女の中ですべてが変わった。

 居なくなっても想い続けていた"かつての"最愛の人への感情が、全て上書きされてしまう。

 子宮が押し上げられてテレサが絶頂し、口をパクパクさせたまま戻ってこられなくなる。

 そんなテレサをお構いなしにレックスは彼女に覆いかぶさってラストスパートをかけた。


「んあああっ♡ レックスさんっ♡ あっ♡ も、もうっ♡ どうなっても知りませんよっ♡ こんなおばさんを夢中にさせてっ♡ 後悔しても知りませんからねっ♡」

「そっちこそオレみたいな年下に夢中になって恥ずかしくねーのかよ。ほら、旦那さんに謝ったほうがいいんじゃねーのか?」

「ひあああっ♡ あなた、ごめんなさいっ♡ でももう無理なんですっ♡ 私を女として見てくれて嬉しかったんですっ♡ 私がまだ女として枯れてなかったんだと教えて貰えて嬉しかったんですっ♡ あっ♡ ああああっ♡ んああああっ♡」


 女として返り咲いたテレサがレックスに抱き着いて足も彼の腰に絡める。


「ひああっ♡ 一番奥まで届いていますっ あの人が愛してくれなかった場所まで、レックスさんは愛してくれて――ああっ♡ 気持ちいいですっ♡」

「奥の気持ちよさを知らなかったなんてかわいそうだな。オレが開発してやるからな」

「はいっ♡ レックスさんの好みに開発してくださいっ♡ 私などでよろしければいくらでも作り替えてくださいっ♡ ああっ♡ 首筋――んっ♡ キスマーク♡ ひあっ♡ もっとつけてくださいっ♡ ふあああああっ♡」


 レックスにキスマークを付けられて悦び、膣をイジメられて何度も絶頂する。

 その膣の中で肉棒が一回り大きくなったことを感じ取る。


「レックスさんっ♡ 出してくださいっ♡ 私の子宮に、あなたの精を注ぎ込んでくださいっ♡」

「へへ、生ハメだから一発で孕むかもしれないぜ?」

「かまいませんっ♡ 女としての私はこれからすべてレックスさんに捧げますっ♡ あなたの子供なら何人でも産みますからぁっ♡ あああっ♡ ひああああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「んひぃっ♡ す、すごいですっ♡ ふあっ♡ ひあああああああああああっ♡」


 種付けプレスで熱い精液を子宮に注がれながらテレサが絶頂した。

 夫とは比べ物にならない量の精液が子宮に入っていき、みっちりとその場所が精液により広げられている感覚すらある。

 オスの欲望を受け止めるメスの悦びを思い出し――いや、初めて感じながらテレサは多幸感に包まれていた。


「あっ♡ ……んあっ♡ ……すごいです♡ ……ちゅ♡ れりゅう♡ じゅるるうう♡」


 キスをして舌を絡め合わせながらレックスが射精を続ける。

 唇の感触も堪能しながら体重をかけ続けて、ようやく精液が止まると肉棒を抜いた。

 ドロッとした精液が膣から大量に零れる。

 仰向けで呼吸を整えるテレサの横にレックスも寝転がると、彼女の肩を抱いて抱き寄せた。


「あ――レックスさん♡」

「へへ、今のテレサさん。スゲー女って顔になってるぜ。いつもの母性なんて少しも感じねーよ」

「そ、そう……ですか♡ 見せるのは、あなただけです♡」

「それじゃあオレしか見れない特別なテレサ先生と記念写真っと」


 仰向けのまま彼女の肩を抱いて写真を撮る。

 その後も女として返り咲いた彼女とのセックスは続いたのだった。

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