エマの知らなかった快楽 (Pixiv Fanbox)
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pixiv様に投稿した物にシーンを追加したものです。
「ここよね……」
とある高級ホテルの一室。
その部屋の前に立ったエマ・ミルスティンは、覚悟を決めてノックをした。
中から「入るがよい」と傲慢そうな声がしたのでドアを開ける。
「失礼します……」
「うむ、よく来たな」
高級ホテルだけあって立派な部屋だ。いったいいくらするのだろうと考えてしまったが、目の前にいる男性からすれば大した出費ではないのだろう。
「お招きいただきありがとうございます閣下。改めまして、エマ・ミルスティンです」
「ヴィルヘルム・バラッドである」
バラッド侯。
時期カイエン公になりかけたこともある貴族。
Ⅶ組のミュゼならともかくエマとは大した接点がないのだが、彼女はこうして呼び出されていた。
「よく来てくれたな。さぁ、座るがよい」
「……結構です。それよりもこの手紙の内容についてお聞きしてもよろしいでしょうか?」
「そのままの意味だ。帝国の英雄《灰色の騎士》のスキャンダル……世間はどれだけ食いつくのだろうな?」
下品な笑い方が本当に腹が立つ。
数日前にエマに送られてきた手紙。その差出人こそがバラッドだった。
それにはリィン・シュバルツァーの弱みを握ったと書いてあった。
主に黄昏の時の行動がいくつも書かれている内容。正直重箱の隅をつつくようなものまである。
けれど、大戦を主導したオズボーン宰相の息子であることなどをはじめとして、マスコミが食いつきそうなものもいくつかある。
リィンは黄昏を乗り越えて前向きになっているが、何がきっかけで自分を責めるかわからない。
あの大戦で大きな犠牲が出たのに、自分は幸せになっていいのか?
そんな風に考え始めるかもしれないとエマは思っている。
彼に幸せになってもらうために、少しでも不安要素は消しておきたい。
「灰色の騎士の恋人としてはこのようなものは公表されたくはなかろう?」
バラッドの言う通り、エマはリィンの恋人なのだから。
「……このことはどうか、閣下の胸にしまっておいてくれませんか?」
「そなたの態度次第だな」
彼がどんな態度を望んでいるのかはすぐにわかった。
手紙にはここに来いとしか書いていなかったが、彼の目は自分を舐めまわすような視線だったから。
「ワシは回りくどい言い方は好かんのではっきり言おう。ワシの相手をしてもらおうか」
想像通りの答えで、思わずエマが自分の身体を抱きしめる。
「ぐふふ、初めて見た時からその胸を思う存分揉みしだいてやりたいと思っておったのだよ。それでどうする? 断るのなら当然この内容は公表するがな」
選択肢などあるわけがない。
エマにとって最優先で考えるべきはリィンの幸せ。
そのためならば自分は何だってする。
「……一度だけでお許しください」
「ふむ……いいだろう。では一晩で手を打とうではないか。だが……お許しくださいだと? 嫌なら別に帰ってもいいのだぞ?」
「っ! ……失礼しました閣下」
エマがその場で深々と頭を下げる。
「どうか今晩、私に閣下のお相手をさせてください……」
「そこまで言うなら相手をしてやろうではないか。服を全て脱げ」
「……かしこまりました」
指示された通り一枚一枚服を脱いでいく。
そのたびに「本当にしてしまうんだ」という気持ちが強くなる。
(リィンさん……ごめんなさい)
恋人であるリィンとは当然肌を重ねているが、彼以外に身体を許すなど考えたこともなかった。
それがこんな男に抱かれてしまうなんて本当に悔しい。
リィンに対して申し訳ないにもほどがある。
(だけど今晩だけです。どうか許してください……)
下着を脱いで生まれたままの姿になると、思わずバラッドがごくりとつばを飲み込んだ。
立ち上がってエマの正面までいくと、じっくりと品定めを始める
「想像以上の美しさではないか……これは楽しめそうだ」
「お褒め頂き光栄です。どうぞ可愛がってくださいませ」
「そうしよう。ではベッドへいこうではないか」
腰を抱かれて思わず嫌悪感を感じるが振り払うわけにはいかない。
ベッドに座らせられると、バラッドはエマの背後に回った。
「ところで灰色の騎士とはもう経験済みなのかな?」
「……はい」
答えたくはなかったが、言わなければ機嫌が悪くなるかもしれないので答える。
「チッ、やはり処女ではないか。まぁよい。ワシの色に染め直すのも一興というもの。では始めようか……」
「っ! んっ! んうううっ!」
背後から抱きしめるように腕を回されて、エマの大きな胸を鷲掴みにされた。
「おお……期待以上の感触だわい! 大きさや柔らかさ、形だけではなく、張りまで備えておったか! これはいつまでも揉んでいられそうな胸ではないか!」
手に吸い付く感触、力を入れればいくらでも形を変える柔らかさと大きさ。
下から持ち上げるように揉めばずしりとした重さを感じることが出来る。
「んっ! あっ! ご期待に応えられたようで何よりです。んっ!」
喜ぶバラッドとは裏腹に、エマの表情は険しいものだった。
愛する男性以外に身体を触られて嬉しいはずがない。
しかも寄りにもよって胸を弄ばれているのだ。
「なんだ? そなたは気持ちよくないのか?」
「いえ……」
「ふん、灰色の騎士は女一人まともに抱けぬのか。大方まともに快楽を感じたこともないのだろう?」
「リ、リィンさんは関係ありませんっ! これは私の身体の問題で――っ!」
無視するつもりがリィンを侮辱されて思わず怒鳴ってしまった。
「どういうことか説明せよ」
「……そもそも私は、胸はあまり感じないのです」
単純にエマは自分の胸の感度が悪いのだと考えている。
小さい胸は敏感だと聞いたことがあるが、その逆の自分の胸は不感症レベルなのだろう。
だからリィンとする時も胸はあまり触ってもらってない。
「なんともったいない。ではワシが開発してやろうではないか」
「け、けっこうで――んっ!」
痛みを感じるほどに強く揉まれる。
手の跡が付いたのではないかと思うほどの強さだったが、次は揉むのではなく乳房全体を撫でるように動かし始めた。
掌を胸で滑らせて、エマの肌の感触を味わう。
もう一度下から持ち上げて、たぷたぷと揺らして弄ぶ。
「んっ! んうううっ! あっ!」
エマは声が出てしまうが、全部苦痛と嫌悪感だ。
リィンに触れられても無理だったのに、バラッドに触れられて感じるはずがない。
「本当に素晴らしい胸だが、感度が足りんかったのか。安心するといい。一晩立つころには胸だけで達することが出来るようにしてやろうではないか」
「そ、そんなこと、んっ! できるはずがありません! ひあっ!」
人差し指と親指で乳首を掴んで優しく扱きあげる。
他の指は胸を揉み柔らかさを楽しむ。
「ふむ……確かにわずかながら硬さが残っているな」
揉まれ慣れていない。あまり使われていない胸なのは本当だとバラッドは判断していた。
まるで処女のような胸をしている。
だからこそ自分の色に染めやすい。
◇
――30分後
「はぁ……はぁ……あっ! ……んっ!」
バラッドの愛撫はまだ続いていた。
巨乳が好きな彼はずっと触っていられそうの言葉通り、あれからずっとエマの胸を揉んでいる。
「か、閣下! そとそろ次に――んっ! あぁ!」
「流石に感じ始めてきたのか?」
「ち、違いますっ! んっ! んううっ!」
いつの間にか嫌悪感に耐えるだけではなく、声を出すのを耐えることを意識している自分もいた。
そんなエマの反応を見てバラッドはご満悦だ。
もうなんども繰り返した下から持ち上げる揉み方。
胸の重量感。柔らかさ。張り。体温を掌に意識を集中させて味わう。
その後は人差し指と親指で乳首を摘まむ。
けれど。
今回はいつもよりも強めに、乳首を捻るレベルでそれを行った、
「ひああああっ!」
ビクッとエマが身体を震わせる。
「い、今何をしたんですか!?」
「ただ胸を触っているだけだ。そろそろ本気でいくぞ?」
「ほ、本気? きゃっ!」
今までは背後から揉んでいたが、エマを押し倒して覆いかぶさった。
正面からだとエマの頬が赤く染まってるのがわかる。
胸を鷲掴みに――はしないで、乳首を摘まんで思いきり引っ張る。
「あぁっ! や、やめっ! とれちゃいますからぁっ!」
「この程度で取れるものか。ならば押し込んでやろうか?」
人差し指で乳首を胸に押し込むと、その大きさもあり面白いほどよく沈んでいく。
ピクンとまたもやエマが反応したのを確認すると、今度こそ胸を鷲掴みにする。
それを揉みしだきながら乳首にしゃぶりついた。
「あああっ! んあっ! ひああああっ♡」
今自分から出た声色にエマ自身が驚く。
「おやおや、ずいぶんと気持ちよかったようだな?」
「ち、違います! んっ! あぁっ♡ な、舐めちゃダメです! あっ! んあっ! ふわぁっ♡」
だんだんと声色が甘くなってきている。
バラッドは乳首をしゃぶるだけではなく、胸全体に舌を這わせていく。
まるで自分のモノだとマーキングするように、あっという間にエマの胸は彼女自身の汗とバラッドのだ液まみれとなった。
「あっ♡ ひあっ♡ こ、こんなの嘘ですっ♡ あっ♡ んあああっ♡」
右の乳房の乳首を唇で優しく挟んで可愛がり、左の乳首は指で痛みを感じるほど強くつねってイジメる。
アンバランスな刺激にエマはかつて感じたことのないほどの快感を感じていた。
体の内側から熱いものが込み上げてくる。
もうすこし、と女としての本能が叫んでいる。
なにがもう少しなのか、彼女の理性は認めたくなかった。
「あっ♡ ひあっ♡ ダメですっ♡ もうっ♡ もうっ♡ あぁっ♡ リィンさんっ♡」
コリっと、バラッドがエマの乳首を噛んだ。
「あ――ふわあああああああああああっ♡」
ビクンッと身体を大きく痙攣させてエマが絶頂した。
(う、うそっ♡ 胸だけで♡ こんなっ♡ やっ♡ またっ♡)
エマが絶頂したのがわかっているのにバラッドは胸への愛撫をやめない。
今度は乳輪事口に含むように大きく口を開けて乳房と乳首をしゃぶる。
「お、お待ちください閣下っ♡ あっ♡ お願いですからっ♡ 閣下ぁっ♡」
エマの胸に夢中になっている彼にエマの声は届かない。
仰向けになっても形の崩れない奇跡的な爆乳を味わい、時には顔を埋めて堪能する。
エマの感じている声もいいBGMになり、肉棒がギンギンになっていく。
けれど今は胸だ。
両方の乳首を一緒にしゃぶりながら胸を揉む。
「あああっ♡ 二つ一緒になんてっ♡ あっ♡ ぺろぺろしないでくださいっ♡ あっ♡ ふわあああああっ♡」
こんなことはありえないとエマが心の中で否定し続ける。
リィンにはいくら触れてもらっても感じなかった胸なのに、大嫌いなバラッドに触れられただけで感じるはずがないのだ。
感じるはずがないのに、現自分は絶頂してしまっている。
揉まれてしゃぶられる。ただそれだけの行為でイカされたのだ。
「ほれ、もう一度胸だけでイカせてやろう」
「や、やめっ♡ やめて下さいっ♡ やめて――」
二つの乳首を一緒に吸って、音が出るほど思いきり吸いあげる、
「んあああっ♡ ふあっ♡ ひああああああああああああっ♡」
もう一度、胸だけでイカされてしまった。
目の前が真っ白になり何も見えないのに、自分の身体が触られているのはわかる。
そして満足していないバラッドが、自分の胸を弄び続けているのも。
「ああああっ♡ 閣下っ♡ お願いですから、一度やめてくださ――ふああああああああっ♡」
エマの胸に顔を押し付けながら乳首を吸うのに夢中なバラッドにはその声は届かなかった。
◇
――30分後。
「あっ♡ ひあっ♡ あああっ♡ またイッちゃいます♡ ふあっ♡ ひああああああああああああっ♡」
身体を痙攣させてまたもやエマが絶頂した。
それでようやく満足したのか、バラッドがエマの胸から手と口を離す。
「ふぅ……堪能したわい。どうかねエマ? 自分の胸がどれだけ淫らだったか理解できたであろう?」
「はぁ……♡ はぁ……♡ う……」
認めたくはないが、胸を愛撫されてとても感じてしまった。
クスリなどを使われた形跡もない。
となると、本当に認めたくはないが、自分の胸はキチンと快感を感じることが出来る性感帯だったようだ。
「はい……教えていただきありがとうございました」
それをまさか、リィンではなくバラッドに教え込まれてしまうとは。
「それでは本番と行こうじゃないか」
「はぁ……♡ はぁ……♡ はぁ……♡ は、はい……え?」
思考が停止する。
胸は解放されて次のステップ。つまり挿入に移行するのはわかる。
けれどバラッドの肉棒は、エマの知っているそれとはサイズが違いすぎたのだ。
「ワシの自慢の逸物に見惚れたのか? なに、初めはみな痛がるが、最後には快楽に溺れている故安心するがよい」
安心などできるはずがない。けれど抵抗もできるはずがない。
バラッドの言われるがままに正常位で挿入する形となった。
(リィンさんのと比べても相当……わ、私ったらなにを考えているの!)
比べてしまった自分を恥じて覚悟を決める。
リィンの為には、あんな拷問級の肉棒だろうと受け入れるしかないのだ。
「ではいくぞ。たっぷりと可愛がってやろうではないか」
先端が当てられ、メリッと鈍い音がした。
「んぎっ! んっ! ……あああっ!」
痛い。
頭がそれ一色になる。
ベッドのシーツを掴んで必死に痛みに耐えながら、規格外の大きさのモノを受け入れていく。
それとは反対にバラッドは、入れた瞬間にそれが名器だと気が付いていた。
ゆっくりと推し進めて、根元まで入る直前で一番奥に到達する。
「ひああっ! んぐっ! お、奥まで――ふあああっ!」
リィンには絶対に届かなかった場所を刺激されたが、感じたのは痛みだけだった。
けれどまだ終わらない。
バラッドはさらに腰を進める。
子宮を押し上げて、今度こそ根元まで完全に挿入した。
「ああああっ! ひあああっ!」
根元まで受け入れたエマがますます苦痛に染まるがバラッドはすぐに動き始めた。
エマに覆いかぶさるように彼女の頭の横に手をついて腰を打ち付けていく。
「あっ! ひあああっ! んぐっ! あああああっ!」
腰が動くたびに痛みを感じる。最初に感じた通りこんなものは拷問以外の何物でもない。
(リィンさんの為に……耐えるのよ!)
歯を食いしばって痛みに耐える。
認めたくはないが胸の愛撫で感じてしまったので、エマの秘部はとても濡れていた。
それにもかかわらず痛みしか感じないのだ。
「何という名器っ! この穴をワシ好みに変えられるとは……く~たまらんわい!」
バラッドはそんなエマをよそに、何度もピストンを繰り返していく。
肉棒の深いカリで膣の壁をガリガリと削られているようであり、そのたびに膣の形がバラッドの形に変えられているようだった。
奥を小突かれるたびに痛みも感じる。まるで処女を失った時のような気分だ。
「あっ! んあああっ! ひあっ! ん――あぁっ!」
なのに、エマの身体が痛み以外の物を感じ始める。
だんだんと痛みに慣れてきて、バラッドのモノをはっきりと感じ始めた。
大きさ、形、長さ、熱さ。
リィンのモノとの違いもはっきりとわかってしまう。
「ふあああっ! んんっ! ひあああっ♡ ど、どうして急にっ♡ ああっ♡ ふわあああああっ♡」
そして一番奥を突かれても痛みを感じなくなった時、エマの口から甘え声が漏れ始めた。
「だいぶ馴染んできたか。ほれ、ワシのものがぴったりになるように手伝ってやろう」
「あっ♡ ひああああっ♡ ああああっ♡ い、いいですからっ♡ そんなことをしなくてもっ♡ んあああっ♡」
腰を大きくグラインドさせて円を描くように、膣内を広げてほぐすような動き。
深くまで挿入したかと思えば、抜ける直前まで肉棒を引いて浅い部分を重点的に攻められる。
全部リィンは決してしてくれなかった動き。バラッドに犯されて初めて感じる動きと快感。
「か、閣下っ♡ お待ちくださいっ♡ お願いですからもう少しゆっくりっ♡ あっ♡ ひあああっ♡」
「そうかそうか、エマに頼まれては無下にはできぬ」
ゆっくりとした動きになり、エマがホッとする。
そのタイミングで、抜けるぎりぎりまで引いた肉棒を、一気に一番奥まで突き入れた。
「んあああああああああああああっ♡」
ビクンッと身体を震わせてエマが絶頂した。
膣が収縮して締まりが良くなるが、バラッドはまだ射精に至っていない。
「ああっ♡ ひあっ♡ 閣下っ♡ ど、どうしてっ♡ あっ♡ ふああああっ♡」
「どうしても何もあるか! 今夜のエマはワシのモノだ! 好きに抱かせてもらうわいっ! ほれ、そなたの好きな胸も弄ってやろう」
「だ、ダメーーひあああっ♡ ああっ♡ か、感じすぎてしまいますからぁっ♡ ああああっ♡」
胸を揉みしだきながらバラッドが腰を振り続ける。
先ほど性感帯だと教え込まれた胸を弄ばれながらのセックスは、エマに快楽を感じるという事以外の全てを禁じた。
抵抗もできずに一方的に犯されるしかない。
それも恋人であるリィンとのセックスとは比べ物のならない快感を与えられながらだ。
胸だけでイカされた時のように、バラッドは二つの乳首を同時に口に含みしゃぶり始める。
乳首と膣という三か所同時の攻めは、エマの身体に雷に打たれたかのような衝撃と快楽を与えた。
痛みでつかんでいたはずのシーツは、いつの間にか快楽に耐えるために握りしめている。
「んっ♡ ふわあっ♡ んぎっ♡ ま、また大きくっ♡ ああっ♡ ま、まさかっ♡」
「そのまさかよ。このまま中に出してやるとしよう」
「ダメですっ♡ あ、赤ちゃんができてしまいますからぁっ♡ あっ♡ ふああああっ♡」
みちみちと肉棒が膣を押し広げて震えはじめる。
中に出される。駄目と言っても無意味。無抵抗になっている子宮で大嫌いな男の精液を受け止めるしかない。
(リィンさんっ♡ リィンさんリィンさんリィンさんっ♡ た、助けてくださいっ♡)
心の中で恋人の名前を呼ぶが、当然彼には届かない。
一番奥で出そうと、バラッドは子宮口に肉棒の先端を密着させている。
「ほれ、まずは一発目。しっかりと受け止めろよ……ぬぅっ!」
「あああっ♡ 出されちゃいますっ♡ リィンさん以外の精液っ♡ あっ♡ 出されちゃいますっ♡ 許してっ♡ ふああああああああっ♡」
――びゅるるるるるるうううううううううううううううううっ!!
「ひあっ――ああああああああああああああああっ♡」
それはエマにとって射精と呼んでいいのかわからないものだった。
マグマのように熱いモノが直接子宮にぶちまけられたような感覚。
熱さ、量、そして粘度。
全てがエマの知る精液とは違いすぎる。
「ああああっ♡ ひあっ♡ 熱いですっ♡ や、火傷しちゃっ♡ ふああああああああっ♡」
「おふっ! おぉっ……うっ!」
バラッドはエマの胸に顔を埋めて情けない声を漏らし、気持ちよさそうに精液を吐き出し続けていた。
固形物のように濃い精液が尿道を通っていく感覚と、それをエマの中に送りこむ快感。
そしてやはり胸である。顔全体で感じるそれがバラッドが最高に気持ちよく射精できるようにサポートしていく。
「あっ♡ ……ひあっ♡ ……はぁ♡ ……はぁ♡」
間違いなく過去最高の絶頂から戻ってきたエマが呼吸を整え始めた。
リィンよりも気持ちよくなってしまった悔しさと情けなさはあるが、これでようやく地獄の時間が終わる。
「さて――では続きといこう」
終わると思っていた。
けれどまだまだ始まったばかりだと知った。
「……え? あ、あの、閣下? 今、射精して――んっ♡ な、何でまだ硬いままなのですか!?」
「灰色の騎士は一度出したら終わりなのか? 全くなんと情けない。こちらの剣の使い方はワシのほうが遥かに上のようだ」
ガチガチに勃起したままのモノを一度抜くと、今度はエマを四つん這いにさせる。
クチュクチュと先端で秘部を擦ると、すぐさま一気に挿入してきた。
「ひあああああっ♡ ま、また奥までっ♡ あああああっ♡」
「そなたのような淫らな身体を持つ女を抱いて、一度で終わるなど男ではないわい! 今夜は眠れると思うでないぞ!」
覆いかぶさってエマの胸を両手で揉みながら犯し始める。
先ほどとは違う体位で入れられている感覚も違い、この体位でもバラッドのモノにピッタリになるように変えられている気がした。
(嫌あっ♡ 本当に変えられてしまうっ♡ そんなの嫌っ♡ なんでこんな人に抱かれて気持ちよくなってしまうのっ♡ 助けてくださいリィンさんっ♡)
どれだけ気持ちよくないと否定したくても身体は快楽を享受し、どれだけ愛する人に助けを求めても届かない。
今のエマにできるのはただ時間が過ぎるのを待つだけ。
「ははっ、腰を打ち付けるたびに揺れておるわい! この胸をワシのものにできるなど何たる僥倖!」
「あっ♡ ひあっ♡ んうううっ♡ こ、今夜だけですっ♡ 今夜だけのお約束――あああっ♡ ち、乳首っ♡ ふわあああああああああああっ♡」
乳首をぎりぎりとつねられて声が出てしまうが、痛みはほとんどなかった。
むしろわずかな痛みなど快楽のためのスパイスだ。
「ああ、そうだったな。では今夜はエマの身体を楽しませてもらうとしよう。ふんっ」
バックで犯していたバラッドがエマの身体を持ち上げ、背面座位へと移行した。
動きは先程よりも激しくなくなったが、奥を圧迫される感じがする。
たぷたぷと胸を弄び、エマに身体を密着させてうなじにキスをしながら射精に向けて動き始めた。
「あっ♡ あぁっ♡ 閣下っ♡ くすぐったい――んっ♡ いつっ♡」
ピリッとした感覚をうなじに感じる。
何をされたのかよくわからない。
「なに、ワシのモノだという印を付けただけだ」
「しるし……んっ♡ ま、まさかキスマーク? こ、困りますっ♡ そんなものは――あぁっ♡ ひあああああっ♡」
「服を着れば隠せる位置ゆえ問題はない。それよりももっと締め付けぬか。胸を揉まんとダメなのか? ええ?」
「んううっ♡ あぁっ♡ ま、またペニスがおおきくっ♡ お、お願いしますっ♡ 外にっ♡ あああああっ♡」
「このヴィルヘルム・バラッドの子を孕めるなど名誉以外の何物でもあるまい! ここでワシの子種を受け止めよ!」
子宮の位置を撫でられると、そこがキュンと疼いた。
まるで身体は本当に名誉だと悦んでいるように。
けれど心はそれを否定する。
「あぁっ♡ 出されちゃいますっ♡ またっ♡ あんなに熱い精液を沢山っ♡ あっ♡ あああっ♡ ゆ、許し――」
――びゅるるるるるるうううううううううううううううううっ!!
「ふわああああっ♡ ひあああっ♡ んあああああああああああああああああああっ♡」
もう一度凄まじい量の精液が放たれてエマが絶頂した。
膣内射精。胸は乳首を扱かれながら揉みしだかれ。子宮がみちみちと広げられる感覚。
「あぁ……リィン、さん……」
まだまだバラッドの欲望は尽きていない。
彼が動き始めたのはこのすぐ後の事だった。
◇
部屋に朝日が差し込んでくる。
二人の部屋は男女の匂いが充満しきっていた。
「ふっ! ふっ! はは、このような姿になってもエマの胸はたまらんわい!」
バラッドはまだ元気であり、エマに馬乗りになってパイズリをしている。
胸の柔らかさを感じるために強く挟んだり、乳首でカリや裏筋を刺激したりと、彼女に奉仕させるよりも自分で使ったほうが気持ちいいのだ。
「あ――♡ ひあ――♡」
そして一晩中侵されたエマはもはや何もできずに使われるだけの人形になっていた。
「出す――ぞ――うっ」
――びゅるるるるるるうううううううううううううううううっ!!
「んあっ♡ あぁ……♡」
パイズリでエマの顔にかけてバラッドが彼女から降りる。
エマはもうはや全身が汗と精液が汚れていた。
つま先から髪の毛まで、さらに胸を重点的に体中のいたるところにキスマークを付けられている。
手足はだらりと広げたまま動かすこともできず、秘部からはすさまじい量の精液が零れて溜まっていた。
一晩で様々なプレイや体位をした……いや、仕込まれた。
フェラチオ、パイズリ、脇コキ、髪コキ、乳首舐め手コキ。
正常位、騎乗位、後背位、測位、対面座位、背面座位。
リィンとしたことのある行為でも、バラッドとすると全く違うものになる。
一晩でリィンとして来た経験を追い抜いてしまったかのようだ。
「なかなか気持ちよかったぞエマ。久しぶりに満足できたわい」
「あ……ありがとう……ございます」
口だけを動かして何とかエマが返事をする。
終わった。
それに対して安心感を感じる。
もう何度射精したのかわからない。
中だけではなく外にも出されて汚された。
「これで終わりとは残念で仕方がない。もっと時間があれば様々な快楽を与えてやれるというのになぁ」
心とは裏腹に体がその言葉に期待する。
だけど約束は約束だ。これでリィンを守ることが出来たのだ。
「エマ、ちなみにワシと灰色の騎士……どちらに抱かれた時のほうが持ちよかったのだ?」
「……っ」
本当に嫌な人だ。なんてことを聞くのだろう。
「教えてくれんか? まぁそなたの答えによっては……はは、あやつは大変なことになるかもしれんがの」
バラッドの望む答え出なければ弱みを公表するという事だ。
本当に、本当に嫌な人。
体が動かないが口だけを何とか動かして、彼の望む答えを口にする。
「もう一度聞こう。このヴィルヘルム・バラッドと、リィン・シュバルツァー……抱かれて気持ちよかったのはどちらだ?」
「閣下に……バラッド侯に抱かれた時のほうが……とても気持ちよかったです」
口にした瞬間、エマの目から涙が零れ落ちた。
自分の口から。はっきりと。恋人よりも気持ちよかったと言ってしまったのだ。
けれどこれでリィンを守ることが出来た。
それだけがエマにとっての救いだった。
◇
「んちゅっ♡ れりゅう♡ じゅるるう♡ こ、これでよろしいのでしょうか?」
エマはベッドに仰向けに寝ているバラッドのモノを、自分の胸で挟んで奉仕していた。
パイズリとも言われるこの行為も当然リィン相手にしたことがあるのだが、バラッド相手だと勝手が違う。
肉棒のサイズが違いすぎるのと、反応が段違いなのだ。
「うむ、まぁ悪くはないわい。そのまま胸で扱け」
「かしこまりました……んっ♡ んううっ♡ ひあっ♡ ぺ、ペニスが跳ねて――んっ♡」
肉棒が暴れるので押さえつけようと強く胸で挟む。すると硬さが熱さを自分が強く感じてしまい、こすれた時により感じてしまう。
男を気持ちよくする行為なのに自分が気持ちよくなってしまっているのだ。
飛び出す部分も長いので、先端を咥えるように口も使って奉仕を続ける。
「ちゅっ♡ れりゅう♡ じゅるるうううっ♡ あぁ……なんて熱い♡ んあっ♡」
舐めるたびに舌にピリッとした感覚を感じる。
本当に彼のモノと同じなのかと疑問に思ってしまった。
ピクピクと震えはじめたので、先端を咥えて尿道を舌で刺激する。
バラッドに教わった通りに。
「んむっ♡ ちゅうう♡ じゅるううううう♡」
――びゅるるるるるるうううううううううううううううううっ!!
「んむっ♡ んううううううううううっ♡」
大量の精液が口の中にぶちまけられる。
必死にエマが飲み干していくが、それよりもバラッドの出す量のほうが多い。
口元から漏れるがそれでも窒息しないように、バラッドの機嫌を損ねないようにできる限りは飲み干していく。
「ふぅ……尿道に残った物を吸い取りながら離れよ」
「ん……ちゅるるるるうううううう……ちゅぽんっ♡」
言われた通り尿道に残った塊のような精液もすべて飲み干す。
「よし、では今度はエマが動いてワシをイカせてみせよ」
バラッドは仰向けのまま。当然肉棒は勃起したまま。
彼にまたがって肉棒を秘部に当てると、今まで注がれた精液が零れてきそうになった。
漏れないようにキュッと締めて力を籠める。
「ん――ひああああっ♡ んうううっ♡」
だいぶスムーズに入るようになったそれを一気に根元まで受け入れた。
まだ子宮口を押し上げられる感覚はあるが動けないほどではない。
「んっ♡ ひあっ♡ あぁっ♡ け、削られて――あっ♡」
壁を削られる感覚はまだ残っており、自分が動くとバラッドのモノになる作業と自分で行っているようにも感じる。
余計な考えを振り払って少しでも早く彼を射精させることのみを考える。
エマはもう一晩たつか、彼ができなくなるまで射精させるしか解放される手段はないのだから。
「おお、豊かな乳房が大きく揺れるのがたまらんな。やはり騎乗位は巨乳の娘にやらせるに限る」
エマの巨乳が揺れて乳首がアーチを描くのをバラッドがいやらしい笑みを浮かべながら見ている。
これが見たいから騎乗位をやらせたのだろうか。
もう全部見られているのだから、胸が揺れるのくらいは見ればいい。
けれどその胸はしばらくして揺れなくなる。
「あっ♡ ……あぁっ♡ う、動けな――んっ♡」
エマが感じすぎて動けなくなってしまったからだ。
呆れたようにバラッドがエマの腰を掴んで突き上げる。
「あぁっ♡ 閣下っ♡ いきなりそんなっ♡ ふああああああああっ♡」
「動かぬそなたが悪いのであろう! 感じすぎて動けなくなるなど言語道断! たっぷりと仕置きをしてやろうぞ!」
バラッドの動きは止まらずに何度もエマを突き上げる。騎乗位なのに跨られている男のほうが完全に主導権を握ってしまっていた。
「エマ、上体を倒せ」
「え? は、はい――んっ♡ ひあああっ♡」
エマの胸を揉みながら突き上げる。
腰を動かすたびにエマの身体が動き、掌で感じる胸の感触も変化する。
時には強く時には弱く押し付けられ、揉みしだくのもやはりいい。
乳首を掴んで引っ張れば面白いようにエマが喘ぐ。
「ふああああっ♡ んあっ♡ あぁっ♡ 閣下♡ また大きくっ♡ あぁっ♡ 震えてますっ♡」
「エマの中が良すぎて我慢できんっ! このまま出すゆえ締め付けよ!」
「は、はいっ♡ んっ♡ んううううっ♡」
精一杯締め付けているが、バラッドとしては物足りない。
ならどうするか? スイッチを推せばいい。
「もっと……だっ!」
乳首を引っ張りながら扱きあげると、エマの目が見開いて膣がキュッとしまった。
「んあああっ♡ ふああああああああああああああっ♡」
――びゅるるるるるるうううううううううううううううううっ!!
「ふわああっ♡ あっ♡ ひあああっ♡ んあああああああああああああっ♡」
どくどくと全く量が衰えない精液が注ぎ込まれる。
背筋をピンと伸ばして絶頂したエマがバラッドのほうに倒れた。
豊満な乳房が脂ぎった胸板で押しつぶされる。
「はぁ……♡ はぁ……♡」
「まだまだ終わらんぞ? 先ほども言ったが、朝まで楽しもうではないか。当然付き合ってくれるのであろう?」
「……はい。可愛がってください」
リィンのために、エマは身体を捧げ続けるのだった。