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pixiv様に投稿した物に中盤に追加シーンを加えたものです。


紺碧の海都オルディスでの演習から一週間後。

 トールズ士官学院・第Ⅱ分校の生徒たちは、いつも通りの授業に戻っていた。

 けれど、たった一つだけ以前と違うことがある。


「教官、ミュゼはいつになったら戻ってくるんですか?」


 授業が終わるとユウナが職員室にやって来てリィンにそう尋ねる。

 彼女は演習の途中で外出許可をもらい、それきり帰ってこなかったのだ。


「わからない。あれから全く連絡が取れないんだ。今度はイーグレット家に直接連絡してみようと思うんだが……」

「うーん、流石に心配ですよね……何かあるなら力になってあげたいんですけど」


 演習を一緒に乗り越えてユウナの中でもミュゼはもう大切な仲間になっているのだからそう思うのは当然だろう。

 リィンからしても大切な生徒の行方が分からないのだから心配にもなる。

 今は演習が終わったばかりでまだ少し立て込んでいるのだが、次の休日などは直接オルディスに向かってイーグレット家を訪ねてみようとまで考えていた。

 そんな時、職員室にトワが入って来た。何やら表情が険しいがどうしたのだろう。

 彼女はリィンとユウナに気が付く。


「リィン君……ユウナちゃん……」 

「トワ先輩? なにかあったんですか?」

「少し顔色が悪いような……」


 彼女は何も言わずに手に持っていたものを見せてくる。

 退学届と書かれたそれを。

 リィンとユウナにも嫌な予感が強くなり「失礼します」とリィンがトワの手からそれを引っ手繰った。

 慌てて中身を確認すると、そこには予想通りの人物の名前が書いてある。


「これ……ミュゼの退学届!? ど、どう言う事なんですか!?」

「わからないの。ただいきなりこれが送られてきて……ミュゼちゃんに連絡はつかないんだよね?」

「ええ……何かしら事情があるのかもしれませんが、こんなものを送り付けられて退学なんて納得できませんね」

「そうですよ! やっぱりミュゼに事情を聴かないと! そりゃ、どうしようもない理由があるのかもしれないですけど、このままお別れなんてあんまりです!」


 ミュゼは元々聖アストライア女学院に所属しており、何らかの事情で第Ⅱ分校に移ってきたことはリィンも知っている。

 故にまた何らかの事情で学院を去るという可能性もあるだろう。

 けれど何も言わずに一方的に去るなど納得できるはずがない。何よりもしも困っていることがあるのなら力になってあげたい。


「ミュゼを探して話を聞きましょう」

「うん、そうだよね!」

「はい!」


 三人が力強く頷き、その日からミュゼの捜索が始まった。

 ……けれど、ミュゼが見つかることはなかった。

 リィンたちがいくら探しても、どんな伝手を頼ってもミュゼを見つけることはできなかったのだ。

 まるでそんな少女など最初から存在しなかったとでも言うように、彼女は跡形もなく消えてしまったのだ。

 けれどそれはある意味では当然とも言える。

 リィンたちに退学届が届いた時には、ミュゼ・イーグレットという少女など、世界には存在しなかったのだから。



 オルディスの演習直後の夜。

 それは世界にミュゼが存在した最後の夜でもあった。

 彼女は今、とある男の寝室のソファに座っている。

 ギュっと拳を握って部屋の主を待つ彼女の表情からは悔しさがにじみ出ていた。

 分校の制服でも私服でもなく、公女としての服を身に纏い、黙ってその男を待ち続ける。


「待たせたなぁ、ミルディーヌ」


 部屋の主であるヴィルヘルム・バラッド侯爵が入って来るとミュゼは立ち上がった。


「大叔父様……」

「そう固くなるな。これからワシとそなたは何度も肌を重ねることになるのだ。なに、ワシ好みになるまで仕込んでやろうではないか」


 バラッドがいやらしい笑みを浮かべてベッドに腰かけた。

 とうとうその時が来たのだな、とミュゼも観念する。

 もしかしたら、リィンが助けに来てくれるのではないか。

 そんなありえないことを夢見ながら待っていたのだが、所詮はありえないことなのだ。


「早く来るがいいミルディーヌ。これ以上ワシを待たせるでないわ」

「……かしこまりました、大叔父様」


 ミュゼが立ち上がった。

 一言で言ってしまえば、彼女はバラッドを蹴落とすのに失敗したのである。

 とはいえ、まだバラッドが時期カイエン公になれるかも微妙なところ。

 そこでバラッドはクロワールと同じ事をした。

 クロワールがミュゼをアストライア女学院に封じ込めたことと同じように……いや、それ以上の事をしたのだ。

 カイエン公になれなかった彼女の新しい役目。

 ミュゼ・イーグレットとしてではなく、ミルディーヌ・ユーゼリス・ド・カイエンとしてバラッドの所有物になることだ。

 愛人。側室。夜伽役。

 おそらくもっとも適確な呼び方は性奴隷だろうなと彼女は心の中で苦笑する。

 断ってしまえばイーグレット家や第Ⅱ分校にまで迷惑がかかるかもしれないので、彼女は断るわけにはいかない。


(せめて最後にリィン教官や、分校の皆さんにご挨拶がしたかったですね……)


 ベッドの縁に腰かけるバラッドの前に跪く。

 にやにやと笑い自分の逸物を取り出すと、思わずミュゼがたじろいだ。


(これが……殿方の……っ)


 醜い。大きい。黒い。臭い。

 様々な感情が「怖い」に収束する。

 けれど彼女とて貴族の娘。あくまでも平常心を装う。


「これから何をするのかわかっているのであろうな?」

「そこまで小娘ではございません。これより大叔父様のお相手をさせていただきます。とはいえ、このような経験のない生娘でございますので、大叔父様にご指南を頂ければと」

「ふん……その大叔父様という呼ばれ方はそそらぬな。ワシの性奴隷になるからには、主人に相応しい呼び名があろう?」


 ミュゼは必死に頭を回して彼の望む答えを探し当てる。


「それでは、ご主人様と呼ばせていただきたく思います」

「ふむ……良かろう。ではミルディーヌ。ワシの逸物に口付けをして、ワシの性奴隷になると女神に誓うのだ」


 目の前の醜悪な肉棒に口付けなどイヤに決まっている。ましてや彼女はキスも未経験なのだ。

 けれど逆らうわけにはいかない。


「……かしこましました」


 ミュゼが手を組んで俯く。涙を必死でこらえながら。


「ミルディーヌ・ユーゼリス・ド・カイエンは、ご主人様の性奴隷となることを女神に誓います――ちゅ」


 女神に誓って肉棒の先端に口付けをする。それがミュゼのファーストキスだった。

 凄まじい嫌悪感を表情に出さなかったのは、彼女に残っていた強靭な精神力あっての事。


「そのまま口で奉仕せよ」

「は、はい……」


 フェラチオという知識はあるがやり方はよくわからない。

 まずは肉棒に何度も口づけをするように触れていく。

 人間の体の一部なのかと思うほど熱くて硬いそれに唇を触れるたびに嫌悪感を感じて、変なにおいで頭がクラクラしてくる。


「ちゅ……ちゅ……ん……ご主人様、いかがでしょうか?」

「バカ者。もっと舌を使わぬか。全体を舐めるように奉仕するのだ」

「……かしこまりました。れろぉ……」


 肉棒に触れて根元から舌で舐め上げる。

 舌がピリピリするような感じがするのをこらえて、言われたとおりに全体を舐めるように舌を使う。

 自分の唾液でバラッドの肉棒をコーティングしていくようで恥ずかしい。自分が今やっていることに未だに現実味がない。

 奉仕しなければいけないという使命感。

 舌を這わせると時々肉棒がピクンと震えるが、快感を感じているのだろうなと予想した。

 きは進まないがそこを的確に舐めていき、少しでも彼に満足してもらえるように務める。


「ちゅっ。ちゅるるうう。じゅるるうう……んっ。はぁ。はぁ……れりゅりゅう……」

「ふむ、物覚えは悪くないようだな。しかしまだまだよ。これではいつまでたっても子種を放つことなどできぬわ」

「ん……申し訳ございません大叔父――ご主人様。なにぶん初めてなものでして――きゃっ!?」


 突然フェラチオを中断させられて、腕を引かれてベッドに押し倒された。

 この男は好色家だと聞いているが、自分の拙い奉仕では満足できなくなったのだろう。


「奉仕はこれからおいおい仕込んでやろうぞ。今宵はまず男というものを徹底的に教え込んでやるからな」

「っ! ……は、はい……よろしくおねがいします」


 品定めするような目でじっくりと見られ、公女服の前をはだけられるとミュゼの乳房が露出した。

 直接男性に見られて恥ずかしさのあまり腕で隠したくなるが、顔を背けて何とかそれに耐える。


「ふむ、年頃の割に育っておるな」


 なんの遠慮もなしにバラッドが両手でそれを鷲掴みにした。

 中年のごつごつした手がミュゼの瑞々しい肌に触れ、乳房の柔らかさを堪能している。

 乳首を扱きあげるように揉みしだかれるたびに嫌悪感が走り、このような男に身体を好きにされるなど情けなくて泣きそうになる。


「んっ! んあっ! いたっ! 痛いですご主人様っ! あぁっ!」


 ぎりぎりとまるで乳首をつぶす様に強く扱くバラッドだったが、ミュゼの痛みの限界に達する前に指を離した。

 ほっと一息をつく暇もなく、今度はその乳首をしゃぶり始める。


「あぁっ! んっ! ふあああっ!」


 痛みを感じていた箇所を急に優しく舐められて、ミュゼの身体は初めて痛み以外の感覚を感じた。

 ゾクゾクとしたものを感じ始めると、胸を愛撫したままバラッドはミュゼの太ももを撫で始める。

 くすぐったさを感じるほどに優しい手つき。そこからも痛み以外の何かを感じ始めた。


(意外……と言いますか。想像していたよりも優しい手つきですね……ん)


 最初こそ乳首に痛みを感じたが、そこからはずっと優しく愛撫されている。

 おそらく痛みを感じさせたのもその次の愛撫につなげるためだろう。

 もっと雑に扱われると思っていたミュゼにとっては意外だったが、それでも嬉しいとは思えない。


「ふむ。若いだけあって流石に肌は瑞々しいな。少々肉付きが足りぬが、ワシが抱いてやればすぐに良くなるだろう」

「あっ! あぁっ! んううっ! は、はい。ご主人様の好みになるように、可愛がっていただければと――ん!」


 ミュゼの胸がはすっかりとバラッドの手により感度が上がっていた。

 指を沈み込ませるように揉みながら、味を確かめるように舌を這わせる。

 乳首を唇で甘噛みして固くすると、母乳でも吸うようにそこに吸い付く。

 けれどわざとチュパチュパと下品な音を立てながら舐めるのは止めてほしい。

 シーツをぎゅっと掴んで時間が過ぎ去るのを待つ。

 じっくりと自分の身体をじっくりと味わっているバラッドの邪魔をしないようにと務める。

 できればこのまま何も感じない人形にでもなってしまいたい。


「んっ……あっ……ひああっ!? ふああああああっ!」


 そんなミュゼの願いすらバラッドは吹き飛ばす。

 足をさすっていた彼の手がミュゼの秘部を下着越しに愛撫していた。

 いつの間にか湿っていた布越しとはいえ、大切な場所に触れられてミュゼの身体が思わず固くなる。

 しかし、その固さがバラッドにより少しずつほぐされていくのを感じた。


「あっ! ふああああああっ! んうううっ! ご主人様ぁ! あぁっ!」

「生娘の割になかなか良い反応をするではないか。下着越しでこれとは、直接触れればどうなるのであろうな?」

「や、やめ――ひああああああああああああああああっ♡」


 下着をずらされて直接クリを指でつままれる。と、ビクンッと身体を震わせてミュゼが軽く絶頂した。

 自分からこんなにも甘い声が出たことが信じられないが、バラッドは休む間もなく愛撫を続ける。

 処女膜を破らない程度に指を秘部に入れて、上側を擦るように動かすと、面白いようにミュゼは喘ぐ。

 自分でオナニーくらいはしたことがあるが、それとはくらべものにならないほどの快楽を彼女が襲った。

 胸も先ほどよりも下品に激しく吸い付かれ、乳首が痛いほど勃起している。

 バラッドにしゃぶられるとそれが少し楽になるので、しゃぶってほしいと少しでも思ってしまった自分にも腹が立つ。


「あぁっ♡ んあっ♡ ふあああっ♡ お待ちくださいご主人様っ♡ あっ♡ ひああああああっ♡」

「今宵はそなたに女の悦びを教え込むつもりでもある。ほれ、遠慮せずに達してしまえ!」

「あんっ♡ ひあっ♡ ああっ♡ ま、また♡ ひああああああああああああああああっ♡」


 体を大きく痙攣させて、ミュゼが先ほどよりも激しく絶頂した。

 何も考えられなくなるが必死で呼吸を整え、仰向けになっても形の崩れない胸が上下する。


(こんなにあっさり……大叔父様の性技がこれほどとは、想定外でしたね……ん♡)


 汗をかいてしまい服がまとわりついて気持ちが悪い。

 腰を上げろ、と命令されて無意識のうちにそれに従うと、バラッドにパンツを脱がされた。


「あ……」


 そそり立つ肉棒を見せつけられる。

 正常位で入れるつもりなのだろうか。避妊はやはりしてくれないらしい。


「ミルディーヌよ。覚悟はいいな?」

「はい……ご主人様の逞しいモノで、わたくしを女にしてくださ――」


 めりっと鈍い音がして、次の瞬間には強い衝撃。

 体の内側から圧迫されている感覚と、だんだんと広がる感じたことのない痛み。


「――え?」


 繋がっている部分を見ても、まだ実感がわかない。

 けれど破瓜の証を見た瞬間に、ようやくミュゼは理解した。


「あ――んああああああああああっ!!」


 バラッドは何の感慨もなく、頭でも撫でるような軽い感覚でミュゼの純潔を散らしてしまったのだ。


「おお、ここの締まりはなかなかいいな。女になった感想はどうだ?」

「んぎっ! あああああああああっ! ふああああああっ!」


 痛みのあまり絶叫するミュゼを気にも留めずに、バラッドはゆっくりと腰を動かし始めた。

 そもそも男を受け入れたことのない膣内にバラッドのモノは大きすぎる。

 自分のモノに馴染ませるように、形を覚え込ませるようにゆっくりと膣内を蹂躙していた。


「あぁっ! んあ! 大きい――ひあああっ!」


 その甲斐があってか、嫌でもミュゼはバラッドのモノの形を覚えてしまう。

 カリの部分で膣を削られて内側から変えられていく感覚。


(嫌ですっ! こんな……リィン教官っ!)


 少し前にほしいと思って本気で惹かれつつあった彼の名を呼ぶが、当然リィンはここにはいない。

 今ミュゼを好きにしているのは彼とは似ても似つかぬ醜い男であるバラッドだ。

 先ほどまでとは違い乱暴に胸を鷲掴みにしながらバラッドが激しく腰を使い始める。

 それは処女相手にしていいピストンではない。今度はミュゼの身体をバラバラに壊してしまいそうなほどの衝撃で、快楽など一切感じず痛みに包まれる。


「んあっ! んぎぃっ! んううううううううっ!」

「はは、心地よい悲鳴よなぁ。おとなしくしていればよかったものの、ワシの邪魔をしようとするからこのような目に合うのだ。どうじゃ? そなたの予定ではその姿で時期カイエン公となるはずだったのが、こうしてワシに抱かれているとはどんな気分じゃ?」


 公女服を身に纏い、ミュゼは時期カイエン公になるつもりだった。

 けれど今はその服を着て時期カイエン公に犯されてる。

 まるで自分が公女などではなく、その程度の存在だと思い知らされるように。


「小娘の浅知恵でワシを陥れようなど百年早いわ! ミルディーヌ。そなたなどワシに抱かれる以外に価値がないと知れ!」

「あぁっ! んあっ! んっ! ふああああっ! ……くうううっ!」


 悔しさのあまり涙を流しながらバラッドを睨みつける。

 それを見て満足そうに笑うと、バラッドはミュゼの一番奥を肉棒の先端で何度も擦った。


「あっ! そこはっ! ん――ひあっ♡」


 挿入されてから初めてミュゼが甘い声を漏らす。

 子宮口を擦られた瞬間に、そこから痛みだけではない甘い痺れを感じ始めていたのだ。

 そこには触れてほしくないのに、もっとそこを擦ってほしいという矛盾した感覚。

 その反応を逃さずバラッドはミュゼのうなじに口付けをして、首から頬までをじっくりと舐め上げる。

 かぷっと耳を噛まれながら乳首を包まれた時、ミュゼの身体が痙攣した。


「あぁっ♡ んっ♡ ふああっ♡ な、何ですか、これはぁっ♡ ふわああああっ♡」

「ワシのモノを受け入れてもう感じ始めるとは、こっちの素質はあるようだな。やはりそなたはワシの性奴隷以外に価値などないわい。なかなかいい拾い物をした……ふんっ!」


 腰をがっちりとつかんでバラッドが射精に向けてスパートをかけた。

 最初と同じで壊されてしまうのではないかと思うほどのピストンなのに、今のミュゼは快感しか感じることが出来ない。

 肉棒が膨れ上がって震えはじめるが、それですらミュゼに快感を与えてしまう。

 膣内がギチギチと無理矢理広げられて感じた微かな痛みは、数秒後には快感で塗りつぶされてしまった。


「そなたの中にたっぷりと子種を注いでくれるわ……」

「ふああっ♡ ひあっ♡ な、中はっ♡ 中はダメですっ♡ ひあああっ♡」

「馬鹿を申すな! ワシの子種を注がれるなど女として最高の名誉であろう! ゆくぞ……」

「いやああっ♡ やめてください大叔父様ぁっ♡ 助けてくださいっ♡ 助けてくださいリィン教官っ♡」


 普段の人をからかうような言動など全くなく、小さな子供のようにミュゼは嫌だと叫び続けることしかできない。

 そんな彼女の願いは当然届くことはない。


「あああっ♡ ふあっ♡ ひあああっ♡ また膨らんでっ♡ 許してくださいっ♡ あぁっ♡ ひああああああああああああああああっ♡」


 ――びゅるるるるるるうううううううううううううううううっ!!


「ひっ♡ あ、熱いですっ♡ んああああああああああああああっ♡」


 マグマのように熱い精液を注がれてミュゼが絶頂した。

 初めて男の精液を注がれた子宮はそれをどんどん飲み込んでいき、身体の内側から火傷しそうな恐怖に陥る。

 同時に、女として男の欲望を受け止める悦びを微かに感じて、彼女はなかなか絶頂から戻ってこれなかった。

 一番奥に先端をこすりつけて最後まで気持ちよく精を放ったバラッドだったが、息もたえたえなミュゼと違って彼はまだ満足していない。

 勃起したままの肉棒を抜くのではなく、抜けるぎりぎりまで腰を引いてもう一度奥まで挿入した。


「ふああああああああっ♡」


 コツンと奥を突かれてミュゼが甘い声を漏らす。

 自分の中で勃起したままのそれを見て、まだ行為が終わっていないことを理解した。


「まだまだ終わらぬぞミルディーヌ……」

「い、いや……助けてください。大叔父様ぁ♡」

「ご主人様と呼べと言ったであろう!」

「あぁっ♡ 申し訳ございませんっ♡ お許しくださいご主人様ぁっ♡」



「ふぅ……ここまでにしてやるか」


 一夜明けて、ようやくバラッドはミュゼを開放した。

 公女服は精液で汚れきっており部屋中に脱ぎ捨てられている。

 裸になった彼女はキスマークだらけの精液だらけで、一目で犯された後なのがわかるだろう。

 目も虚ろになり指一本動かせず、ミュゼは何も考えることはできない。


「これから毎日可愛がってやるぞミルディーヌよ」

「あ……う……♡」


 それがミュゼ・イーグレットの最後の言葉だった。



「ん……朝……ですか……」


 ミュゼがいつものようにベッドの上で目を覚ます。

 自分の身体は汗と精液で汚れきっており昨日もバラッドに犯されたのだという事が嫌でもわかってしまう。

 バラッドの性奴隷となってから五日目。ミュゼは毎日彼に犯されている。

 夜になると相手をすることになり、ミュゼを満足するまで犯すと彼は自室に戻る。

 部屋の掃除はほかのメイドがしてくれるのだが、身の回りのことは自分でやらなければいけない。

 重い体を引きずって部屋に備え付けられたシャワーを浴び、体を綺麗にしていく。

 バラッドの元ではこの瞬間だけがミュゼの心安らぐ時間だった。

 けれどゆっくりする時間はないのですぐに身ぎれいにして着替えを行う。

 着替える前に鏡で自分の裸を見る。

 一見すると以前と変わりないが、バラッドに抱かれて女になった身体。


「いけませんね。大叔父様のところへ行かないと……」


 ボーっとそれを眺めていたが時間がないことに気が付き、すぐに着替えて部屋を出た。

 今日もまた、ミュゼにとっての地獄が始まる。



 バラッドが目覚めると、下半身から快感を感じていた。

 彼は目覚める時は必ずフェラチオをされながら目覚める。

 快感を感じながらまどろみ、射精と共に完全に目を覚ますのがバラッドの朝。

 奉仕させるものはお付きのメイドなど様々だが、最近はずっと彼女だ。


「んむっ♡ ちゅっ♡ れりゅううう♡ ん――おはようございますご主人様♡」


 ミュゼがパイズリフェラを中断して主に挨拶の言葉を告げる。


「うむ。今朝もごくろうである。そのまま続けよ」

「かしこまりました♡ ご主人様の逞しいペニスに、ご奉仕させていただきます♡ ちゅっ♡ れりゅうう♡ じゅるるううう♡」


 愛想笑いを振りまいてミュゼがバラッドのモノに奉仕を続ける。


「それにしても、その服もだいぶ様になって来たな」

「ちゅっ♡ じゅるるる♡ はい♡ このような立派な服を下さるとは、ご主人様には感謝の気持ちでいっぱいです♡」


 ミュゼは今メイド服を着てバラッドに奉仕をしている。

 彼の屋敷にいる間はずっとこの服を着て、バラッドの専属メイドのようなことをしていた。

 とはいえ実際はただの性欲処理だ。彼の望む時に奉仕を行い犯される生贄。

 それが今のミュゼの役割だ。

 朝の奉仕も慣れたくはないがだんだんと慣れてきている。

 胸で挟んでいると熱くて火傷しそうな肉棒だが、最近は感じるところもわかってきたのでそこを的確に刺激していく。

 ギュっと強く挟みながら先端を口に含み、胸で挟んでもよく滑るように唾液でコーティングしていく。


「おぉ……こういう物覚えの速さはそなたの美点だな。ワシのモノはそんなに美味いか?」

「ちゅるるるうっ♡ じゅうるるう♡ はい♡ ご主人様のペニスはとても大きくて逞しくてご立派です♡ ご奉仕させていただくととても幸せを感じます♡」


 最近では愛想笑いを振りまくことも覚えたミュゼは必死になって彼のモノに奉仕していく。

 けれど、自分でも無意識のうちに。

 夢中になって奉仕しているのではないかと思い始めて怖さも感じる。


「ふぅ……そろそろ子種をくれてやる」

「はい♡ んむっ♡ じゅるるうう♡ くださいませ♡ ご主人様のザーメンを沢山♡ んちゅ♡ じゅるるうう♡」


 ――びゅるるるるるるうううううううううううううううううっ!!


「んぶっ♡ んむうううううっ♡ ……んくっ♡ んくっ♡」


 口の中で出された熱い精液をミュゼが飲み込んでいく。

 昨日も何度もミュゼの中に注いだというのに、ますます濃さを増した朝一番の精液は飲みにくくてたまらない。


「ん――ちゅうううううううう♡ ……ちゅぽんっ♡」


 尿道に残っていたものも吸い出して租借しながら全部を飲み干すと、次の行為に移るためにバラッドにまたがった。

 彼は朝も一度では満足しないのだ。だからこうして騎乗位でセックスをする必要がある。


「それではご主人様♡ 次のご奉仕に移らせていただきます♡ どうかごゆるりとわたくしに身を任せてくださいませ♡」

「うむ。ワシに奉仕をすることを許そう」

「失礼します――んっ♡ ひあっ♡ ふああああああああっ♡」


 出したばかりなのにガチガチに勃起した肉棒を受け入れる。

 子宮口が強く押し上げられる感じがして上手く動けないが、数秒で呼吸を整えてバラッドに笑顔を向けた。


「ほう、ワシのモノを受け入れることがそんなに嬉しいのか?」

「はい♡ ご主人様のペニスを受け入れて、ひあっ♡ し、幸せを感じない女などいません♡ んっ♡」


 嘘に決まっている。

 こんなこと今すぐにやめたい。

 少なくとも自分はやめたいはずだ。


「痛みなどはもう感じないのであろう?」

「んっ♡ ふあっ♡ あぁっ♡ は、はい♡ すっかりご主人様の形になることが出来ました♡ あぁっ♡ ふあっ♡」


 初体験の時は痛かったが、数日たったいまではもう全く痛みを感じない。

 それどころか挿入された瞬間に、まるでそうされるのが当たり前であるかのような安心感すら感じてしまう。

 しっくりくる、とでも言ったほうがいいのだろうか。

 たった数日でミュゼの身体はそこまでバラッドに変えられてしまっていたのだ。

 スカートをめくりあげて結合部が見えるように腰を振る。ミュゼが動くたびに形のいい胸がぷるんと震えて、それもバラッドを楽しませた。


「あぁっ♡ んあっ♡ すごいですっ♡ 気持ちいいです♡ ふああああああああっ♡」

「ミルディーヌ」

「んっ♡ んうううっ♡ かしこまりました♡」


 上体を倒してベッドに両手をつくと、二人の距離が近くなる。

 バラッドに自分の胸を揉ませながら、感じている顔をさらに近くで彼に見せつける体位。

 恥ずかしさのあまり目を逸らしそうになるが、そうすると彼は怒ってしまうのだ。

 ミュゼが上になって動いているのでバラッドは手を添えているだけで彼女の豊かな胸に指が沈んでいく。

 バラッドが揉むのではなくミュゼが揉ませる行為と言ってもいい。

 それでも彼の手が触れるだけで感じるようになり始めているミュゼの身体は、急速に絶頂まで駆け上がっていく。

 まだ単純な動きしかできない彼女だったが、膣はバラッドの肉棒を主と認めてしまっているのだから当然だ。


「あぁっ♡ ひああああああっ♡ ご主人様っ♡ わたくしももうイッてしまいますっ♡ ひあっ♡」


 膣の中で肉棒が一回り大きくなり、ミュゼの中をみっちりと広げていく。

 乳首を摘ままれて快感で動けなくなりそうだったが、早く終わらせるために必死で腰を振り続けた。

 無意識のうちに。

 彼女自身が気持ちよくなりたいからという感情があることにミュゼはまだ気が付いていない。


「ミルディーヌ……しっかりと受け止めよ」

「あぁっ♡ ひあっ♡ んうううっ♡ イクっ♡ イッちゃいますっ♡ ふあああっ♡」


 ――びゅるるるるるるうううううううううううううううううっ!!


「ふあああっ♡ ご主人様の熱いのが、奥にっ♡ ひああああああああああああああああっ♡」


 量が全く衰えない熱い精液が放たれた。

 ビクンビクンと身体を震わせて天を仰ぎながらミュゼが絶頂し、膣の痙攣がバラッドの射精を促す。

 カクンと、糸が切れた人形のようにミュゼがバラッドの上に倒れこむ。

 怒られる。そう思ったが、バラッドはミュゼの頭を優しく撫でていた。


「ふぅ……なかなかよい交わりであった。これからも励むがよい」

「はぁ……はぁ……ん……♡ はい……精進いたします♡」



 その日はバラッドが主催するパーティーだった。

 表向きは十数人の貴族が集まっての立食パーティー。

 しかしその真実は違う。


「いやぁ、バラッド候。今回の娘はまたかなりの上玉ですな」

「相変わらず美しい娘を見つけるのがお上手の様子。実にうらやましい」


 貴族たちの視線は一人の少女に向けられていた。

 視線の先にはミュゼが立っている。

 彼女はパーティ会場で一人だけ裸で首輪をつけられており、リードはバラッドが握っている。


「そうであろう? ほれ、ミルディーヌ。挨拶せんか」

「は、はい……ほ、本日はお集まりいただきありがとうございます。ぞ、存分にお楽しみください……んっ♡」


 このパーティーは立食パーティーなどではなく、バラッドの性奴隷を他の貴族に見せつけるためのものだ。

 ミュゼの美しい身体に貴族たちは釘付けになっているが、特に秘部に視線は注目されていた。


「ミルディーヌ。皆にワインを注いでやれ」

「んっ♡ んあああっ♡ ご主人様……その……止めてください♡ 給仕ができません♡」

「我侭を言うでない。早くせぬか」


 ミュゼは秘部にバイブを入れたままになっている。

 それはバラッドの持つスイッチ一つで振動するのだが、今も彼は動かしていた。


「うぅ……ど、どうぞ」


 ミュゼが一人の貴族にワインを注ぐが、彼の視線がミュゼの胸に釘づけだ。

 裸を見られるなんて当然恥ずかしい。それなのにこんなに大勢にみられるなんて耐えられない。

 けれど耐えるしかない。身体の内側から熱いモノが広がってくる。

 給仕を続ける。

 ある者は胸を。ある者は秘部を。ある者はうなじを。ある者は足を。

 おさわりは禁止なのでその分彼らはじっくりと性奴隷を見ることにしているのだ。

 全身を視線で犯されながらワインを注ぎ終えて、バラッドの音頭で乾杯をする。


「ところでバラッド候。今回の性奴隷の調教の進み具合はどうですかな?」

「ふむ。ミルディーヌよ。今日の教育内容を復唱してみせよ」

「そ、そんな……」


 今日はどんな調教を受けたか教えろなどと言われて言えるわけがない。

 言えるわけがないのに、なぜかドキドキしてしまい自然と口は開いていた。


「本日は……ご主人様がお目覚めの際には、パイズリフェラで起こさせていただきました♡ あお、その後は……騎乗位でお情けを頂きました♡」

「朝から二発とは相変わらずですな」

「気持ちよかったのかね?」

「うぅ……は、はい♡ 気持ちよかったです♡ その後は……朝食の給仕をしながらお口でもう一度ご奉仕を……この際には2回お情けを頂きました。その後は執務室に移動する最中に、ご主人様が急にしたくなったと……それで……か、壁に手をついて、後ろから……」

「その時は何回したのだね?」

「……3回です」


 周囲の貴族が「相変わらず絶倫ですな」や「その精力の秘訣はあるのですか?」などと口にしている。


「その後もしてもらったのかい?」

「は、はい♡ 本日のご主人様は執務に励まれておりまして、その間はずっと挿入して頂きました♡ 何度精を放っていただいたのかは覚えておりません♡ わたくしも夢見心地でしたので……んっ♡」

「ほう、そんなに出してもらったのなら、まだ精液が子宮に残っているのではないか?」

「そ、その通りです♡ 零れないように蓋をして――ひああああああああああああああああっ♡」


 急にバイブが激しく動き出し、倒れそうになったがバラッドに支えられる。

 バイブはそのままゆっくりとミュゼの膣から床に落ちて、同時に大量の精液が零れてきた。


「あぁっ♡ 見ないでっ♡ 見ないでくださいっ♡ いやあああああっ♡」


 恥ずかしさのあまり叫んでしまうが、周囲の貴族にとっては慣れた光景なのか笑うだけ。

 絶望するミュゼは、自分の背後で勃起したモノを挿入しようとしているバラッドに気が付かなかった。


「ひあああああっ♡ んあああっ♡ ご主人様♡ あああっ♡」

「おお、いつもよりも締まりがいいわい。見られて興奮したのか? それならばもっと見てもらうがよい」

「嫌っ♡ 嫌です♡ 見ないでくださいっ♡ あっ♡ ふああああああああっ♡」


 テーブルに手を突くミュゼをバラッドがバックで犯し、それを周囲の貴族に見られている。

 触られてはいないだけで全員に犯されているようにすら感じてしまう。

 バラッドも興奮しているのか、肉棒がいつもよりも太い。

 決して自分の膣がいつもよりも狭いわけではないはずだ。

 周囲の貴族たちは2人の交わりから目を離せない。

 今までのバラッドの性奴隷の中でもトップクラスの美少女。

 突かれるたびに胸が大きく揺れ、男を誘うような喘ぎ声が肉棒をいきり立たせる。

 恥ずかしそうな表情も男をそそる。彼らはこのパーティーが終わったら全員女を抱きに行くだろう。


「ほれ、出すぞミルディーヌよ。子種を受け入れるところをみてもらうがよいわ」

「あぁっ♡ ダメですご主人様っ♡ 今ザーメンを出されたらイッちゃいますっ♡ こんなにたくさんの人に見られて――ふああああああああっ♡」


 ――びゅるるるるるるうううううううううううううううううっ!!


「んあああっ♡ ああっ♡ ひああああああああああああああああっ♡」


 多くの人に見られながら子宮に子種を注がれてミュゼが絶頂した。


(嫌……大叔父様に中出しされているところを……見られちゃってます……♡)


 貴族だった自分自身のプライドも完全に壊されただこの場にいる者たちの欲望を満たす道具として使われる。

 なんて情けない。なのに、なぜ自分はこんなにも快楽を感じているのか?

 ミュゼはもう自分がわからなくなっていた。



 ミュゼがバラッドの性奴隷となって三週間が経過した。

 もうすぐ第Ⅱ分校では次の演習が始まる。けれどミュゼは相変わらずバラッドの側に居る。


「ミルディーヌ。そなたもずいぶんとこの屋敷に慣れてきたな」

「は、はい……ご主人様のご指導のおかげです」


 バラッドは今夕食中であり、ミュゼはそばに控えて給仕をしている。

 もはやずいぶんと着慣れたメイド服で唯一それらしいことを行うとすれば、このような食事の給仕だった。

 もっとも、それも彼の気まぐれ次第では性的奉仕を強いられる時もある。

 食事中に肉棒に奉仕などもよくあることだが、今日は一度も命じられていない。

 いや、正確には今日は一度もバラッドに抱かれていない。

 処女を奪われた日から毎日のように犯されてきた。

 毎晩何度も精液を注がれ、身体を舐めまわされて、犯された後は一人で泥のようにベッドで眠る。

 だが昨晩からバラッドはミュゼに一切触れていない。

 今日も彼に付き添っていたが、性欲処理を命じられなかった。


「ミルディーヌ」

「……あ、も、申し訳ございません」


 グラスが空になっていたので慌ててワインを注ぐ。

 もうすぐ彼の食事が終わって就寝の時間だ。

 怖い。今日は何もされなかったが、その分これから何か恐ろしいことをされてしまうのではと恐怖を感じる。


「さて、ミルディーヌよ。今晩だが……」


 とうとう来た。

 なにを言われるのかと身構え、子宮が熱くなった。


「今晩はワシの相手をする必要はない。ゆっくりと休むがよい」

「……え?」


 思わず自分の耳を疑った。


「聞こえなかったのか?」

「い、いえ……かしこまりました」

「今日はもう下がってよいぞそなたも疲れがたまっている事であろう。しばらくはゆっくりさせてやろうという主として当然の心遣いだ」

「はい……ご主人様の寛大なお心に感謝いたします♡」


 いつもよりぎこちない愛想笑いを浮かべて「失礼します」と頭を下げて部屋を出た。


「抱かれずに済んだ……という事ですよね」


 しばらくゆっくりさせてやろうという事は、明日からもしばらくは抱かれずに済むのかもしれない。

 ミュゼが思わず頬を緩ませ……緩ませ……緩まない。


「どうして……」


 心にぽっかりと穴が開いてしまったかのようだ。

 バラッドに抱かれるなど嫌なことなのに、嫌なことのはずなのに。

 もやもやした気持ちのまま自分も食事を済ませて部屋に戻る。

 いつもはバラッドが来るのだが、今日は来ない。来ないのだ。

 喜べ。喜ぶべきだ。喜ぶべきなのに。

 毎朝の安らぎの時間だったシャワーを夜の内から浴びることが出来るのに、全く心が安らがない。

 自分でも理由はわからないが、いつもより入念に体を磨く。

 まるでこれから誰かに抱かれるために綺麗にしているようだ。

 抱かれることなどないというのに。

 ふらふらと浴室から出て脱衣所へ。

 そこの鏡で自分の身体を見て……思わず言葉を失った。


「こ、これが……わたくしの身体なのですか?」


 バラッドの元へ来て三週間。その間に自分の身体はすっかり別人のようになってしまった。

 胸は一回り大きくなり、尻もボリュームが上がっている。

 分校にいた時は身体を動かしていたが、それを全くやらなくなったので筋肉なども落ちてきている。

 その代わり女性的なラインになり、腕なども柔らかさを増しているように思えた。

 太った、というわけではない。ウエストなど変わっていないだろう。

 バラッドの言葉を借りるなら肉付きが良くなっているのだ。

 男好きのする身体。いやらしい身体。はしたない身体。

 性奴隷に相応しい身体。


「っ♡」


 今までバラッドに抱かれたことを思い出して、思わずミュゼが自分の身体を抱きしめる。

 自分の身体はいつの間にこんなにいやらしく、淫らに、煽情的なったのか。

 体を清めたばかりなのに、身体から発せられているのは石鹸の匂いなどではなく男を誘うメスの匂いだ。


「今晩はワシの相手をする必要はない。ゆっくりと休むがよい」


 先ほどのバラッドの言葉を思い出す。

 こんな発情した状態でゆっくりと休めるはずがない。

 気を抜くと手が自然と胸や秘部に向かってしまう今の自分が眠れるはずがないのだ。


「ご主人……様ぁ♡」


 いつの間にか一人の時でも大叔父様ではなくご主人様呼びになっている。

 自分でも何をしているのだろうと思いながら、ミュゼは着替えを行って、寝間着ではなくもう一度メイド服を着て部屋を出た。

 一歩ずつ足を進めるたびにもう一人の自分が引き返しなさいと囁く。

 けれどその足を止めることなく、バラッドの寝室のドアの前に立った。

  コクンと喉を鳴らし、意を決してノックを3回。


「誰だ」

「夜分遅くに申し訳ございません。ミルディーヌでございます。少々よろしいでしょうか?」


 入れ、という声が聞こえたので中に入る。

 バラッドはバスローブ姿でソファに座り一人でワインを飲んでいた。

 いつもなら自分が酌をするのだが、今日は暇を出されたので一人のようだ。


「何の用だ?」

「い、いえ……お酌をと思いまして」

「不要だ。それだけが用件ならば下がれ」


 それだけではない。むしろ酌などをしに来たのではないのだ。

 体が熱い。求めているものが目の前にあるのに、いつもはミュゼの意思など無関係に襲ってくるのに今日は何もしない。


「こ、今夜の……お勤めを……」

「不要だと言ったぞ」

「で、ですが……わたくしはご主人様の……」


 性奴隷ですので、とは言えなかったが、それが務めであるはずだと訴えかける。


「不要だと言っておろう。何度も言わせせるでないわい。それともなんだ? そなたがワシに抱いてほしいとでもい言うのか?」


 図星を突かれて、ミュゼの顔が真っ赤に染まった。

 結局のところ、ミュゼは抱いてほしいからバラッドの元に来たのだ。

 この身体はもう彼のもたらす快楽がないと生きていけなくなってしまったのだ。

 身体が疼く。早く抱きしめてほしい。どうすれば抱いてもらえる?


「っ♡」


 ミュゼがその場でメイド服を脱ぎだした。

 ほう、と呟きながらバラッドがそれを見守る。

 メイド服の下にミュゼが着込んでいたのは、マリアージュ・クロスの黒のセクシーランジェリー。

 顔を真っ赤にしつつも胸をはり、手を後ろに組んで自分の身体を見せつける。

 上はカップレスのブラジャーで、大きくなった淫らな彼女の乳房が丸見えだ。

 下は穴あきのショーツではいたまま肉棒を受け入れられる。

 さらにはガーターとストッキングが裸以上に男の情欲を掻き立てている。

 本来ならばそれは、リィンに見せるために買った物だった。

 彼に見せて誘うために買った物を今彼女はバラッドに見せて誘っている。


「ご主人様に抱いていただきたいです……どうかお情けを♡」

「ほう……なかなかいいではないか。淫らになった身体に似合っておる」

「お気に召していただけましたでしょうか♡」

「うむ。とはいえこれを飲み終わるまで待て。そなたも付き合わぬか?」


 もう一秒も我慢できなかったミュゼであったが、バラッドはミュゼの分のワインもグラスに注ぐ。

 彼の隣に腰かける。未成年だなどという事は気にしないでワインを口に含むと、バラッドの頬に手を添えた。


「ん――ちゅ♡」


 唇を重ねる。

 それは二人にとっての初めてのキスだった。

 口移しでバラッドにワインを飲ませて、情欲の火が付いた目を向ける。


「ご主人様……せめてご奉仕をさせてくださいませ♡」

「よかろう。もう一口貰おうか」

「かしこまりました♡ ん――ちゅ♡」


 もう一度口移しでワインを飲ませる。

 ミュゼのグラスが空になると、バラッドはバスローブの前をはだけて肉棒を露出させた。


「あぁ……なんてご立派なペニス♡」


 うっとりとした表情でミュゼがバラッドの正面に跪く。


「ご主人様♡ 今宵もご奉仕をさせていただきありがとうございます♡ 小娘の拙い奉仕ではありますが、どうかお楽しみくださいませ♡ ちゅ♡」


 挨拶をして、肉棒の先端にキスをするとミュゼが初めから肉棒を頬張る。


「んむっ♡ じゅるるうう♡ れりゅうううう♡ ちゅるるううう♡」


 今日初めての奉仕。

 口の中でバラッドのモノが爆発しそうなほど熱く震えている。

 肉棒をしゃぶりながらタマもしっかりと揉み解すと、そこにずっしりと精液が溜まっているのを感じた。


「れりゅう♡ ちゅるるるう♡」

「夢中でしゃぶりおって。そんなにワシのものに奉仕できてうれしいか?」

「はい♡ ご主人様のペニスの何と逞しい事♡ さすがはすべての帝国貴族の頂点に君臨しますカイエン公爵閣下でございますね♡」


 それはミュゼにとって心からの賛辞であり、バラッドにとって最高の賛辞。

 気をよくした彼はワインを一気に飲み干すと、ミュゼの頭を優しく撫でる。

 キュンっと子宮が疼きはじめ、彼女はパイズリフェラに移行した。


「あぁんっ♡ ペニスが大きすぎて挟みきれません♡ ちゅっ♡ れりゅう♡ じゅるるるう♡」


 ミュゼの乳房も大きくなったが、バラッドのモノを全て挟むのは不可能だった。

 飛び出した部分を口で奉仕。

 カリの深くなっている部分は乳首で刺激して、亀頭の先は舌で優しく刺激していく。

 何度も行われた奉仕でバラッドの好みは完全に把握したミュゼのパイズリフェラは、あっという間にバラッドを射精に導こうとしていた。


「んむっ♡ ちゅるるるう♡ あぁっ♡ ご主人様のペニスが熱くて、れりゅう♡ 胸と舌が火傷してしまいそうですっ♡ じゅるるう♡」

「今日は一度も出していないからな。特別濃いのが出るぞ……」

「ちゅうう♡ んっ♡ 沢山出してください♡ ご主人様のザーメンは全てわたくしが受け止めさせていただきます♡」


 乳房の中で肉棒が震えはじめる。

 いつもの奉仕以上にたくさん出るという予感が彼女にはあった。


「ちゅるる♡ んむっ♡ じゅるるう♡ んうううううううううっ♡」


 ――びゅるるるるるるうううううううううううううううううっ!!


「んぶっ♡ んうううううううううっ♡」


 ゼリーのように固くて熱い精液がミュゼに放たれた。

 量も濃さもありえないほどで、大量の精液がミュゼの口元からこぼれてしまう。

 必死に飲み込んでいくと、ぼたぼたと体内に落ちていく感覚がわかり、お腹の中から焼かれているようだった。

 急速に体が発情していき、秘部から愛液が流れ落ちる。


「んむっ♡ んっ♡ ちゅるるるるるうううううう……ちゅぽんっ♡ ……んくっ♡ んくっ♡ ……はぁ♡ ご主人様の濃厚なザーメン、ごちそうさまでした♡」

「うむ。ワシもなかなか気持ちよく精を放てたぞ。褒めてやろう」

「性奴隷如きにもったいなきお言葉です♡ よろしければもう一度ご奉仕をさせてくださいませんか?」


 ミュゼはバラッドに抱かれたいがためにここに来た。

 しかし今の彼女は「ご主人様に喜んでいただく」ことを最優先で考えている。

 自分の事よりもバラッドの事。つまりは主の事を考えている。

 身体だけではない。いつの間にか心までバラッドに屈していたのだ。


「ふむ……興が乗った。ベッドに四つん這いになるがよい」

「承知しました♡」


 言われたとおりにミュゼがベッドに上がって四つん這いになる。

 ショーツ越しに尻を撫でて感触を楽しんだあと、バラッドは彼女に秘部に肉棒を添えた。

 しかし挿入はしない。彼女の言葉を待っているのだ。


「ご主人様……お願いします♡ はやくお情けを下さい♡」

「そのような格好をしておるのだ。もっと淫らに誘ってみよ」

「うぅ……ご、ご主人様に抱いていただきたくて、こんな淫らな格好で誘う卑しい雌奴隷に、どうかその逞しいペニスをお恵みください♡」


 尻を振りながらのおねだりに、バラッドが満足そうに肉棒を挿入した。


「ひああああっ♡ 逞しいペニスが、奥までぇ♡ ふああああああああっ♡」


 背筋をピンと伸ばして彼女が絶頂する。

 根元まで完全にバラッドの巨根を受け入れて、もはや完全にしっくりくるまでに二人の身体は馴染んでいた。

 バラッドの肉棒が脈を打つ感覚すら愛おしい。みっちりと広げられる感覚が落ち着く。

 ミュゼに覆いかぶさるようにして、だらしなく育った胸を揉みながらバラッドが腰を振りはじめた。


「あぁんっ♡ ペニスが暴れていますっ♡ 胸もそんなに、ひああっ♡ 乳首をイジメられたらぁ♡ すぐにイッてしまいますっ♡」

「性奴隷となったころと比べてずいぶんといやらしく育ったものよな。この胸も今では脂がのっておりワシ好みだわい」

「嬉しいですっ♡ もっとご主人さま好みのいやらしい身体になれるように努力します♡ ふあっ♡ ひあああ♡」


 腰を打ち付けられるたびにボリュームを増したヒップが波打つ。

 たぷたぷと乳房を弄びながら乳首を扱くと、ミュゼの膣がキュッとしまって気持ちいい。

 子宮口を先端が何度も叩くが、早く精液を注いでほしいと吸い付いてくるようだった。

 そこだけでではなく、ミュゼの身体が、肌が、その全てがバラッドに吸い付く。

 触れ合っているだけで気持ちいいのに、肉棒を入れられてしまえばもう快楽でおかしくなる。

 さらには今日一日なにもされずに焦らされているのだ。絶頂などすぐに訪れていた。


「ひああああっ♡ あっ♡ ふああああああああっ♡」

「また達したのか? これで何度目だ?」

「わ、わかりませ、んあああああっ♡ ご主人様のすごいですっ♡ あぁっ♡ わたくし、性奴隷なのに、ご主人様に可愛がられてっ♡ イカされてばかりで――ひああああああああっ♡」


 もうミュゼは何度もイってしまっているが、バラッドはまだ射精する気配はない。

 ミュゼの胸から手を離して尻をがっちりつかむ。

 揉みしだくたびに指が沈む。その柔らかさを味わっていたが、手を振り上げてミュゼの尻を思いきり叩いた。


「んひいいいいいいいっ♡」


 尻が赤くなるほどだったが、それすら今のミュゼにとっては快感にしかならない。

 何度も尻を叩かれて何度も絶頂する。その度にミュゼの膣が締まる。

 肉棒が膨れ上がり射精の前兆を感じ取ると、子宮が悦びに震えはじめた。


「さて、ミルディーヌよ。そろそろ放つぞ」

「あぁんっ♡ ふあああっ♡ はいっ♡ ご主人様の熱いザーメンを、わたくしにお恵みくださいっ♡ あぁっ♡ ふああああああああっ♡」


 ――びゅるるるるるるうううううううううううううううううっ!!


「ひあああっ♡ んあ♡ あぁっ♡ んああああああああああああああっ♡」


 グツグツと煮えたぎった精液がミュゼの子宮に注ぎ込まれた。

 待ちわびたものをようやく受け止めることが出来て、子宮が歓喜の悲鳴を上げる。

 目の前が真っ白になり、腕で自分の身体を支えられなくなったミュゼがベッドに倒れた。

 ぴったりと根元までおしつけて射精を行い、全てを出し切ったバラッドが肉棒を抜くと、大量の精液がそこからこぼれる。


「あっ♡ ……ひあ♡ ……ん♡ ……お、お清めします♡」


 ミュゼが絶頂の余韻に浸る暇もなくお掃除フェラをしようとするが、バラッドはそれを制した。

 代わりに対面座位で入れるように指示をすると、ミュゼはそれに従う。


「それでは失礼します……んあああああ……っ♡」


 ギュっと抱き合いながらの挿入。まるで恋人同士のようなそれだった。

 恋人同士というには二人の年齢は離れすぎている。

 かたや脂ぎった中年男性。かたや若々しい美少女。

 けれど美少女は愛しい人にするように口付けをした。


「ちゅ♡ れりゅう♡ じゅるるう♡ ご主人様♡ どうか熱いベーゼをお受け取りください♡ れりゅう♡」


 舌を絡めて唾液を交換する。

 ミュゼがしているつもりが物足りなくなったのか、いつの間にかバラッドも舌を動かしていた。

 自分の歯茎を舌でなぞられて、口の中を犯されている気分だ。

 やがてねっとりと糸を作って二人の唇が離れる。


「動くのだ」

「はい♡ んっ♡ んっ♡ ふあああっ♡」


 対面座位のままミュゼが動く。

 バラッドに抱き着いて自分の胸を密着させて押しつぶし、少しでも気持ちよくなってもらえるようにと務めていた。

 自分も胸が潰れて乳首がこすれて感じてしまうが、ご主人様を満足させるために快感に耐える。


「あっ♡ ふああ♡ んうう♡ ご主人様、いかがですか♡ 気持ちいいでしょうか♡」

「うむ、悪くない」

「もっと気持ちよくして差し上げます♡ んむっ♡ ちゅるるう♡ ちゅううう♡ こちらもお楽しみください♡」


 体の位置を少しずらして、バラッドの顔の正面に自分の胸を持っていく。

 目の前で自分が育てた巨乳が揺れているのがたまらず、バラッドは乳首に吸い付いた。

 顔を乳房に埋めて柔らかさと暖かさを堪能しながらミュゼの奉仕に身を任せる。


「あっ♡ 胸も気持ちいいですっ♡ ご主人様っ♡ あぁっ♡」

「全くはしたない女だ。今のそなたを以前の旧友たちが見ればどう思うであろうな?」

「きゅ、ゆ、んあっ♡ そ、それは、んひっ♡ ひあああっ♡」


 以前の旧友たちはどう思うか?

 そんなことは――


「そなたが望むのであれば、分校に戻してやろうか?」

「え……あ♡」


 もう一度身体をずらし、バラッドとミュゼの視線が合う。


「ど、どういう意味でしょうか?」

「そのままの意味だ。ミュゼ・イーグレットだったか? その名を再び名乗ることを許そうではないか。分校に戻り学友たちと勉学に励むがよい」

「……そ、それは……」


 Ⅶ組のユウナ。アルティナ。クルト。アッシュ。

 同じⅨ組だったトワやティータ。同じ部活だったマヤやカイリ。

 そのほかにも沢山の友人がいた。

 エリゼやアルフィンにだってまた会えるかもしれない。

 なによりリィンにもまた会える。

 けれどそれは。


「……嫌です」


 バラッドの性奴隷ではなくなるという事だ。


「わたくしはミュゼ・イーグレットなどではありません! わたくしの名はミルディーヌ・ユーゼリス・ド・カイエンです!」


 彼女はもうミュゼ・イーグレットではない。

 自分の意思でミルディーヌとなった。


「ご主人様の……次期カイエン公爵閣下であるヴィルヘルム・バラッド様の性奴隷です♡ お願いします♡ ご主人様の性奴隷でいさせてください♡」


 ミルディーヌにとって一番大切な人はリィン・シュバルツァーではない。

 今自分を抱いているヴィルヘルム・バラッドなのだ。

 涙を流しながら必死で訴えかけると、バラッドが満足そうに笑った。


「よかろうミルディーヌ。そなたをワシの正式な性奴隷として迎え入れようではないか」

「あぁ……ありがとうございますご主人様っ♡」


 もう一度バラッドの顔を抱きしめながらミルディーヌが腰を振りはじめた。

 乳首をしゃぶられて胸を揉まれながらのセックスは本当に気持ちいいい。

 今までのミュゼとしての人生などどうでもいいと思えるほどに。

 分校の思い出も。貴族としての責務もすべてどうでもいい。

 バラッドに抱かれることに比べればすべてどうでもいいのだ。


「あんっ♡ ひあっ♡ ご主人様、噛まれては――ひああああっ♡ 乳首が取れてしまいます♡ ふああああああああっ♡」

「まことに美味よなぁ。ここから母乳が出るようになるのが楽しみだわい」

「は、はいっ♡ いつか出るようになったら、真っ先にご主人様にお飲みいただきます♡ ですから、母乳が出るようにしてください♡ あっ♡ ひあああっ♡」


 ムクムクと膣の中で肉棒が大きくなって震えはじめる。

 射精の前兆を感じてミルディーヌがラストスパートをかけた。

 バラッドを今まで以上に強く抱きしめ膣も締めて激しく腰を振る。

 最後の最後、頭に分校のみんなの顔が浮かんだ。

 リィンが悲しい目で自分を見ている。

 邪魔しないでください、とその幻影を振り払った。


「ひああっ♡ んあっ♡ イクっ♡ イッちゃいますっ♡ ご主人様っ♡ ご主人様ああああああぁっ♡」


 ――びゅるるるるるるうううううううううううううううううっ!!


「ひあああああっ♡ ふああああああああああああっ♡」


 お互いに抱きしめあって同時に絶頂。

 ミュゼの中の子宮がみっちりと膨らむほどに大量の精液が放たれた。

 肉棒が脈打つたびに精液が吐き出され、ミルディーヌの身体も痙攣する。

 射精が終わっても二人は抱き合ったまま動かずに数分間はそのままだった。


「ふう……久しぶりに満足できたわい。ミルディーヌよ。そなたは性奴隷としての才能があるようだな」

「ん――もったいなきお言葉です♡ これからもご主人様に満足していただけるように努力いたします♡」

「ふむ、そういえばそなたの旧友……あの生意気そうな娘も仕込みがいのある体をしていたな。銀髪の小さな娘もあれはあれで……子供にしか見えぬ女教官もいると聞く」

「ユウナさんにアルティナさんにトワ教官でしょうか? ふふ、ご主人様のモノになさる場合はご協力しますね♡」


 今のミルディーヌにとって旧友を売るという行為も、バラッドの為ならば平然と行えるのだ。


「それは良いな。ぐふふ、いっそのこと分校の女を全てワシのモノにしてしまおうか」

「まぁ、ご主人様ったら悪いお方♡」

「悪い男は嫌いか?」

「ふふ――大好きです♡」


 ミルディーヌがバラッドに口付けをして、二人のセックスは再開した。

 ミュゼという存在はこの日完全に消滅し、ミルディーヌという性奴隷が生まれた。

 分校の者たちがいくら探してもミュゼは見つからない。

 そして他の分校生徒。ユウナやアルティナ、トワがどうなるのかはまだわからない。

 しかしバラッドが彼女たちを欲した場合、逃げられることはないのだろう。

 彼には非常に優秀な指し手であったミルディーヌという性奴隷が付いているのだから。


 

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