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 8月18日。

 その日のレックスは情報収取などを終えた後、ホテルでコレクションの写真を見ていた。


「ん?」


 そんな彼の部屋に突然魔法陣が現れる。

 何事かと思ったが、ヴィータが転移で使う時の魔法陣に似ていた。


「へへ、オレとやりたくなったのか……な?」


 けれど魔法陣から現れたのはヴィータではなく一匹の黒猫だった。

 その黒猫は見覚えがある。エマの使い魔であるセリーヌだ。


「まったくもう……エマったらなんのつもりよ?」

「セリーヌ? なんでここにいるんだ?」

「ニャッ、お、男!?」


 レックスに気が付いたセリーヌが背後に飛びのく。

 考えてみればセリーヌの事は知っていてもあまり話したことはなかったはず。

 けれど本当にどうしてここに来たのか。どうしたものかと思っているとベッドに置いていたレックスのARCUSⅡが鳴る。

 相手を確認したレックスはすぐにそれに出た。

 出る瞬間、レックスは当然セリーヌから目を離す。彼女はもう我慢の限界だった。

 発情を抑えることができずに訳も分からずに突然ここに飛ばされてしまったが、目の前にはレックスがいる。

 あまり話したことのないとはいえ、自分の目の前には雄がいるのだ。

 目の前に大好きな魚を置かれた時のように、セリーヌの理性が完全に消え去る。

 彼女の身体が光に包まれて……


「もしもし。エマ、今セリーヌが――」

「ニャーッ♡」


 人型になったセリーヌ・ミルスティンがレックスに襲い掛かった。


「え? は、はぁ!? 誰このカワイコちゃん!? うわっ!?」

「はぁ♡ はぁ♡ にゃっ♡ にゃああっ♡」


 セリーヌがレックスをベッドに押し倒す。

 自分の頬をペロペロと舐めてくる女の子にレックスが戸惑っていると、ARCUSⅡからエマの声が聞こえてきた。


『レックスさん、聞こえますか?』

「き、聞こえてるけどこの女の子誰だよ? エマが送ってきたんだろ?」

『その子はセリーヌです。一言でいえば発情しています』


 そう言えば猫のセリーヌの姿が消えている。

 彼女は人間になれたとは知らなかったが、発情期という言葉のほうが気になった。


『なのでレックスさんに何とかしていただこうかと思ってそちらに送ったんですが……やっぱり我慢できずに襲ってしまったようですね』

「滅茶苦茶舐めてくるんだけど。つーか事前に連絡してくれよ……」

『すいません。ラウラさんに襲われても無事だったので大丈夫だと思ったんです』

「あれは途中でラウラが正気に戻ったから――」

『それにレックスさんのように酔ったアリサさんをホテルに連れ込んで寝ている間に襲い、目が覚めたら騙して処女を奪ったことに比べればマシかなと思いまして』


 何も言い返せないレックスだった。


「わかった。とにかく発情を静めればいいんだな?」

『はい、よろしくお願いします。セリーヌ、聞こえる? 落ち着いたらレックスさんにこちらの状況を説明してあげて』

「にゃっ♡ んにゃあっ♡」

『聞こえていないわね……でもきっとあなたも満足できると思うわ♡』


 プツっと通信が切れると、レックスが逆にセリーヌを押し倒した。


「んむっ♡ れりゅうう♡ じゅるるう♡ ちゅるるううう♡」


 小柄な彼女は簡単に押し倒せて唇もたやすく奪える。

 舌を絡めるとセリーヌは訳が分からないと言った表情になるが、ディープキスを続けるたびにだんだんと表情が蕩けてきた。

 唇を離すと潤んだ瞳でレックスを見上げている。


「さーて、セリーヌ。今助けてやるからな」

「はぁ♡ はぁ♡ ん……ア、アンタ……確かトールズのエマの同期よね?」

「ああ、レックスだぜ」

「レックス……んにゃっ♡ あああっ♡ ふああああっ♡」


 服の隙間から手を差し込み胸に触れる。

 セリーヌの服は脇の部分が大きく空いているのでそこから簡単に手を入れることができた。


「ふにゃあっ♡ あんっ♡ あああっ♡ ひあああっ♡」

「かなり敏感になってるみたいだな。猫の時は毛並みがよかったけど、人の時はすげーすべすべ」


 ふくらみのほとんどない胸を撫でるように触れていき、乳首を指で摘まみながら掌を押し付けて柔らかさを楽しむ。

 すぐに乳首は固くなり、左手でそのまま胸を揉みながら右手は太ももを撫で始めた。


「ふああっ♡ んあっ♡ にゃんっ♡ ひあああっ♡」


 レックスに触れられるたびにセリーヌは快感に襲われて背筋がゾクゾクしてくる。

 発情した身体はよく知らない男の手でも感じてしまう。


(こ、こんな良く知らない男に好きにされるなんて……にゃっ♡ で、でも気持ちいい……んっ♡ あ、そこは――)


 太ももを撫でていたレックスの手が下着越しにセリーヌの秘部を擦っている。

 つぷ――と指が入ってくるとセリーヌの身体がビクンと跳ねた。


「ふにゃああああああっ♡ あああっ♡ ちょ、ちょっとアンタ♡ どこ舐めてるのよ♡ あっ♡ ひあああっ♡」

「どこって脇に決まってんだろ。こんな服着てるなんてここを舐めてほしいって言ってるようなもんじゃねーか」


 セリーヌの脇を舐めながら胸を秘部を苛めると、あっさりと彼女の身体は絶頂に達しようとしていた。


「ああっ♡ だめっ♡ もうイクっ♡ ああっ♡ イッちゃうわっ♡ ふあっ♡ んにゃあああああっ♡」


 びくびくと体を何度も痙攣させてセリーヌが絶頂する。

 ぐったりしながらベッドに身体を預けていると、レックスが自分の肉棒を取り出した。


「ひっ……ま、まさかアンタ、それっを入れる気なの?」

「当たり前だろ。これ突っ込んで中出しすれば発情なんて一発だぜ。発情を治すために来たんだろ?」

「う……わ、わかったわよ……」


 なんでこんな男に身体を許さないといけないのか。

 エマがどうしてこんなことをしたのか全く分からない。

 わからないのになぜか体がこれから先の行為に対して期待してしまっている。


「い、言っとくけど、アタシ交尾するのは初めてなんだから……や、優しくしなさいよね♡」


 猫がそうするように四つん這いになって尻を向ける。無意識だろうが早く入れてほしいと強請る様に尻尾が揺れていた。


「入れるぜ……」


 肉棒の先端で秘部を何度か擦り、レックスが挿入を開始する。

 めりっと鈍い音がしたが、大洪水だったその穴は意外とスムーズにレックスの巨根を受け入れた。


「ああっ♡ んあっ♡ ふにゃあああああああっ♡」


 背筋をピンと伸ばしたセリーヌが天井を仰ぐ。

 子宮口まで届いた肉棒が一番奥をぐいぐいと押し上げてくる。

 痛みはあるが思ったほどではないのは発情期のせいだろうか。

 ゆっくりとレックスが抽送を始める。

 肉棒がピクピク震えているのを感じ取れて、一突きごとに自分の穴がレックスの形に変えられているようだ。


「んああああっ♡ にゃっ♡ ふああああっ♡」

「いきなり根元まで入ったな。セリーヌ、初めてのチンポはどうだ?」

「あんっ♡ ああっ♡ お、大きすぎっ♡ にゃああっ♡ も、もっと小さくしなさいっ♡」

「そんなことできるわけねーだろ。セリーヌみたいなカワイコちゃん相手なら勃起して当然なんだよ。小さくしたかったら何発もださないとな」

「な、何発もって……ふあっ♡ ま、待ちなさい♡ ふにゃっ♡ もっとゆっくり――んああああああっ♡」


 セリーヌの右手を引いて腰を打ち付けながら左手では尻尾を扱く。

 全身が敏感になっているセリーヌは尻尾も感じてしまい、そこに触れられていると膣の痛みは完全に消え去った。


「んあああっ♡ あっ♡ ひあああっ♡ 尻尾はダメよっ♡ 離しなさいっ♡ あんっ♡ んにゃああっ♡」

「なんでダメなんだよ? 処女なのにチンポツッコまれて尻尾弄られて感じてるんだろ?」

「か、感じてなんか、あんっ♡ ふあっ♡ ダメッ♡ またイクっ♡ ああっ♡ にゃあああああっ♡」


 一番奥を押し上げられてセリーヌが絶頂する。


「はぁ……♡ はぁ……♡ こ、交尾ってこんなに……気持ちいいなんて……にゃっ♡」


 繋がったままレックスが後背位から正常位に体位を変更する。

 すぐさま彼女の服を脱がせて裸にしてしまった。

 褐色の肌の未成熟な肉体。猫の耳と尻尾。それらをじっくりと見られてセリーヌが思わず顔を背ける。


「セリーヌの身体、すげー綺麗だな」

「あ、ああもうっ……そんなの褒めなくていいっての♡」

「なんでだよ。可愛いし綺麗だし今すぐに写真撮りたいくらいだ」

「や、やめなさい♡ あっ♡ ふにゃっ♡ ああっ♡」


 レックスがセリーヌに覆いかぶさって体を密着させて動き始める。

 汗をかいているので肌が擦れるだけで気持ちいい。


「ふあっ♡ だ、大体、んっ♡ アタシはこの姿はあんまり好きじゃないんだから♡ あん♡ にゃあっ♡」

「もったいねーなぁ。ほら、この耳も可愛いしさ」


 セリーヌの耳を撫でるとそこがピクンと跳ねた。

 力を入れすぎないように優しく撫で続けるとセリーヌがうっとりした表情になる。


「あんっ♡ ふあああっ♡ んにゃっ♡ ひあああっ♡」

「気持ちいいだろ? セリーヌのマンコにきつくて最高だぜ」


 セリーヌも気分が乗ってきたので無意識のうちにレックスに足を絡めている。

 それだけではなく腕も背中に回してギュッと抱き寄せた。

 自分から胸をレックスの胸板にこすりつけて気持ちよくなろうとしていたが、突然彼の表情がゆがんだ。


「っ!」

「んあっ♡ え? な、何よ? にゃんっ♡ い、いきなりどうしたっていうの?」

「何でもないっての。そろそろ出そうだからスパートかけるぞ」

「え、ええ……あっ、ちょ、ちょっと♡ ふあっ♡ にゃあっ♡」


 レックスがセリーヌの両手を恋人繋ぎにしてベッドに押し付ける。

 猫の姿では絶対にできない人と手を繋ぐという行為。それも恋人同士が行うという行為にセリーヌが思わずドキッとした。


「ふああっ♡ こ、これ、んっ♡ ああっ♡ んにゃっ♡ あああっ♡」

「せっかく人間の格好してるんだから猫の時じゃできないことしようぜ」

「い、いいってば♡ これはただの性欲処理――んむっ♡ れりゅう♡ じゅるるうう♡」


 恋人繋ぎで拘束されて唇を奪われる。

 そのまま体重をかけられて膣内を蹂躙されるが、苦しさよりも快感のほうが遥かに大きい。

 雄の欲望をぶつけられる心地よさと悦びを初めて感じながらセリーヌは絶頂に向かっていく。

 肉棒が一回り大きくなって震えだすと、セリーヌの子宮が精液を求めて疼き始めた。


「んむっ♡ れろぉ♡ ちゅっ♡ だ、出しなさい♡ あああっ♡ アンタの精をアタシの中に、ふあっ♡ あああっ♡ ふにゃあああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「んああああっ♡ ふあっ♡ にゃあああああああああっ♡」


 マグマのように熱くドロッとした精液が子宮にぶちまけられた。

 肉棒が何度も震えて精液を吐き出していき、セリーヌの子宮が火傷しそうなほどの熱さを感じる。


「あああっ♡ なんなのよこれっ♡ ふにゃっ♡ ああっ♡ ひあああああああああっ♡ んちゅっ♡ れりゅうう♡ ちゅるるるるううううう♡」


 全体重をかけた種付けプレスでセリーヌを押しつぶす。

 雌の幸福に溺れているセリーヌは放心状態で精液とキスを受け入れる。

 恋人繋ぎをしている手も優しくギュッと握り返していた。

 やがて舌と舌にねっとりとした唾液の糸を作りながら二人の唇が離れる。

 荒い呼吸を整えていたセリーヌは、最後に少しだけ放たれた精液を感じて快感でぶるっと身を震わせた。


「ん……あっ♡ ふにゃっ♡ ああああっ♡ ちょ、ちょっとアンタ♡ あんっ♡ 少し休ませなさい、ふあっ♡ んああああっ♡」


 セリーヌの声を無視したレックスは、全く萎えない肉棒で彼女を犯し続けるのだった。



「なるほど……リィンを助けられたんだな。やっぱⅦ組の奴らはすごいぜ」

「ま、ほかにもいろんな奴らの力を借りたけど、あの子たちも頑張ったわね……んっ♡ それにしてもアンタ……出しすぎよ……♡」


 セリーヌの中に五発ほど精液を放って、ようやく彼女は落ち着いた。

 そして事情を話すということでリィンを助け出した事も伝えたのだ。

 レックスの右側に寄り添うようにセリーヌは体を密着させている。

 膣から注がれた精液がどんどん溢れてきていた。

 セリーヌの肩を抱いていたレックスだったが、話が終わるとその手が下がって来て胸に触れる。


「ちょ、ちょっと離しなさい。誰も触っていいとは――」

「体のほうはそう言ってないぜ?」


 レックスに触れられるとどうしても体が反応してしまう。

 リィンやミュゼなどに撫でられる時とは全く違う感覚。雄に愛でられる雌になったような気分で抗うことができない。


「ふみゃあ……♡ アンタ上手すぎ……♡」


 子宮にたっぷりと注がれた精液を感じながらレックスに撫でられるのが気持ちよすぎる。


(発情が収まったことと魔力を補給できたのは良かったわね。それに……き、気持ちよかったし……♡)


 初めてとは思えないほど気持ちよかった。

 全身が快感で満たされただけではなく、メスとしての悦びも初めて知ることができた。

 手を繋いてキスをしながら中に出された時はレックスのことしか考えられなくなった。

 すこし激しすぎた気もするが。


(でも……ロゼが人の姿を取った理由も今なら分かるような気がするのよね)


 この快感、ぬくもり、安心感。これらは人の姿でなければきっと味わえないだろう。

 けれど行為が終わったのならば戻らなければいけない。


「アタシ、そろそろ帰りたいんだけど」

「え、続きしないのか? まだまだ可愛がってやるつもりだったんだけどな」

「アンタねぇ、そういうのは番いたい相手にだけにしなさい! 節操なさすぎるわよ!?」


 セリーヌが周囲に散らばっている写真を見る。

 レックスがこの部屋で見ていたコレクションであり、様々な女性達が写っていた。

 エマ達旧Ⅶ組にユウナ達新Ⅶ組。ほかにも見覚えのあるトールズの元学生たちも写っている。

 レックスが起き上がると周囲の写真に手を伸ばす。


「エマの写真もあるけど見るか? えっとこれとこれと……」

「み、見せなくていいから――え?」


 写真を集めるレックスの背中を見て思わずセリーヌがハッとした。

 彼の背中には爪を突き立てられたような傷がいくつも残っている。

 そこで行為の最中に彼の顔がゆがんだことがあったのを思い出した。

 そして自分の爪は普通の人間のモノよりも尖っていて鋭い。


(ア、アタシのせいで……でもしてる最中はそんな素振りは……)


 きっとセリーヌが気に病まないように何も言わなかったのだろう。


「そうだセリーヌ、記念写真撮ろうぜ」


 レックスがカメラを手にする。数秒前の自分なら断っていたかもしれないが、今のセリーヌは写真くらい構わないと思っていた。


「フ、フン……特別なんだからね♡」


 頬を染めて顔を逸らすと、レックスがセリーヌの肩を抱いてカメラを構えた。

 パシャっとシャッターが切られる。


「うん、いい感じだ」

「ふふ、後でエマにも見せないとね♡」

「ついでにもっとエマに見せる写真を撮らないか?」


 そろそろ帰らなければならないなどという考えも、セリーヌの頭からはとっくに消えていた。


「――いいわ、アタシもとことんアンタに付き合ってあげる♡」


 セリーヌのほうからレックスに唇を重ねる

 彼女の発情は完全に消え去ったにもかかわらず、二人はセックスを再開するのだった。



 セリーヌと特別な思い出を共有した。


 レックスの好感度♥

 リィンの好感度☆☆☆



 8月19日。

 目を覚ましたリィンは陽霊窟に向かう準備をしながらエリンのみんなに声をかけて回っていた。


「あら、そういえばセリーヌ。どうして人型になっていないの? 観念して受け入れたと思っていたのに」


 ヴィータの何気ない一言で内心セリーヌは焦りまくっていた。


「だ、だから進んでなりたい容じゃないって言ってるでしょうっ!?」


 昨日レックスに人肌の温かさと心地よさを教えてもらったことで、人の姿も悪くないかもと思い始めた。

 しかし里に帰って来ていざ人型になってみると、レックスに抱かれたことを思い出して体が熱くなってしまうのだ。

 エマの使い魔としてロゼから生まれたにもかかわらず、人型の時は誰が主なのかを魂の奥底にまで刻まれてしまったかのようだ。

 それに何よりも。


(なんでアイツってば服で隠せない位置に沢山キスマーク付けるのよ!)


 写真を撮った後もレックスに抱かれたのだが、服で隠せない位置にもキスマークを付けられた。

 自分の肌の色なら少しはごまかせるかもしれないが、よく見れば絶対にバレてしまう。

 だから人型なんてなれるはずがないのだ。


「な、なによ――人型にはならないからねっ!?」

「ああ……分かったよ」


 苦笑しながらリィンが去っていく。


(ま、まぁレックスにキスマークをつけられるのは悪い気分じゃないけど……♡)


 本当に必要な時以外はレックス以外に人型を見せたくない。

 そんなことを考えるセリーヌなのだった。



 レックスの好感度♥♥♥

 リィンの好感度☆☆☆


 ◇


「さて、そろそろ行くとするかの」


 8月27日の夜。

 少し回復したローゼリア・ミルスティンは出かける準備をしていた。

 集中的にダラけて回復している最中にやって来たリィンたちにも言ったようにヤボ用があるのだ。

 ヴィータから渡された転移先のメモを見る。


「手っ取り早く回復できるのぉ……協力者とは何者じゃ? まぁ行ってみるしかあるまい」


 転移の術を発動させて、一瞬でロゼは移動を完了する。

 周囲を見渡すとここは部屋の中のようだ。

 さながら高級ホテルの一室と言ったところだろうか?

 自室のベッドよりも遥かに寝心地の良さそうなベッドもあるが、アレで寝ろということだろうか?

 そこまで思い至って、この部屋の違和感に気が付く。


「あら、来たのね婆様」


 声のほうをむくとそこにはヴィータが立っていた。

 いつもと何も変わらないように見える彼女だが、ロゼはいつもと決定的に違う事に気が付く。


「コラ放蕩娘、妾を嵌めおったな!?」

「ふふ、なんのことかしら? それはそうと協力者はこの人よ?」

「ヴィータ、その魔女の長さんって……この人?」


 浴室から腰にタオルを巻いただけの一人の男が出てくる。

 軽薄そうな態度とヴィータを呼び捨てにしていることが気になった。


「初めまして。帝国時報に務めてるレックスっす。トールズの卒業生で、クラスは違うけどリィンたちⅦ組の同期っすね」

「シュバルツァーたちの……妾はローゼリア・ミルスティンじゃ」


 リィン達に名乗った時のようにロゼと呼んでもよいとは言わない。


「ヴィータよ。ヌシのいう方法とは……」

「婆様の察している通り。この人とすることよ♡」


 やはりそうだった。

 この部屋には男女が交わった匂いが充満している。

 ロゼも生娘というわけではないのでそのくらいはわかるのだ。

 とはいえそんな方法を軽々しく選ぶヴィータに頭を抱えてしまう。


「まったく……どこで育て方を間違ったかのう」

「別にいいじゃない。まさかそう言う経験がないなんて言わないでしょう。確かにこの人のセックスは激しいけれど、怖いわけがないわよね?」

「そんなわけあるか! 妾は800歳じゃぞ!」

「マジっすか? それでこんなに可愛いなんてすごいっすね。それじゃはじめましょう」


 レックスがタオルを解くと、彼の肉棒が露わになる。

 それを見た瞬間に思わずロゼが固まってしまった。


(な、なんじゃあの魔羅は? あのような大きさは見たことが……)


 少しだけ恐怖を感じてしまったが、ヴィータにあれだけ言われて引き下がれるはずがない。

 それに彼女も受け入れているのだから自分にもできるはずだ。


「ええい、ならばとっとと始めるとしようぞ……!」

「それじゃあ私は失礼するわね。レックス、婆様をたっぷり可愛がってあげて♡」

「まけせとけっての」


 最後にレックスに口付けをしてヴィータは転移で去っていった。

 レックスがベッドの縁に腰かけるとロゼがてきぱきと服を脱いでいく。


「アレ、脱ぐんすか?」

「着替えを持ってきておらぬからの。口でしてやるゆえ待っておれ」


 なんとなくレックスに身体を自由にさせたくはないが、回復は行う必要がある。

 となると口で精液を受け取るのが手っ取り早い。

 服を全て脱いだロゼが髪をかき上げてレックスの正面にしゃがむ。


「あー……ヌシよ。ロリぃなのも悪くないとはいえ、それで魔羅を滾らせるとは……変態か?」

「ちゃんとヴィータでも勃起するっす。それよりもはやくしゃぶってくださいよ」

「わかっておるわ。ん……ちゅっ。れりゅうう。れろぉ」


 肉棒に口付けをして裏筋を根元から舐め上げる。

 あまりの大きさにすべてを咥えるのは難しいので、肉棒全体を舐めるように愛撫していく。


「ちゅっ。じゅるるう。なかなか大きい魔羅じゃな?」

「あと回数にも自信があるっす」

「なるほど……れりゅ。ちゅっ。じゅるるううう」


 ずっしりとした玉袋を舐めながら唾液をまぶした肉棒を手で扱く

 袋を唇で軽くはさみ、皺の一本一本を伸ばすように舌を這わせていく。


(ずいぶんと重い殖栗じゃな……どれほど子種が詰まっておるのじゃ?)


 掌で玉袋を持ち上げるとズシリとした重さを感じる。

 先端から漏れる先走りや増していく雄の匂いでロゼもだんだんとフェラに夢中になっていった。


「ちゅっ♡ れるう♡ じゅるるうう♡ ほれ、ここはどうじゃ?」


 カリの深い部分を舌先でなぞり、鈴口にも舌を這わせると肉棒がピクンと震えた。


「ローゼリアさん、渋ってた割にノリノリっすね?」

「んちゅっ♡ れりゅうう♡ どのみち回復は必要じゃからの。ヴィータのような小娘には真似できぬようなことをしてやろう♡」

「むしろローゼリアさんはヴィータができるパイズリできなそうだけど……」

「本来の姿になればできるわい! んむっ♡ じゅるるうう♡ れりゅううう♡」


 イラっとしたロゼが肉棒の先端を咥えこんで嘗め回す。

 玉袋も揉まれながら竿も扱かれてレックスが一気に射精しそうになってしまう。


「んちゅっ♡ ちゅるるうう♡ じゅるるうう♡ んっ♡ んううううっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「んむっ♡ んううううううっ♡」


 ロゼの口の中に大量の精液がぶちまけられた。

 彼女の小さな口をあっという間にいっぱいにした精液が喉を通って胃に落ちていく。

 ぼたぼたとゼリーのような硬さの熱いモノが落ちていく感覚にロゼの体が熱くなった。

 あまりに量にすべては飲み切れずに口元からもこぼれてしまう。


「ん……ちゅるるるうう……ちゅぽんっ♡ ……んっ♡ ……んくっ♡ ……はぁ♡ た、大した量ではないか♡」

「じゃあロゼさん入れてくださいっす」

「う、うむ……いいじゃろ」


 レックスが仰向けになるとロゼが彼にまたがるが、改めて見ると彼の肉棒は本当に大きい。

 自分の小さな体で本当に入るのかと怖くなってしまう。

 それと同時に、この大きな肉棒を味わってみたいと無意識のうちに期待してしまっていた。


「ではゆくぞ……ん……あぁっ♡ ひああああっ♡」


 肉棒の先端を秘部に当てて腰を下ろすと、そのまま一気に根元まで肉棒を受け入れた。

 かなりのキツさではあるが意外とスムーズに挿入できたのは、ロゼの膣内が十分に濡れていたからだろう。

 彼女はフェラチオをしているだけで準備が整っていたのだから。


「ふあっ♡ んあああっ♡ わ、妾の中を、広げておる……ふああああっ♡」


 スムーズに入っても規格外のサイズなのは間違いなく、下腹部が肉棒の形に盛り上がってしまっている。


「んっ♡ ……あっ♡ ひあっ♡ んうううっ♡ こ、ここまでとは……んあああっ♡」


 カリの深い部分で膣をガリガリと削られるたびに快感が走る。

 感じすぎて上手く動くことができずにロゼの動きが止まってしまったが、レックスが優しく彼女を抱き寄せた。


「な、なんじゃ? ふあっ♡ あああっ♡ ま、待たんかっ♡ ああああっ♡」


 ロゼを抱きしめて密着した騎乗位になり、レックスのほうが腰を動かして責め立てる。

 彼女の小さな体は胸のふくらみもほとんどないが、全身が女性特有の柔らかさをきちんと持っていた。

 未成熟な肉体というだけではなく、本当に800歳なのだと実感できる体。

 めったに味わえない身体にレックスはますます興奮していき、腰の動きも激しくなる。


「ふあっ♡ あああっ♡ 待てと言っておるじゃろうがっ♡ あっ♡ ひああっ♡ も、もう達して――んああああっ♡」


 レックスの腕の中でロゼが痙攣して絶頂した。

 彼女の頭を撫でながらレックスが体を起こして、騎乗位から対面座位になる。


「へへ、ロゼさんめちゃくちゃ可愛いぜ。せっかくだから思う存分楽しもうな」

「んあっ♡ ああっ♡ ひあああっ♡ た、楽しむなど――ふああああっ♡」


 レックスは腰を動かしておらず、ロゼをオナホのように持って動かして肉棒を扱いている。

 屈辱的な扱いをされているにもかかわらず、ロゼのほうもどんどん興奮してしまっていた。


「里の長ってのもストレスたまる時くらいあるでしょ? ここでガス抜きしとけって」

「そ、それは……ふあっ♡ ひあああっ♡ んあああっ♡」


 エマにも里の長らしくしろとよく言われているが、ここではそんなことを気にする必要はない。

 レックスは魔女の末裔とは無関係なのでどんな姿を見せてもいいのだ。

 ヴィータがこのやり方を選んだのは、きっと一人の女でいられる時間が欲しかったからだろう。

 そんなことを考えているとレックスの顔が近づいてくる。


「ん――ちゅ♡ れろぉ♡ ちゅるるう♡ こ、これ♡ 口付けは必要ないであろ♡ ちゅっ♡ じゅるるううう♡」

「気持ちいいから必要だろ? 避けなかったくせに何言ってんだよ」

「れるううう♡ じゅるるううう♡ ちゅるるうう♡」


 レックスの首に腕を回してロゼのほうからも唇を押し付ける。

 舌をじっくりと絡めていると尻をつかまれて、肉棒をさらに奥まで入れられた。

 子宮口と先端が何度もキスをしてロゼに思考を溶かしていく。


「んむっ♡ んううう♡ ふあっ♡ 妾の中で大きく……ああっ♡」

「中でいいっすよね?」

「か、かまわぬ♡ ちゅっ♡ このまま妾の中で果てろっ♡ ふああああっ♡ ヌシの子種を注ぐのじゃっ♡ ああああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「ふあああああっ♡ ひあああああああああっ♡」


 熱い精液が注がれてロゼの子宮に侵入していく。

 そこから火傷しそうな熱さと快感が広がっていき、ロゼは経験したことがないほどの雌の幸福に包まれた。

 一人の女として男の欲望をぶつけられ、それを受け止める幸福。

 魔女の末裔の長以外の自分がたった今生まれた気がする。


「れりゅうう♡ じゅるるううう♡ ちゅっ♡ あっ♡ また――ひああああっ♡ れりゅう♡ ちゅるるるうううう♡」


 射精中にもう一度絶頂してしまいロゼの全身から力が抜ける。

 ねっとりとした唾液の糸を作って二人の唇が離れる。

 呼吸を整えながらロゼが恥ずかしそうに、そして悔しそうに顔を逸らしたが、やがて自分から「ちゅっ♡」とレックスに口付けをした。


「へへ、ロゼさん、記念写真撮ろうぜ」


 繋がったままロゼの肩を抱いてカメラを構えると、ロゼは何も言わずにカメラ目線になった。

 シャッターが切られるともう一度ロゼがレックスにキスをする。


「まだまだじゃ♡ 今度こそ妾の本気を見せてやろう♡」

「へへ、楽しみにしてるっすよ」


 ロゼがレックスを再び押し倒し、騎乗位で動き始めた。



「おはようロゼさん」


 ロゼが目を覚ますと、目の前には裸のレックスがいた。


「うぅ……い、今は何時じゃ?」

「昼すぎっすね」

「……ひ、昼すぎじゃと!?」


 ロゼがあわてて飛び起きる。

 8月28日の昼過ぎ。昨日は遅くまでセックスした記憶があるが、朝になっても起きずにずっと寝ていたらしい。

 体中に無数のキスマークを付けられて、中出しされすぎたために膣から精液が零れている。

 髪も当然ボサボサで、こんな姿を見せたらエマに怒られそうだ。

 さんざん写真も撮られたが、それも見られないことを祈ろう。


「妾としたことが寝過ごすとは……」

「いや、それくらいいいと思うけど。それよりロゼさん。起きる少し前はうなされてたけど大丈夫だったか?」


 ビクッとロゼの身体が震えた。


「待て。ヌシはひょっとして妾をずっと見ておったのか?」

「ロゼさんの寝顔可愛いかったっす」

「――妾は800歳じゃぞ!? 少しは畏敬と情景の念をじゃなあ! というか何時の間にロゼとか呼んでるんじゃ~!?」


 うなされていたのは心当たりがある。

 昨日《月冥鏡》でいくつもの真実を知った。その中で友であるドライケルスとリアンヌの事も知った。

 どうして二人は自分に相談してくれなかったのか?

 友と呼んでくれたのは嘘だったのか?

 そのことがどうしても頭から離れなかったのだ。 


「まぁ気にするでない。そなたも起きなくては――のわっ!?」


 ベッドから出ようとした瞬間に、レックスに手を引かれて後ろから抱きしめられる。


「こ、これ! もうせぬぞ!」

「セックスはいいっすよ。でももうちょっとこうしてようぜ」

「人の子が余計な気を遣わなくとも……」

「オレがこうしてると安心できるんすよ。800歳なら子供のわがままに付き合ってくださいっす」

「……仕方ないのう」


 黙ってレックスに抱きしめられ、少しして彼の手に自分の手を重ねた。

 何が変わるわけでもないのに、こうして誰かと触れ合っているだけで気持ちが楽になっていく。


(昨日会ったばかりの人の子にこのようなことをされるとはのぉ……)


 なぜ友は相談してくれなかったのか。

 自分たちは黄昏を乗り越えることができるのか。

 乗り越えたとしても……それは大切な友人であるリアンヌとの別れを意味する。

 ドライケルスは天寿を全うしたが、リアンヌはどうにか助けられないかと考えたことはいくらでもある。

 しかし不死者の彼女の魂は黄昏が終わると消えてしまうだろう。

 黄昏が終わっても魂を残す方法など見当もつかない。

 魂を別の肉体に移すというのも考えたが、結局黄昏が終われば魂が消滅する。

 そもそもその肉体を作れる可能性があるとしたら地精かクロイス家くらいだ。

 どうにもならない。同じ不死者のクロウも。

 ミリアムも剣の中に意識があるそうだが、あの剣も黄昏が終われば消えてしまう。

 困難を乗り越えたとしても自分にも若者たちにも悲しい別れが待っているのだと思うと……


「ん……」


 レックスがさらに強く抱きしめてくれた。

 悪い事ばかり考えてしまっていたロゼがハッと我に返った。

 どうやら無意識のうちに身体が震えてしまっていたらしい。

 ロゼも強くレックスの手に自分の手を重ねて、しばらくすると体の震えが収まった。


「もう大丈夫じゃ」

「そうっすか」


 今度こそロゼがベッドから降りて帰宅の準備を始める。

 シャワーを浴びて服を着てもレックスはまだベッドにいた。


「妾は帰る。一応感謝しておこう」

「気にしないで下さい。それにしてもロゼさんって超感じやすいんすね。イキまくりで可愛かったぜ」


 ピクッとロゼの眉が動いた。


「はあー、昔よりも気をやりやすくなってしもうたわ。妾の身体も800歳だからのう、流石にハンデがあり過ぎたようじゃ……」

「それほんとっすか?」

「じゃが、全盛期だったら絶対に負けんかったからな! ヌシなど、けちょんけちょんじゃ!」

「はは、じゃあ次も負けないように頑張るっす」

「うう~……覚えておれよレックス!」


 三下のような捨て台詞と初めて彼の名前を呼んで、ロゼは転移で去っていった。



 ローゼリアと特別な思い出を共有した。


 レックスの好感度♥



 8月29日。

 エリンの里を解放した際に、エマ、ヴィータ、セリーヌ、ローゼリアが集まっていた。


「ふう……それにしても無駄に消耗してしまったわね。彼にでも頼もうかしら?」


 ヴィータの言葉に他の三人が反応する。

 彼が誰なのかも何を頼むかもわかっているからだ。


「アンタ、想像以上にアイツに夢中ね」

「セリーヌもでしょう? 寝言で何回かレックスさんの名前を言っているわよ?」

「にゃっ!?」

「まったく情けない。一度褥を共にした程度で心を奪われるでないわ」

「あら? でも婆様だって昨日レックスを想いながら自分で慰めていたでしょう?」

「ど、どうしてそれを……」


 今度はロゼの言葉に三人が目を丸くした。


「お祖母ちゃん……」

「本当にしてたのね……」

「アンタ人のこと言えないじゃない!」

「う……し、仕方なかろう! だいたいあの阿呆が子種を出しすぎなんじゃ! 昨日は歩くだけで腹に子種を感じるほどだったんじゃぞ!」

「そのくらい私達みんな知っているわよ」


 エマ、ヴィータ、セリーヌもたっぷりと出されたのだから当たり前だ。

 

「しかしエマも心を奪われているとは意外じゃったな」

「だって、初めてレックスさんに抱かれた時から、私の身体はあの人のモノなんだもの♡ 精を何度も注がれて、欲望をぶつけられて、私は女なんだなってわかったの♡」


 うっとりして下腹部に手を当てながら語るエマだったが、セリーヌもその気持ちを完全に理解できた。


「レックスにはアタシをメスにした責任はとってもらうんだからね♡」

(妾の女を目覚めさせた責任も取らせなばならぬか……)

(ふふ、これから面白くなりそうだわ♡)


 レックスという男を中心に自分たちの関係が変化しつつあるのをヴィータだけが楽しんでいた。



 8月25日。

 この日近郊都市リーヴスにあるトールズ士官学院・第Ⅱ分校が解放された。

 リーヴスにいたティオ・プラトーも見つかってエリゼと共にⅦ組に合流することになった。


「それじゃあ二人とも、準備はいいかな?」

「はい、トワ教官」

「いつでも行けます」


 そのティオと一緒にいるのはトワ・ハーシェルとティータ・ラッセル。

 この二人もそれぞれ別の場所で囚われていたがⅦ組に合流できたのだ。

 どうやら出かける準備をしているようだが……


(念のためこれも持ったし、忘れ物とかはないよね……)

「トワ先輩」

「ひゃああっ!?」


 背後からリィンが声をかけてきて、思わずトワが持っていた小さな箱を落とす。


「す、すいません。驚かせてしまったようですね。これは――」

「だ、ダメっ!」


 リィンが箱を拾う前にトワがすさまじい速さでそれを拾った。


「えっと……よく見えませんでしたけど、見ちゃまずいモノでしたか?」

「あ、あのね。これは、えっと……」

「リィンさん。女性が毎月使うもので男性にあまり見られたくないもの……察していただけると」


 ティオに言われて気が付く。

 おそらく生理用品の類だろう。


「す、すいませんでした」

「いいのいいの、気にしないで。それでねリィン君、わたし達ちょっと出かけてくるね」

「わかりました。どちらにいかれるんですか?」

「えとえと、わたしに付き合ってもらうんです。オーバルギアはまだ完成とは言えませんから」

「フフ、データ収集は得意ですからね。ティータさんのためならめんどくさいなんて言ってられません」

「リィン君はゆっくり休むか、エリゼちゃんのそばにいてあげて」

「わかりました。先輩たちもお気をつけて」


 リィンが去っていくと、三人が大きく息を吐く。


「あの……トワ教官。さっきの箱って……」


 トワが恥ずかしそうに箱を二人に見せる。


「コンドームですか」

「これがコンドーム……初めて見ました」

「だってティータちゃんはまだ学生だから、アフターピル以外にも避妊具はあったほうがいいかなって……バレなくてよかったぁ」

「確かにそうですね。でもあの人の場合……絶対に使わないかと♡」

「わたしもそう思います。実際に使ったことはありませんから♡」

「そうだね……とにかく行こう♡」


 そわそわした様子で三人はレックスに会いに向かうのだった。



 トールズ士官学院の221期生でもトップクラスに謎の多い人物はだれか。

 オカルト研究会会長だったベリルと答える生徒が多いだろう。

 神出鬼没。百発百中の占い。エマと違って魔女でもない。

 謎の人物としか言いようがないのがベリルなのだ。


「んっ♡ あっ♡ ふああっ♡」


 もしもベリルの事を一番よく知っている男がいるとしたらきっとレックスだ。

 レックスはベリルの生まれたままの姿も、乳首の色も、膣の具合も知っているのだから。


「んっ♡ んううっ♡ ウフフフ♡ レックス君、相変わらず大きなペニスね♡ あっ♡ ふああっ♡」

「ベリルだって相変わらずしまりのいいマンコだぜ。へへ、これを知ってるのがオレだけなんてな」


 ホテルのベッドに四つん這いになってベリルは挿入されている。

 いつもなら黒い服を着ているのにレックスの前では裸になって抱かれるのだ。


「ベリルとこうしてセックスしてるなんて、今でも信じられねーんだよなぁ」

「ウフフ、学生のころからの付き合いなのに♡ あんっ♡ ふああっ♡ んっ♡ もっと優しく、ひあっ♡」

「ベリルから声をかけられた時はビビったぜ」

「貴方の辿っている運命が興味深くてつい声をかけてしまったの、ウフフフフ♡」


 オカルト研究会の部長だったベリルに声をかけられて、あれやこれやと二人は一線を越えてしまった。


「部室が近いから、あんっ♡ ひあっ♡ よく遊びに来てたわよね♡ ああっ♡ でも意外だったわ♡ 私のような可愛くもない貧相な身体の女の相手をするだなんて♡」

「十分可愛いだろ? 身体も全然悪くないし、コレクションも増えるしいい事しかねーよ」

「ウフフ♡ やっぱりあなたは面白いわ♡ ふあっ♡ んううう♡」


 ベリルの両手を後ろに引いて激しく腰を打ち付ける、

 抽送のたびに愛液が舞って、普段は大声など出さないベリルの喘ぎ声が響く。


「ふあっ♡ んううう♡ ペニスが大きくなったわ♡ あっ♡ 私の中にザーメンを出したいのね♡」

「ああ、今日も孕ませるつもりで全部中出しだ!」

「ウフフフフ♡ あっ♡ ひあっ♡ んむっ♡ れりゅう♡ じゅるるううう♡」


 ベリルに覆いかぶさって唇を重ねてスパートをかける。

 肉棒が震え始めるとベリルの膣の小気味よく何度も締まって精液を搾り取ろうとしていた。


「ふあっ♡ あああっ♡ んむっ♡ れりゅううう♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!


「んむうううっ♡ んぶううううううっ♡」


 熱い精液がベリルの子宮に注がれていく。

 ドロッとしたものでその場所が押し広げられていき、ベリルの口元から涎を垂らしながら絶頂した。

 ぐいぐいと腰を押し付けて精液を出し切ると、レックスが肉棒を抜く。

 膣からドロッとした精液が零れてきてベッドに水たまりを作る。

 そんなことを気にしないでベリルはお掃除フェラを始めた。


「れりゅうう♡ じゅるるううう♡ ちゅ♡ まだ大きいまま♡ もっとしたいのかしら?」

「性欲はなかなか尽きねーな」

「ウフフ、人である以上逃れられない“サガ”でしょうね」


 肉棒を綺麗にし終えたベリルが少し休憩と言わんばかりにレックスに寄り添う。


「ふぅ……少し疲れたわ。レックス君と肌を重ねるのは気持ちいいけれど、疲れるのが難点ね」

「ベリルがしてほしいなら動けなくなっても犯してやるぜ?」

「ウフフフ、それはまた今度にしましょう♡」


 ベリルの肩を抱いてレックスがカメラを構えると、二人一緒の写真を撮る。


「レックス君にそのうち孕まされてしまうかもしれないわね。その因果に貴方はたどり着けるかしら?」

「試してみようぜ。そのうち孕むと思うけどな」

「ウフフフ……その時が訪れるのを私も楽しみにしているわ♡」


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