レックスの軌跡~新Ⅶ組編~ (Pixiv Fanbox)
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8月31日。
世界大戦の前日。ミシュラムのホテル・デルフィニアの一室で何度もシャッター音が響いている部屋があった。
そこはカメラマンのレックスが借りている部屋。
本日はカワイコちゃんだらけでシャッターチャンスだったにもかかわらず、わざわざ部屋の中で彼は写真を撮っている。
「レックス先輩……どうせすぐに脱ぐのに、なんでわざわざ着替えるんですか?」
文句を言いながらも様々なポーズに応じて撮られているのはユウナ・クロフォード。
「ですが見せていなかったのでちょうどいいかと」
すまし顔ではあるが明らかにそわそわしているのを感じ取れるアルティナ・オライオン。
「せっかくならいろんな格好をレックスさんに見ていただきたいですし♡」
ニコニコしながら撮られた後のプランを練っているミュゼ・イーグレット。
三人は今制服姿でレックスに写真を撮られていた。
「みんな最高に似合ってるぜ。他の分校生徒は制服を着てるのを見てたけど、三人のはまだじっくり見たことなかったからな。ミュゼちゃんと初めて会った時くらいか?」
「はい。夏至祭でレックスさんと連絡先を交換した時ですね」
「ちょ、あんたってばそんなに早くからレックス先輩の連絡先を知ってたの!?」
「どうしてその時にわたしたちにも教えてくれなかったのですか」
クスリと笑ってミュゼが腕を組んで胸を持ち上げて強調すると、レックスは逃さずにカメラに収める。
「ユウナちゃん、スカートめくってくれよ」
「っ♡ そ、それは……♡」
「ほら、早くめくれ」
ポーズの要求に初めて戸惑いを見せたユウナだったが、レックスに低い声で命令されてゾクゾクしながらスカートをめくる。
アルティナとミュゼは命令されたことを無意識のうちに羨ましいと思いながらユウナのショーツに視線を奪われる。
「うぅ……だから嫌だったのに……」
ユウナのそこはすでに愛液が溢れてシミができていた。
彼女はレックスに指一本触れられることなく、写真を撮られただけで感じてしまったのだ。
「まぁ♡」
「ユウナさん……とても不埒ですね」
「ああ、もう! 二人だってどうせ我慢の限界なんでしょ!」
ユウナほどではないが写真を撮られて身体が疼いていた二人が頬を染める。
「それじゃあユウナちゃんも我慢できないみたいだし始めようぜ。まずはユウナちゃんに挟んでもらおうか」
「は、はい……♡」
レックスがベッドに腰かけると自分の肉棒を露出させた。すでに勃起しているそれに三人が目を奪われる。
「も、もう……やっぱりすぐに脱ぐことになるんじゃないですか♡」
そんな事を言いながら内心では挟みたくてうずうずしながらユウナが制服の前をはだけていく。
全部脱ごうと思ったが半脱ぎのほうが彼が喜ぶと思い、上着とシャツのボタンをはずして、ブラをめくって胸を露出させた。
「ん――あっ♡ レックス先輩の、すごく熱い……♡」
「お手伝いします♡ あ――れろぉ♡」
ユウナの右隣に座ったアルティナが、肉棒に自分の唾液を垂らしていく。
先端に触れたそれはユウナの胸の谷間にも流れていき滑りがよくなり、よくできましたと言われるようにアルティナが頭を撫でられる。
「それではわたしも――きゃっ♡」
自分も肉棒に口で奉仕するか、一緒に胸でしてみようと思ってミュゼユウナの左隣にがしゃがもうとするが、レックスに腕を引かれて彼に抱き寄せられた。
肩を抱かれてドキッとした瞬間には、彼女はもう彼に唇を奪われていた。
「ん――ちゅっ♡ れりゅうう♡ じゅるるう♡ レックスさん♡ ちゅっ♡ わたしもご奉仕を――んちゅっ♡」
「ミュゼちゃんはオレにキスするのがご奉仕だろ?」
「は、はい♡ 失礼いたします♡ んっ♡ れりゅりゅうう♡」
レックスが肩を抱いていた手を下げて、ミュゼの胸を制服の上から揉みしだく。
服の上からでも十分に柔らかいそれの感触を楽しみながら乳首を探すと、ぎゅっと強めにそれを指で摘まんだ。
「れろぉ♡ ちゅるるう♡ んっ♡ レックスさん……あっ♡」
「もう硬くなってきてるぜ? ミュゼちゃんもやっぱり楽しみだったんだな」
「当然です♡ ちゅっ♡ れりゅう♡ この中ではわたしが一番長くレックスさんに抱かれていないのですから♡ ちゅ♡ んちゅう♡」
「アルは少し前に、んっ♡ んっ♡ 抱いてもらったのよね♡」
「れりゅう♡ じゅるるうう♡ はい♡ 練習公演の前日の夜に、たっぷりとチャージして貰いました♡ まだ残っていると思うのですが、もう一度いっぱいになるまでしてほしいです♡ れりゅうう♡」
ユウナが乳房を別々に動かしてレックスの肉棒を扱いていき、アルティナが肉棒の先端を舌で刺激していく。
初めてとは思えないほどのコンビネーションに肉棒が早くも震え始めていた。
二人の奉仕を写真に収めていると、ミュゼがカメラを置くように言ってくる。
「れりゅう♡ ちゅっ♡ レックスさん♡ お召し物を――ちゅっ♡」
ミュゼがキスを続けながらレックスの上着を脱がせていく。
唇を重ねて強弱をつけて押し付けあい、柔らかさと温かさをじっくりと堪能する。
レックスが上半身裸になることには、舌を激しく絡め合わせすぎて口元から唾液が漏れてしまっていた。
「んっ♡ ふあっ♡ レックス先輩の固いのが、あたしのおっぱい擦ってるよぉ♡ ひあっ♡ これだけで気持ちよくなっちゃう――あんっ♡」
「ちゅるるう♡ おちんぽ様にキスをしているだけで、ちゅっ♡ わたしの赤ちゃんのお部屋がムズムズしてきます♡ れろぉ♡ じゅるるううう♡」
アルティナが舌先を硬くして裏筋やカリの深い部分を擦っていく。
ユウナも乳首で擦り始めたが、やはり自分のほうが気持ちよくなってしまっていた。
「レックスさん♡ じゅるるうう♡ わたしの口とユウナさんのおっぱいでたくさん出してください♡ ちゅっ♡ おちんぽ様から熱くて白いものをたくさん出して、わたし達を真っ白に染め上げてください♡ れりゅうう♡」
「な、なんかアルがすごいこと言ってる……」
「れりゅ♡ じゅるるうう♡ レックスさんのご指導の賜物でしょうか♡ ちゅっ♡」
「レックスさんに喜んでいただきたくて日々様々なことを学んでいます♡ あ――れりゅうう♡」
アルティナが肉棒の先端を咥えこんで鈴口の部分にも舌を這わせる。
ユウナの柔らかい胸の安心感と、アルティナの小さな舌のもたらす激しい刺激にレックスの限界が訪れた。
ミュゼを強く抱き寄せると唇を密着させて完全にふさぎ、彼女の口内を舌で犯していく。
「んむっ♡ れりゅうう♡ じゅるるううう♡ んむうううっ♡」
「ああっ♡ すごいっ♡ オチンチンがすごく震えてるっ♡ レックス先輩♡ 出ちゃうんですよね♡」
「れりゅう♡ ちゅう♡ ちゅっ♡ いっぱい出してください♡ おちんぽミルクをわたしとユウナさんに、れりゅううう♡」
――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!
「きゃああっ♡ あ、熱いよぉ♡」
「と、とても濃厚で――匂いもすごくて、クラクラします♡」
ユウナの谷間に本日一発目の精液が放たれた。
一瞬で谷間から精液が溢れてきてユウナの膝に落ち、アルティナも胸についた精液を舐めとっていく。
「んむっ♡ んむうううっ♡ れりゅううう♡」
うっとりしながら射精が収まるのを待つユウナとアルティナとは引き換えに、ミュゼは口内を犯されて思考をかき混ぜられているようだった。
胸も潰れるほどに鷲掴みにされているにもかかわらず感じてしまっている。
やがて射精が終わるとユウナがぎゅっと胸で肉棒を強くはさみ、付着した精液を拭い去る様に抜き去った。
「わぁ……べったりついてる……♡ マーキングされちゃったぁ♡」
独り言のようにつぶやくとアルティナが「お手伝いします♡」と胸の精液を舐め始めた。
その光景を一枚だけ写真に撮って、レックスはベッドにミュゼを押し倒す。
まるでレイプするように乱暴に、背面側位で挿入する体勢になる。
「あんっ♡ れ、レックスさん♡ わたしは逃げませんから――んっ♡ ふああっ♡ あああああっ♡」
ショーツをずらして一気に根元まで挿入する。
背後から腕を回してミュゼの制服とシャツのボタンをはずしていき、ブラをめくりあげて乳房を露出させた。
ベッドとミュゼの間から左腕を通して胸を鷲掴みにして指を食い込ませる。
乱暴な手つきで一瞬痛みを感じたミュゼだったが、レックスが与えてくれる痛みだとわかっているのですぐにそれは快感に変わった。
右手でミュゼのクリトリスをショーツ越しに刺激すると、レックスの腕の中でビクンっと痙攣して可愛らしい声が漏れる。
「ふああっ♡ レックスさん♡ あ、慌てないでください♡ ちゃんとお相手しますからっ♡ ふあっ♡ ひあああああっ♡」
「待ちきれないのはミュゼちゃんの方だろ? こんなにパンツ濡らしてマンコの奥まで大洪水じゃねーか。どれだけオレのチンポが欲しかったんだよエロ公女様。こんな淫乱が帝国で最高の貴族だなんて信じられないぜ」
「ひああっ♡ そ、そんなことをおっしゃらないでください♡ あっ♡ 身分など関係なく、レックスさんの前では等しくただの女です♡ んああああっ♡ いいえっ♡ どうかレックスさんの女でいさせてください♡ あっ♡ ひああああっ♡」
自分の膣内をギチギチと拡張していく肉棒を喜んでミュゼは締め付ける。
カリの深い部分でガリガリと壁を削られて思考も一緒にそぎ落とされていく。
レックスの前では何も考える必要はなく、ただ彼に夢中になればいい。そうすれば自分に対しても夢中になってもらえる。
「ひああああっ♡ んっ♡ ふあああああっ♡ もっと激しく突いて下さいっ♡ ずっとレックスさんとしたかったんですっ♡ ですからもっとしてくださいっ♡ あああああっ♡」
「わぁ……ミュゼってこんな風に乱れるんだ……レックス先輩、うしろ失礼しますね――ん♡」
胸を綺麗にし終えたユウナがレックスに背後から抱き着く。
自分の胸を彼の背中に押し付けて感触を伝えると、巨乳の柔らかさやつぶれる感触が彼を興奮させた。
アルティナは逆にミュゼの正面に回って彼女の股間に顔を近づけていく。
何をするつもりなのか分かったレックスは、クリを弄っていた右手でミュゼの膝を抱えて股を開かせる。
「ふあっ♡ あ、アルティナさん♡ ひあああっ♡ お、お待ちくださいっ♡ ふあああああああっ♡」
アルティナがミュゼのクリトリスをショーツ越しに舐め始め、結合部にも丁寧に舌を這わせていく。
「れりゅうう♡ じゅるるうう♡ ちゅっ♡ ミュゼさん♡ 気持ちいいですか♡ れろぉ♡」
「か、感じすぎてしまいますっ♡ あああっ♡ ひああああっ♡ 刺激がっ♡ つ、強くてっ♡ ふあああああああっ♡」
「アル、もっとイジメてあげて♡ こんなミュゼはめったに見れるもんじゃないわ♡ レックス先輩もお願いします♡」
「任せとけって。へへ、ミュゼちゃん、こっち向けよ」
「ふあっ♡ あああっ♡ んむっ♡ れりゅうう♡ じゅるるううう♡」
ミュゼに自分の方を向かせて唇を奪うと、舌を差し込んで彼女の口内を犯していく。
舌を絡め合わせながら乳首を摘まむと、ミュゼは軽くイっているのか何度も体をビクンと震わせた。
ミュゼの「ダメです♡」や「許してください♡」と聞きながらレックスは射精に向けて駆け上がっていく。
「れりゅう♡ じゅるるうう♡ ふあっ♡ 大きくなっていますっ♡ レックスさんのペニスが私の中でっ♡ あああああっ♡」
「じゅるるう♡ ちゅっ♡ 出してあげてください♡ ミュゼさんの中に沢山♡ ちゅるるう♡」
「レックス先輩♡ いっぱい気持ちよくなってください♡ レックスせんぱぁい♡」
――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!
「んひいいいいっ♡ 熱いですっ♡ ザーメンがいっぱいっ♡ んあああああああああああっ♡」
子宮に待ちわびていた濃い精液を注ぎ込まれてミュゼが絶頂した。
大量の精液が彼女の空っぽだった子宮を広げていき、結合部からも精液が漏れ出てくる。
それをアルティナが舐めとりながらも肉棒も同時に舐めてくるのでなかなか射精は収まらない。
「あぁ……れりゅう♡ ちゅるるう♡ レックスさん……ちゅっ♡ 愛しています……♡ 大好きです……♡」
絶頂による放心状態でミュゼがレックスに愛を囁きながら余韻に浸る。
その言葉に反応したのはユウナだった。
「ええっ!? ミュゼってレックス先輩の事が好きだったの!?」
「ちゅ♡ ちゅう♡ はい♡ 以前抱いていただいたときに、思いも伝えてあります♡」
「ええ……だって好みとはかけ離れているとか言ってたような……」
「れろぉ♡ じゅるるうう♡ ん♡ 射精が収まりました♡ レックスさん、次はわたしにしてください♡ ミュゼさんと同じように、大好きな人のおちんぽミルクを注いでほしくて我慢できないんです♡」
アルティナの言葉にもユウナが驚愕する。
しかし驚いているうちにあっという間にレックスは肉棒を抜いてベッドに仰向けになった。
左隣にまだ放心状態のミュゼを抱き寄せ、ユウナは右隣に抱き寄せる。
そして勃起したままの肉棒に騎乗位で挿入できるようにアルティナがレックスにまたがった。
自分でタイツをピリッと破くと、ショーツをずらして肉棒の先端を秘部に当てる。
「それでは失礼します……んっ♡ ふああ……ああああ……っ♡」
ゆっくりとレックスのモノの形を確かめるように根元まで挿入する。
数日前にたっぷりとしてもらったばかりであるが、彼女の膣は「あなたに可愛がってもらえなくて寂しかったです♡」とでも言うように締め付けてきた。
ますます具合がよくなっているアルティナの膣を、レックスは両隣のユウナとミュゼの乳房を揉みしだきながら堪能する。
「んあっ♡ あっ♡ ああっ♡ おちんぽ様っ♡ わたしを女にしてくれたおちんぽ様っ♡ 何度入れても気持ちよくてっ♡ あんっ♡ 身体が悦んでいるのを感じますっ♡」
「アルティナちゃんは種付けプレスとか対面座位が好きなんじゃなかったか?」
「んっ♡ んっ♡ んうううっ♡ 好きですが、あんっ♡ 今はレックスさんを気持ちよくしてあげたいんですっ♡ レックスさんのおかげでうまく歌えたので、そのお礼を――ふああっ♡ あああああっ♡」
アルティナが腰を動かすたびに肉棒の先端は子宮を強くノックする。
感じすぎて上手く動けなくなるが、レックスを喜ばせたいという一心で彼女は腰を振り続ける。
「ん♡ ああっ♡ レックス先輩、あたしのおっぱい――れりゅう♡ じゅるるう♡ ちゅっ♡ はぁ♡ キス好きです♡ ちゅっ♡ れりゅうう♡」
「はぁ♡ はぁ♡ わたしの胸も、お好きなように――んちゅ♡ ちゅるるう♡ れりゅう♡」
左右の二人の胸を揉みしだいて、交互に唇を重ねる。
美少女と交互にキスをして胸を揉んでいるだけで、自分にまたがっている美少女が気持ちよくしてくれる。
奉仕を受けているという実感が彼の優越感を満たしていく。
「へへ、アルティナちゃんも騎乗位上手くなったな。これは後でお返ししないといけないぜ」
「あっ♡ ふああっ♡ は、はい♡ よろしくお願いします♡ んっ♡ す、すごいですっ♡ わたしの中でどんどん大きくなっていますっ♡ んっ♡ 前に注がれたおちんぽミルクが、タプタプ波打って♡ あ――んあああああああっ♡」
レックスが一度大きく腰を突き上げると、アルティナが天井を仰いで絶頂する。
「わぁ……アルってばいつの間にこんなにエッチに……」
「きっとわたし達も自分が思っている以上に変えられているのでしょうね……」
「アルティナちゃん、ギブアップか?」
「あ……んひっ♡ ふあ……み、見ていてください――んっ♡ ふあああっ♡ ああっ♡」
アルティナが軽くイキ続けながらもレックスを射精させるべく腰を振り続ける。
自分でスカートのすそをめくって結合部を見せつけると、レックスの肉棒が一回り大きくなって震え始めた。
「れりゅう♡ じゅるるう♡ レックス先輩♡ あっ♡ あたしも気持ちいいです♡ おっぱいだけなのに♡ ふあああっ♡」
「もっとわたしの胸も可愛がってください♡ ん♡ 触れていただけるだけで幸せです♡ れりゅう♡ ちゅるるううう♡」
「ひああっ♡ 出して下さい♡ レックスさんのおちんぽミルクっ♡ わたしの好きな人の熱いモノをたくさん出してくださいっ♡ ふあああああああっ♡」
――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!
「ああああっ♡ 好きですレックスさんっ♡ あああっ♡ ふあああああああっ♡」
熱い精液を出されてアルティナが天井を仰いで絶頂した。
古い精液を押しのけて新しい熱い精液がみちみちと子宮を広げていく。
口をパクパクさせながらアルティナは快感で何もできなくなるが、膣は小気味よく収縮して肉棒を締め付けると精液を搾り取る。
「ちゅっ♡ れろぉ♡ レックスさん♡ ちゅ♡ 本当にステキです♡ なんて逞しいんでしょう♡ れりゅう♡」
「ちゅるるう♡ んちゅっ♡ 壊されちゃいそう……ちゅうう♡」
ユウナとミュゼにキスを繰り返していると、アルティナがぱたんとレックスの体の上に倒れてきた。
ぼやけて焦点の合っていないアルティナと目が合ったが、彼女は無意識のうちにレックスにキスをしてくる。
唇を軽く触れ合わせただけのものだったが「あなたを愛しています♡」という気持ちが伝わって来て、挿入したままの肉棒からびゅるっと精液が漏れ出した。
「アルもレックス先輩の事が……」
「ん――はい♡ レックスさんと一緒にいると、自分の気持ちに正直になれますから……♡ それで気が付いたんです♡」
「わたしも同じです♡ 何も考えずに素直に好きですと伝えることができました♡」
「さーてと。次はユウナちゃんだな」
「は、はい♡」
挿入してもらえるのは嬉しいがアルティナとミュゼの言葉が引っかかった。
レックスと一緒にいると自分の気持ちに素直になれる。
(そっか、やっぱりあたし、この人を……)
確信が持てなかった気持ちがユウナの中ではっきりとした形になっていく。
「ユウナちゃん?」
「――好きです、レックスさん♡」
ベッドに押し倒される瞬間に、ユウナの口から自然とその言葉が漏れていた。
「自分でも気づいてなかったけど、多分、ずっと前から……ホテルの部屋で慰めてもらった、あの日から♡」
「へへ、そう言ってもらえるのは嬉しいけど、知っての通りオレはいろんなカワイコちゃん達に手を出してるぜ? こんな男を好きになっていいのか?」
「……ふふっ、大丈夫です♡ 何があっても、この気持ちには変わりませんから――絶対に♡」
そう言ってレックスにキスをすると、今度こそ彼に押し倒される。
正常位で挿入する体勢になり、下着をずらして肉棒の先端でユウナの秘部を何度も擦った。
「ならユウナちゃんはオレの女だぜ? 学生だとか関係ねえからな」
「っ♡ は、はい♡ 卒業までなんて待たなくていいですから、今すぐにレックスさんのモノにして下さいっ♡ ふあああっ♡ んあああああああっ♡」
ユウナの胸を二つとも鷲掴みにして一気に一番奥まで挿入する。
身も心も完全に自分のご主人様だと認めた肉棒が入って来て、ユウナの全てがレックスという雄に完全に屈服した。
仰向けになっても形の崩れない巨乳を指で揉みしだき形を変えながらレックスが抽送を開始する。
「んあああっ♡ おちんちんすごいっ♡ 何回も出したのに硬くて、あっ♡ あたしの中ですごく暴れてるっ♡ ふわああっ♡」
気持ちよくしてくれるのも気持ちよくなってもらえるのも嬉しい。
学生である自分に醜い雄の欲望を取り繕うことなくぶつけてくれるのが幸せすぎておかしくなりそうだ。
レックスは魅力的な女性を何人も自分のものにしているのに、自分もレックスの女になっていいんだと安心できる。
「ユウナさん、素直になれてよかったですね♡」
「気持ちよくなれるサポートを行います♡」
ユウナの右にミュゼが、左にアルティナが寄り添う。
レックスがユウナの胸から手を離すと、代わりに二人がユウナの胸を揉み始めた。
「あああっ♡ だ、ダメっ♡ 二人ともダメだってばっ♡ あああっ♡」
「体のほうはダメとは言っていませんよ♡」
「胸揉みながら耳舐めてやれよ」
「了解です♡ あ――む♡」
二人がかぷっとユウナの耳を左右から甘噛みする。
「ひああああっ♡ んあああああああああああっ♡」
ビクンっと身体が大きく跳ねてユウナが絶頂した。
ただでさえ敏感な耳が二つ同時、しかも胸も揉まれて乳首もイジメられてしまっているのだ。
レックスの肉棒を膣がキュッと締めつけて思わず出そうになってしまう。
気持ちよくしてくれたご褒美と言わんばかりにレックスはアルティナとミュゼの秘部を手でかき回し始めた。
「ふあああっ♡ あああっ♡ レックスさんの指がっ♡ かき回してますっ♡ あああっ♡」
「ペニスではないのに、すごく感じてしまいます♡ んあっ♡ やはりレックスさんに触れられるだけで、簡単に感じてしまうように変えられてしまったんです♡ あああっ♡」
「ふあああっ♡ そ、そうですよっ♡ あたし達のカラダをこんなにエッチにした責任、絶対にとってもらいますからねっ♡ ふあああっ♡ もう、絶対にレックスさんから離れられないんですからぁっ♡」
処女だった三人の学生をここまで変えたのは自分だと思うとゾクゾクしてしまう。
肉棒が一回り大きくなって震え始めるとユウナも絶頂しそうになり、アルティナとミュゼもイキそうになっていた。
「ふあああっ♡ レックスさんっ♡ ああっ♡ 愛していますっ♡ ずっとお傍においてくださいっ♡ ひああああっ♡」
「レックスさんっ♡ 好きですっ♡ わたし、これからももっとエッチに成長しますからっ♡ んっ♡ 見ていてくださいっ♡」
「レックスさん好きっ♡ 好きっ♡ 大好きっ♡ あたしの中に出して下さいっ♡ レックスさんのモノだって証を刻んでくださいっ♡ ふあああああああっ♡」
――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!
「「「んああああああああああああああっ♡」」」
ぐつぐつと煮えたぎるような精液がユウナの中に放出されていく。
射精の瞬間に他の三人も絶頂して、4人の頭が真っ白になっていく。
そんな中でレックスはユウナの上に倒れこんで唇を重ねた。
キスされた瞬間に彼女は驚いたようだったが、もちろん拒むことなく受け入れながら精液を受け止める。
「ちゅるるうう♡ じゅるるう♡ ちゅっ♡ れりゅうう♡」
「好きです♡ んちゅっ♡ じゅるるうう♡ ちゅるるうう♡ ちゅううう♡」
「愛して……います♡ ちゅっ♡ ちゅうう♡ じゅるるうう♡ れりゅううううう♡」
ユウナだけでなくアルティナとミュゼにも。三人と順番にキスをして舌を絡めあいながらユウナの子宮欲望を注いでいく。
射精が終わっても勃起は収まらずに4人はキスを続けていた。
グイグイと腰を押し込んでいるとまたもや射精したくなり、レックスがユウナから肉棒を抜いてベッドに立つ。
三人は何も言わずにレックスの肉棒に顔を近づけてきた。
「レックスさんのオチンチン♡ れりゅう♡ 硬くて熱い♡ ちゅう♡」
「おちんぽ様も♡ タマタマも♡ ちゅう♡ してあげますね♡ れろぉ♡」
「ちゅっ♡ ちゅうう♡ ああ……ようやくご奉仕ができました♡ れりゅう♡」
――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!
「「「あぁ……っ♡」」」
三人に精液のシャワーが降り注いだ。
制服にもまんべんなくかかりシミができ、匂いが付いて取れないのではないかとも思うほどだ。
白濁まみれの美少女学院生たちをレックスが写真に収める。
「こ、こんなの……制服を着るたびにレックスさんの事思い出しちゃうよぉ♡」
「授業に集中できません……♡」
「本当に悪いお方ですね♡」
「嫌なのかよ? 言っておくがまだまだ終わりじゃないぜ? 制服を見ただけでオレとのセックスを思い出して濡れるようにしてやる」
ゾクゾクするほどのオスの欲望をぶつけられて、本当にそうなってしまった時のことを三人が想像する。
今まで以上にレックスという男に染め上げられるということ。
嫌だとは全く思えなかった。
「よろしくお願いします♡」
「断る理由はありません♡」
「わたしたちの身も心も、完全にレックスさんの色に染め上げてくださいね♡」
子宮を疼かせながら、三人はレックスの肉棒に奉仕を始めるのだった。
◇
――数時間後。
部屋の中から喘ぎ声は完全に消え去っていた。
その代わりに楽しそうな話声が響いている。
「はぁ……なんだかすごく疲れたんですけど♡」
「ですが心地よい疲労です♡ 愛されたんだという実感があります♡」
「わたし達全員、たっぷりとチャージしていただけました♡」
4人は生まれたままの姿になってベッドに寝ていた。
レックスが仰向けに寝て、ユウナが右隣に寄り添い、アルティナがレックスの体の上、ミュゼが左隣りに寄り添っている。
制服は白濁液と汗で汚れて、部屋中に脱ぎ散らかされてある。
ユウナ達は様々な場所にキスマークを付けられて服で全て隠せるか自信がない。
シャワーはすでに浴び終えているので汗は流れているのだが、アルティナが言ったようにたっぷりとチャージして貰った子宮にはセックスの痕跡が色濃く残っていた。
「今日は時間が少ないうえに三人ですし、以前よりも注いでいただけなくても仕方がないと思っていましたが……ん♡」
「むしろ今日のほうが沢山だしてもらえたよね♡ だって少し動いただけでお腹がタプタプするもん♡ 動かなくても常に内側からみちみちって広げられてるっていうか♡」
「はい……♡ 隙間なくギッチリと、無理矢理おちんぽミルクを詰め込んでもらいました♡ 一番大切な場所に一番大切な人を感じることができるのはやはり心強いです♡」
三人がそっと子宮の位置に手を当てる。
軽くそこに触れて押すだけで子宮の形が変わって詰め込まれた精液が動く感覚がある。
自分では絶対に触れることのできない場所がレックスという男に支配されてしまったのだと思うと嬉しくてたまらない。
「このくらい何時でもしてやるぜ? 明日は大事な日だし、今日はとことんやっとかないとな。次にする時があれば体の成長具合もチェックするか。感度は上がってたみたいだけど、胸の大きさとかはまだ変わってないみたいだからな」
「うう……絶対に大きくなっちゃう♡」
「はい♡ 女性としてまだまだ成長できるでしょうし♡」
「わたしだって“成長期”のはずです……♡」
「そう言えばアルティナちゃん、今日はリィンからもらったチョーカーつけてないんだな?」
以前レックスに抱かれた時につけていたチョーカーを今日はアルティナはつけていなかった。
「好きな人に会いに行くのに、他の男性に貰ったものを身に着けるというのはよくないと学びました。教官からのもらい物なので捨てることはありませんが、あのチョーカーはもう絶対につけません」
「似合ってたんだけどなぁ」
「わたしもリィン教官からバングルを貰いました。素敵な品でしたが身に着けるつもりはありませんね。教官は下心がない善意で贈り物をくれるので貰うのを断りにくいといいますか……」
「ユウナちゃんはなに貰ったんだ?」
「えっと……ロケットペンダントを貰ったんです。その時に大切な人の写真でも入れるといいって言われましたし、せっかくならレックスさんの写真を持ち歩きたいなって思ってたんですけど、やっぱり教官からのプレゼントを身に着けるのはすこし抵抗がありまして……」
レックスのモノになった以上他の男からもらった装飾品の類は身に着けたくないのだ。
「ん……それより本当にお腹が重い……♡ 赤ちゃんができたらもっと重くなるのかな♡」
「ユウナちゃん、子供が欲しいのか?」
「っ♡ そ、その♡ 学生の内は流石に……卒業した時にレックスさんさえよければ……ケンとナナみたいな双子がいいなって♡」
「まぁ♡」
「ですがレックスさんの子供はすごい数になりそうですね」
「そうですね。レックスさんを慕う女性は両手の指を合わせても全く足りないほどでしょうし……でも安心してください」
「ん? 何がだ?」
レックスの言葉にミュゼがクスリと笑う。
「子供が何人いても、わたしが全部何とかして差し上げますから♡ 隠し子も問題ありませんから、誰と子供を作っても大丈夫ですよ♡」
「た、頼もしすぎるんですけど」
「本当に全部何とかしてくれそうです」
夏至祭の時の反応からアルフィンもレックスに惹かれているとミュゼは見ているが、彼女は皇族という立場から子供に関しては諦めているかもしれない。
そしてエリゼもアルフィンに気を遣って、自分だけ好きな男性の子供を授かることを良しとしないだろう。
学生の身では難しいとでも言ってごまかしているのではないだろうか。
「もちろん、わたしもお願いしたいですけれど♡」
「へへ、じゃあその時が来るように明日は頑張らねーとな。名残惜しいけどそろそろ休もうぜ」
最後に4人で寄り添ったまま写真を撮る。
ユウナ、アルティナ、ミュゼの順番でレックスにキスをして4人は眠りについた。
当然彼女たちは何の不安もなくぐっすりと眠ることができたそうだ。
◇
ユウナと特別な想い出を共有した!
レックス♥♥♥♥♥♥
リィン☆☆☆☆☆
アルティナと特別な想い出を共有した!
レックス♥♥♥♥♥♥
リィン☆☆☆☆☆
ミュゼと特別な想い出を共有した!
レックス♥♥♥♥♥♥
リィン☆☆☆☆☆
◇
七耀歴1206年9月1日。
後に《ヨルムンガンド戦役》と呼ばれることになる戦争が起きた。
しかし周辺諸国をも巻き込んだ“世界大戦”はわずか2日目にして停戦を迎えることになる。
「本当に生き残ることができたんだな……」
その大戦の中心にいたと言っても過言ではないのが《灰色の騎士》リィン・シュバルツァー。
彼とⅦ組の面々は昨日の戦いが終わった後にミシュラムで休んでいた。
今日はカシウス准将とヴァンダイク元帥により停戦に向かっていく。
軍人ではないⅦ組のメンバーはせめて今日くらいはと休ませてもらっているのだ。
リィンも先ほど起きてこれから朝食に向かう所である。
他のみんなはどう過ごしているのだろうか。今日はみんなに話しかけてみるつもりだ。
その前にまずは朝食と思いレストランに入る。
「お、リィンじゃねーか。おーい、一緒に飯食おうぜ」
入り口近くの円卓テーブルで早速見知った顔を発見した。
同じトールズの同期のレックス。
そしてⅦ組のラウラ、フィー、エマの4人だ。
(あの三人と一緒にいるなんて珍しいな。いつの間に仲良くなったんだ?)
「リィン?」
「ああ、すまない。ぜひご一緒させてもらうよ」
「リィン、ここに座るがよい」
ラウラが少し横に移動してスペースを開けてくれる。
レックスの両隣にエマとフィー、ラウラは正面に座っていた。
ラウラの隣にリィンも座る。
「ねぇレックス、それ美味しそうだね」
フィーがレックスの食べかけの料理をじっと見ている。
「食って見るか?」
「ん、じゃあ一口」
(え?)
レックスがフォークで料理を指してフィーの口に運んでいく。
「あーーん♡ ……もぐもぐ……やっぱり美味しい」
「せっかくならフィーのも一口くれよ」
「ん」
今度はフィーがレックスに自分の食べかけの料理を食べさせていく。
「お、うめーじゃん。フィーの愛情を感じるぜ」
「そんなの入れた覚えはないかな」
この二人はこんなやり取りをするほど気安い関係だったとは知らなかった。
(間接キス――いや、大人なんだから気にしすぎか)
「レックスさん、先ほどから気になっていたんですが、襟が乱れていますよ?」
「そんなの気にしなくても――」
「ダメです。少し動かないでくださいね」
エマがレックスの襟を治していく。
眼鏡をしていない彼女は相当な美女。
その豊かな巨乳も合わさってあんな間近で真正面から見たら男なら誰でも赤面してしまうだろう。
にもかかわらず、レックスは平然としている。
「はい、これで大丈夫です」
「サンキュー。それにしても眼鏡を取ったエマってマジで美人だよな。グラビア出したら儲かるんじゃないかってベッキーも言ってたけど気持ちがわかるぜ」
「もう、そんなの興味はないですよ」
「でも眼鏡をしててもエマは美人だったぜ? 久しぶりに見てみたい気もするな」
「っ♡ そ、そうですか……そもそもあの眼鏡はもう必要のないものですが……ファッションとしてなら時々はかけてもいいかもしれませんね」
逆にエマが赤面してしまった。
(あんな表情のエマは初めて見るな……なんだかもやもやするな)
4人が談笑しながら食事に戻ったのでリィンもそろそろ料理を注文しようとメニューを開く。
「んぐ――っ!」
しかしレックスが突然苦しみ始めた。
何事かと思ったがどうやら料理をのどに詰まらせたようだ。
リィンが自分に運ばれてきた水を彼に渡そうとした瞬間――
「レックス、これを飲むがよい!」
ラウラが自分の飲みかけの飲み物を彼に渡す。
それを飲んでレックスは何とか呼吸を整え始めた。
「ぷはっ! 助かったぜラウラ。悪いな、ほとんど飲んじまった」
「料理は逃げないのだからゆっくり食べるがよい」
ラウラがレックスから飲み物を受け取り。
「んくっ……んくっ……ふぅ」
残っていた分を一気に飲み干す。
お互いに飲みかけのモノを飲んだのに全く気にしていないようだ。
「無くなってしまったな。レックス、同じものでいいか?」
「ああ、頼む」
「すまない。先ほどのモノと同じ飲み物を二つお願いする」
レックスも飲み物が無くなっていたので、ラウラは自然と自分のものとレックスのモノを同時に注文する。
「飲み物が来るまで詰まらせないでくださいね?」
「てゆーか来ても詰まらせないで」
「また詰まらせたらラウラに人工呼吸でもしてもらおうかなー」
「ふふ、そのくらいならお安い御用だ♡」
平然と言ってのけるラウラに思わずリィンは耳を疑う。
(お安い御用……なのか? いや、ラウラは命の危険があるなら躊躇うような人じゃない。誰にだって同じのはずだ)
きっとそうだと思いなおす。
するとリィンの視界の隅でレストランの入り口が開いて、一人の女性が入ってきた。
「アリサ」
リィンの声にアリサが気が付いてこちらに近づいてくる。
なんだかフラフラしているが大丈夫だろうか?
「お、アリサ。遅かったな」
「え、ええ……ちょっと寝過ごしちゃって……」
「アリサも一緒に――」
「アリサ、ここに座りなよ」
リィンが席をずらしてスペースを開けようとした瞬間、フィーが先に動いてスペースを作る。
そのスペース、レックスとフィーの間に椅子を置くとアリサが嬉しそうな顔になった。
「ありがとうフィー……あっ」
フィーとレックスの間に座ろうとしたアリサだったが、フラフラしていたこともあり転びそうになってしまう。
リィンが助けようとしても間に合わない。
しかし――
「っと、大丈夫かアリサ?」
アリサが倒れる直前にレックスが彼女を支えた。
支えたのだが……
(む、胸に手が……)
レックスの手がアリサの胸を鷲掴みにしてしまっている。
学生時代のころよりも大きさを増したそれに、レックスの指が食い込んでしまっていた。
入学式の自分の時のように引っぱたかれてしまうのではないかと思ったリィンだったが……
「あ、ありがとうレックス♡」
「気にすんなって」
アリサは怒るどころかお礼を言うだけだった。
そのまま席について何事もなかったかのように談笑を始める。
(フラフラしていたから、触られたことに気が付かなかったのか……やはり無理してるんだな)
アリサは昨日父を失っているので傷ついているのだろう。
そんなリィンの心配そうな視線にアリサが気が付く。
「リィン、どうしたの?」
「いや……無理してるんじゃないかと思ったんだ」
「ふふ、心配してくれてありがとう。でももう大丈夫、いつまでもくよくよしていられないわ」
そう言って微笑む彼女は本当に立ち直っているように見えた。
(やっぱりアリサは強いな……)
「アリサ、何を頼むの?」
「うーん、ちょっとお腹いっぱいで――じゃなくて♡ 飲み物だけでいいわ」
何か食べてきたのだろうか?
それにエマとラウラとフィーはなぜにやにやしているのだろう。
「ここの料理上手いんだからもったいないぜ」
「だ、誰のせいだと思っているのよ……あら? じゃあ私はこれだけでいいわ」
アリサがレックスの頬についていたご飯粒を取って、それをそのまま自分の口の中に入れた。
「あ――ん♡ ふふ、美味しい♡」
(な、なんだか俺が知らないうちにみんな相当レックスと仲良くなってたんだな……ん?)
リィンがアリサの首元に虫刺されを発見する。
「アリサ、首のところ刺されたのか?」
「え? そ、そうね」
「薬を貰ってこようか?」
「い、いいわよ! このくらいほっといても問題ないわ……そもそも消えてほしくないもの」
「え?」
「な、なんでもないから! ほら、あなたもまだ注文していないんでしょう? はやく食べちゃいなさい」
「あ、ああ……」
その後も5人は楽しそうに談笑を続けるのだった。
◇
昼頃。
リィンはいろんな人に挨拶や感謝の言葉を述べていた。
しかしアルフィンやエリゼとはまだあっていないので、彼女たちを探しにブティックにやってきた。
「ええと……やはりこちらのほうがお似合いでしょうか? それとも……」
店内からエリゼの声が聞こえてそちらの方向に向かう。
しかしそこは女物ではなく男物のエリア。
勘違いかと思ったが彼女は確かにそこにいた。
「エリゼちゃん、こんなの適当でいいって」
「いいはずがありません。レックスさんのネクタイなのですから、きちんといいものを選ばないと……」
彼女はネクタイを見て真剣に悩んでいるようだ。
傍らにレックスが居るが、どうやら彼の身に着けるものを選んでいるらしい。
エリゼ以外にもアルフィンとミュゼが二人を見守っている。
「このネクタイは――いいかもしれませんね。つけてみましょう」
エリゼがレックスにネクタイを結ぶ。
「うーんミュゼ、どう思うかしら?」
「はい姫様。先ほどからレックスさんにネクタイを結ぶエリゼ先輩……まるで新妻のようですね♡」
「にっ、新妻……ミュゼったら何を言っているの!」
「きゃあ♡ レックスさん、助けてください♡」
「ああ、ずるいわミュゼ♡ レックスさん、わたくしの事も守ってください♡」
ミュゼとアルフィンがレックスの腕に抱き着く。
胸を押し付けるようにしているのは気のせいだろうか?
(いつのまに仲良くなったんだろうな……)
とても楽しそうにしているので邪魔になるかと思ったが探していた二人を見つけたのでリィンが声をかける。
「エリゼ」
「え? に、兄様?」
「リィンさん、お体のほうは大丈夫なのですか?」
「教官はすぐに無理をなさりますから……」
「レックスのネクタイを選んでいたのか?」
「そうなんです。レックスさんは記者ですから、スーツにネクタイくらいは慣れておいた方がいいという話になりまして」
言われてみればそうかもしれない。
しかしどうしてこの三人がわざわざ……
「聞いてくださいリィンさん。レックスさんは何度も一面を飾っていて、期待のルーキーとも言われているそうなんですよ」
「そんな、たいしたことじゃないっすよ姫様」
アルフィンがまるで自分のことのようにレックスを褒めるが、彼が謙遜したのでぷくっと頬を膨らませた。
「姫様のおっしゃる通りすごい事です」
「スーツにネクタイはレックスさんのイメージには会わないかもしれませんけど♡」
「そう言われるのはなんかな……服と言えばリィン、さっきも想ったけどその服ってもしかしてエリゼちゃんが直したやつか?」
リィンが今着ているのは黒衣ではなく教官服。ボロボロだったものをエリゼが繕ってくれたものだ。
「ああ。エリゼ、改めてありがとうな」
「お気になさらないでください。妹として当然のことをしたまでです」
「いやいや。相当ボロボロだったのをここまで直したのは本当にスゲーよ。こんなに立派な妹さんがいるリィンは幸せ者だぜ」
「そ、そんなに褒めないでください……♡」
幸せ者なのは確かだが、エリゼが自分が褒めた時以上に喜んでいる気がする。
いや、気のせいだ。
前よりも着心地がよくなったこの服には、魔女の人たちが言っていたようにエリゼの愛情がこもっている気がする。
ここまでしてもらえるのは自分くらい――
「あ――レックスさん。ニット帽がまた少しほつれていますよ」
「え、マジで?」
「はい。後でまた直しておきますね」
「サンキュー、助かるよ」
(……え?)
エリゼがレックスの帽子のほつれを治す?
しかも今「また直しておきます」と言った気が……
(いや、気のせいだな。それにエリゼはそう言うのをほっとかない優しい子だ)
「……ねぇエリゼ。わたくしにもお裁縫を教えてもらえないかしら?」
「できればわたしにもお願いします」
「そ、それは……これは私の役目ですから!」
その後も4人は楽しそうに談笑を続けるが、リィンはあまり会話に入れなかった。
◇
夜。
様々な人たちに挨拶を終えたリィンは自分の部屋に戻ろうとしていた。
「ユウナとアルティナには会えなかったな……」
もう遅いので話すのは明日にしようと思い廊下を歩く。
しかし自分の部屋に戻る途中、客室からユウナとアルティナの楽しそうな声が聞こえた。
誰の部屋かわからなかったが、その扉をノックする。
「はーい? 鍵はかけてないっすよ」
聞き覚えのある声がしてドアを開けると、そこにはレックスがいた。
彼だけではなく、右隣にユウナ、左隣にアルティナがいる。
「あれ、リィン教官?」
「どうしたんですか?」
「いや、今日は二人と話せなかったと思っていたら、部屋から声が聞こえてきたからさ。ここは……」
「オレの部屋だぜ。今日はよく会うなリィン」
レックスの部屋に二人がいる。
やはりリィンの知らない間に仲良くなったのだろうか?
「せっかくですし教官もお話ししましょうよ」
「そうだな。それじゃあ少しだけ」
ユウナに誘われて三人の反対側のソファに一人で座る。
「えーっと、どこまで話しましたっけ……そう、マリアベルさん! あの人本当に腹が立ちます!」
「前もそんなこと言ってたな」
「あ、ごめんなさい……前も延々と愚痴っちゃいましたっけ?」
「別に愚痴くらいならいくらでも聞くって」
「は、はい……ありがとうございます♡」
以前もユウナの愚痴に付き合ってあげたらしい。
自分の知らないところで生徒のメンタルケアをしてくれたのは感謝しないといけない。
(……え?)
ユウナとレックスは随分と密着しているなと思っていたが、よく見ると二人は手とつないでいる。
しかも恋人同士の繋ぎ方で……さらによく見るとユウナはレックスに体重をかけて寄り添っているような……
「そうか……ミリアムが……よかったなアルティナちゃん」
「はい。本当に良かったです」
「アルティナちゃんはすげー辛そうだったもんな。なのに頑張って戦い抜いてほんとにスゲーよ」
レックスがアルティナの頭を撫でると、彼女は幸せそうな表情になった。
うっとりしているような、安らいでいるような。
少なくともリィンが頭を撫でてもあんな表情になったことはない。
「あ、教官にお茶を出してませんでしたね。すぐに用意します」
「ああ、ありがとう」
ユウナがお茶の用意をしてくれる。こんな時間が取れるのも生きているからこそだ。
(今日はなんだかいろいろと気になることも多かったが……俺も含めてみんなが無事でよかったな)
黄昏を乗り越えられたことを嬉しく思いながら、リィンはこれからもみんなと共に進んでいこうと改めて決意するのだった。
◇
「それで、今は第Ⅱ分校にいるわけね」
クロスベル警備隊に所属するミレイユ。彼女は今通信でランディと話しているところだった。
『ああ。何かと忙しくてな。いずれ支援課に戻るにしても、第Ⅱ分校を去る前に引継ぎとかもしなくちゃいけねえだろうしよ』
「ふぅん。随分と気に入っているのね」
『……最初は思う所があったけどよ。今ではここに来たのは自分にとっていい経験だっだと思ってるぜ』
「そう……良かったじゃない」
ランディがクロスベルを離れてしまった時は悲しかったが、少なくとも彼にとってはいい縁ができたらしい。
「わかったわ。それじゃあ頑張るのよ? 生徒たちの悪い見本にはならないようにしなさい」
『わかってるっての。そんじゃあ――』
『ランディ教官、今少しお時間を――あ、通信中でしたか?』
向こう側から少女の声が聞こえてきた。
『どうしたゼシカ?』
『いえ、大した要件ではないので、終わってからで結構です』
『お、なんだいなんだい? 彼女とでも話してるのかい?』
『レオノーラ、変なこと言ってんじゃねえ。ただの同僚だっての』
ただの同僚という言葉にミレイユがカチンときてしまう。
「ふうん……可愛い女子生徒が沢山いるなら確かにその場所を気に入るでしょうね」
『お、おい。そんなんじゃねえって』
「うるさいっ、馬鹿ランディ!」
ぶつっと通信を切る。
ミレイユはランディに好意を持っているので、女子の声が聞こえてきて、さらにただの同僚と言われて不機嫌になってしまった。
「はぁ……さてと、今日はもう何もすることがないけれどどうしようかしらね……」
「あれ、ミレイユさんじゃないですか?」
背後から名前を呼ばれて振り返る。
そこには見覚えのある男性が立っていた。
「あら、レックスさん」
何度かクロスベル警備隊にも取材に来た男性カメラマン。
帝国時報社に務めるレックスがそこに立っていた。